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Channel: あおたけ 撮影記
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夏休み2014 その3・・・も一度、ED79「はまなす」撮影記

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2014.07.27~30
夏休み03
も一度・・・!? 行くぜ、津軽線。
 急行「はまなす」 撮影
 
  

夏の休暇を利用して訪れている青森の鉄道旅、前回からの続きです。
二日目は早朝に青森近郊の油川(あぶらかわ)で急行「はまなす」を撮影後 、津軽線の下り列車に乗って、終点の三厩(みんまや)へ。さらにそこから町営の路線バスに乗り継いで津軽半島を北上し、竜飛岬にある青函トンネル記念館や龍飛灯台などを巡ってきました。ここまでの行程はいたって順調で、変化に富んだいい旅になっていると思います。それなのに、どうも気持ちにモヤモヤを感じる私・・・(≡"≡;*)モヤモヤ…。そう、その原因は朝方に撮った「はまなす」です。

私が今回の旅先に青森を選んだ理由は、「はやぶさ」のグリーン車乗車や青函トンネル記念館の「竜飛斜坑線」訪問など、いろいろとありますが、何といっても最大の目的は「現役最後の客車急行列車」である「はまなす」をキッチリと記録することでした (`・ω・´)-3 フンス!。北海道新幹線の開業を再来年に控えて、その動向が気になる同列車。ひょっとしたら私にとっては、今夏が最後の撮影チャンスになるかも知れません。しかし前々回でお伝えしたように、晴天で朝日が当たることを期待したものの、結果は通過時に日差しが雲に阻まれた薄曇り・・・ (´д`;)アウ…。もちろん、雨に降られるような条件よりはずっとマシなのですが、その後に好転して快晴となった空を竜飛岬で見上げていたら、どうも煮え切らない気持ちになったのです。やっぱり晴れた状態で、朝日を浴びた「はまなす」が撮りたかったなぁ・・・(・ε・`)チェ。雄大な津軽海峡の景色を目の前にしながら、なんともみみっちくて未練がましいことなのですが、さらに何となくこの先の天気予報をスマホで見てみると、明日(旅行三日目)の青森は快晴で、降水確率0%(ちなみに前日に見た今日(同二日目)の予報は、晴れときどき曇り。降水確率は忘れたけれど、たしか30%くらいでした)。そうか、明日の青森は晴れるのか・・・。これを見たら、ますます「はまなす」への未練が膨らんでしまいました σ(・ω・`)ウーン…。

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スマホで見た翌日の天気は、
スッキリとした晴天予報。
青森県にお日様マークが並びました。

当初の旅行計画だと、竜飛岬からバスで三厩駅へ戻ったあとは、津軽線で寄り道をせずに青森へ出て、さらに接続する列車で乗り進み、今夜は青森とは別の街で泊まる予定でした。しかし、この翌日の晴れ予報を見たことで、私の心はぐわんぐわん揺れ動きます (・m・`)ウウウ…。このまま予定通りの旅を進めるべきか・・・、それとも青森でもう一泊して、明日の朝に「はまなす」を撮るべきか・・・ドースル?p(・ω・q`三´p・ω・)qドースル?。 竜飛の灯台で青空を見上げ、悩みながら階段国道を降り、漁港脇にある太宰の文学碑に辿り着いたとき、私は思い切って決断しました。よし、今夜も青森に泊まって、明朝にもう一度「はまなす」を狙おう! m9(`・ω・´)ケテイ!!
やっぱり第一目的の「はまなす」は、少しでも好条件が期待できるのならば撮り直したい。もちろん、いくら晴れ予報が出ていても確実なものではなく、残念ながら今朝のように流れ雲に阻まれたり、ひょっとしたら靄や霧が発生したりするかもしれません`;)ウーン…。それでも結果としては、トライしてダメだったよりも、せっかく晴天に恵まれたのに、迷ったあげく撮影を見送った・・・という方が、後々にずっと悔しい思いをするハズです o(≧ω≦;)oクゥ~ッ!
はたして、この決断は吉と出るのか、それとも・・・。
旅行記の内容としては、二日連続で同じようなことを繰り返していてツマラナイかも知れませんが、なにとぞ呆れずに、おつきあいいただけたらと思います (^^;)ゞポリポリ。ちなみに、急きょ取り直した青森のホテルで見たテレビニュースによると、今日の午後と明日以降の天気から判断して、東北地方の梅雨明けが発表されたらしい (゚∀゚*)オオッ!。これはますます明朝の天気に期待が高まります。

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青森港で見た夕焼け空。
どうか明日、晴れますように・・・八(゚- ゚) タノム!!。
青森港に停泊・・・というか、保存されているのは、
元・青函連絡船の八甲田丸です。


7月29日(火)

翌三日目。なんだか眠れたような、眠れなかったような、ビミョーな感覚で起床 (*´0)ゞoOフアアァァ…。ふと、もしタクシーが捕まらなかったらどうしよう・・・などと言うような不安はさすがになく、出発は昨日よりも40分ほど遅めた3時40分。この日もタクシーの運ちゃんに「油川まで」とだけ伝えると、「ああ、保育園のウラね・・・」との返しが・・・(´△`;)エッ?。何を隠そう、踏切脇に建つ保育園のウラこそ、私の目指す撮影地に他なりません。どうやらこの早朝タクシーで「はまなす」撮影へと向かう撮り鉄の存在は・・・(ry (以下略)。ただ、前回と違うところは、早朝にもかかわらず運ちゃんがよくしゃべる方で、「5月の連休には、毎日のように青森から油川まで鉄道マニヤを乗せたよ ヽ(゚∀゚)」とか、「その客を時間指定で油川へ迎えに行ったら、今度は(津軽)新城へ向かってくれっていわれてさぁ (´∀`)」・・・などと話されていました ( ´_ゝ`)フーン。その油川のあとに奥羽本線の津軽新城へ向かわれた同業者は、間違いなく「あけぼの」狙いでしょう(笑)。それにしても、もし「はまなす」が廃止になったら、油川を訪れる撮り鉄も少なくなってしまい、タクシーの運ちゃんがガッカリするかもしれませんね (^皿^;)ヒヒ…。  油川駅までの料金は昨日よりも130円高い、2,370円 σ(・・?)アレ? 。このくらいは運転手別による誤差の範囲か・・・。

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やはり直接撮影地には乗り付けず、油川駅へ。
でも今日は時間調整する必要がないので駅舎には入らず、
すぐに徒歩で撮影地へと向かいます。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
▲14.7.29 津軽線 油川

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昨日と同じあたりで空を見上げると、
今日は東の空に雲は見当たりません・・・
晴れるか!?(゚∀゚)オッ!

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今日もこの場所は私が一番乗りでしたが、
少し離れた別ポジション(神社脇)には、
すでに三脚が置いてありました。

油川駅から歩いて撮影地に着いたのは、昨日とほぼ同じ4時頃。もちろん今日も4時半頃に同地を通過する寝台特急「北斗星」から狙います。でも日の出前で、まだ薄暗いこの時間。昨日の「北斗星」はヘッドマークを掲げた機関車を主体にしての流し撮りで対応しましたが、今日はなるべく後ろの青い客車まで編成が解るように撮りたい σ(゚・゚*)ンー。そこで今回は画質が荒れることを承知でISO感度を高めに設定し、それでも足りないシャッタースピードの遅さは、ズームしながら追うことで補うこととしました。

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昨日は来た覚えがなかったのですが、
今日は4時10分頃にEH500の貨物列車が現れました。
とりあえずカメラの設定は
感度がISO3200で、シャッタースピードは1/100sec。
▲14.7.29 津軽線 油川-津軽宮田

貨物列車で試し撮りをしながら待っていると、そこへお一人の同業者が現れます (。・ω・)ノ゙オハヨッス♪。すると、その方からは挨拶がてらに、「今日の北斗星って、どのくらい遅れているんですか? ヽ(゚o゚) 」と尋ねられます。へ?「北斗星」、遅れているの!? (゚∇゚ ;)エッ!?  恥ずかしながら私はこの時に初めてその事実を知りました。どうもその方によると、前夜に宇都宮線の小山で輸送障害があり、「北斗星」にも遅れが出ているとのこと (=゚ω゚=;) マジ!?。はたしてその遅れは現在、どのくらいになっているのか・・・慌ててスマホで運転状況を確認してみるも、JR東日本の方は前夜に出発した下り「北斗星」の情報はもう載ってなく、JR北海道の方はと言うと、運転情報の提供時間は午前5時からとのこと。う~むダメだ、公式HPで「北斗星」の遅れ具合は解らない・・・(-"-;*)ウーン…。そうこうしているうちに、定時ならば通過する時刻の4時半を回りましたが、やはり「北斗星」は現れませんでした (´д`;)コナイ…。

でもこの状況、考えようによっては決して悪くない σ(゚・゚*)ンー。というのも、このまま時間が経てば、当然ながら日が昇って明るくなり、撮影が困難とされていた「北斗星」の撮影条件がグッとよくなります (*゚ロ゚)ハッ!! 。これは「ナックトセイ(ED79北斗星)」を明るい日の下で撮れる、千載一遇のチャンスになるかもしれません w(゚0゚*)w オォー!。ただし問題がひとつ。それは「北斗星」と「はまなす」、いったいどっちが先に通過するのかということ ( ̄△ ̄;)エ…。ここの撮影地を上り「はまなす」が定時に通過するのは5時半。いっぽうの下り「北斗星」は定時ならば4時半の通過ですから、その遅れが一時間以内ならば、先に「北斗星」がやってきます。しかし遅れが一時間を越えるとなると、今のところ定時運行されていると思われる「はまなす」の方が先。この場所は広い田園地帯ではあるものの、上りと下りを同地点で撮ることはできず、どちらかを選んで移動しなくてはならないのです トセイ?o(゚д゚o≡o゚д゚)oハマナス?。ああ、「北斗星」の現在位置(運転状況)が知りたい・・・(・m・`;)アウウ…。そんな時に公式HPの運行情報よりも頼りになるのが、沿線での目撃や乗客が発信する、ツイッターなどのSNS情報。ためしに検索してみると、リアルタイムで「北斗星、八戸を発車」との貴重な書き込みを発見!(゚∀゚*)オオッ!! この情報を信じると、少なくともあと一時間以内に「北斗星」が油川まで到達することはなく(青森での機関車交換もあるし)、よって、通過は「はまなす」の方が先ということになります ε=ε=ε=┌(;´∀`)ノ コッチダ!。 さらに、一時間以上も遅れているのならば、「北斗星」にもじゅうぶんに日が当たるハズ。なんだか鉄運が上がってきたぞ! ε-(°ω°*)ムフーッ!!  ところで、その肝心の朝日はと言えば・・・

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まるで赤玉ポートワインのラベルのように、
東の空にぽっかりと浮かんだお日様・・・

んんっ?たしかに日は出ているけれど、ギラッとした眩しいものではなく、ぽわわ~んって感じ。おそらくこれは朝靄によるものだと思いますが、なんだか頼りないなあ・・・σ(・ω・`)ウーン…。それでも、雲がかかっていた昨日よりは光量があり、ISO感度も低めに設定することができます。先に「はまなす」を狙うべく上りアングルでカメラを構えていると、まずは昨日同様にEH500の貨物列車がやってきました。連日に同じポイントで同じ列車を撮っていると、まるでデジャヴを見ているような感じです・・・(^^;)ゞポリポリ。

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EH500が牽引する上りの貨物列車。
ひょっとしたら前日の午後に蟹田で見かけた、
トップナンバー(EH500-1)が折り返して来ないかな・・・
と期待するも(←私はカマの運用を知らない貨物オンチ)、
やってきたのは量産型の18号機でした。
▲14.7.29 津軽線 津軽宮田-油川

「はまなす」の10分前に通過する貨物列車。昨日はこの列車がいちばんいい明るさで撮れ、以降は徐々に雲が広がってゆきました。では、今日はと言えば・・・相変わらず朝霧でモヤッとはしているけれど、雲で日が遮られることは無さそうです ε-(´∀`;)ホッ。梅雨明けの晴天予報が出ていたこの日は、やはり前日よりも人出が多くて、最終的に私のまわりに5~6人ほど、そして少し離れた位置(神社脇)にも数人が集まり、本命の「はまなす」を迎えます。やがて聞こえてきたのは、早朝の凛とした空気の中に響き渡る、ジョイント音・・・(゚∀゚;)キ、キタッ!

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淡い朝日を浴びて、津軽線をゆく
夜行急行「はまなす」。
この日も定時通過で青森を目指します。

朝日に照らされた「はまなす」が、撮れました~!ワ━━━\(≧▽≦)/━━━イ♪
うっすらと靄のベールがかかっていたので、ちょっと淡い光ではありますが、前日よりはずっといい感じ・・・のような気がします (^^;)ゞポリポリ。ホンネを言えば、天気予報が伝えた「梅雨明け後の快晴」というキーワードに、もっと強い日差しを期待していたのだけれど、靄がかかった状態でも天気の上では晴天に変わりなく、こればかりは運のようなもの。でも決して悲観するような結果ではなく、晴天の油川で念願の「はまなす」が撮れたことに、大きな満足を得ることができました。ああ、リベンジに来てヨカッタ・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。 しかも・・・そう、忘れてはなりません。このあとには、もうひとつの大ネタが控えているのです (゚∀゚*)オオッ!!。

んじゃ、「はまなす」が無事に撮れたことだし、今度は遅れ「北斗星」を撮るために、下り方の撮影地へ移動を・・・しようと思うのですが、なぜかまわりの同業者は誰も動こうとしない アレ?(・ω・ = ・ω・)ドシタノ? 。なぜなら、それは昨日のことを思い返してみると、「はまなす」通過の約30分後には、貴重なED79重連の貨物列車(ナックカモレ)が上ってくるのです。おそらく皆さんはそれを気にしているのだと思われます ( ̄△ ̄*)ナルヘソ。しかし、この30分という時間はあまりにも微妙すぎる・・・ σ(・ω・`)ウーン…。先ほどの「八戸発車」という書き込み以降はSNSでも情報が無いものの、そろそろ「北斗星」が青森に着いてもおかしくない頃合い。まさに今度こそ、留まって上りの「ナックカモレ」か、移動して下りの「北斗星」かの、どちらかにヤマを張らなくてはならないようです カモレ?o(゚д゚o≡o゚д゚)oトセイ?。そう考えたとき、やはり私の優先順位は「ナックカモレ」よりも「北斗星」の方が上。ここは思い切って、「ナックカモレ」は捨てるくらいの覚悟で移動を決意 ε=ε=ε=┌(;´∀`)ノ ソッチダ!。まあ、元々「貨物オンチ」の私は、貨物列車を撮り逃すことなど日常茶飯事。なので、この決断にはあまり迷いがありませんでした (^皿^;)ゞポリポリ 。 結局、この選択をしたのは私を含めて三人。はたしてその判断は正しかったのかというと・・・「北斗星」が現れないまま、「ナックカモレ」の定時通過時刻、6時07分を迎えてしまいました。ああ、やっぱしカモレの方が先なのか・・・(´Д`;)アア…。しかし、その「ナックカモレ」は時間が過ぎてもやってきません。すると、不意に下り方向の信号が開き(青になり)、鳴り出したのは上り方(青森側)の踏切・・・∑('0'*)ハッ!

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すっかり日が昇って明るくなった津軽線を、
ED79に牽かれた「北斗星」が走り抜けてゆきます。
通常、この辺りでは、夏至の頃でないと見られない光景です。
▲14.7.29 津軽線 油川-津軽宮田

「北斗星」、キタ━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━ッ!!!
なんと、先にやってきたのは「北斗星」で、その通過時刻は6時08分。もしあのまま上り方で「ナックカモレ」を待っていたら、撮り逃すところでした・・・ (´∀`;)アブネーッ。でも、だからと言って、移動しなかった方の判断が必ずしも間違っていたとは言いません。あくまでも撮影したい列車は個々によって違うわけで、残った方は「北斗星」よりも「ナックカモレ」の方に重点を置いていたのかもしれないし、せっかくセットしたカメラアングルを変えたくないって方だっていらっしゃると思います。ここはあくまでも私自身の判断としてですが・・・ああ、移動してきてよかった・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。まさか、この明るさで「北斗星」が撮れるとは思ってもみませんでした ヽ(´▽`)ノワーイ♪・・・って、喜んでいる場合ではありません (゚∇゚;)ア…。今度は再び上り方のポイントに移動して、「ナックカモレ」を狙います ε=ε=ε=┌(;´∀`)ノ アッチダ!

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前日はドン曇りだったED79重連牽引の貨物列車、
この日はきれいに日が当たってくれました。
朝靄もだいぶ晴れてきたようです。
▲14.7.29 津軽線 津軽宮田-油川

晴天で「ナックカモレ」も撮れました~!ヽ(´▽`)ノワーイ♪
前日はドン曇りだった「ナックカモレ」。こちらも今日はきれいに日が当たってくれて、リベンジを果たすことができました。一度は撮影を諦めかけた「ナックカモレ」ですが、やっぱり重連牽引の貨物列車は迫力があり、撮れたのは素直に嬉しい。それにしても、この列車がやって来たのは「北斗星」の通過からわずか8分後(06:16)のこと。もう、慌ただしいなぁ・・・ε- ( ̄、 ̄A) フゥー なんて言うとバチが当たるような、なんとも濃ゆ~い朝練でした。これで、二日連続となった油川での撮影は終了です。

正直、せっかく遠出の旅行へ来たのに、同じ街で連泊し、同じ場所で、同じモノを、二日連続で撮るということには、かなりの迷いがありました (゚ペ)ウーン…。でも、やはり少しでもいい条件で「はまなす」を記録したいという気持ちが勝り、再びタクシーで向かった油川。結果的には完璧な日当りとはいかないまでも、前日以上の好条件で「はまなす」を迎えることができ、さらに「北斗星」が遅れていたという予想外のオマケまで付いてきて、前日のリベンジ以上の収穫を得ることができたように思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。 存廃のウワサが流れるなか、毎日ひたむきに走り続ける「はまなす」や「北斗星」。両列車の一日も長い活躍を願いつつ、この日残した記録や記憶をいつまでも大切にしたいものです。

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撮影後は油川駅に戻って移動します。
今日乗る列車は、上りの青森方面です。
▲14.7.29 津軽線 油川

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津軽線の車窓から見える青森車両センターには、
大量の211系が疎開留置中・・・・。
いったいここはドコって光景です。
ちなみに、青森周辺の電化区間は交流。
直流車の211系は電気機関車の牽引で運ばれてきます。
▲14.7.29 津軽線 油川-青森(車窓から)

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青森に到着すると、
反対ホームには「普通」表示の485系が停まっていました。
485系の普通列車運用とは、珍しい・・・
と言っても、運転区間はわずか一駅だけの新青森行きです。
▲14.7.29 奥羽本線 青森

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青森でとったこの日の朝食は、構内の駅そば。
青森らしく「めかぶそば」をチョイスしてみました。
ん、けっこうイケるかも。(゚д゚)ウマー

油川0655-(津軽324M)-青森0705

再び青森駅へ戻ってきた私。今度こそ、当初に予定していた方面へ向かいます。その乗り継ぎ列車は・・・弘前方面の奥羽本線? コッチ?o(- ̄*o))))  それとも、八戸方面の青い森鉄道(旧・東北本線)? ((((o* ̄-)oソッチ? いや、ここにきて、まさかの・・・津軽海峡線か!? ∑( ̄Д ̄;ノ)ノエッ!?

 

・・・続きます。


夏休み2014 その4・・・八戸線 キハ40 撮影記

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2014.07.27~30
夏休み04
行くぜ、「あの場所」へ!
八戸線 キハ40 撮影
 
  

夏の休暇を利用して訪れている青森の鉄道旅、前回からの続きです。
三日目は当初、前日の夕方に青森とは別の街へ移動して一泊し、ソコで朝を迎える予定でした。しかし前回お伝えしたように、その日に撮った急行「はまなす」の出来に心残りを感じた私は (-"-;*)ウーン…、急きょ予定を変更 m9(`・ω・´)ケテイ!!。青森での延泊を決め、翌朝となる三日目の早朝に再び青森近郊の油川(あぶらかわ)にて、再び急行「はまなす」の撮影を敢行。今度こそ完璧!・・・とはいかないまでも、前日よりはいい結果を残せて、満足することができました ε-(´∇`*)ホッ。その後、油川から津軽線で青森へと戻ってきた私。ここからは当初に撮影を計画していた、とある路線を目指したいと思います (/*´∀`)o レッツラゴー!。ご存知のように青森は、弘前方面の奥羽本線と八戸方面の青い森鉄道、そして函館方面の津軽海峡線(津軽線)の三路線が乗り入れるターミナル。そのなかで私が乗った列車は・・・八戸行きの「青い森鉄道」です。

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青森駅のいちばん東側を発着する、青い森鉄道。
背景に写る見事な斜張橋は
青森港に架かる青森ベイブリッジです。
▲14.7.29 青い森鉄道 青森

青い森鉄道は、東北新幹線の延伸(盛岡~新青森)によってJRから経営分離された並行在来線の東北本線を、岩手県側の「IGRいわて銀河鉄道(盛岡~目時)」とともに引き継いだ青森県の第三セクター路線で、青森県内の目時と青森の間を結んでいます (・o・*)ホホゥ。私などは今でも、つい東北本線の一部だと思い込んでしまう同鉄道ですが、実際に乗ってみるとJR時代よりも設備の簡素化(駅の無人化、車両のワンマン化)は感じられるものの、地域への密着度(例えばアテンダントによる案内サービスなど)は以前よりも高くなったように思います。でも鉄からすると、やはり日中に特急列車などの優等列車がまったく走らなくなったあたりには、一抹の寂しさも感じるかな。東北新幹線の延伸前には、特急「はつかり」によく乗ったっけ・・・(=ω=*)シミジミ。

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青い森鉄道オリジナルの701系(100番台*)は、
JRの701系とほぼ同構造ながら、
車内はオールロングシートではなく、
一部にクロスシートが備わります。
(*JRからの譲渡車である0番台はオールロングのまま)
地方の第三セクター路線ですが、
電化複線をカッ飛ばすその様にはローカル線らしさは無く、
東北本線そのままって感じ。

ところで、私がこの青い森鉄道へ乗るにあたって手にしている切符(乗車券)は、JRが発行する「青春18きっぷ」。JR全線の普通列車が乗り放題となるお馴染みの切符です。・・・って、あれ?先述したように、現在の青い森鉄道はJRの路線ではないので、「18きっぷ」では乗れないのでは? σ(・・?)アレ?・・・と思われるかも知れません。たしかに「18きっぷ」では、たとえ過去にJRだった路線であっても、第三セクターに転換された路線に通常は使うことができません 乂`・д・´)ダメッ!。しかし、この青い森鉄道の八戸と青森の間に限っては、途中駅で分岐する八戸からの八戸線や野辺地からの大湊線が他のJR在来線と接続の無い、いわゆる「飛び地路線」として存在するため、特例として同区間は「18きっぷ」での通過が認められているのです オケ!(*`▽´)=b(ただし下車できるのはそれらのJR線と接続する、八戸、野辺地、青森の三駅に限られます)。そんな「18きっぷ」で乗った青い森鉄道。ということは、私の目的もそれに接続するJRの路線であり、青森から乗った列車を下車したのは八戸。そう、今回私が訪れることにしたのは、ここを起点とする八戸線です (・o・*)ホホゥ。

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青い森鉄道と八戸で接続する八戸線。
前日に乗った津軽線と同色のキハ40(+48)が、
ホームに待機していました。(´▽`*)キハキハ~♪
▲14.7.29 青い森鉄道 八戸

八戸線は青森県の八戸から、太平洋岸の港町である鮫や種市を経て、岩手県の久慈(くじ)までを結ぶ、非電化のローカル線。三陸海岸の北部に沿って走るため、車窓からも海が臨める風光明媚な路線です (゚∀゚*)オオッ!!。しかし、東北地方の海沿いを走る路線としては、日本海側の五能線(東能代~川部)か、もしくは同じ三陸地方でも「あまちゃん」で一躍人気となった北三陸・・・もとい、三陸鉄道の方が有名で、八戸線はどちらかと言えば地味な存在だと言っていいでしょう。では、なぜそんな路線を私は訪れたのかというと・・・σ(゚・゚*)ンー

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八戸を出てしばらくは市街地を走る八戸線ですが、
鮫を過ぎると、車窓左手に海が見えてきます。
傍らに鳥居が見える丘のようなものは、
ウミネコの繁殖地で有名な蕪島(かぶしま)です。
▲14.7.29 八戸線 鮫-陸奥白浜(車窓から)

実はこの八戸線は、私が国鉄・JRの全線完乗を果たしたときの最後の一線で、個人的にとても思い出深い路線なのです ( ̄。 ̄)ヘー。ちなみに、何か特別な理由やこだわりがあって八戸線を最後の一線にしたわけではなく、テキトーに乗り潰していったら、最後まで残ったのがこの八戸線と岐阜県の太多線(美濃太田~多治見)の二線となってしまい 「(゚ペ)アリャ、んじゃあ、住宅地ばかりを走る太多線よりは、海辺の八戸線で完了した方が雰囲気がいいかな・・・って、そんな感じ (^皿^;)ゞテキトー。でも、全線完乗に最北端や最南端などの終端駅を選ぶ方が多いなかで、この八戸線の久慈が完乗駅だったって言うのも、なんだか自分らしくていいかなと思っています。そういえば、自分が尊敬する旅行作家の故・宮脇俊三氏も、最後の一線は何となく乗り損ねてしまったという理由で、栃木県の足尾線(現・わたらせ渓谷鐵道)でしたっけ。

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車窓に広がる海景色が八戸線の醍醐味。
非冷房のキハ40は、
窓を開けて潮風を楽しむことができます。
う~ん、気持ちいい!
ウミ━━━ヽ(´▽`)ノ━━━ッ♪
これぞまさに「行くぜ、東北。」の気分。
車内に木村文乃チャンはいないけれど・・・。
▲14.7.29 八戸線 鮫-陸奥白浜(車窓から)

おっと、閑話休題。そんな思い出深き八戸線を、いつかは海を入れたきれいな景色で撮影して写真に残したいと思っていたのです。この線で私はJRの完乗を果たしたんだよって、お見せできるような・・・ソレ(・∀・)イイネ。しかし、完乗の日から時が経つにつれてその思いは徐々に薄れてしまい、いつしか八戸線を撮影することなどすっかり忘れていました 。゜(# ̄ ▽. ̄#) ボッケー°。。ところが昨年の夏のこと、ふと駅で私の目に留ったのはJRの東北キャンペーン(例の「行くぜ、東北。」ね)のポスター。なんとそのロケ地が、海辺をゆく八戸線だったのです (*゚ロ゚)ハッ!。

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これが、2013年夏バージョンの「行くぜ、東北。」ポスター。
見覚えがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その舞台は八戸線でした。

それを見た瞬間に、私の八戸線に対する気持ちが一気に再燃 o(炎◇炎)oメラメラ。私も海を背景にしたこの場所で、八戸線を撮りたい!o(≧▽≦)o・・・そして一年越しの今夏、こうやって八戸線を訪れることとなったのでした ( ´_ゝ`)フーン。しかし本来の計画では、前日の夕方に八戸まで移動して一泊し(冒頭に書いた「青森とは別の街」って言うのは八戸のことね)、今日は朝から八戸線を何カ所かで撮影をしようと考えていたのですが、予定を変更して急行「はまなす」の撮影を優先してしまったために、運転本数の少ない八戸線の撮影地をいくつも回る余裕は無くなってしまいました (・ω・`)シャーナイネ。もう、列車の本数的に行けるのは一カ所のみ。もちろん目指すのはあのポスターの場所です(`・ω・´)-3フンス!。ポスターの片隅には「有家~陸中八木」の撮影地表記がありました (゚∀゚)オッ!。 八戸から列車に乗ること一時間ちょっと、その有家(うげ)で下車。

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海沿いを走る八戸線を撮りたくて、
私が降りたのは、有家。
ここはもう岩手県です。
▲14.7.29 八戸線 有家

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目の前に海が広がる有家駅。
ホームに待合室があるだけの簡素な駅ですが、
ぼーっと海を見て過ごしたくなります。
しかしこの駅はその立地条件から、
東日本大震災のときには津波に襲われ、
甚大な被害を受けました・・・。
▲14.7.29 八戸線 有家

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有家のホームからは、
私が乗ってきた列車が海沿いをゆく姿が見えました。
▲14.7.29 八戸線 陸中中野-有家(後追い)

青森0752-(青い森566M)-八戸0933~1007-(八戸433D)-有家1120

海辺に立つ無人駅、有家。下車したのは私一人で、列車が去ってしまうと波の音しか聞こえない、のんびりとしたいい駅です (´ー`*)マターリ。今日は雲ひとつない快晴で、気温もかなり高い真夏日。目の前に広がる白い砂浜と青い海を見ていると、思わず泳ぎたくなってしまいますが、ここはグッとこらえて撮影地へ向かいます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。ところでこの目指す撮影地、線路と海がスッキリと見渡せるような場所なので、お立ち台的な有名ポイントなのかと思っていたのですが、撮影地情報はまったくヒットしませんでした σ(゚・゚*)ンー…。でも地形はそれほど複雑ではなく、目的地の線路は海沿いのS字という特徴ある線形なので、地図である程度の目星はつきます。まあ、行けば何とかなるでしょう。ちなみに目星をつけた場所までは、駅から直線距離で一キロくらい。ただ、線路に沿った道は無いので、いったん山側の国道へ出なくてはならず、ルート的にはカタカナの「コ」の字のような遠回りをせねばなりません。その距離は単純に三倍となって、約三キロ・・・(;´д`)トホホ…。しかも国道までは延々続く坂道・・・ε~ε~ε~(((;´□`)ヒイイィィ.....。さらにそこへ、夏の強い日差しが容赦なく照りつけます 。゚(A′∩`;)qアチィィ・・・。まさにもう、こりゃたまらんらん・・・です。直線距離では有家の方が近くても、ひょっとしたら道のりは一つ手前(八戸寄り)の陸中八木の方が楽だったのかな? それでも、次に列車が通過するまでには二時間もの余裕があるので、焦らずにマイペースで歩みを進めます ((((A′0`;)=зハヒー。

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汗だくになりながら、とりあえず高台の国道へと出ました。
先ほどは目の前に広がっていた海が、霞んで見えます・・・。

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国道にバス停を発見!(゚∀゚)オッ!
これは移動に使えるかも・・・と見てみるも、
運転本数は一日二便のみでした。
なんだか、最近はこんなバス停をよく見かけるような・・・。

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西へ一キロ、北へ一キロ、また東へ一キロ進んで・・・
再び線路端へと戻ってきました。

だらだらと歩き続けて40分ほど、ようやく海沿いにあるS字カーブのたもとへと辿り着きました。あとはこの地点を見下ろせる俯瞰ポイントへ上れば、そこがあのポスターの撮影地に違いありません。それらしき斜面は、パッと見だと木が生い茂っていてとても登れそうにないのですが、こういうところにはおそらく先人が築いたであろう、獣道ならぬ「鉄ちゃん道」があるハズ。それを慎重に捜索してみると・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ 上へ続く怪しげな階段を発見!(゚∀゚)オッ! でもそれは細い鉄ちゃん道ではなく、しっかりと手すりの付いた階段だったのは予想外でした。ちなみにコレ、どうやら津波対策の避難誘導路のようです。

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線路脇にある避難誘導路の階段上からは、
こんな景色が臨めました。

その階段をあがると、ちょっと松の枝が邪魔ですが、どうにか線路と海が見下ろせる位置まで到達。ここまでくればもう楽勝ムードで、ポスターのポイントまではあと一歩 p(`・∀・´)qヨッシャ!・・・だと思っていました ( ̄△ ̄;)エ…?。ところが、その階段から続く細い道(避難誘導路)を抜けると、そこは明らかに民家の庭先 (・・∂) アレ? 。おっと、ここは入り込んじゃいけないな・・・と、少し戻ってから迂回。すると今度は普通の道には出たものの、線路や海などがまったく見えない、小さな集落内に迷い込んでしまいました エッ!?(゚Д゚;≡;゚Д゚)ドコ!?。

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迷い込んでしまった集落。
海は見えないなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。

家が数件だけの集落。おそらくここ一帯は皆が顔見知りの親戚同士のようなものに違いなく、そこへ私のような見知らぬヨソ者が現れたら明らかに怪しい (¬_¬;)アヤシイ…。私の方もなんだか居心地が悪くて、おどおどしながら路地を進んでみます オドオド…(((;・∀) 。そういう態度が余計に不審者っぽいんですけれどね(^^;)。あの角っこまで行って海が見えなかったら、もう一度線路脇に戻って探し直そう・・・などと思っていると、やはり私の姿を見て怪しんだのか、一軒の家からおじさんが出てきました (;・∀・)ア…。すると突然、クワを振りかざして追い返す・・・(((i|!゜Д゚i|!)))ヒィィィ  ということは無いけれど、その表情はやはり怪訝そう (-"-#)ウン?。そこでこういう時は先手必勝!(`・ω・´)-3フンス! まず私の方から挨拶をして、ここにいる理由を素直に話します。スマホの画面に映し出した例のポスターを見せて、ココを探しているのだと・・・ヾ(;゚ω゚)ゝカクカクシカジカ…。すると、おじさんから返ってきた答えは「ココ・・・ウチの◯◯のウラだ」とのこと。え?そーなの!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エェ!? でもそれって、私有地じゃん・・・。おじさんによると、やはりポスターの影響からか、最近はよくこの辺で写真を撮る人・・・つまり撮り鉄を見かけるらしい。そこで私も恐縮しつつ、なんとか撮影許可をいただき、カメラを構えることにしました スツレイシマツ(o_ _)o))ペコリ。その高台から見下ろす先に広がっていたのは、たしかにあのポスターと同じ風景・・・w(゚0゚*)w オォー!

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真っ青な三陸の海を背にして進む、白いキハ。
これぞ八戸線を象徴するワンシーンです。
▲14.7.29 八戸線 有家-陸中八木

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手前まで引きつけて、もう一枚。
列車はゆっくりと海辺のS字カーブを走り抜けてゆきました。

海バックで、八戸線が撮れました~!ワ━━━\(≧▽≦)/━━━イ♪
何の変哲も無い盛岡色のキハ40ですが、この場所で、しかも快晴という絶好の条件で撮れたことに、もう大満足です。ああ、JRの全線完乗を果たしてから十数年・・・やっと八戸線らしい一枚を残すことができました ・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。有家から終点の久慈までは、あと残り四駅。あの日、私はどんな気持ちでこの海を眺めていたんだったかな・・・。ただ、私が乗り潰した時期は真冬の12月。小雪舞う天気で鉛色の空が広がり、海はもっと荒涼としていたんですけれどね(笑)。
このシチュエーションはまさしく「行くぜ、東北。」のポスターそのものなのですが、個人的な好みで列車の位置を少しだけ変えてみました。やはりここは列車を手前まで引きつけるよりも、海や空を大きく入れた方が気持ちのいい画になります(^^)。

念願の撮影地で撮ることができた八戸線の列車。一本でも撮れれば、もうそれでじゅうぶんなのですが、今の上り列車(八戸行き・442D)はすぐ先の陸中八木で下り列車(久慈行き・437D)と交換します (゚∀゚)オッ!。日中は二~三時間に一本しか無い八戸線なのに、ここは時間が接近しすぎていて他の場所へ移動する時間がなく、すぐにやってくる下り列車もそのまま同ポイントで狙うことにしました。ところで、八戸線に使用される八戸運輸区のキハ40・48には、現行の白い盛岡色と呼ばれる編成の他に国鉄時代の首都圏色、いわゆる「タラコ色」を復刻した編成があり、今度はちょっぴりそれに期待したいところσ(・∀・`)コナイカナァ~。ここは「鉄運」が試されるところですが、はたして現れたのは・・・Σ('0'*)ハッ!

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盛岡色が三両連なった、下り列車。
三陸の海を横目に見ながら、終点の久慈を目指します。
▲14.7.29 八戸線 有家-陸中八木(後追い)

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もう一丁、今度はタテ位置で。
個人的にローカル線の風景に三連は長すぎるように感じたので、
編成の長さがあまり目立たないような撮り方をしてみました。

残念ながらタラコではなく、盛岡色でした ズルッ☆(ノ_ _)ノ。まあ、そうそうウマくはいかないやね(^皿^;)ゞポリポリ。おそらくこの日の私の鉄運は、朝の津軽線で撮った「遅れ北斗星」で使い果たしてしまったのだと思います(笑)。それでも、このシンプルな盛岡色はご当地カラーの中でも個人的に好きな色なので、ヨシとしましょう。これで、海辺を走る八戸線の撮影は終了です。先ほどの地主さん(おじさん)にお礼を言おうかとも思ったけれど、家を訪ねて行ってまでする必要は無いかと個人的に判断し(逆にご迷惑かと思い)、そのまま失礼することとしました。m(_ _)mアリガトウゴザイマシタ

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撮影後に近くの砂浜で食べたのは、
乗り換えの際に八戸駅で買ってきた
「八戸発 旬彩紀行 幕の内弁当」(¥1080)
何といっても、丸々入っているイカめしが目をひきます。
さらに、ホタテ、鴨肉、焼サバ、鶏唐揚、玉子焼、
きんぴら、おから、野菜の煮物・・・など
おかずが盛りだくさんで楽しい幕の内です(゚д゚)ウマー!
☆☆☆☆・

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帰りは陸中八木の方へ出てみました。
徒歩での所要時間は有家と同じくらいでしたが、
国道から外れたクルマの少ない道を進むことができ、
さらに道中には自販機を備えた商店などもあったせいか、
幾分こちらの方が楽に感じました。
陸中八木も駅舎の向こうに港が見える、
なかなか雰囲気のいい駅です。
▲14.7.29 八戸線 陸中八木

撮影を終えて、行きに列車を降りた有家ではなく、陸中八木へとやってきました。この駅から私が乗るのは、八戸行きの上り列車です。実は八戸泊で考えていた当初の計画では、午前中から八戸線の撮影を始めて、先ほど撮影した下り列車(437D)に有家か陸中八木から乗る予定でした。そうすると、久慈で三陸鉄道北リアス線に、さらに宮古で山田線へとウマい具合に乗り継げて、18時過ぎに盛岡へと着けるハズだったのです (・o・*)ホホゥ(陸中八木1331-(437D)-久慈1405~1410-(三鉄114D)-宮古1546~1554-(山田653D)-盛岡1806)。しかし朝の「はまなす」撮影を選んだことでこの計画は崩れ、三時間後に陸中八木を出る次の下り列車(443D)では、本日中に本数の少ない山田線へ乗り継ぐことはできなくなってしまいました。仕方なくここは素直に八戸へ戻って、今夜の宿泊地である盛岡へと向かいます (・∀・`)シャーナイネ。

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八戸行きの列車が、
西日を浴びて陸中八木へ入ってきました。
先ほど撮影した三連の折り返しです。
▲14.7.29 八戸線 陸中八木

駅で目にした一枚のポスターがキッカケで、再び訪れることになった思い出の八戸線。念願の撮影地はちょっと意外なところだったけれど、なんとか長年思い描いていたような青い海をバックにして走る八戸線の画を撮ることができて大満足です。この雄大な情景を見たとき、あらためて完乗を果たした最後の一線に八戸線を選んでよかったと思いました。そして、文中ではあまり触れませんでしたが、この八戸線も三年前の東日本大震災では甚大な被害を被った路線です。それが今、数々の苦難を乗り越えて復旧し、走り続けていることにも、感動を覚えずにはいられませんでした。今回は半日となってしまった八戸線訪問でしたが、また機会を見つけて再訪したいと思っています。

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終点の八戸に到着。ここでキハ40とはお別れです。
どうやらこの八戸線にも近い将来、
新車が投入されるという話があるようですね・・・。
▲14.7.29 八戸線 八戸

さて、八戸から盛岡へ行くには、東北新幹線と第三セクター路線の青い森鉄道&IGRいわて銀河鉄道の二通りがあります。ここでふつうに考えるならば、新幹線は速いけれど料金が高い・・・σ(゚・゚*)ンー と、思われることでしょう。たしかに八戸~盛岡で新幹線に乗ると、乗車券1660円の他に1840円の特急料金(立席特定特急券)がかかり、その合計は3500円です。ところが、いっぽうの三セク路線はというと、青い森とIGRを通しで乗った場合、なんと乗車券だけで3040円 Σ( ̄ロ ̄;ノ)ノ タカッ!(先述したようにこの区間は「18きっぷ」の使用は不可)。これは全体的な利用者が少なく、一人当たりの運賃を高めに設定しなくてはならないという地方路線の厳しい事情によるものなのですが(IGRの運賃は全国でもトップクラスの高さ)、結果的に八戸~盛岡では新幹線と460円しか差が無くなってしまいました。そうすると、なんだか新幹線を使った方がおトクに感じるのですから、不思議なものです(決して新幹線が安いワケではない)。

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八戸からはE5系の「はやぶさ」へ乗車。
盛岡までの所要時間は40分。
三セク路線を利用すると1時間45分かかります。
▲14.7.29 東北新幹線 八戸

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全席指定で自由席の無い、
東北新幹線の「はやぶさ」や秋田新幹線「こまち」ですが、
盛岡以北(盛岡~新青森・盛岡~秋田)では、
座席指定を受けない特定特急券(いわゆる立席特急券)で
乗車することができます(料金は指定席の520円引き)。
ちなみに、この券面に印字された同区間のJR乗車料金は1660円。
やはりIGR線経由の3040円が、いかに高いことか解ります。
まあ、仕方ないんだろうけれどね・・・σ(・ω・`)ウーン…。

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夕暮れの頃に盛岡へ到着。
私が盛岡を訪れるのは、今年の1月以来です。
▲14.7.29 東北本線 盛岡

陸中八木1532-(八戸446D)-八戸1648~1706-(東北新幹線 はやぶさ28号)-盛岡1744

新幹線でいっきに盛岡までやってきました。先述したように、本来は八戸線~三鉄北リアス線~山田線と乗り継ぐ計画を立てていたので、この盛岡に宿を取ったのですが、結果的に今日のルートだとあまり盛岡で泊まる意味はありませんでした。むしろあのまま八戸から新幹線で直接、東京へ帰ってもよかったくらいです。でも・・・盛岡の宿を泊まらずにキャンセルするのはもったいないし、ここは割り切って盛岡の夜を存分に楽しむことにしましょう! エンカイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノエンカイ♪ (*一部のブログ仲間さんへ警告。この先、キケンです・・・笑)

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盛岡のシンボルとも言える開運橋の周辺は、
ちょうどハイビスカスの花が満開でした。
(このカットは某記事を見て、急きょ差し込んだw)

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今宵はちょっと贅沢に、前沢牛の瓦焼きで一杯。
青森を中心とした今旅はホタテやイカなどの魚介系が多かったので、
盛岡では肉が食べたかったんです。チョー(゚д゚)ウマー!
「♪ららら、はいっ! 行っくぜ、東北。
おいしく食べて、こりゃたまらんらん♪」

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お供には東北の地酒を何種類かいただきました。
これはその内のひとつで、
おねーさんに進められた、地元盛岡の酒「慈空」。

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さらに、麺どころ盛岡でのシメと言えば、
前回に訪れた時は冷麺を食べたので、
今回はじゃじゃ麺をチョイス。
平打ち麺にキュウリと肉味噌をまぜまぜしていただきます。
もちろん食後のちーたんたん(スープ)も忘れずに。(゚д゚)ウママー!

 

次回へ・・・続きま・・・せん!( ̄△ ̄;)エ?

ここで次回に続けてしまうと、翌日は盛岡からさらにどこかへ撮影に行ったのでは・・・と、思われるところですが、そうではありません。盛岡での飲み食いで散財した私が東京への帰路に選んだのは、一日かけて東北本線の鈍行列車をひたすらに乗り継いでゆく方法。もちろん使用する切符は「青春18きっぷ」です。そう、あと今旅に残されている行程は、東京へ帰るだけなのでした。(記事の上ではいつの間にか逆転されてしまった、「行程そっくりさん」www)。


7月30日(水)

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早朝、5時半の初発列車で盛岡を出発。
東北本線乗り継ぎ旅の一番手は、
座席がロングシートの701系。
▲14.7.30 東北本線 盛岡

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一ノ関からの仙台行きは、719系。
この車両の座席はセミクロスシート構造なので、
乗り鉄的には「当たり」の電車です (^^)
▲14.7.30 東北本線 一ノ関

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仙台の手前にある岩切で、
支線の利府を始発とする福島行きに乗り継ぎ。
ちょうど通勤時間帯と重なって車内は混雑していましたが、
二駅目の仙台で座れました。
▲14.7.30 東北本線 岩切

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福島で接続した郡山行きも719系。
これで一ノ関から郡山まで、
ボックスシートで車窓を楽しむことができました。
∩(´∀`)∩ワァイ♪
▲14.7.30 東北本線 福島

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ちょうどお昼時の郡山で駅弁を仕入れます。
チョイスしたのは「海苔のりべん」(¥900)。
お弁当の定番である「のり弁」も、駅弁になるとちょっと新鮮です。
この駅弁は、焼鮭や厚焼き玉子、煮物など、
おかずの豊富さも嬉しいのですが、
なによりその名になっている「のり弁」の海苔が、
二段になっているところが素晴らしい! (゚∀゚*)オオッ!
☆☆☆☆・

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そんな駅弁を携えて乗り込んだ、
郡山発の黒磯行きは・・・、
ロングシートの701系(左)(・ε・`)チェ。
でも、白河を過ぎると空いたので、
車内でおいしくいただきました。≠( ̄~ ̄ )モグモグ
▲14.7.30 東北本線 郡山

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黒磯からは電化方式が直流区間になります。
接続した宇都宮行きは湘南色205系。
もちろんロングシートです。
▲14.7.30 東北本線 黒磯

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そして宇都宮からのラストランナーは、
E231系の湘南新宿ライン。
盛岡から途中にどこへも立ち寄らずに乗り続け、
11時間かけて東京へと帰ってきました。
▲14.7.30 山手線(湘南新宿ライン) 新宿

盛岡0525-(東北1522M)-一ノ関0653~0700-(522M)-岩切0822~0839-(576M)-福島1015~1028-(1136M)-郡山1116~1145-(2136M)-黒磯1258~1326-(1550M)-宇都宮1417~1436-(4150Y)-新宿1614


長々と続けてきた、私の夏休み旅行記はこれで終了です。
東北新幹線のグリーン車へ乗るところから始まった今旅。青函トンネルのケーブルカーが目的で津軽半島の突端にある竜飛岬を目指したり、駅ばりポスターで見かけた情景を求めて海沿いの集落を右往左往したりと、一見変化に富んだ旅ができたように見えますが、個人的な感想としてはやはり、いちばんの目的として掲げていた急行「はまなす」の撮影に少しとらわれすぎて、旅程が萎縮しまった気がしています。それは延泊した三日目だけでなく全体を通して。ただ、それが後悔や心残りかというとそうではなく、旅先であらためて計画を建て直しながら進むというのは、むしろ楽しかったように思います。完璧な計画なんて無い。だから旅は面白いんですよね (^^)


補足・・・私が訪れた有家陸中八木の撮影地ですが、旅行後にちょっと調べてみたところ、以前(二年くらい前?)は私有地手前の斜面全体から手軽に海バックで列車を撮ることができたそうで、必ずしも私有地内で撮られたものとは限らないようです(JRのポスターに使われた写真も、その頃に撮られたものかも知れません)。ただし、現在はその斜面に草木が生い茂り(とくにクマザサが厄介)、結果として私有地からしか撮れない状態となっています。

ONE-shot 159 ドコ行き?

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PICK UP ONE-shot 159 ドコ行き?

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今回は先日行った青森旅行からピックアップした「ONE-shot」。
八戸線で八戸から有家へ向かう途中で交換した列車には、
ちょっと面白い「サボ」が差し込まれていました。
  
サボとは「サイン・ボード(またはサービス・ボード)」の略で、
列車の行き先を示して、車両に掲げられる板のこと
(正式には行先票といいます)。
このサボ、一昔前は日本全国の列車で手軽に見られたものでしたが、
車両の近代化に伴い、この行先票もサボから幕をロールにした方向幕、
そして最近ではLEDによるデジタル表示へと変化してゆき、
サボは一部のローカル線で見られる程度となってしまいました。
  
そんなサボは本来、その役割からして、
列車の行き先をより解りやすく明確に表すべきものなのですが、
ボタンひとつで自動に切り替わる方向幕やデジタル表示と違い、
サボの場合は終点に着くと、手作業で板を入れ替えなくてはなりません。
その手間を省くため、サボの中には単なる行き先だけを書いたものだけでなく、
折り返しや、さらにその先へ繋がる運用まで示した複雑なものがありました。
私もかつて乗り潰しをしていた頃は、
【猪谷⇔神岡→富山】とか、【熊本→三角→熊本⇔宮地】などのサボに、
行き先や方向を惑わされたものです(笑)
エ?(゚Д゚;≡;゚Д゚)ドコイクノ!?
これは趣味的に見るとちょっと面白いけれど、
やはり行き先が解りにくい複雑なサボは見かける機会が次第に減ってゆき、
今ではもうほとんど残っていないものだと、私は思っていました。
  
ところが、この八戸線のサボ。
三戸、八戸、鮫という三つの駅名を四つの矢印で結んだ、
見事な複雑サボではありませんか。
w(゚0゚*)w オォー!
まだこんなサボが残っていたんだなぁ・・・。
乗り馴れた地元の方や、駅名に詳しい鉄ちゃんならばまだしも、
初めて乗る方はちょっと戸惑っちゃいますよね。(^^;)ゞ
  
乗り合わせた「小さな同業者くん」も、
矢印がいっぱい書かれたそのサボを興味津々で眺めていました。
  
14.7.29 八戸線 鮫(車窓から)

烏山線・・・「風っこ烏山号」撮影記

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2014.08.23 烏山
今年のキハ40は何色・・・?
 「風っこ烏山号」 撮影
 
  

まだまだ暑さを感じるものの、季節は晩夏から初秋へと移り変わり、早いところでは稲穂も黄金色になっている頃。そんな秋色の田園風景が期待できる路線のひとつに、栃木県を走る烏山線(宇都宮~烏山)があります。今や貴重な国鉄型気動車のキハ40が走ることで知られ、もうこのブログで何度も紹介している烏山線。私は今年に入ってからも4月に鯉のぼりと国鉄色キハの組み合わせを撮影に訪れたばかりなのですが、実はこの週末には同線で「びゅうコースター・風っこ」という名のトロッコ形車両を使用したイベント列車・「風っこ烏山号」が運転されるのです (゚∀゚*)オオッ!。黄金色に染まった田園風景をゆく「風っこ」、これは初秋の鉄道情景としてぜひとも撮影したいもの (・∀・)イイネ。降水確率がちょっと高めのお天気が気がかりではあるけれど σ(・ω・`)ウーン…、「青春18きっぷ」一回分を友人から譲っていただいたこともあり、思い切って出かけてみることにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


8月23日(土)

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上野から宇都宮線(東北線)の下り列車へ乗り、
烏山線との接続駅、宇都宮を目指します。
▲東北本線 上野

私が乗った宇都宮行きの列車は、5時半に上野を発車。ちょっと朝早くて眠たいところなのですが (*´0)ゞoOフアアァァ…、今年のダイヤ改正で烏山線の列車は運転本数が削減されてしまい、この時間の宇都宮線へ乗らないとお目当ての「風っこ(1号)」を沿線で撮影するのに間に合わないのです (-"-;*)ウーン…。
ところで、烏山線を走る「風っこ」は毎年恒例のイベント列車で、私も昨年に一度撮影へ訪れています。そのときにも書いていますが、「風っこ」が烏山線で運転される際のいちばん大きな特徴は、何といっても普段の烏山線で使われている一般のキハ40と「風っこ」が、併結運転を行なうところにあります(「風っこ」の前後をキハ40で挟む形態)。しかも烏山線には緑色の「烏山色」と呼ばれる現行色の他に、国鉄時代の塗装を復刻したツートンカラーの国鉄一般色風(通称・ツートン)や朱色一色の国鉄首都圏色(通称・タラコ)があり、ファンとしてはそれらと「風っこ」とのコラボに期待が高まるところ (゚∀゚*)オオッ!。ちなみに一昨年は「ツートン+風っこ+ツートン」、そして昨年は「タラコ+風っこ+ツートン」の組み合わせでした。はたして今年はどんな組み合わせになるのでしょうか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。さらにもうひとつ、現在の烏山線は従来のキハ40と新型の蓄電池車両EV-E301系「ACCUM(アキュム)」が交互に運転されるのが基本的な運用。ところが今回の「風っこ」は、本来の「アキュム」のスジ(時刻表)で運転されることになっています。ということは ・・・σ(゚・゚*)ンー、この日の烏山線は「アキュム」がお休みで、通常運用のキハと「風っこ」の「キハ祭り」になるってことではないですか! ワーイ!ヽ(´▽`*)ノキハキハ~♪ これは「アキュム」が運転を開始して以来、撮影効率が悪かった烏山線のキハを思う存分撮れるチャンスです。ひょっとしたらその普通運用の方にも、国鉄色が入るかも・・・エヘヘ(○´∀`).。o◯ なんて、私の妄想に近い期待度はMaxでした。そして、まさにその期待に応えるかのように、宇都宮で接続する烏山線の列車は・・・ツートン+タラコの国鉄色コンビ! キタ━━(゚∀゚)━━ッ!

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宇都宮に到着した烏山線の列車は、ツートンの国鉄色。
これが私の乗る列車の折り返しになる・・・ハズ。
おや?よく見ると隣の電車も、なんだか賑やかな装飾ですね・・・。
▲東北本線 宇都宮

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こちらは栃木のゆるキャラが車体に貼られた宇都宮線の205系、
その名も「とちキャラーズ」電車でした。
私は有名な「さのまる」と「とちまる」くらいしか知らないけれど、
ソネブロ仲間の「ゆるキャラさん」が喜びそうです(^^)

ところが、折り返しは烏山ゆきとなるハズのこの列車へ乗り込もうとすると、「この列車は回送で、車庫へ入ります」とのこと ( ̄△ ̄;)エ?。あれ~?この時間の列車(326D~327D)って、たしか運用が繋がっているんじゃなかったっけ・・・?(゚ー゚?)アリ? 以前とは違う車両運用に首を傾げながら、回送として車庫へ引き上げてゆく国鉄色キハをホームで見送ります。んじゃ、私が乗る予定の列車はというと、しばらくして代わりに入ってきたのは・・・(=゚ω゚=;)ンン!? ななななんと、「アキュム」じゃないですか!Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!

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国鉄色キハの代わりに同ホームへ入ってきたのは、
蓄電池車両の「アキュム」でした・・・。
いったいこれはどーゆーこと!?
'`ゥヽ(ヽ′□`; 三 ;′□`ノ)ノゥ'`
▲東北本線 宇都宮

どうやらこの日は、イベント運転を行なうのに時間帯がよい従来の「アキュム」のスジ(運用)を「風っこ」に差し替え、さらに従来のキハのスジを同線の目玉である蓄電池車両の「アキュム」へと差し替えたらしい。つまりこの日の日中は私が期待した「キハ祭り」ではなく、「風っこ」と「アキュム」の二本体制で運転されるようです (-ω-;)ナルヘソ。私は「風っこ」のスジを見ただけで「アキュムはお休み」という勝手な思い込みをしてしまい、なんだかひとりで肩すかしを食らった気分 (・ε・`)チェ。でも、まあ今日は本命の「風っこ」がしっかりと撮れれば、それでいいか・・・と、とりあえず自分を納得させて「アキュム」へと乗車し、烏山線沿線の撮影地を目指します。
宇都宮から二駅目の宝積寺(ほうしゃくじ)で宇都宮線と分岐し、烏山線へと入った「アキュム」は、のどかな田園風景の中を軽やかに快走。車窓から見る沿線の稲穂はなかなかいい色付き具合です。今までの撮影地パターンだと、駅から近いところで手軽にスッキリとした画が撮れる、下野花岡(しもつけはなおか)や滝(たき)の周辺を選ぶことが多かった私ですが、今回は昨年の「風っこ」と撮影地を変えてみようと思い、下車したのは大金(おおがね)。

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撮影地最寄り駅の大金で降りると、
反対のホームで交換待ちをしていたのは、
「タラコ+ツートン」の黄金コンビ! w(゚0゚;)wワオッ!!
ちなみにこの列車は宇都宮到着後に入庫してしまいます。
▲烏山線 大金

大金は烏山線のほぼ中間に位置し、線内途中駅で唯一の列車交換が可能な配線となっています。そんな大金で交換した上り列車は、なんと国鉄色の「タラコ+ツートン」編成ではありませんか! Σ(゚Д゚;ノ)ノヌヲッ!。 もし大金よりも手前にある下野花岡あたりで降りていれば、撮影地でコレの走行写真が撮れたのか・・・σ(・ω・`)ウーン… と、思うとちょっと残念な気もしますが、そうすると本命の「風っこ」も下野花岡でしか撮ることができず、それでは昨年と同じパターンになってしまいます。今年の「風っこ」は大金で撮ると決めた以上、惜しいけれどこの国鉄色編成の沿線撮影は諦めざるを得ませんでした (・ε・`)シャーナイネ。

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今年に入って新しく建て直された大金の駅舎。
大金はその名から、縁起のいい駅として有名で、
駅舎脇には「大金神社」という小さな祠があります。
お参りすれば金運が上がるかも!? (。-人-)オネガイシマツ
▲烏山線 大金

上野0546-(東北525M)-宇都宮0729~0805-(烏山9327M)-大金0844

大金駅から撮影地までは徒歩で30分ほど。残暑がちょっと堪える距離ではありますが、頑張って歩みを進めます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。事前の天気予報では「曇り時々雨」で、降水確率もけっこう高かったのに、実際は薄曇り。雲間から日が差す時間もけっこうあり、相変わらず天気運のよさは継続しているようです。ただし、ここは天気の急変で名高い栃木県。油断は禁物で、怪しい雲が現れたら早めに退避することも頭に入れておかなくてはなりません。とくに最近のゲリラ豪雨や落雷は、凶暴だからなぁ・・・(((lll;・Д・)))ビクビク。

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撮影地へ行く道すがらにあった、バス停(?)。
時刻や行先などは書いていないけれど、
このマークからして、温泉へ連れていってくれる
バスの乗り場なのか? ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?
ちなみに、この近辺でバスを見かけることはありませんでした。

道中に立つ不思議なバス停などに目をやりながら線路沿いを歩き続けると、やがて集落の一角にある田園地帯に辿り着きます。この辺り一帯がお目当ての撮影地で、ここの稲穂もきれいな黄金色に染まっていました (・∀・)イイイネ。それにしても、ちょっと気になるのは同業者の少なさ。昨年の同列車には、結構な人数が撮影に集まった覚えがあります。ところが今回は沿線随一のお立ち台と称される人気ポイントでも、先客は10人ほど。そこから少し離れた私の選んだ場所には、まだ誰もいませんでした σ(゚・゚*)ンー。

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到着した撮影地、
稲穂はちょうどいい具合の色づきなのに、
先客は0でした・・・「(゚ペ)アリャ?。

これにはちょっと拍子抜け。時間が早すぎるわけでもなく、「風っこ」の通過まではあと一時間ほど。やはり事前の天気予報が悪かったからか? それとも・・・。実はこの同業者の少なさを見て、私には不安に感じていることがひとつあるのです。それは「風っこ」に併結される一般形車両・キハ40のこと。先述したように烏山線を走る「風っこ」には、前後に普段の烏山線で使用されているキハ40が一両ずつ連結されます。一昨年、昨年はそれに「ツートン」や「タラコ」などの国鉄色が充当されてファンを喜ばせました ヾ( ゚∀゚)ノ゙ワーイ♪。そこで私は、今年もこのイベント列車には当然、国鉄色が優先的に入るものだとばかり思い、疑いもしませんでした。しかし、実際に見たこの日の運用を思い返してみると σ(゚・゚*)ンー、ツートンとタラコそれぞれ2台ずつの計4台しかない国鉄色が、朝の時点ですべて通常運用に就いていました・・・(;゚ロ゚)ハッ!(宇都宮で見た回送列車と、大金で交換した上り列車)。はたしてあの後に宇都宮で編成を組み直して、「風っこ」に国鉄色が連結されるのだろうか? それとも・・・今、私のアタマの中よぎっているイヤな予感そのままに、今回の「風っこ」に国鉄色は使われず、現行の烏山色なのではないだろうか・・・(-"-;)ウウム…。そう考えると同業者が少ないのも、何となく頷けるというもの。きっと情報通の方は事前にどの車両が使われるのか解っているのだろうし・・・。そんな不安を感じているところへ、私一人だった撮影地にお二方の同業者が加わりました (*・ω・)ノチワッ!。その方たちの見解も、現時点で何が入るのかは解らないけれど、どうも今年は烏山色っぽい気がする・・・とのこと。ああ、やっぱりそうなのかなぁ・・・(´□`;)アア…。そんな「風っこ」は、そろそろ最初の「1号」が始発駅の宇都宮を発車する頃。ここでSNSなどの目撃情報を検索すれば、何色が充当されたのかすぐに解るのですが、私はあえてそれを見ずに、列車がやってくるのを待つことにしました。何となく、最後まで国鉄色が入ることを信じたかったんです 八(゚- ゚) タノム!!。雲の流れで晴れたり曇ったりを繰り返すなか、少し日差しが遮られたときに傍らの踏切は鳴り出しました。はたして、向こうから見えてきた列車の色は・・・(°Д°;)┣¨キ┣¨キ…

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黄金色が広がる初秋の烏山線へ乗り入れた
「びゅうコースター風っこ」。
今年は烏山色のキハ40がエスコートしました。
▲烏山線 仁井田-大金

国鉄色、コネ━━━━━('A`)━━━━━……‥ ‥
ああ、イヤな予感的中。今年の「風っこ」を挟んでいたのは、白と緑の烏山色でした (_ _|||)ガクッ。一緒に撮られていた方は「風っこも烏山色も、ともに白と緑。これはこれで編成的に悪くないですね」とおっしゃられており、たしかに同系色編成による落ち着いたまとまり感はあるのですが・・・でもやっぱり、国鉄好き、ネタ好き、派手好きの私としては、たとえ編成美が崩れたとしても、国鉄色が入って欲しかったな・・・というのがホンネ。この結果、今日の日中は国鉄色が全く動かないということになります (´・ω・`)ショボーン。大金駅の神社で鉄運ではなく、思わず金運を願っちゃったのがいけなかったのかなぁ・・・。 本来なら通過時に日が陰られたのも落胆するところなのですが、もうそっちの事などあまり気に留まらないくらい、烏山色で私のテンションはだだ落ちです・・・ε-(´Д`;)ハァ…。

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反対側からは大金で「風っこ」と交換した、
「アキュム」がやってきました。
今年の春にデビューした「アキュム」にとっては、
初めて目にする黄金色の風景です。
▲烏山線 大金-仁井田

とは言え、せっかく早起きしてここまで来たのに、これで撮影を終えてしまうのはもったいない σ(・ω・`)ウーン…。「風っこ」が国鉄色じゃなかったのは残念だけれど、烏山色のキハも貴重な国鉄型には代わりなく、色合いだって決してキライなわけではありません。それに、鮮やかな黄金色に染まった田園風景は、秋の訪れを感じさせるのに最高のシチュエーション。もはや車両の色が云々よりも、この情景で鉄道写真が撮れる事を喜ぶべきなのかもしれません (´ω`)ソウ…ネェ。国鉄色を期待していた時のテンションまでは上がらないけれど、もう一度気持ちを立て直して、烏山から折り返してくる「風っこ2号」に備えます (`・ω・´)-3フンス!。

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秋風に揺れる稲穂の向こうに、
再び姿を見せた「風っこ」編成。
黄金色の情景に烏山色のキハがよく映えます
(皮肉じゃないよ ^^;)。
▲烏山線 大金-仁井田

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オープンデッキ構造の「風っこ」。
まさにその名のごとく、
乗客の皆さんは心地よい風を受けられた事でしょう。
なかには沿線のカメラマンを見つけて、
手を振ってくれる乗客の方もいらっしゃいました。
ヾ(´▽`*)ノシ ワ~イ♪

一枚目はちょっと遠目に車両を置いて黄金色の田んぼを強調し、二枚目は近づいてきたところで、中間に組み込まれた「風っこ」のみを狙ってみました p[【◎】]ω・´) パシャッ!。オープンデッキが特徴の「風っこ」は流し撮りなどで絵に動きをつけてあげると、乗っている方の楽しさが写真で伝わるように思います ヾ(´▽`*)ノシ ワ~イ♪。それにしても、こうやってみると子供連れのファミリーより、大人同士で乗られる方が多いのは、ちょっと意外でした。みなさん、爽やかな風を感じながらの「飲み鉄」を楽しんでいるのかな? 「2号」の始発駅となった烏山の町には、いい酒蔵もありますしね(笑) σ(・∀・`)イイナァ…。

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田んぼの黄色と森の緑色、
自然が作り出す色彩が美しい烏山線沿線。
ここを走る列車は新型の「アキュム」よりも、
やはり昔ながらのキハが似合うように思います。
▲烏山線 大金-仁井田(後追い)

宇都宮と烏山の間で二往復が運転される「風っこ」。続く宇都宮からの「3号」は当初、現在の撮影地から一時間近くも歩いたところにある俯瞰撮影ポイントを目指そうと考えていたのですが、遠景に映える国鉄色が「風っこ」に充当されなかったこと、さらに天気も曇りがちで冴えないこともあり、遠くの俯瞰ポイントへ行くほどのモチベーションが上がりませんでしたσ(゚ペ)ウーン…。結局、移動せずに同ポイントで「3号」も迎えて(上写真)、今回の「風っこ」撮影は終了です。

烏山色のキハ40が連結された今年の「風っこ烏山号」。期待の国鉄色が入らなかったのは私にとって残念でしたが、黄金色の風景をゆく「風っこ」で、一足早い秋を切り取ることができたのは、まさに「いい収穫」だったと思います。この稲穂たちが刈り取られると、沿線には本格的な秋が訪れることでしょう。

それにしても・・・どうも先日の八戸線といい、国鉄色キハの空振りが続いているなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。

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大金から宇都宮へ戻る際に乗ったのは、
烏山で折り返してきた「風っこ4号」(゚∀゚)オッ!。
ただし「風っこ」車両は全席指定なので、
指定券を持っていない私は前後に連結された一般車両、
つまり烏山色キハ40にしか乗車できません。
▲烏山線 大金

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「風っこ」の車内は木製の座席とテーブルが並びます。
天井の照明はランプ風の白熱灯。
そして最大の特徴はやはり大きな側窓で、
今回はガラス戸の無いオープン仕様で運転されました
(冬期などは側窓にガラスがはめ込まれます)。
機会があれば撮影するだけでなく、
乗ってみるのも楽しいかも知れませんね~(^^)
▲東北本線 宇都宮

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終点の宇都宮に到着した「風っこ4号」。
また烏山線で運転されることを期待しています。
▲東北本線 宇都宮

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上写真にもチラッと顔を覗かせていますが、
宇都宮の構内では「タラコ+ツートン」の国鉄色コンビが
お休み中でした・・・。(_ _).。oOzzz
ホントはコイツが撮りたかったんだけれどね~ (^皿^;)ゞ
▲東北本線 宇都宮

大金1552-(風っこ烏山4号)-宇都宮1640


さて、撮影を終えて宇都宮へと戻ってきました。宇都宮と言えば・・・そう、私がリスペクトしてやまない、ソネブロ仲間で「飲み鉄」の師匠でもある、「hanamuraさん」のお膝元です (゚∀゚*)オオッ!。師匠へ挨拶もなしに、ここを素通りしてしまうわけにはいきません(笑)。さらに、同じソネブロ仲間で旅画家の「sonicさん」も、たまたま(?)お仕事で日光にいらっしゃるというではありませんか!(゚∀゚*)オオッ! ・・・というわけで、三者が宇都宮駅にて合流で~す ワ━━( ´∀)人(´∀`)人(∀` )━━イ♪

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宇都宮ではhanamura師匠にアテンドしていただいたお店で、
あんなものやこんなものをいただきました。
宇都宮へ来た本当の理由は烏山線ではなく、
コッチだったりして・・・(^^;)

ただ・・・私の悪いクセで、こういう気の合う方達との集まりに参加すると、楽しいお話や飲みの方に思いっきり集中してしまい、つい写真を撮り忘れてしまうのです。今回もカメラに残っていたのは、宴の開始直後に撮った上の4枚だけでした・・・。この他にも美味しいものや、いろんなお酒を飲んだ(・・・気がする)んだけれどなぁ・・・σ(´~`*)ンー。 hanamura師匠、sonic画伯、楽しいひと時をありがとうございました。m(_ _)m

宇都宮2115-(東北3552M)-赤羽2235

信越本線・・・189系「妙高号」撮影記

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2014.08.30
信越本線
移設で消える、あの駅舎へ・・・。
 189系「妙高号」 撮影
 
  

金曜日に仕事の出張で長野へ行くことになりました (゚∀゚)オッ!。会社へ提出した予定表には一日仕事の日帰りとしましたが、当然、私がこのチャンスを逃すわけがありません (☆∀☆)キラーン!!。そう、2月の札幌以来となる、出張ついでの鉄活動、通称「出張鉄」です ψ(`∇´)ψウケケケ。予定の上では日帰り出張なので、会社から支給されるのは長野往復の交通費のみ。宿泊費などは自腹となりますが、それでも週末休みに絡めて長野へ行けるのですから、じゅうぶんにオイシイ話です (゚¬゚)ジュルリ 。同じ長野県でも、松本へは7月にクモユニを撮りに行ったばかりだけれど、長野の方は久しぶりになります。

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東京から長野へは長野新幹線「あさま」で約二時間。
乗車した列車は北陸新幹線用に投入された新型車両
E7系でした (゚∀゚*)オオッ!!。
私にとってはこれが初乗車です。
▲14.8.29 東北新幹線 東京

今、長野で気になる鉄道の話題といえば、なんといっても半年後(来年3月)に長野から金沢へと延伸開業される「北陸新幹線(現・長野新幹線)」でしょう (・o・*)ホホゥ。ちなみに私が東京から長野へ向かうのに乗った新幹線「あさま」は、その北陸新幹線用に先行投入された新型のE7系でした。ところで、「北陸新幹線の開業が気になる」という書き方をしたものの、大多数の鉄道ファンが気にしているのは北陸新幹線そのものよりも、その開業によって大きく変化することになる並行在来線の信越本線や北陸本線の方だと思います ( ̄。 ̄)ヘー。もちろん私もそう。そこで今回の出張鉄では、北陸新幹線の開業を半年後に控えた、信越本線を訪れてみることにしました。

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名物料理や地酒を楽しむのも、地方出張の醍醐味。
選んだ酒は定番の「真澄」で、
そのお供は信州サーモンと・・・イナゴの佃煮!
Σ(`ロ´ノ)ノ ヌヲォ!
虫嫌いな方にはちょっと衝撃的かもしれませんが、
小エビのような食感で、意外と美味しいです。

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そして信州といえば、やっぱり蕎麦は欠かせません。
のど越しのいい二八蕎麦は、飲んだ後の〆にサイコーです!
ソバ(゚д゚)ウマー


8月30日(土)

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長野駅の善光寺口では北陸新幹線の開業に向けて、
新しい駅ビルの建設工事がまっただ中でした。
北陸新幹線の開業は北陸地方だけでなく、
信州の玄関口、長野に与える効果も大きいようです。
▲14.8.30 信越本線 長野

出張業務は前日の金曜日で問題なく済ますことができ、これで今日(土曜日)は心置きなく存分に鉄活動が楽しめます アヒャヒャヒャ(゚∀゚)ヒャヒャ。さっそく朝の6時過ぎにビジネスホテルをチェックアウトして、長野駅へ。構内のコインロッカーに本業の仕事道具を預けてから在来線ホームへ向かうと、そこに待機していた信越線の下り初発列車は・・・なんと、この色の115系! ∑(゚0゚*)ハッ!

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朝イチの信越線・直江津行き普通列車、
この日は湘南色が復刻された115系N9編成が
その運用に入ってくれました。
▲14.8.30 信越本線 長野

湘南色、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
長野地区で唯一の湘南色(復刻色)である、N9編成ではありませんか!(゚∀゚*)オオッ!! この編成は7月のイベントでクモヤ134(元・クモニ143)と組み、「懐かしの115系 湘南色号」として運転されたのが記憶に新しいところ。そんな貴重な編成にたまたま当たるとはラッキーです ∩(´∀`)∩ワァイ♪ 。前週の烏山線に然り、最近はちょっと下降気味だった鉄運・・・いや、「国鉄運」が、ちょっと上向いてきたか? その湘南色115系に乗って、長野から信越線を下ります (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

信越本線は元々、群馬県の高崎から軽井沢、長野、直江津、長岡を経て、新潟に至る長大な主要幹線で、長年にわたり首都圏と信州や越後を結ぶ役目を果たしてきました (・o・*)ホホゥ。しかしその転機が訪れたのは、98年の長野新幹線(東京~長野)開業。これにより並行在来線の信越本線は、峠越えの難所である横川と軽井沢の間を廃止し、軽井沢と篠ノ井の間は長野県の第三セクター・しなの鉄道へ移管。信越本線は南部(関東側)の高崎~横川と、北部(長野・新潟側)の篠ノ井~新潟に分断されてしまいました。そして今度は、来年の3月に長野から金沢へと延伸開業する北陸新幹線により、長野と直江津の間も信越本線から、第三セクターのしなの鉄道(長野~妙高高原)と、えちごトキめき鉄道(妙高高原~直江津)へ移管されることになっています。これが意味するものとは・・・ここで、並行在来線問題などを語るようなことはしません(そもそも私が語るべきではないし)。あくまでも撮り鉄という趣味的見地からすると、あと半年後には現・信越本線の長野~直江津は第三セクターへ移管されて、JRの路線ではなくなってしまい、走っている車両の顔ぶれも大きく変わるということです ( ´_ゝ`)フーン。撮り鉄としては、その前に少しでも現在の記録を残しておきたいところ。

そんな信越線の長野~直江津で特筆すべき列車と言えば、やはり同区間を一日三往復する「妙高」号でしょう (・o・*)ホホゥ。日本百名山にも数えられる名峰「妙高山」に愛称名を由来するこの列車、いったいどんな特急列車なのかというと・・・いや、特急ではありません ( ̄△ ̄)エ?。んじゃ、急行か? σ(゚・゚*)ンー… う~ん、惜しい。たしかに昔の「妙高」は急行列車として走っていた時代がありました。ということは、急行から格下げされた快速列車だ!m9(・∀・)ソレダ!・・・と、一人で小芝居をしているのも阿呆らしくなってきましたが、実はこの「妙高」、特急でも、急行でもなければ、快速でもなく、実は「普通列車」なんです ( ̄。 ̄)ヘー(「妙高2号」のみは快速列車)。各駅に停車し、普通乗車券や定期券だけで乗れる普通列車なのに、「妙高」という立派な愛称があって、なおかつ使用車両は特急型の189系。しかも、それが特急列車の間合い運用などではなく、定期的に専用で使われている・・・私はこれを「日本一豪華な普通列車」なのではないかと思っています ( ´_ゝ`)フーン。しかしこの「妙高」も、残念ながら新幹線開業後は第三セクターへ引き継がれずに、廃止が決定してしまいました (´・ω・`) ショボーン。そんな「妙高」が今回のメインターゲットです。これをできれば信越線らしい、雄大な山々をバック(背景)にした撮影地で撮りたいところなのですが・・・

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車窓から見える山々は、あいにくの天気で雲隠れ・・・。
▲14.8.30 信越本線 黒姫-妙高高原(車窓から)

この日の長野県北部、新潟県西部は、ともに「曇り時々雨」の冴えない天気予報で、降水確率も高め。これが出張鉄でなかったら、おそらく撮影を見合わせるような天候です σ(・ω・`)ウーン…。晴れていれば車窓から見えるハズの黒姫山も妙高山も、まったくその山容を拝むことができませんでした (・ε・`)チェ 。う~む、こりゃ山バックはムリだなぁ・・・さすがに、私の「晴れ男運」も尽きたか? (-"-;*)ウウム…。 ならば、山バックの風景カットは諦めて列車を主体に撮ることとし、私が降りたのは妙高高原の次駅、関山。すでにここは新潟県です。

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小雨がパラつく関山で下車。
乗ってきた列車は前方三両が湘南色、
後方の三両は現行の長野色編成でした。
▲14.8.30 信越本線 関山

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関山の駅舎はペンション風。
待合室には喫茶コーナー(駅舎サロン)が併設され、
二階は画廊(駅舎画廊)になっています。
▲14.8.30 信越本線 関山

長野0631-(信越341M)-関山0721

駅を出ると、小雨がぱらついているものの、傘をさすほどではありません。なんとか「妙高」の通過まで雨が本降りとならないことを祈りながら、撮影地へ向かいます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘テクテク。線路沿いの道を下り方向へ歩くと、15分ほどで広大な田園地帯へと出ることができました。この距離は徒歩鉄にとって、かなり楽な方です(笑)。

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関山駅の北側に広がる田園地帯が撮影地。
本来はここからも妙高山をバックにして
列車を撮ることができるハズなのですが・・・
妙高山はご覧の通り ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…。
▲14.8.30 信越本線 関山-二本木(後追い)

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そこで山バックは諦めて、線路際へ近づいてみました。

このあたりは妙高山を背景にした風景カットだけではなく、線路際に目立った障害物がないことから、列車を主体にした編成写真をスッキリ撮れることでも有名な撮影ポイントです。雲が低くてドン曇りのこの日は、線路際から「妙高」のヘッドマークが解るような、編成写真を狙ってみることにしました。画的にはあまり面白みがないけれど、廃止されてしまえば、こういうカットだって貴重な記録になるものです (´ω`)ソウ…ネェ。

でも、その「妙高」の前に、先ほど私が関山まで乗ってきた湘南色の編成が直江津から折り返してきます。これも最初はオーソドックスな編成写真で撮ろうと思っていたのですが、撮影地へ向かう道すがらで、ちょっと「面白いモノ」を見つけてしまいました (゚∀゚)オッ!。思い切って、湘南色はそれと絡めてみることに。

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鮮やかな黄色い花の向こうをゆく、湘南色の115系。
この組み合わせを見て、ピンと来た方・・・います?
きっといないよね・・・(^^;)。
▲14.8.30 信越本線 二本木-関山

湘南色115系と黄色い花、これのどこが面白い組み合わせなのかというと・・・σ(゚・゚*)ンー… 実はコレ、カボチャの花なんです (´д`)ハア。オレンジと緑のツートンカラーである湘南色は、東海道線(湘南電車)の沿線に多く見られた「みかんと、その葉っぱ」をイメージしたという俗説があることから、別名「みかん色」と言われますが、その他にもこの色合いからカボチャの実(皮と中身)をイメージして、「カボチャ電車」と呼ばれることもあるのです ハッ!(`ロ´;)マサカ…。そこでちょっとムリヤリではありますが、カボチャ繋がりってことで、こんな画にしてみました アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。でも、ちょっと列車が遠すぎてピントが弱く、カボチャ色・・・もとい、湘南色の塗り分けがよく解りませんでしたね (^皿^;)ゞポリポリ。 

今、上っていった長野行きの普通列車(湘南色)は、関山で下りの直江津行き「妙高1号」と交換するので、急いであらかじめ決めておいた編成写真のポイントへと戻ります ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘イソゲッ!。着いたと同時に踏切が鳴りだし、線路の向こうから姿が見えてきた189系「妙高」。その色は・・・∑(=゚ω゚=*) マジ!?

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普通列車ながら、
専用マークを誇らしげに掲げて走る「妙高」。
この勇姿が見られるのもあと半年です。
▲14.8.30 信越本線 関山-二本木

国鉄色、キタ━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━ッ!!
なんと、この日の「妙高」には、国鉄特急色のN101編成が入ってくれました~!ヽ(´▽`)ノワ~イ♪ 実は「妙高」に使われる189系にも二つの色があり、ひとつはかつての特急「あさま」で使われていた、通称・「あさま色」。そしてもうひとつが、この国鉄特急色です。全3本中の2本が「あさま色」で、1本が国鉄色(波動用のN104を除く)ですから、確率的には三分の一で、それほど低いものではありませんが、最近の国鉄運の見放され方からして、まったく国鉄色を期待していなかったし、「あさま色」でもそれはそれでいいやと思い、事前の運用などはとくに調べてこなかったのですが・・・まさかの国鉄色登場!w(゚0゚*)w オォー! これは素直に嬉しいサプライズでした 。゚(つ∀`゚)゚。ウレシス…。それにしても、湘南色115系に続き、国鉄色189系が現れるなんて、仕事ついでの出張鉄にしては、ちょっとツキすぎじゃないか!?(^皿^;)ゞポリポリ でも、この日のラッキーはこれだけではないのです・・・( ̄▽ ̄;)エッ? 。 思いがけず国鉄色の「妙高」が撮れたのは嬉しかったけど、やっぱり残念なのはお天気。山が見えなくても、せめて日差しが欲しかったな (・∀・`)ネー・・・なんて思いながら、今度は今の「妙高1号」が直江津で折り返してくる、上りの「妙高4号」に備えます。撮影地は今の反対側を見る格好。

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上り側のポイントへ移動してきました。
こちらもスッキリとした編成写真を撮ることができます。
通過したのは、三連の長野色115系。
▲14.8.30 信越本線 二本木-関山(後追い)

試し撮りした長野色115系のカットを見ると、相変わらず天気は曇り。でも、実はここに来て少しずつ雲が流れはじめ、ときおり雲間から青空も覗くようになってきたのです (゚∀゚)オッ。とはいえ、いくらなんでも晴れて日が差すことはないだろう・・・ハハ(´∀`;)マサカ…ネ と、過度な期待をせずに空を眺めていると、なんと驚くことに見る見るうちに青空が広がってゆくではありませんか! エッ!?(゚Д゚;≡;゚Д゚)エッ!? そして撮影地にも、やがて眩しいほどの日差しが降り注ぐようになりました ポカ―(o゚Д゚o)―ン。晴れれば上り方が完全順光(バリ順)となるこの撮影ポイント。ひょっとして、朝の時点では考えもしなかった「バリ順で国鉄色「妙高」」という、奇跡の画が撮れるのか!? (゚A゚;)ゴクリ… はたしてその結果は・・・「見せてもらおうか、自称・晴れ男の運とやらを!」

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夏の忘れ形見のような入道雲を背に、
信越本線を走り抜ける189系「妙高」。
眩しい日の光が、
国鉄特急色を鮮やかに引き立たせてくれました。
▲14.8.30 信越本線 二本木-関山

バリ順、青空バックで、国鉄色「妙高」が撮れちゃいました~!!
(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!!!!
私にとって、これはまさに理想的な編成写真と言っても過言ではありません。もちろん撮影自体は難しいものではなく、国鉄色が運用に就いた晴天日に、この場所へ来れば誰でも撮れるようなカットなのですが、今回の急激な天気の好転は久しぶりにシビレました (((*≧▽≦*)))シビレタッ!。はじめから晴天に恵まれるよりも、嬉しさは倍増です(笑)。でも、これだけいい天気になったのならば、妙高山も臨めたのではないかとお思いでしょう。しかし・・・

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「妙高」通過直後の妙高山は、こんな感じでした。

妙高山は相変わらず雲隠れしたまま。というより、このように雲が広がるなかで「妙高」の通過時に日が差したのですから、これはやはりラッキーだったと思わずにはいられません ε-(´∀`;)ホッ 。妙高山バックで撮ることはできなかったけれど、この日の天候を考えれば、じゅうぶんに満足のいく結果を残すことができました。妙高山バックでの「妙高」は、残されたこの半年でリベンジ・・・・できるかな? (^~^;)ウーン…。 これで撮影を終え、関山から移動します。

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関山からは再び、下り列車へと乗り込みます。
ホームに入ってきたのは、オーソドックスな長野色115系。
▲14.8.30 信越本線 関山

再び、下りの直江津ゆきに乗った私ですが、次に目指すのは撮影地ではありません ( ̄△ ̄;)エ?。 といっても沿線の観光地を巡るわけでもなく、実は今度の目的地は、次に下車する駅自体なのです σ(゚・゚*)エキ?。 先述したように北陸新幹線の開業を間近に控えた今、あるひとつの駅が大きく変わろうとしています。それが関山から四つ先にある、「脇野田(わきのだ)」。

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車窓を眺めていると、脇野田に着く手前で
新しく敷かれた線路が分岐してゆくのが見えます。
そしてその先には立派な新幹線の高架駅が・・・
▲14.8.30 信越本線 北新井-脇野田(車窓から)

新幹線の開業によりJRから分離された並行在来線は、基本的に既存の線路や施設がそのまま第三セクター鉄道へと引き継がれます。それは今回の北陸新幹線でもほぼ同様。しかし、この脇野田は既存駅から少し離れた位置に新たな新幹線駅ができることから、その乗り換えの利便性を考慮して、付近の路線ルートを変更しなくてはなりません。そのため、脇野田も現在地から300メートルほど移動した新幹線直結駅となり、駅名も脇野田から新幹線に合わせた「上越妙高」へと改名されるのです ( ̄. ̄ ) ヘ~ェ。

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北陸新幹線開業に伴う、脇野田周辺の移設図。
黒が既存の信越本線で、緑が北陸新幹線。
そして赤が移設される新線を表します。

駅の移設・名称変更なので正確には廃駅ではありませんが、これにより大正時代から使われてきた、味のある脇野田の木造駅舎はその役目を終えることになってしまいました (´・ω・`)ショボーン。この駅のことは、同じソネブロ仲間で地元在住の「TakiHaruさん」が定期的にリポートされておられ、それを見て私も移設前にぜひ訪れておきたいと思っていたのです。ちなみに、駅の移設は新幹線の開業を待たず、早くも来月には行なわれる予定で(駅名の変更は来年3月)、私にとっては今回の出張鉄がまさに現駅舎を訪駅するラストチャンスでした(もし出張がなくても、移設前に一度は訪れようと思っていましたが)。そんな脇野田に列車は到着。ここからは少し、駅の様子をご覧いただきたいと思います。

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北陸新幹線開業に伴って移設される、脇野田で下車。
おそらくこのホームに私が降り立つのは、
最初で最後のこととなるでしょう・・・。
▲14.8.30 信越本線 脇野田

関山1128-(345M)-脇野田1153

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真夏を思わせるような、晴天の昼下がり。
穏やかな情景のなかに佇む、脇野田の木造駅舎。
▲14.8.30 信越本線 脇野田

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大正10年の開業以来、90年以上にわたって、
多くの人たちを出迎えてきた駅舎の入り口。
きっと、いろいろなドラマが繰り広げられたことでしょう。

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窓口の向こうにいる駅員さんへ、定期券を見せる学生さん。
小駅ながらも、有人の脇野田で見られる、
いつもと変わらない日常の光景です。

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駅の待合室には、地元の方が感謝を込めて綴った、
「ありがとう脇野田駅」の横断幕が掲げられていました。
この駅舎が、この駅名が、地元に根付き愛されていた証ですね。

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吹きさらしのホームの向こうにそびえ立つのは、
新しくできた北陸新幹線の上越妙高駅。
小さな木造駅は大きな新幹線駅へ役目を譲り、
その歴史に幕を閉じることとなりました・・・。

静かに佇む脇野田の木造駅舎・・・と言いたいところですが、実際は週末ということもあり、別れを惜しむ多くのファンが訪れていました。ただ、大体の方が乗ってきた次の列車で引き上げてしまうため、列車が発着する直前の数分間は駅舎内に誰もいなくなり(みんなホームへと移動するため)、落ち着いた本来の脇野田駅らしい空気が流れます・・・な~んて、さも解っているような書き方をしている私も、「一見さん」のひとりなんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。私はこの脇野田でもうひとつの目的があったので、次の列車ですぐには引き上げなかっただけ。その目的というのは、先ほど長野へ向かった「妙高4号」の折り返しとなる「妙高3号」を、この脇野田付近で狙うことでした。とくに撮影地のアテはないけれど、乗ってきた列車の車窓から見る限り、駅の南側(上り方)に田園が広がっていたので、そこならばスッキリと撮ることができそうです。

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駅近くの県道沿いにあった「脇野田駅前」のバス停。
おそらくこれも改名されるのでしょうね
(どーでもいいけれど、なんだか最近は、
バス停をよく撮っているような気がする・・・σ(゚・゚*)ンー)。

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しばらく歩くと、広い田園地帯に出ることができました。
撮影ポイントを模索している最中、
不意に現れたのはロクヨンの単機(EF64 1031)(゚∀゚)オッ!。
長野へ送った配給列車の帰りかな?
背景に見える高架線は、もちろん北陸新幹線です。
▲14.8.30 信越本線 脇野田-北新井(後追い)

目的地とした田園地帯までは、駅から20分ほどで辿り着くことができました。黄金色の稲穂もなかなかイイ感じです (・∀・)イイイネ。それにしても、ここ脇野田でも予想外の好天。天気予報では「曇りのち雨」だったんだけれどなぁ・・・。これならば、関山で撮った「妙高4号」に続き、ここでの「3号」もバリ順でいただきか? (`・∀・´)イタダキマン!  しかし、そう甘くはなかったのです ( ̄△ ̄;)エ? 。先ほどとは逆に、今度はバリ順で撮れたロクヨンの単機以降は雲が広がりはじめ、見る見るうちに青空を消してゆきます エッ!?(゚Д゚;≡;゚Д゚)エッ!?。気がつけば、あっという間にほとんど日の当たらない状態に・・・ポカ―(o゚Д゚o)―ン。しかも上空では「ゴロゴロ」と、嫌~な音まで聞こえる始末 ((((lll゚Д゚)))ヒイイィィィ。そんななかで「妙高3号」の通過を迎えてしまいました。

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黄金色の稲穂をかすめて走り去る、国鉄色「妙高」。
米どころ新潟の秋を象徴するような情景と
この列車の組み合わせも、今年が最後になります・・・。
▲14.8.30 信越本線 脇野田-北新井(後追い)

稲穂と国鉄特急色の組み合わせが撮れました~ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!
・・・が、完全なドン曇り (_ _lll)ガクッ。まさにさっきとは真逆の展開です。こうなると、鉛色の空はなるべく入れたくなかったので、低い目線から稲穂を多めに入れるアングルにしてみました。まあ、これがこの日、本来の天気だと思えばいいのだけれど、なんだか今度はちょっぴり残念な気分 (・ε・`)チェ。それでも、黄金色の稲穂と国鉄特急色が撮れたのですから、ヨシとしましょうか (・∀・`)ヨシヨシ。 撤収作業中にポツポツと降り出してきた雨は、脇野田駅へ戻る頃には土砂降りとなってしまいました。撮影中に降られなかったのは、ラッキーだったのかも・・・ε-(´o`;Aホッ。

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今度は天気が一気に暗転。
短時間の訪駅で晴天と雨天、
両方の脇野田駅を見ることができました。
▲14.8.30 信越本線 脇野田

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本当ならば脇野田の窓口で、
「脇野田から東京都区内」という乗車券を
発行してもらいたかったところですが、
出張鉄で来ている私は「オトナの事情」により、
いったん長野で切らねばなりません・・・(・∀・`)シャーナイネ
(かといって、自腹で脇野田~都内のきっぷを買うほど、
経済的な余裕はない)。
仕方なく、自販機で長野までの乗車券(1140円区間)を購入。

これで、今旅の目的はほぼ達成できましたが、最後にもうひとつのお楽しみが残っています エ?(゚∀゚≡゚∀゚)ナニナニ!? 。それは脇野田から長野へ戻る際に乗る列車。そう、今度の上り普通列車は先ほど撮影した「妙高3号」の折り返しとなる、「妙高6号」なのです (゚∀゚*)オオッ!!。「日本一豪華な普通列車(だと私が思っている)」、しかも国鉄型ファンには堪らない国鉄特急色の列車に乗って、出張鉄を締めくくることにしましょう (´w`*)ドツカレサン。

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雨が小降りになった脇野田のホームに入ってきた、
長野行き「妙高6号」。
この列車で脇野田をあとにします。
さようなら、脇野田の木造駅舎・・・。
(´;ω;`)ノシ~~~サヨ-ナラ-
▲14.8.30 信越本線 脇野田

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今は普通列車に使われているとはいえ、
元々は特急用車両の189系
(今でも臨時では特急列車に使われています)。
座席はもちろんリクライニングシートです。

いよいよ北陸新幹線の延伸開業が半年後に迫り、先日にはついにJRから開業後の概要(*PDF)が発表されました。それによるとやはり予想通り、現行の特急「はくたか(越後湯沢~金沢)」や「北越(新潟~金沢)」、快速「くびき野(新潟~新井)」、そして今回撮影した「妙高」の廃止が正式に決定。いよいよカウントダウンが始まった思いです。そんななか、たまたま舞い込んできた本業の長野出張。今回はこれを利用して、廃止の決まった「妙高」の撮影と、移設まで間もない脇野田を訪駅することができました。ちょっとお天気に翻弄されたところはあったけれど、「妙高」、脇野田駅ともに、いい記録が残せたと思っています。あと半年となった信越本線。今回は時間の都合で撮ることができなかった、同じ信越線の快速「くびき野」などは、また機をあらためて撮影に訪れたいところ。今度来る時はサプライズではなく本当の快晴に恵まれて、妙高山がきれいに見えているといいなぁ・・・(・∀・`)。

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湘南色115系で出発した長野に、
国鉄色189系で戻ってきました。
今回は国鉄運に恵まれていた気がします(笑)
▲14.8.30 信越本線 長野

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長野からの帰りもE7系を選びました。
やっぱり新幹線は新型のほうが乗り心地いいです。
▲14.8.30 長野新幹線 長野

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そんなE7系の初乗車を記念して選んだ今回の駅弁は、
E7系のデビューを記念した、「E7系記念弁当(¥1100)」
長野の地産品(おやきや野沢菜、信州豚の角煮など)を中心に、
北陸新幹線が走行する地域の名産品
(富山・鱒寿司、金沢・治部煮など)を盛り込んだ、
楽しいお弁当です (゚д゚)ウマー。☆☆☆・・
お供は長野の地ビール「善光寺浪漫」。
香り高く、ちょっぴり苦みの強いケルシュビールです。
鉄道に例えると、「211系のボタン式ドアを、
手でこじ開けようとしている女子高生を見て、
ああ、ここでは115系の手動ドアが根付いているんだな・・・」
って感じ (゚Д゚)ハア? (いみふ?)

脇野田1506-(信越線 妙高6号)-長野1631~1712-(長野新幹線 あさま574号)-東京1856

TWO-shots 160 unlucky... (´Д⊂

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PICK UP TWO-shots 160 unlucky... (´Д⊂

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最近このブログでよく使われているキーワード、
「鉄運(てつうん)」 (・∀・) Train Lucky。
実際はこんな造語がどのくらい
鉄道趣味界に浸透しているのかは解りませんが、
写真撮影のなかでも、とくに鉄道というジャンルは、
列車通過時の天候状態や光線の当たり具合、
お目当てとなる車両の運用、運転時間帯、
さらには鉄道イベント参加への当選・・・など、
運に頼らざるを得ない、不可抗力的な条件が多い。
もちろん、なかには事前に状況を調べられるものもあるけれど、
望んだすべての条件を満たすには、
やはり多少の運が必要なのではないか・・・
と、個人的には思っています。
前週の関山で撮った「妙高3号」など、まさに「鉄運」に恵まれた感じ。
ヽ(´▽`)ノワーイ♪
  
しかし、そうそうツイていることばかりではなく、
まさにこの週末は鉄運に見放された結果になってしまいました。
( ̄△ ̄;)エ…
  
  
まずは金曜日の夜に運転された、臨時列車「あおもり」号。
貴重な583系が、珍しく夜の首都圏(山手貨物線)を通るということで、
私はこの機会に、ぜひ狙ってみたい画がありました。
それは583系とライトアップされたスカイツリーとの組み合わせです。
(゚∀゚*)オオッ!
暗い夜間だけれど、ホームの照明が当たればなんとかなるかな・・・
と思い、向かったのは大塚駅前の跨線橋。
ところが、その結果は・・・Σ(゚□゚;)アッ!
見事、山手線にカブられますた・・・orz。
ホームの灯りは遮られて583系の顔に届かず、
あえなく撃沈。(´д`;)トホホ…
実はこの583系、夕方に京浜東北線で起きた輸送障害の影響を受けて、
40分ほどの遅れが出ていたんです。
はたして定時に通過していたら、どうだったのでしょうね・・・。
 
さらに翌々日の日曜日。
この週末は中央線の「ホリデー快速・富士山」号に、
国鉄色の189系が使われているとの情報が入りました。(゚∀゚)オッ!
天気は雨模様なので遠征する気はおきませんでしたが、
近場でこの雨というシチュエーションを活かした撮り方をしてみようと、
向かったのは西荻窪駅のホーム。
ところが、その結果は・・・Σ(゚□゚(゚□゚;)アアッ!!
見事、緩行線を走る東西線にカブられますた・・・orz orz
時刻表を見てキワドいタイミングだとは思っていたけど、
ここまでドンピシャにカブるとはね・・・。
(´д`;)トホホのホ
でもこれは、とくに列車の遅延などはなかったようなので、
単なる下調べ不足による必然の撃沈かも。

 
結局、カブりで撃沈二連発となってしまった国鉄特急型。
鉄運に恵まれる時もあれば、見放される時もある。
だからこそ、この趣味は面白いんだ
・・・と、自分に言い聞かせて納得するものの、
なんともモヤモヤの残る週末となりました (´・ω・`)ショボーン。
まあ、この撃沈が遠征先ではなく、近場だっただけまだマシか・・・。
 
上・14.9.5 山手線 大塚
下・14.9.7 中央本線 西荻窪
 
 
 
ちなみに週末のJリーグ・千葉vs京都の結果も、
アディショナルタイムを超えた最後のワンプレーで同点に追いつかれ、
貴重な勝ち点2がこぼれ落ちたよ・・・(´Д⊂モウダメポ

ONE-shot 161 復活のお召機

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PICK UP ONE-shot 161 復活のお召機

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秋田総合車両センターへ入場し、
往年のローズピンク色(赤13号)、しかもお召仕様が再現された、
田端のEF81 81。
再びその美しい姿を、この目で拝むことができようとは・・・
もう、大感激ですっ!。゚(つ∀`゚)゚。スンバラシィ。
  
・・・って、ちょっとハナシがマニアックすぎて、
鉄分(鉄ちゃん要素)がそれほど濃くない方にとっては、
いったい、なんのこっちゃ? (゚Д゚)ハア?
みたいな感じですよね。(^^;)ゞポリポリ
 
 
今回、私が撮影できたEF81形の81号機(写真右手のピンク色の車両)は、
今から30年ほど前の1985年に、昭和天皇が「つくば万博」を訪問した際、
その御乗用列車(いわゆる「お召列車」)の牽引機に抜擢されて、
常磐線や水戸線を走った、由緒ある電気機関車なんです。( ̄。 ̄)ヘー
車体側面にビシッと引かれた銀の帯が、その「お召機」である証。
 
85年当時の私は常磐線の沿線に住んでおり、
地元の路線に日章旗をはためかせたお召列車が走るなんて、
これはもう私の撮り鉄人生で、最高、最大の大ネタでした
(お召列車を”ネタ”扱いするとは、失礼な話ですが・・・)。
しかし、お召列車が運転されるのは平日の日中。
まだ学生だった私が学校をサボって撮影に行けるはずはなく、
後日、友達の兄貴が撮ったお召列車の写真を、
それはそれは羨ましく眺めたものでした。σ(・∀・`。)イイナァ…
あの写真に写っていた81号機の勇姿は、凛々しかった・・・。
 
その大役後も、しばらくは
銀帯などのお召仕様が残されていた81号機でしたが、
いつしか他の同型機と同じ色(赤→流星)に塗り替えられてしまい、
栄光のお召機は過去のものとなってしまいました。
 
 
ところが・・・そう、先月末のこと。
工場から出場してきた81号機には、
なんと、あの当時のお召仕様が再現されていたのです!
w(゚0゚*)w オォー!!
もう同機がお召列車を牽引することは、まずないと思われるので、
この復刻色はファンサービスのようなものでしょう。
それでも当時を知る者として、
これは涙が出るほど嬉しい復活劇ではありませんか。
・:*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・
 
 
ウン十年ぶりに見る、ローズピンクでお召仕様の81号機。
そこには塗装の復刻だけでなく、
お召機の持つ威厳や風格といった独特なオーラも、
復活していたように感じました。
 
14.9.11 東北本線(貨物線) 田端信号場
 
 
 
 
☆オマケの、8181ヒストリー☆
 
ローズピンク時代のEF81 81、
本文にも書いたように、私はお召列車の撮影はできませんでしたが、
その後、団体列車や貨物列車などで、何度か同機を撮影する機会がありました。
ここではそんなシーンを、少しご紹介したいと思います。

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81811.jpg
まずは、国鉄時代に行なわれた、
田端機関区(現・田端運転所)の一般公開から。
EF81 81のほか、ED75 121、EF58 61といった、
お召機が揃って展示された豪華な内容でした。
日章旗を掲げたこの姿が、正調のお召装備です。
当時は一般公開イベントなどで、よくこの姿を見ることができました。
86.8 田端機関区(当時)

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81817.jpg
お召機の81号機ですが、
時には貨物列車牽引という地味な仕事にも就きました。
お召機のシンボルである銀帯は残されているものの、
今ほど注目を集める存在ではなかった同機。
たしかこの二枚も狙って撮ったわけではなく、
たまたまやってきた貨物列車が81号機って感じだったと思います。
上・87.10 武蔵野線 南流山
下・88.9 常磐線 南柏-柏

81815.jpg
ジョイフルトレイン「サロンエクスプレス東京」を牽いて、
今はなき上野駅の18番線に到着した81号機。
JR化直後の当時は、数多くのジョイトレが活躍していましたが、
意外と81号機との組み合わせは少なかったように思います。
ちなみにこの頃、同じ田端のEF81と言えば、
レインボー塗装の95号機の方に注目が集まり、
ジョイトレ牽引も95が優先的に入れられていた印象があります。
私も81より、95ばかり追いかけていたっけなぁ・・・。
88.6 東北本線 上野

81819.jpg
この日は、常磐線に入線した「オリエント急行」をエスコート。
81号機の輝かしい実績のひとつです。
日没後の厳しい撮影条件でしたが、
かろうじて81号機の特徴である銀帯が輝いてくれました。
88.11 常磐線 天王台-取手

81814.jpg
水戸の旧型お座敷客車、通称「ミト座」(スロ81)とのシブい組み合わせ。
この頃になると田端のEF81は徐々に濃い赤色(赤2号)の
「北斗星色」や「貨物色」へと塗り替えられてゆき、
ローズピンクで残っていた同機の人気は高まっていました。
89.10 東海道本線(貨物線) 新鶴見信号場

81818.jpg
赤一色に塗り替えられてしまった時代の81号機。
銀帯の撤去はもちろん、手すりや連結器の銀挿しも
無くなってしまいました。
もはや、お召機としての面影はありません・・・。
90.8 常磐線 水戸

07430.jpg
09724.jpg
近年はサイドに流星の描かれた「北斗星色」となり、
文字通り寝台特急「北斗星」の牽引などに活躍しました。
ちなみに北斗星色ながら、お召機の特徴である銀挿しが施されたのは、
96年に両毛線で運転されたお召列車(いわゆるベルギーお召)の
予備機に同機が指定されてからでした。
上・07.4.30 東北本線 蓮田-東大宮
下・09.7.24 東北本線 片岡-蒲須坂

8181.jpg
そして先月、再び80年代のお召仕様へと戻った81号機。
こうやってみると当時とは
窓回りのHゴムの色などに違いが見られますが、
それでもこの復活には感慨深いものがあります。
現在、田端のEF81に定期列車の運用は無く、
今後は臨時列車などで、
同機の活躍を期待したいところです(^^)
14.9.11 東北本線(貨物線) 田端信号場

大井川鐡道・・・「きかんしゃトーマス」撮影記

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2014.09.13
大井川鐡道
「きかんしゃ トーマス」 撮影
 
  

すっかり暑さも和らぎ、鉄道写真を撮りに行くのに最適な季節となりました。まさに「撮り鉄の秋」(笑)。週末はお天気も良さそうだし、どこへ撮影に行こうかな・・・σ(゚・゚*)ンー。な~んて、しらじらしい前置きが必要ないほど、インパクトのある”お顔”をタイトル写真に載せてしまいました Σ(=д=ノ)ノ ヌヘッ!? 。そう、今回のターゲットは、いま話題沸騰中の「きかんしゃトーマス」くんです (゚∀゚*)オオッ!。

実際のSL(蒸気機関車)を、架空のキャラクター「トーマス」に仕立ててしまったという、この大胆なこころみ。鉄道ファンではない方でも、一度はテレビやネットなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。この列車、今や乗車指定券がまったく手に入らないほどの大人気っぷりなのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。そんな「トーマス」ですが、この企画が鉄道会社から発表された時、正直私は、「SLに顔をくっつけるだなんて、遊園地のアトラクションじゃあるまいし・・・ε- (´ー`*) フッ」 なんて、冷めた目で見ていました。おそらく純粋な鉄のなかには、同じような見方をする人も少なくなかったのではないかと思われます。ところが、いざ実車が完成して、お披露目の走行シーンがテレビのニュースに流れると・・・(*゚ロ゚)ハッ!! その完成度の高さと、実際の風景を走る「トーマス」のユーモラスさに、思わず身を乗り出して映像に見入ってしまいました (=゚ω゚) ムムムッ! 。ぎゃははは、トーマスだよ!これは本物のトーマスだよ!!。゚( ゚^∀^゚)σ゚。ギャハハハ。そこには遊園地のアトラクションでは絶対に出せないような、一般の鉄道路線だからこそのリアルさがあったのです。固定観念に縛られた私の無粋な感覚などはあっさりと崩され、むしろこんな楽しい列車は撮り鉄として見逃すべきではなく、ぜひとも記録したいとまで思うようになりました。何とも都合のいいハナシです (^皿^;)ゞポリポリ。「トーマス」の運行は期間限定で、今秋10月中旬までの予定。それまでに何とかして撮りに行きたいと考えていましたが、ようやくその機会を作ることができました。


9月13日(土)

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今回の目的地は静岡県なので、
東京駅から乗るのは東海道新幹線「こだま」です。
朝イチの「こだま631号」は、N700系でした。
▲東海道新幹線 東京

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今秋、開業50周年を迎える東海道新幹線。
せっかくなのでこの日の朝食には、
「東海道新幹線50周年記念弁当(¥1000)」
を買ってみました。
このお弁当は地域によって中身を一部変えており、
東京駅で買えるのは、深川めしや、アナゴの蒲焼、
べったら漬けなどの東京名物が入った東京版です。
☆☆☆・・
オマケの記念カード(全50種!)は100系のG編成でした
(このカード、ソネブロ仲間ではたしか、師匠と画伯が700系で、
やまびこさんがドクターイエローを引いていたな・・・)。

朝6時半の東京駅から今旅はスタート。まずは東海道新幹線の「こだま」で、静岡へと向かいます。お目当ての「トーマス」が走っているのは、静岡県の金谷(かなや)で東海道本線と分岐する、「大井川鐡道」という地方私鉄です (・o・*)ホホゥ。大井川鐡道・大井川本線は金谷を起点に、その名の通り大井川沿いを北上し、お茶で有名な川根本町の千頭(せんず)までを結ぶ、全長39.5キロのローカル線(大井川鐡道にはさらに、千頭から井川までを結ぶ、井川線もありますが、今回の記事は大井川本線に限っての内容で、呼称も一般的な大井川鐡道で話を進めてゆきます)。この鉄道の特徴はなんといっても、古くからSL列車の運転が盛んに行われており、観光用SLの草分け的存在。もはや、大井川鐡道=SLのイメージが定着しているといっていいでしょう。そんな同鉄道が保有するSLのうちの一機が今回、件の「トーマス」仕様になりました。

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晴天予報が出ていたこの日でしたが、
けっこう雲が多めの空模様・・・(・ω・`)ウーン…。
車窓からの富士山も、かろうじて山頂が見える程度です。
▲東海道新幹線 三島-新富士

ところで、本来は東京から金谷くらいの距離ならば、新幹線などを使わずに在来線の東海道本線で、のんびりと揺られていきたかったところ。しかしそれだと、「トーマス」よりも先行する一本前の普通列車へは間に合わず、私が目指す沿線の撮影地で「トーマス」を撮ることができないのです。大井川鐡道を訪れるのは久々なので詳しくは解りませんが、ひょっとしたらこれは例の「普通列車大幅削減問題」が影響しているのかもしれません (゚ペ)ウーン…。その問題と言うのが・・・実はこれから訪れる大井川鐡道、赤字による苦渋の決断として、今春に実施されたダイヤ改正から日中の普通列車をなんと全体の四割も削減してしまったのです ∑(`□´/)/ ナニィィイイイ!!。一日14往復あった普通列車は、わずか9往復にまで減少(金谷~新金谷の区間運用を除く)。しかも、そのうちの一往復は途中駅(家山)止まりです。その結果、駅によっては二時間から四時間も列車が来ない空白の時間帯ができてしまいました (-"-;*)ウウム。これは列車利用の徒歩鉄にとって・・・という以前に、地元の利用者にとっては死活問題とも言えるでしょう (・ω・`)コマルヨネ…。今回の「トーマス」人気による増収入で、少しでも普通列車の本数が復活するとよいなぁ・・・。そんなワケで、本数の少ない大井川鐵道の普通列車へ間に合わせるためには、静岡まで新幹線を利用せざるを得なかったのです。

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静岡で乗り継いだ東海道線は211系。
東海の5000番台は、正面窓の助手席側が広いのが、
東日本車と異なる所です。
▲東海道本線 静岡

静岡で新幹線から東海道線の浜松ゆきへ乗り継いで、さらに西へ。東海道線の列車が大井川の鉄橋を渡り切ると、やがて川の上流にあたる右手の方から単線の線路が大きくカーブして近寄ってきます。これが大井川鐡道で、線路が合流すると程なくして金谷に到着。

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静岡から約30分の金谷で下車。
同列車の後方は313系でした。
▲東海道本線 金谷

東京0633-(東海道新幹線 こだま631号)-静岡0754~0806-(東海道425M)-金谷0838

同じ列車からは、私とともに多くの家族連れが下車。とくに小さな子供を連れた方が目立ちます ワーイヽ(゚▽゚@)人(゚▽゚@)ノ ワーイ。そう、もちろんこの方たちの目的も「トーマス」に他なりません。むしろ、単身で大きなカメラバックを背負った私の方が、ここではアウェー感たっぷりです (^皿^;)ゞポリポリ。家族連れに混じってJRの改札を抜け、隣接する大井川鐡道の駅へ向かうと、そこにはさらに驚愕の光景が・・・(゚∇゚;)エッ!?

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多くの人でごった返す大井川鐡道の金谷駅。
駅の外にまで行列ができています・・・。
▲大井川鐡道 金谷

なんじゃこりゃ~! Σ(゚□゚*)ナニーッ!! 狭い待合室内は家族連れでごった返していて、カオス状態です。以前に大井川鐵道を訪れたとき、この待合室は閑古鳥が鳴くほど空いていたのに・・・。あらためて「トーマス」効果のスゴさを思い知らされます (´∀`;)スゴイネ。私が乗る(というか、おそらくココにいる皆が乗る)普通列車の発車時刻までは、まだあと30分くらいの時間があります。混雑する駅舎内で待っていても落ち着かないので、私はちょっと外へ繰り出してみました オデカケ...((((o* ̄-)o。向かったのは駅裏にある高台。発車の10分前に折り返し列車が入線してくるので、それを狙ってみることにします。

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金谷の町を見下ろす高台で待っていると、
二両連結の普通列車が入ってきました。
このヨモギ色の電車は元・南海電鉄の21000系です。
空には夏を思わせるような入道雲が浮かんでいますが、
この雲、なんだかイヤな存在になりそうなんだよなぁ・・・。
▲大井川鐡道 金谷付近

やってきたのは元・南海の急行型車両21000系。かつての南海時代には「ズームカー」の愛称で親しまれた名車です (゚∀゚*)オオッ!。大井川鐡道の一般型車両は、すべて大手私鉄からの譲渡車(いわゆる中古車)で賄われており、現在はこの21000系のほかに、元・近鉄の特急型車両16000系が活躍しています。さらに最近までは、元・京阪の特急型車両3000系も走っていたのですが、件の普通列車削減により運用を離脱してしまいました。そんな大手私鉄の中古車やSLが現役で活躍していることから、大井川鐡道は「動く鉄道博物館」などとも呼ばれています ( ̄。 ̄)ヘー。

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急いで金谷駅へ戻り、発車時間までホームから
「ズームカー」をじっくりと観察します。
▲大井川鐡道 金谷

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一世を風靡した二枚窓の湘南フェイス。

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年季の入ったアナログの運転台。

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転換クロスシートと小窓が並ぶ室内。
荷棚下の照明も同車の特徴ですね。

正直なところ、SLの現役世代ではない私にとっては、SLよりもこのような味のある中古電車の方に惹かれます。ここで往年の名車である「ズームカー」に乗れるのは、嬉しいなぁ・・・。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス。つい車両の撮影に熱中していたら座席はすべて埋まってしまい、金谷発車の時点で私は座ることができませんでしたが、「トーマス」の始発駅となる次の新金谷で半数近くの方が下車したため、立ちんぼはわずか一駅だけで済みました。「ズームカー」のクロスシートに身を委ねて、車窓風景を楽しみます。

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大井川沿いに北上する大井川鐡道。
その車窓からは、爽やかな川景色を楽しむことができます。
▲大井川鐡道 福用-大和田(車窓から)

車窓に大井川の流れが広がる大井川鐡道。やはりできることならば、その大井川を入れたポイントで「トーマス」を撮りたいところ。しかし、過去に訪れたのは片手で数えられるほどと、あまり馴染みの深くない大井川鐡道の撮影地など、私はほとんど知りません σ(゚・゚*)ンー。そこで今回は、ネットで見つけた同線の撮影地ガイドを参考にさせていただき、私が目指したのは金谷から一時間ほどの田野口。撮影地の情報しか頭に入れてきませんでしたが、そこに到着して下車してみると、なんとも味わいのある古い木造駅舎が私を出迎えてくれました (*゚0゚)ハッ!!。

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田野口で降り、去りゆく「ズームカー」を見送ります。
まるでタイムスリップしたような情景・・・。
ちなみにこの駅で下車したのは私一人だけでした。
▲大井川鐡道 田野口

金谷0901-(大鐡5列車)-田野口0958

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勉強不足で、予備知識を全く持たずに降りた田野口駅ですが、
そこに佇んでいたのは、長い歴史を感じさせる
とてもステキな木造駅舎でした。(´▽`*)イイネ~♪
▲大井川鐡道 田野口

そんな駅舎を背にして、駅前の道を上り(金谷)方向へしばらく進むと ε=ε=ε=┌(*・ω・)┘テクテク。、やがて大井川と大井川鐡道の線路を一気に跨ぐ、細い橋(中徳橋)へと出ることができました。その橋上が目的地の撮影ポイントです。実はこの場所、午前の下り列車は逆光になるのですが、ちょうど線路が山影になるため、ウマくフレーミングすれば列車のコントラストは弱くなりそう。ためしに「トーマス」を先行して走る、急行列車を狙ってみることにしました。

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大井川沿いを行く、急行列車。
この電車は元・近鉄の16000系です。
車体には「トーマス」をアピールする
ステッカーが貼られていました。
▲大井川鐡道 下泉-田野口

やってきたのは元・近鉄特急の16000系 (゚∀゚)オッ!。個人的な好みにもよるけれど、シブさでは先ほどの元・南海車の方が上のように思います。ちなみに、繁忙期にのみに運転されるこの急行列車ならば、静岡まで新幹線を使わずに東海道線だけでも金谷で乗り継ぐことができるのですが、この列車の途中停車駅は家山の一駅のみ。これではあまり使えません (・ε・`)チェ。
撮影条件は、晴れていても列車には日があたらないので、こんな感じになります。ホントは山影のかからない順光ポイントで狙いたいところなのですが、基本的に北へ向かう大井川鐵道の下り列車は、光線状態の良好なポイントが少ないのです (゚ペ)ウーン…。そこで今回は日あたりよりも、大井川沿いというロケーションと、「トーマス」の顔がハッキリ解るというところに重点を置いて、撮影地を選んでみました。まあ、すごくいい場所ではないけれど、決して悪くもないってところか。

はじめは私一人だったこのポイントも、徐々にクルマやバイクで訪れるギャラリーが増えてきて(追っかけなどではなく、純粋な(?)見物客のようです)、やがて「トーマス」を迎える時間となりました。さあ、架空の物語から現実の世界へと飛び出してきた「トーマス」、いったいどんな走りを見せてくれるのでしょうか。

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(*゚Д゚)ノ やあ。

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トボけた表情で姿を現した「トーマス」くん。
ファインダーを覗きながら、思わず笑みがこぼれてしまいます。
「ボクはトーマス。働き者の機関車さっ!」o[(○'O'○)]o
・・・って声が聞こえてきそう(^^)

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感度とシャッタースピードの設定を変えながら、
手前まで引き付けて、「トーマス」を流し撮り!
実はこの撮り方を「トーマス」で、やってみたかったんですよね~♪

うわ~い!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ  ホントに「トーマス」が走ってきたよ!!
これは鉄道写真というよりも、なんだか劇中のワンシーンを撮っている気分で、とっても楽しい~ (´▽`*)ワーイ♪  望遠で狙った後に流し撮りへのシフト、こんな欲張った撮影をすると、たいていは失敗するところなのですが、「トーマス」のゆるい表情で変に力が抜けたせいか、狙い通りにスルッと流すことができました(笑)。ちなみに、「きかんしゃトーマス」はもともと英国で作られた物語で、モチーフになったSLももちろん英国のもの。しかし同じタンク式で小型のC11に施された「トーマス」は、まったく違和感のないものになっていますよね。ホントにその完成度の高さには脱帽です Σd=(≧ω≦*)グッジョブ! 。目の前を走る「トーマス」の姿に思っていた以上の満足感を得て、田野口駅へと戻ります。

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田野口で待っていると、
ホームに入ってきたのは、元・近鉄16000系。
これで南海車と近鉄車の両方に乗れたこととなります。
▲大井川鐵道 田野口

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転換式クロスシートが並ぶ、16000系の車内は
近鉄特急の時代とほぼ変わりません。
乗り心地は元・南海21000系よりも、
こちらのほうがいいかも。

無事に下りの「トーマス」を撮り終え、今度は折り返してくる上りの「トーマス」がターゲットになります。さっそく、あらかじめ考えていた撮影地へ向かいたいところなのですが、そこへ行く田野口からの上り列車(金谷ゆき)は、あと一時間半もありません。いっぽうその前に、下り列車(千頭ゆき)が30分後にやってきます σ(゚・゚*)ンー。次の上り列車は、この下り列車が折り返してくるものなので、とりあえず私は下り列車へと乗り込みました。こう見ると、単なる時間つぶしのために終点の千頭まで行くように思えますが、実は千頭には・・・そう、先ほど下って行った「トーマス」がいるのです (゚∀゚*)オオッ!。せっかくなら停まっているところで、もう一度じっくりとその姿を眺めてみたい。

田野口1201-(7列車)-千頭1217

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大井川鐵道・大井川本線の終点、千頭に到着。
お!左隣に見えるオレンジの客車は・・・(゚∀゚)オッ!
▲大井川鐵道 千頭

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オレンジ客車の先に「トーマス」がいると思って、
急いで先頭へ駆けつけていましたが・・・ε=ε=ε=┌(;゚д゚)┘ハアハア
あれ?「トーマス」ぢゃない・・・(゚ω゚;)フーアーユー?。
この茶色いコは、「トーマス」の走りを手助けする、
補助の電気機関車(補機)、ED501。
この機関車は元々、伊吹山の麓にあるセメント工場の専用線
(大阪窯業セメント伊吹工場専用線)で使用されていたため、
「いぶき501」の愛称があります。
▲大井川鐵道 千頭

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んじゃ、「トーマス」はドコかというと <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ、
ちょうど転車台による「回転ショー」の真っ最中でした (゚∀゚)オッ!。
職員さんが一生懸命に手で押して方向転換を行ないます。
「トーマス」の目線も職員さんに送られていて、
応援しているような感じ・・・ o[(○'ー'○)]o ガンバレ!
▲大井川鐵道 千頭

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無事に方向転換を済ませた「トーマス」は、
発車の時間を迎えるまで、ファンサービスを行ないます。
隣に並べられているもう一台のSLは、
「トーマス」の仲間「ヒロ」をイメージした、9600形。
こちらは静態保存機なので、動くことはできません。
▲大井川鐵道 千頭

千頭へ12時17分に着いた普通列車は、折り返しが45分発。わずか30分足らずの短い滞在時間でしたが、ちょうど「トーマス」の方向転換シーンを見ることができて、来た甲斐がありました(ただ、「トーマス」ばかりに気をとられていて、千頭駅の駅舎を撮り忘れた・・・orz)。再び同じ元・近鉄特急車に乗って、千頭を後にします。先ほどの田野口を通り過ぎて、次に私がやってきたのは、抜里(ぬくり)。

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千頭で折り返した列車を抜里で下車。
抜里は回りをお茶畑に囲まれたのどかなところです。
▲大井川鐵道 抜里

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抜里も田野口同様に、趣のある木造駅舎でした。
無人駅の抜里ですが、休日には近所に住む
「サヨばあちゃん」という方が、
ボランティアでお茶や漬け物などを提供しておられ、
そのため、駅舎には「サヨばあちゃんの休憩所」の
看板が掲げられています。
▲大井川鐵道 抜里

千頭1245-(8列車)-抜里1323

この抜里の下り方にあるのが、大井川鐵道でもっとも有名な撮影地とも言える、大井川第一橋梁(鉄橋)。まさにお立ち台とも言えるド定番の撮影地ですが、それだけに私のような大井川鐵道初心者には外せない場所でもあります (・o・*)ホホゥ。しかも、どうやらこの鉄橋を高台から俯瞰できるポイントがあるらしい。本来は河原から見上げるようなアングルで撮られることが多い同ポイントですが、私はためしにその俯瞰ポイントを探してみることにしました キョロo(・ω・ = ・ω・)oキョロ。まあ探すと言っても、車窓からの眺めである程度の目星が付けられたこともあり、そこへのアプローチとなる「鉄ちゃん道」はあっさりと発見。傾斜はちょっとキツいけれど、難なく到達することができました。

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ここが目指していた、第一橋梁を見下ろすポイントです。
ただしこの場所は足場が相当に悪いので、
行かれる方は滑落せぬように、じゅうぶんに注意してください。

高台から見下ろした大井川第一橋梁は、なかなか壮観な景色です w(゚0゚*)w オォー!!。光線状態も良好で、まさにバリ順(バリバリ順光)。俯瞰好きの私としては、ここで「トーマス」が撮れると思うと嬉しくなります (・∀・)イイネ♪ 。しかし、ここにきてちょっと厄介な存在になってきたのが「流れ雲」( ̄△ ̄;)エ…。流れてきた雲がときおり日差しを隠して影を落とし、鉄橋は晴れたり陰ったりを繰り返しています(よく見ると上の写真も鉄橋の真ん中らへんが、少し陰られている)。せっかく、バリ順の好ポイントに立っているのだから、陰られたくないなぁ・・・(・ω・`)ウーン…。でも、もうこればかりは自分でどうすることもできず、天に祈るしかありません 八(゚- ゚) タノム!!。自称・晴れ男と豪語する私。自分の運を信じたいところですが・・・。

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空を見上げると、こんな感じで雲が流れています。
「これで陰られなければ、おめでとうってところだな」。

そんななかで迎えた「トーマス」の通過時刻。残念ながら願い空しく、ちょうど鉄橋がすっぽりと雲影に覆われてしまった時に、「トーマス」の汽笛が聞こえてきてしまいました ∑(”ロ”;)ゲゲッ!!。ああ、もう万事休す (´Д⊂ モウダメポ。カメラの設定も曇り空に対応したモードに固定します。ところが、この日の雲の流れはまさに予測不可能。なんと突然、雲間から日が差しはじめたではありませんか!∑(=゚ω゚=;) マジ!? 慌ててカメラの設定を変更っ! アセアセヽ(ヽ′□`; 三 ;′□`ノ)ノアセアセ そして「トーマス」は・・・

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真っ赤な鉄橋を力強く走り抜ける「トーマス」。
河原へ駆けつけた、大勢のギャラリーに
心なしか「トーマス」も嬉しそうです。
「みんな!お見送り、ありがとう~♪」o[(○’▽’○)]o
大井川鐵道 川根温泉笹間渡-抜里

だあああああ!マンダーラになっちまったああああああ!!
il||li _| ̄|◯ il||l。
(注・「マンダーラ」とは、雲や建物などの影によって中途半端に日差しが遮られ、列車の編成に明るい部分と暗い部分の不自然なまだら模様ができてしまうことで、「マンダーラ」は「まだら(斑)」を意味します。ちなみにこの「マンダーラ」は、一般的な撮り鉄が嫌う、失敗例のひとつ。マソダーラ♪ヽ(・ω・。ヽ)(ノ。・ω・)ノマソダーラ♪ )。
まさに急変、急転、どんでん返し。目の前で繰り広げられた見事なマンダーラ劇に、私は思わずのけぞって、危うく崖上から大井川へと滑落するところでした ⊂⌒~⊃。Д。)⊃ ピクピク...。ああ、撃沈・・・。撮った直後はそう思い、ショックでカメラのプレビュー画面を確認することすらできませんでした (;´д`)トホホ…。

でも・・・ウチに戻ってからパソコンに取り込んで、じっくりとこの写真を眺めていると、意外と悪くないのではないかとも思えてきました σ(゚・゚*)ンー。もちろんこれは、列車の編成前部にだけ日が当たって後方は陰られているという、典型的なマンダーラのカットですが、ウラを返せば「トーマス」にのみ日が当たってくれたんだとも言えます。むしろこんなカットは狙ってもそうそう撮れるものではないし、逆に「トーマス」だけが暗くて、後ろの客車が明るいなんて状態になるよりは、ずっとラッキーだったのかも知れません。かなり強引なポジティブシンキングですが、こんな光線状態も「トーマス」ならばアリかな・・・なんて思ったりして (´ω`)ソウ…ネェ。 そして、このカットで重要な役割を果たしてくれたのが、河原に集まった多くのギャラリー。ふだんの鉄道写真ではあまり人の姿などを入れたがらないものですが、今回は「トーマス」を見送るギャラリーのおかげで、ちょっと楽しい画を撮ることができました ヾ(´▽`*)ノシ トーマスー♪ 。今ではこのマンダーラという臨場感も含めて、ちょっとお気に入りの一枚になったと言えるかも。

しかし、撮った直後は沈んだ気分で傍らを通り過ぎてゆく「トーマス」を見送りました ε-(´Д`;)ハア…。これで「トーマス」の撮影は終了ですが、実はあと一時間弱でもう一本、今度は純粋な(?)SL列車の「かわね路号」がやってきます。当然、撮り鉄ならばこの列車も見逃せないハズ (゚∀゚*)オオッ!。でも、私は「トーマス」の待機中からずっと、この「かわね路号」を撮るかどうかで悩んでいました ( ̄△ ̄;)エ?。というのも、まずはこの時刻表をご覧ください。

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抜粋した大井川鐵道の時刻表。
水色が「トーマス」、ピンク色が「かわね路号」です。
私の現在地は抜里から徒歩20分ほどのところ。

「かわね路号」の通過は「トーマス」の46分後。この待ち時間は大したことありません。しかし問題はそのあと。ここで「かわね路号」まで撮影してしまうと、その後に抜里へ停車する普通列車は約二時間後の17時28分までありません (゚ペ)ウーン…。いっぽう、「トーマス」だけを撮ってすぐに抜里駅へ急げば、15時12分発の列車へギリギリ間に合います (・o・*)ホホゥ。別にSLを撮ってから17時半の列車へ乗っても、その日じゅうに東京へ着くことはできるけれど、私としてはせっかく久しぶりに静岡まできたのならば、帰りにちょっと立ち寄って、静岡名物の「しぞーかおでん」などで一杯やって行きたいところなんです ( ´_ゝ`)アッソ。そう考えると、この二時間差は大きい・・・。しかも「トーマス」がマンダーラになってしまったことで、テンションも下がり気味。こんな時はもう、ぱぁーっ\(゚▽゚=)/ と、酒でもあおりたい気分です。ということで、私の出した決断は・・・抜里駅へダッシュ!ε=ε=ε=┌(;゚д゚)┘イソゲッ!  SL撮影を捨てて、「しぞーかおでん」での一杯を選ぶとは、撮り鉄にあるまじき行為。でも、これが私の鉄旅スタイルなんです アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。 ちょっと選択を迷った時間もあって、私が駅へ着いた時には、もうホームに列車が入っていました。なんとかこれに飛び乗って、出発点の金谷へと戻ります。車内は「トーマス」直後の続行列車と言うこともあって大混雑。抜里から金谷まで、座れることはありませんでした。

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抜里では時間ギリギリで入線が撮れなかったので、
金谷へ到着後に記録撮影。
乗車したのは元・近鉄16000系でした。
▲大井川鐵道 金谷

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今旅の大井川鐵道撮影で使用したのは、
大井川本線の新金谷と千頭の間が一日乗り降り自由となる、
「大井川自由キップ(¥3620)」
往路の金谷で入鋏し、復路の金谷到着時に回収されます
(金谷と新金谷の間はフリー区間ではないので、注意が必要)。
このキップのデザイン、なんだか昔の「青春18きっぷ」に似ていますね。

抜里1512-(大鐵10列車)-金谷1556

目の前をあの「トーマス」が走ってゆくという非現実的な光景は、ふだんの鉄道撮影とはまた違った楽しさを味わわせてくれました。なによりも駅や沿線で「トーマス」を目にした方々が、老若男女一様に笑顔となるところがいいですね。私も真剣に撮影へ取り組みながらも、なんだかあのとぼけた顔に癒された気分です(笑)。最後はちょっとドタバタしてしまったけれど、「トーマス」を追った大井川鐵道の撮影をじゅうぶんに堪能した一日でした。ありがとう「トーマス」! o[(○'▽'○)]o。

さっ、東京へ帰る前に、「しぞーかおでん」で一杯やっていこっと♪

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金谷で東海道線に乗り換えて、静岡へ。
最近は個人的に静岡出身の方と縁があるような気がして
(某師匠とか、某画伯とか)、
久々に訪れてみたいと思っていたところです。
▲東海道本線 静岡

金谷1608-(東海道958M)-静岡1640

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SL撮影よりも優先させた「しぞーかおでん」。
現地で食べるのは初めてです(以前にお土産モノはいただいた)。
とりあえずカメラ機材をコインロッカーへ預けて、
駅から近い飲屋街へと向かってみました。
そこは横丁に赤提灯が並ぶ、いい雰囲気です (´▽`*)イイネ~♪。

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黒い出汁が特徴の「しぞーかおでん」。
玉子や大根も真っ黒です。
でも、思ったほど味が濃いわけではなくて、
むしろふつうのおでんよりもあっさりした感じ (゚д゚)ウマー。
鰹節や青のりなどの出汁粉をかけていただきます。
・・・でも、ちょっとかけすぎて、
これでは具材がなんだか解りませんね(^^;)ゞ
(手前から黒はんぺん、大根、玉子です)。

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直感でふらっと入ったのは、カウンター10席ほどの小さなお店。
ちょっと辛口のママですが、おでん作りには拘りがあり、
煮崩れしなくて美味しい地元産のジャガイモを求めて、
自ら静岡中を回ったとのこと(藁科川流域も行ったそうです)。
ちなみに今年のジャガイモは天候不順の影響で、まったくダメらしい。
緑色のお酒は常連さんに勧められた、焼酎の抹茶割り。
静岡では定番の飲み方なのだとか (゚д゚)ウママー。

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美味しい「しぞーかおでん」と楽しいお話で、
気がつけば一軒で三時間近くも居てしまいました。
帰り際にママから「今度は大道芸の時においで」って言われて、
お店を後にします (((~∀~*)))ウィ~。
今旅のラストランナーは700系の「こだま」でした。
▲東海道新幹線 しぞーか

静岡2019-(東海道新幹線 こだま678号)-東京2147

 

☆オマケ☆

静岡と言えば個人的に思い出したのが、この113系の「するがシャトル」。静岡の都市圏を中心に、等間隔のパターンダイヤが組まれ始めた時の普通列車の愛称です。デカ目、非冷房グロベンの湘南色113系に「するがシャトル」のマーク。いつもいろいろとお世話になっている、静岡出身のソネ鉄ブロガーさんへこの写真を捧げます(笑)。

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▲86.6 東海道本線 静岡

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▲86.6 東海道本線 島田

 


ONE-shot 162 丘の上から。

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PICK UP ONE-shot 162 丘の上から。

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先週末、事前の天気予報では、
「太平洋沖に前線が停滞し、曇り、または雨でしょう」\_(・o・`)
って、イダさんも、ハヤシさんも、クニモトさんも、ノアちゃんも、
美女がみ~んなそう言っていたので、フーン( ̄- ̄*)ソーナンダ…
私は週末に撮影へ出かけることはせず、仕事や人と会う約束など、
いろいろと非鉄の用事を入れてしまいました。
自称・晴れ男を豪語している私ですが、その実態は
単に晴れ予報が出ている日にしか出撃しないだけだったりします。
(^^;)ゞポリポリ
 
ところが、日曜の朝に起きてカーテンを開けてみると・・・
Σ(゚∇゚;)エッ!?
目に飛び込んできたのは、
眩しい朝日と抜けるような青空!
まさにドぴーかん(快晴)ではありませんか!
なんだよ~、絶好の「撮り鉄日和」じゃん・・・ヾ(*`ε´*)ノブーッ
って、別にお天気おねーさんが悪いわけではないけれど、
この秋晴れを無駄にするのはもったいない・・・。
 
そこで私は、所用前の限られた時間で、
ワンカットでもいいから、この青空のもとで列車を撮ろうと思い、
とある丘の上へと向かいます。
C= C= C=┌(*・ω・)┘テクテク
 
眼下に見えるのは、街から河を越えて山へ向かう行楽列車の姿。
街に留まらなくてはならない私は、
それを丘の上から羨ましそうに見送るのでした。
σ(・∀・`。)イイナァ…
 
14.9.21 中央本線 豊田-八王子
 
 
 
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撮影後、帰り際にちょこっと豊田電車区を覗いてみたら、
こんな珍客がいらっしゃいました。(゚∀゚)オッ!。
元・特急「スーパーひたち」用の651系(中央)です。
そういえば、11月に日立と高尾の間で運転される
快速「ぶらり高尾散策号」には、同車が使われるんでしたね。
今はその試運転が行われているのかな?
 
14.9.21 中央本線 豊田車両センター
 
 

中央線・・・三鷹車両センター見学記

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2014.09.27
中央・総武線
三鷹で・・・見たか!?
 三鷹車両センター85周年イベント 見学
 
  

今回の記事は、ブログ仲間によるちょっとした内輪ネタの多い内容となっています。本文は時々、意味不明な方向へと飛んでしまうことがありますので、純粋な鉄の方々には本文やキャプションを読まず、写真だけでもお楽しみいただけたらと思っています・・・m(__)m

話はさかのぼること二ヶ月前の真夏日 ε-(´o`;A アヂィ~。某ブログの記事を見た私は、無性に「宇治金時」が食べたくなり、新宿の和菓子屋さんへと向かうことにしました。実はこの和菓子屋さんにはソネブロ仲間である「sonic画伯」の作品が常設で展示されており、都合がよければご本人が直接来店してくれることもあるのです。そこで事前に連絡を取ってみると モシモシピエロ~>(´▽`[]ゝ 、希望日に会っていただけるとのこと ☆.(○≧ω')b オケ!。さらにもう一方、たまたま私が指定したその日には、宇都宮在住で私が飲み鉄の師と仰ぐ「hanamura師匠」が、福岡から上京してくる弟さんと会うために、東京へといらっしゃるということを、何気にご本人がブログ内で公言されていました (゚∀゚*)オオッ!(そんなことを公言するあたりが師匠らしい ^^;)。ならば、弟さんにお会いする前に、ちょこっと新宿へ寄ることができないかと師匠に打診してみたところ、「弟と会うのは夕方なので、それまでならばOK牧場!」とのこと (*`д´)b OK牧場! 。かくして、画伯、師匠、そして私の三人が新宿の和菓子屋「栄光堂」に集うこととなったのです(師匠の言葉を借りると、これはオフ会ではなく「自然発生的に会う」ってことらしいです(笑))。

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夏の喉を潤してくれた、栄光堂さんの宇治金時。
もうシーズンは終わっちゃいましたね・・・。

私を含めたこの三人と言えば、これまた偶々なのですが(ホントに偶々よ ヽ(゚д゚)ヤァネェ)、それぞれ今夏に青森の津軽地方へ旅してきたばかり。当然、話題は津軽の話で盛り上がります ワイワイ( ´∀)(´∀`)(∀` )ガヤガヤ。ねぷた、岩木山、津軽鉄道、竜飛岬・・・そして作家の太宰治。決して私は太宰ファンではないのですが、なんだかその話の流れで、東京にある太宰ゆかりの地の一つ、中央線・三鷹電車区(現・三鷹車両センター)の跨線橋へ行ってみようということになりました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。都内でも数ある太宰ゆかりの地の中で、なぜこの跨線橋なのかと言えば、それは私たちが「鉄」だから。

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東京都三鷹市にある中央線の跨線橋。
昭和4年に竣工したこの跨線橋は
三鷹に住んでいた太宰氏もよく利用していたそうで、
彼がこの階段の下に佇む写真などが残されていることから、
ゆかりのある地の一つとされています。
ちなみのその跨線橋上からはタイトル写真のように、
中央線の車両基地である三鷹車両センターが一望でき、
鉄的にも楽しいスポットです。

ここまで読んで、いったいこれが今回の記事内容にどう結びつくのかとお思いでしょう σ(゚・゚*)ンー…。実はこの跨線橋を訪れた際に画伯の目に留ったのが、「三鷹車両センター85周年記念イベント開催」の張り紙でした (゚∀゚*)オオッ!。その内容は、三鷹車両センターのある三鷹市と、隣接する武蔵野市の市民を車両基地の公開イベントに招待するというもの。募集は1500人限定(応募多数の場合は抽選)で、応募資格があるのは両市に住む市民のみ。残念ながら23区内に住む画伯と、宇都宮市民の師匠は応募できません (´・ω・`) ショボーン・・・が、まさにM市民である私には応募資格があります (*゚ロ゚)ハッ!!。代表者が市民ならば他に最大で四人までが同行することができ、同行者の居住地には制限ナシ。ということは、私が応募して当たれば・・・そこで「ナニカ」を訴えるようなお二人の目 イキタイ…(・∀・(・∀・)イキタイ… 。正直、1500人、つまり300組限定の狭き門に当選する自信などないのですが、お二人から「あおたけさんの鉄運なら大丈夫!絶対に当たるって! o(´∀`o*)o(´∀`o*)ガンバ~」というエールを受け、私はためしに応募してみることに。そして、後日・・・

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当選通知、キタ────∵・(゚∀゚)・∵────ッ!!

誰の祈りが届いたのかは解りませんが、見事に当選することができたのです ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。さっそく、この吉報をお二人に連絡。さらに、ご実家がM市にありながらも、当選することができなかった、同じソネブロ仲間の「FTドルフィンさん」にもお声をかけることにしました(もう一方は、当日に体調を崩されて不参加でしたので、匿名とさせていただきます)。・・・というわけで、今回はソネブロ仲間の四人で訪れた、「三鷹車両センター一般公開イベント」の見学記です。


9月27日(土)

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三鷹車両センターの最寄り駅は、
その名の通り、中央線の三鷹駅。
三鷹の西側、武蔵境との駅間に車両基地はあります。
▲中央本線 三鷹

イベントの開催時間は10時から15時。私などは最寄り駅の三鷹に程近いので何時集合でも構いませんが、大変なのは、はるばる宇都宮からやってくる師匠です。三鷹までは少なくとも、片道二~三時間はかかるハズ σ(゚・゚*)ンー…。そこで集合時間は師匠を優先とし、無理の無い範囲で三鷹へ到着できる時間を訪ねてみると・・・「集合は何時でもOK牧場!当日は5時に起きて行きます!9時半には三鷹に着けます! (`・ω・´)-3フンス!」とのこと。いやいや、何も無理して5時起きでなくとも、昼ぐらいに集合しても構わないのですが・・・「大丈夫、無理はしていません。開門に間に合わせましょう!(`・ω・´)-3フンス!」と、まるで運動会を待ちわびる子供のようなテンション。結局、集合時間は開門30分前の9時半となり、おかげで開門とほぼ同時にイベント会場へと入場することができました。

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三鷹駅から数分で到着した車両センターの正門。
参加人数に制限があるおかげで行列に並ぶこともなく、
スムーズに入場できました。
ん?表札銘板の上にチラッと見えるピンクの物体は・・・!?
(=゚ω゚=)ンン!?
▲中央本線 三鷹車両センター

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なんと、エントランスでお迎えしてくれたのは、
山梨キャンペーンのゆるキャラ、
「モモずきん」ではありませんか!ε= (ノ≧∀≦)ノワ~イ♪
ちゃんとスタッフ用の帽子をかぶって、案内しています(笑)
ちなみに、後ろに見えるアート作品は、
ペットボトルのキャップで造った、総武線209系。
コレ、キャップに色を塗ったのではなく、
もともとこの色のキャップを集めて造られたのだとか。
(黒はゼロコー◯、黄色はCCレ◯ン、青はアク◯リアス、
など・・・)

三鷹車両センターの前身である三鷹電車区は、主に中央線で使用される通勤形・近郊形電車の所属基地として1929年(昭和4年)に開設。中央線と言えば思い浮かぶオレンジ色の快速電車(101系や103系)や、スカ色の普通列車(115系)、さらにはジョイフルトレインの「パノラマエクスプレス・アルプス」など、かつては様々な車両が所属していましたが、現在の同所に配置されているのは、総武線に直通する黄色帯の緩行線用車両(209系500番台・E231系0番台・900番台)と、青帯の地下鉄東西線直通用車両(E231系800番台)のみとなっています(現在の快速用車両が所属するのは、前記事でちょろっと触れた豊田車両センター。「あずさ」などの特急用車両が所属するのは、長野の松本車両センターです)。なので、運用の間合いなどで快速用や特急用の車両が入庫する時間帯もあるけれど、ふだんの車庫内に留置されているのは地味な緩行線用車両ばかり。今回の展示もそれらが主体になると思われます。車種的にはあまり面白みが無い・・・か? (゚ペ)ウーン…。

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最初のエリアは台車検修庫。
ここでは車両のパーツなどが並べられていました。

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これは、E231系用の集電装置、
いわゆるパンタグラフです(PS33B形)
ふだんは屋根上に載せてあるけれど、
こうやってみると大きいね!
ちびっ子が興味津々に眺めています。

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同じく、E231系用の空調装置(AU725形)。
カバーを外して、内部がよく解るように展示されています。
大きなお友達も興味津々 (゚∀゚)アヒャ☆

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続いては車両本体の検修庫。
実際の車両を間近で見ることができます。
総武線のE231系と209系が一本ずつ展示されていました。
これはE231系。

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検修庫内を走る、子供向けイベントのミニ新幹線を
流し撮りしてみましたが・・・
乗っている子供たちの笑顔よりも、
ついつい列車の鼻先に振りを合わせてしまう
鉄の悲しい習性・・・(^^;)ゞポリポリ。

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209系の連結器に触れられる機会なんて、
そうそうありませんよね。
職員の方に「手が汚れるよ~」とは言われるものの、
おとがめされるようなことはなく、和やかな雰囲気です。

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検査員気分で車両の床下を覗いてみましたが、
付随車(サハ)の床下はスッカスカ・・・。

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今度は上から、
実際に屋根上に設置されている状態のパンタグラフを。
209系C516編成に搭載されているのは、
先ほどのシングルアームとは異なる、菱形のPS28B形です。

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台検庫、検修庫と見学を進めてゆくと、
その先の屋外に見えてきたのは・・・∑('0'*)ハッ!

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チーバくん、イタ━━━━ヾ(w´∀`w)ノ━━━━ッ!!
千葉県のゆるキャラ「チーバくん」のラッピング編成!
「モモずきん」に続く、ゆるキャラサプライズです!
ラッピングが解りやすい、いい所に置いてくれていますね~(^^)

こういう車両基地の一般公開、いつもの私ならば間違いなく、まずは一目散にメインイベントである屋外車両展示コーナーの撮影へと向かっていたことでしょう ε=ε=ε=┌( ゚Д゚)┘ダダダッ!! 。しかし、実車だけでなく鉄道模型もお好きなドルフィンさん、元来メカ好きの画伯、そして何にでも好奇心と探究心の旺盛な師匠は、順路通りに台車検修庫のパーツコーナーから、じっくり、くまなく、時には係員に質問をぶつけつつ、ゆっくりと見学してゆきます φ(゚ー゚*)フムフム 。まさにその歩みは牛のごとく(笑)。でもそのおかげで、今まではつい見逃しがちだったパーツの仕組みや、各部の機能などを詳しく知ることができて、本当にいい勉強となりました。やっぱりこういうところって、一人よりも仲間と来た方がずっと楽しい・・・とはいえ、入場からすでに一時間近く。さすがに私のシビレが切れはじめた頃 ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、ようやく最奥の車両展示コーナーへと到達です。そして、そこに並べられていた車両は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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留置線にズラリと勢揃いした車両たち。
左から中央線特急用のE257系、
中央・総武緩行線用の209系、E231系、
東京メトロ東西線05系、東西線直通用のE231系、
そして中央線快速用のE233系(青編成だけれどね)。

特急や快速、地下鉄直通車まで、現在の中央線を走る6車種が勢揃い~!w(*゚o゚*)wオオー!! これはなんとも豪華なラインナップです!ワ━━ヽ(*´∇`*)ノ━━イ ♪(車両展示の写真は時系列でなく、ラインナップと光線状態のいいものを選んで掲載しています。左端のE257系は午後から加わりました)。実を言うと私は正直、ここまでのラインナップを期待していませんでした。というのも、先述したように今回のイベントは、鉄道ファン向けというより、周辺の地元住民を招待したもの。なので、ファミリー向けの参加型イベントは充実していても、車両展示などは元々同所に所属する総武線用車両と東西線直通用車両を一本ずつ並べる程度だろうなどと、軽くみていたのです。ところが実際は、マニアも唸るようなこの並び。まさに嬉しい誤算です。これを見た私は思わず我を忘れて、単独で突っ走ってしまいました  (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

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斜めから眺めたラインナップ。
このあたりからが、いちばんスッキリと収まりそうです。
一日を通して、天気は曇り時々晴れって感じでしたが、
なんとか日が当たったときの画を撮ることができました。

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師匠も、画伯も、思い思いに撮影しています。
カバンは襷がけが基本の「なで肩同好会」(笑)
(ドルフィンさんは常に動き回っていたw)

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基地公開ならではのマニアックな行先、
いわゆる「レア幕」もいろいろと表示されました。
E233系青編成の「各駅停車 西船橋」(右)。
ちなみに運番は三鷹電車区の85周年を記念して、
末尾がすべて「85」に揃えられています。

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総武線用209系の「安房鴨川」(左)。
各駅停車で行ったら、三鷹から何時間かかるんだ!?
(´∀`;)ハハ…
右は「総武本線 開業120周年」のマークを付けた、E231系。
行先は「幕張」表示です。

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東西線用E231系の「大手町」表示。
これも通常時では見られない行先です。

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レア幕の中でも、
表示された瞬間にどよめきが起こったのが、
E257系の「急行 アルプス」。Σ(゚д゚;) ヌオォ!?
たぶん、実際に走ったことは・・・無いよね?

私的に大満足だった車両展示の撮影を終え ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪、とりあえずこれで場内を一周したことになります。会場ではその他に、ミニSLならぬミニ新幹線の運転や、実車を使った車内放送体験、高所作業車体験などのコーナーもありましたが、そのほとんどがファミリーや子供向けプログラムです。そのなかで唯一、私たちのようなオトナが参加しても恥ずかしくないような体験イベントが「洗浄線乗車体験」σ(゚・゚*)ンー。これは実際に車両へ乗りながら、洗車機による車体洗浄を体験できるというものです。ぶっちゃけ、絵的に地味なイベントではあるけれど、場内を歩き回って疲れたこともあるし、車内での休憩がてらにみんなで乗車してみようと言うことになりました。ところがそこでは「思いもよらない出来事」が・・・( ̄△ ̄;)エ?。

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洗浄線体験に使用されたのは、東西線直通用のE231系。
同車の「臨時」表示というのも、案外レアかも。

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そして、その車内に現れたのは・・・
なんと「モモずきん」! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
通勤形車両にゆるキャラが乗り込んでくるという、
なんとも非現実的な光景です(笑)

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車窓の向こうで手を振る、ゆるキャラ。
そしてそれを撮る画伯・・・(^_[◎]oパチリ

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洗浄線体験の列車から見た、
ふだんは見ることができない角度の跨線橋。
ちなみにE233系が走っている所が通常の本線です。

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大きなブラシで車両を洗浄中・・・なのですが、
前面展望でも撮らない限り、
その臨場感は伝わらないですよね・・・(^^;)
ちなみに先頭車の前面展望は、当然のごとく
お子様たちで埋め尽くされていました。

なんと洗浄線体験の電車に、ゆるキャラの「モモずきん」が乗り込んでくるというサプライズ!実は今回集まったメンバーは共に、同じソネブロ仲間の「ゆるキャラさん」から、ゆるキャラに対する影響を大いに受けており、この車内での「モモずきん」登場がこの日いちばんのハイテンションだったと言っても過言ではありません キャー!ヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃キャー! 。洗浄線の体験乗車だったはずなのに、すっかり弘南鉄道ばりの「ゆるキャラ電車」に乗った気分となってしまいました(笑)。この洗浄線体験で、私たちの三鷹電車区ツアーは終了です。見学や体験もさることながら、休憩車両での雑談などでも盛り上がり、気がつけば閉場時間ギリギリの14時半。実に10時の入場から四時間半もの滞在です。そんなにも時間が経っていたのかと驚かされるほど、楽しい時間はあっという間に過ぎていったのでした。・:*:・キテ(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。

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入場の際に配られたオミヤゲ品は、
総武線209系のクリアファイルと、
八王子支社三鷹車両センターを表す、
「八ミツ」の表記が入ったボールペンと定規が人数分。
そして各グループに一つの「記念プレート付き、レール文鎮」は、
メンバーのご厚意(?)で、私がいただけることになりました。
コレ、けっこう重たいんですけれど・・・(^^;)

さて、イベント会場を後にして私たちが次に向かったのは、東京メトロ南北線の本駒込駅と都営三田線の白山駅、そのほぼ中間にある喫茶店「おとら」。実は、まるで三鷹のイベントと合わせるかのようなタイミングで、この喫茶店ではsonic画伯の個展が開かれているのです (・o・*)ホホゥ。そこで、ちょっぴり遅めのランチも兼ねて、作品を拝見しに行こうと言うことになりました (・∀・)イイネ。とくに、宇都宮在住で気軽に都内まで出てこられない師匠にとって、これは絶好の機会だと思います。

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文京区白山の表通りに佇む「喫茶おとら」。
店主が茶葉を厳選したなこだわりのある紅茶と、
自家製ケーキやスコーンなどが楽しめる、
落ち着いた雰囲気の喫茶店です。

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白壁に展示されたsonic画伯の作品(水彩画)。
今回のテーマは横浜・横須賀で、個展のタイトルは「ハマスカ」。
展示作品に船や港の情景のみならず、
鶴見線の駅なども含まれているところが画伯らしいです(笑)
ちなみに会期は9/30までで、現在は終了していますが、
展示作品はコチラでご覧いただけます。
(店主・作者の特別な許可を得て撮影)

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ランチに特製サンドウィッチを・・・と思ったら、
残念ながら時間帯が遅くて、売り切れてしまいました。
そこで、自家製スコーンとアールグレイのセットを注文。
焼きたてのスコーンそのものも美味しかったけれど、
添えられていたレモンカードのジャムとクロテッドクリームが
これまた絶品でした!(゚д゚)ウマー!

「おとら」で一服したのち、私たちはこの日最後のイベント・・・いや、「ミッション」(?)を果たすべく、白山の駅から都営三田線へと乗り込みます。10分ほどの大手町で降りてやってきたのは、赤煉瓦でお馴染みの東京駅。ここで各々が乗車券ではなく、列車には乗れない入場券を買って、自動改札を通ります。東京都民三人+宇都宮市民一人のメンバーなのに、東京駅見学・・・?σ(゚・゚*)ンー…  いや、たしかに見学には違いないのですが、私たちの目的は「とある列車」です。それは夜のプラットホームに、ひときわ強烈な存在感を放つ、あの黄色いヤツ・・・(゚∇゚*)エッ!?。

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地下鉄に乗ってやってきたのは東京駅。
すでに日は暮れて、ライトアップされた赤煉瓦が
威風堂々と浮かび上がっています。
▲東海道本線 東京

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その東京駅19番線にはこんな表示が出ていました。
Out of Service、つまり回送列車ですね。
でも、この列車番号「933」が表すものとは・・・。

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じゃ~ん、\( ̄∀ ̄)/
人気の黄色い新幹線「ドクターイエロー」こと、
923形「新幹線電気軌道総合試験車」でした~!w(*゚o゚*)wオオー!!
それにしても、スゴいギャラリーの数です・・・(´∀`;)スゴイネ。
▲東海道新幹線 東京

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ホンモノのドクターイエローを前に、子供も大はしゃぎ!
このコ、ホントにDYが好きなんでしょうね~(笑)

そう、この日は黄色い新幹線「ドクターイエロー(DY)」の運転日だったのです (゚∀゚*)オオッ!!。このDY、滅多に見ることはできない幻の新幹線などと言われているのですが、実は車庫のある東京から大阪方面へ下ったDYは、ほぼ間違いなく翌日に東京へ上ってくるダイヤが組まれています。つまり、素人に下り列車を捕まえるのは容易ではありませんが、上り列車は前日の目撃情報などを参考にすると、案外捕まえやすいのです。今回のDYも前日の目撃情報で下り列車の運転が確認できたので(画伯が調べてくれました)、まだDYを一度も見たことが無かったという師匠とドルフィンさんをご案内したのでした。そのドルフィンさんは写真撮影に、そして画伯はスケッチにと、勤しんでおられます (`・ω・´)キリッ!。でも、私と師匠の「飲み鉄ブラザーズ」はと言えば・・・

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DYを背景に、
東海道新幹線開業50周年を祝して、カンパ~イ!!
イエ~♪(* ̄∀ ̄)ノ口★口ヾ( ̄∀ ̄*)カンパ~イ♪

このブログをアップした本日10月1日は、東海道新幹線50回目の誕生日です(1964年10月1日開業)。それをお祝いして、新幹線と同い年の師匠と、DYの前で★の記念缶を乾杯。どーしても私がやりたかった「ミッション」とは、コレでした。う~ん、満足満足 アーヒャッヒャヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノ ッヒャッヒャ。この達成感は、バリ順で国鉄色485系を撮ったとき以上のものがあります。意味不明www


三鷹車両センターの一般公開、おとらでの水彩画観賞、そしてドクターイエローと、実に内容の濃い一日となりました。一日じゅうおつきあいいただいた・・・というより、連れ回してしまった、FTドルフィンさん、sonic画伯、hanamura師匠、楽しい一日をありがとうございました アリガトー<(_ _*)>ゴジャイマシタ 。実はこの後に、みんなでちょっと赤提灯とへ立ち寄ったのですが、もう誰もカメラなど出そうとしなかったのは、ここだけのハナシ(笑)

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ヒャッハー!楽しかったなっしー!

ONE-shot 163 秋ギラ

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PICK UP ONE-shot 163 秋ギラ

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上野発、札幌行きの寝台特急「カシオペア」。
首都圏近郊の有名撮影地・ヒガハス(東大宮~蓮田)を
通過するのは夕方の五時ごろで、
その通過と、日没のタイミングがウマく合えば、
車体は夕陽を反射して「ギラッ☆」と輝きます。
 (つ▽≦*)マブシッ!
 
しかし、言うは易く行うは難し。
このタイミングが合うのは、初秋と晩冬のわずかな時期のみ。
そこで夕陽が雲に阻まれない晴天に恵まれ、
列車自体も時刻通りに運転されるのが絶対条件。
さらに自分が休みとなる日曜日に限定すれば、
その成功率はかなり狭められたものになります。(゚ペ)ウーン…
 
そんな貴重な条件がそろったのが、先週の日曜日(9/28)。
この日は夕方になっても雲が湧くことなく、
西日が辺り一帯を照らし続けています。
年に二シーズンのギラリ、私は秋らしさを表したくて、
収穫前の稲穂越しにそれを狙ってみることとしました。
夕日に照らされた黄金色の稲穂が美しい。(゚∀゚*)オオッ!!
 
ところが・・・
まさに、秋の陽はつるべ落とし。
思ったよりも陽が沈むのはずっと早く、
黄金色の稲穂は見る見るうちに、
木々が落とした影のなかへと吸い込まれてゆきます。
(´Д`;)アア…
ひょっとして、この影が線路まで伸びてしまうのでは・・・
と、気持ちに焦りが出始めたとき、
お目当ての列車は車体をギラリと輝かせながら
走り抜けてゆきました。
ギラリ! キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 
影に包まれた稲穂は残念でしたが、
コントラスト的には列車の姿がより際立って、
決して悪い結果ではなかったかもしれません。
できれば先頭の機関車が
銀色の専用機だったらもっと良かったけれど、
この好条件で撮れただけでも、じゅうぶんに満足です(^^)。
 
14.9.28 東北本線 東大宮-蓮田
 
 
当日に現地でお会いしたtwingo583さん
撮影後に駅まで送っていただいてありがとうございました。
m(_ _)m

 
 

 
 ところで、秋と言えば・・・
旬の魚、秋刀魚(サンマ)のおいしい時期ですね~ (゚д゚)ウマー。
お気づきの方もいらっしゃると思いますが、
前記事からブログのプロフィールアイコンを「サンマ」にしています。
でも、鉄道ブログなのに、なぜサンマなのかと言えば・・・σ(゚・゚*)ンー
実は先週の三鷹公開でご一緒したソネブロ仲間さんから、
私のプロフィールアイコンに使っている
フランスの超特急「TGV」が、
どことなくサンマに似ているって話になったのです。
( ̄△ ̄;)サ、サンマ…
そこでちょっとした遊び心で、ホントのサンマへと変更してみました。
 (゚∀゚)アヒャ☆

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これが通常時のアイコンに使っている「TGV」。

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そして、こちらは変更したサンマ。
  
・・・たしかに似ているかも (^^;)ゞ。
(ホントは生のサンマの方がもっと似ているっぽいけれど、
生々しくなりそうなので、美味しそうな焼サンマにしました)
ちなみにこの「サンマアイコン」は期間限定で、
次の記事をアップする時には通常の「TGV」へ戻すつもりです。

ONE-shot 164 台風いっか。

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PICK UP ONE-shot 164 台風いっか。

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台風一過の茜空を期待して、
帰り道にカメラを持って跨線橋へ。
でも、去年のような幻想的な空にはなりませんでした。
ま、いっか・・・。
 
  
列島直撃で猛威を振るった台風18号。
皆さまの所で大きな被害は無かったでしょうか?
 
14.10.6 中央本線 高円寺-中


中央本線・・・「EL・SLみなかみ号」撮影記

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2014.10.11
中央本線
山の上から狙う、客車列車・・・。
 「EL・SLみなかみ号」撮影記
 
  

三連休となった週末。どこかへ遠征したいなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー…と、考えていたものの、週末には大型の台風が日本列島を直撃するのではないかと言われており、慎重派(?)な私はそれが気になって遠出する踏ん切りがつきませんでした "o(-ω-;*) ウゥム…。せっかく旅に出かけるのであれば、なるべく余計な不安など持ちたくない。でも、結果的に台風の歩みは予報よりも遅く、とくに東日本や北日本では台風の影響をほとんど受けず、連休中は晴天に恵まれたらしい (・∀・`。)ナーンダ。それを聞くと、ちょっぴりもったいないことをしたかな・・・と、今さらながらに思います ┐(´ー`)┌ヤレヤレ。

ではこの週末、遠征をあきらめた私が撮影に向かった路線はドコかというと・・・地元を走る中央線です。思いっきし近場ではあるけれど、休日の中央線といえば行楽客に対応した臨時列車が目白押し。その中でも、この連休でファンの大きな注目を集めたのが、中央線の甲府から武蔵野線、高崎線を経由して、上越線の水上までを走る、12系客車の快速「EL&SLみなかみ号」です(中日の12日は、運転区間が甲府~信越線・横川の「EL&SL碓氷号」)(・o・*)ホホゥ。甲府~水上という、その長い運転区間もさることながら、なんと言ってもこの列車の最大の魅力は、今や全国的に見ても珍しくなった、機関車牽引の「客車列車」であること (゚∀゚*)オオッ!。列車名にある「EL」は電気機関車(Electric Locomotive)を、「SL」はもちろん蒸気機関車(Steam Locomotive)を表します。ただし、全区間で両機の重連運転になるわけではなく、列車名の「&」はリレーを意味し、甲府から途中の高崎まではELのEF64形電気機関車(通称・ロクヨン)、そして高崎から水上までは「デゴイチ」の愛称で知られるSL、D51 498の牽引となります ( ´_ゝ`)フーン。となれば、もうご存じSLよりもEL派の私。SLファンの方には申し訳ないけれど、やはり私が撮りたいのはロクヨンが牽引する区間です。SLほどの派手さはないけれど、ロクヨン+12系客車だなんて、国鉄時代の臨時急行を思わせるような、ファン垂涎の組み合わせではありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そこで今回は、この「みなかみ号」をメインに、私の好きな国鉄型で運転される中央線の臨時列車などを狙ってみることにしました。言ってみれば、今年のGWと同様、秋の連休も「安・近・国(安くて近いところで、国鉄型を撮る)」ですね・・・(^^;)ゞポリポリ。


10月11日(土)

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立派な社寺風駅舎の高尾。
もともとこの駅舎は大正天皇の大喪列車を運転する際に、
新宿御苑に建てられたものを移築してきたものなのだとか。
ホーム上には高尾山にちなんだ天狗の石像(タイトル写真)があり、
一風変わった名物となっています。
▲中央本線 高尾

早朝の中央線下り列車に乗って私がやってきたのは、東京の西端にある高尾(東京都八王子市)。高尾山や小仏峠など、手軽に自然の風景を楽しむことができるこのあたりは、中央線の撮影ポイントが点在しており、私も幾度となく撮影に訪れています。
しかし、今回目指す撮影ポイントは今までの定番のスポットではなく、私にとって初めてとなる未開の地 (・o・*)ホホゥ。実は昨年の梅の時期にこの周辺で撮影をした際、たまたま隣に居合わせた同業者さんに、どうやらこのあたりを山の上から見下ろすことができる俯瞰ポイントがあるらしい・・・と、教えていただいたのです (=゚ω゚=*)マジッスカ!?。俯瞰撮影好きの私としてはその情報に思わず目が輝きます (☆∀☆)キラーン☆。ところがその時は、俯瞰ポイントへのアプローチとなる山道がまったく解らずに断念。俯瞰ポイントはそれがどこから撮られたものなのか、また、そこへはどうやって登るのかが特定しづらい難しさがあります σ(・ω・`)ウーン…。
でも、せっかくの情報をこのまま放置するのは、俯瞰好きとしての名が廃るというもの。そこで今度こそはと、この「みなかみ号」撮影で俯瞰ポイントへの再チャレンジをしてみることにしました (`・ω・´)-3フンス!。ま、もし今回もアプローチを見つけることができなければ、いつもの定番のポイントで撮りゃいいや・・・~(´∀`*)~ヘラヘラ などと、軽い気持ちでいたところ、道中に通りがかった定番ポイントの一つである某踏切は「みなかみ号」通過一時間半前の現段階で、すでに多くの同業者でキャパオーバーの様子 ∑(`□´;ノ)ノヌヲッ!。これは俯瞰がダメなら定番で・・・というような考えは甘く、「みなかみ号」を撮るには是が非でも俯瞰ポイントへとたどり着かなくてはならなくなりました (´Д`υ)アセアセ 。
とりあえず、以前に訪れたあたりでもう一度、アプローチになりそうな山道をくまなく探します <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。すると、前回は見落としていたのだろうか、木々に埋もれたアヤシい獣道を発見できました (゚∀゚)オッ!。ところが意外だったのは、それが一つではなく何か所かで見つかったこと ( ̄△ ̄;)エ…。まったく見つけられないのでは話にならないけれど、それが数か所っていうのも困ったものです。はたしてどの道がお目当ての俯瞰ポイントへ続いているのか、まさにこれは「アミダくじ」|¬д¬)ミ~タ~ナ~。「ひいって、た~のし~い、あっみだっくじ~♪」アミダクジ~♪ヘ(゚∀゚*)ノヽ(*゚∀゚)ノアミダクジ~♪・・・って、歌っているような余裕は無く、登ってみて違ければ、最悪、もう一度下山して登りなおさなくてはなりません。時間的にも体力的にも、それは避けたいところ・・・"o(-ω-;*) ウゥム…。とはいえ、そもそも私には目指す俯瞰ポイントの地点すら明確に解っていないのですから、ココで悩んでいたって始まらない (゚∀゚)アヒャ☆。一か八か、私はいちばん上りやすそうな獣道を選んで登り始めました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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深い木々に囲まれた獣道。
この道はホントに目指す撮影地へと繋がっているのか・・・?

なぜ山へ登るのかと問われれば、そこに山があるからだ (´ー`)フッ・・・と、クールに答えたいところですが、私の趣味は登山ではありません。うっそうと生い茂る木々をかき分けながら、険しい急斜面を上ることに爽快感は無く、ただただ辛いだけ ε~ε~ε~((((|||′□`;) ヒイイィィ.....。では、いったい何が私を突き動かしているのかといえば、それは高いところから列車を見下ろしたいという一心に他ならず、ひたすらに視界の開けるところを探しながら進みます キョロ(ω・`)) (( ´・ω)キョロ。しばらくすると、それまでは覆いかぶさるように生えていた木々が少しまばらになり、空が広く見えるようなところへと出ることができました (*゚ロ゚)ハッ!!。そこで振り返って下の方を見てみると・・・おお!線路が見えるぞ!(゚∀゚*)オオッ!!

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木々の隙間から見えたのは、
走り抜けるスカ色115系の姿。
この地点で初めて視野が開けました。

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さらに進んでゆくと、やがてこんな場所へ。
眼下には線路が一望できます!(゚∀゚*)オオッ!!
ちなみに奥の高架橋は中央道。

俯瞰ポイントへ到達できました~!ワ━ヽ(*´Д`*)ノ━イ♪
決して絶景ではないけれど、これはなんとも鉄的には壮観な眺めです。二足歩行が困難な険しい山道、行く手を阻む倒木、所々に張り巡らされた蜘蛛の巣のトラップなど、何度も心が折れそうになったけれど、登り続けてよかった 。゚(つ∀`゚)゚。エガッタ ・・・って、たかだか数十メートル程度の小山なのに、大げさですよね (^^;)ゞポリポリ。

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さっそくカメラを構えてみると、
最初にやってきたのは211系の普通列車。
ここでの211系も、もう珍しくはなくなりました。
そのぶん115系が減っているってことか・・・。
▲中央本線 高尾-相模湖

まずは211系の下り普通列車で試し撮り。うん、なかなかいい感じです (・∀・)イイネ。背景には中央道がでーんと豪快に写り込みますが、これもこのあたりの中央線らしさのように思います。ただ・・・この場所は、私が予想していなかった大きな難点がありました ( ̄△ ̄;)エ?。それは、下り列車は写真のようにスッキリと撮れるけれど、上り列車は木々に遮られてウマく抜けないのです Σ(゚□゚*)ナニッ!?(まったく撮れないってことは無いけれど)。本命の「みなかみ号」は上り列車。まさか機関車牽引の客車列車を後追いで撮るわけにはいきません。ここはここでいい場所だけれど、「みなかみ号」を撮るのには不向きと判断。他に見渡せる場所は無いものかと、もう少しだけ周囲を散策してみることにしました (・ε・`)シャーナイネ。ここより下では視界が開けないので、さらに上の方へと登ります ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ...。すると、しばらく進んだところに、先ほどの場所とは全く異なったアングルで、線路が臨める場所へとたどり着きました (゚∀゚*)オオッ!!。

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さらに上にあったのはこんな場所。
どこに列車の姿があるのか、わかりますか?
走ってゆくのは、またも211系です。
▲中央本線 相模湖-高尾(後追い)

かなりの遠景で、列車の姿は豆粒並みに小さいけれど、雄大な山々に抱かれた雰囲気がいかにも山線と呼ばれるこの辺の中央線らしくて、個人的にキライではありません (・∀・)イイジャン!。ここは先ほどとは逆に、上り列車を正方向で撮ることができます。せっかくのロクヨン客レ(みなかみ号)を、こんな小さく撮ってしまうのはもったいない・・・って意見も聞こえてきそうですが(正直、私も悩んだ (゚ペ)ウーン…)、むしろこういうところで撮るほうが私らしい写真になるような気がしたので、思い切ってここで狙ってみることにしました m9(`・ω・´)ケテイ!(まあ、今から下山するわけにもいかないしね)。ちなみに同業者は0・・・どころか、山に入ってから人っ子一人誰にも会わなかった。

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今度の普通列車は長野色115系でした。
こういう機会にしっかりと記録しておくことが大事です。

この日の空はあいにくのドン曇り (´д`;)アウ…。ここを「みなかみ号」が通過するのは朝の7時過ぎで、晴れていたら線路まで日が当たるのか、それともまだ山影が落ちている時間帯なのかはわかりませんが、これだけの雄大な俯瞰ポイントを見つけられただけに、できれば晴れてほしかったところです。そんな鉛色の空を恨めしく見上げていると、やがて山間にロクヨン独特の重々しい唸り音が鳴り響いてきました (゚∀゚*)キタッ!。

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懐かしさを感じさせる青い客車列車が、
山裾を縫うように走り抜けてゆきます。
これぞ中央線の客レというような情景です。
▲中央本線 相模湖-高尾

ロクヨン客レの「みなかみ号」が撮れました~ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪!
青いロクヨン(39号機)に青い12系のシブい組み合わせ、まるでかつての急行「アルプス」や「ちくま」を彷彿とさせるようなシーンです (≧∀≦*)シブイッ!。やっぱり「山男」の愛称があるロクヨンは、山深い中央線を走る姿がよく似合うなぁ・・・。お天気が曇り空なのは残念でしたが、遠景でもしっかりと列車の編成が解るように撮れので、ホッとしました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ(スミマセン、完全に自己満足の世界です。列車の姿が解りづらかったら、クリックで拡大してみてください)。ちなみに、ちょっと惜しかったのが、実は上り線を「みなかみ号」が通過したほんの数十秒後には、下り線をこの列車が通過したんです エッ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ? 。

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一息つく間もなく下り線を通過したのは、
国鉄特急色の183系。
これは連休中に増発された臨時の特急「あずさ」です。
▲中央本線 相模湖-高尾

「みなかみ号」と入れ替わるように現れたのは、国鉄色183系(長野車N104)の特急「あずさ71号」(゚∀゚)オッ!。ドンピシャのド被りだと困るけれど、もしいい具合にすれ違っていたら、面白い画になっていたんですけれどね・・・。まあ、そうウマくはいかないか(笑)。でも、木々のスキマから見えた両列車のすれ違いは、まるで鉄道模型のような情景でした。

メインである「みなかみ号」は通過してしまいましたが、先述したように休日の中央線には他にも多くの臨時列車が運転されており、お楽しみはまだまだ続きます マダダ(*`∀´)マダオワランヨ!。このあとに通過する臨時列車のほとんどは下り列車なので、今度は最初にたどり着いた下りの直線ポイントへと戻ることにしました ...((((o* ̄-)oアッチヘ 。

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下りの直線ポイントから。
スカ色115系(豊田車)がやってきました。
豊田の115系にはまだ大きな動きがないので、
まさに今が狙い目です。
▲中央本線 高尾-相模湖

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この連休中に高崎~河口湖で運転された
快速「リゾートやまどり富士山」。
富士山の世界文化遺産登録以降、
いろいろな車種が中央線や富士急行へと
乗り入れるようになりました。

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横浜から松本まで横浜線経由で直通運転される
185系の「はまかいじ」は、
週末の中央線ではおなじみの臨時特急です。

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新宿から河口湖へ向かう「ホリデー快速 富士山」は
国鉄特急色の189系。
高台から眺める国鉄特急色の存在感は、
際立って見えます。

いろいろな臨時列車が走る中央線のなかでも、私が常に気に留めている列車といえば、やはり189系(豊田車)で運転される「ホリデー快速 富士山」号。何度かこのブログでも紹介していますが、ほぼ毎週末の定期的に国鉄特急型が見られるという、国鉄ファンには嬉しい列車で、この俯瞰ポイントの存在を知ってからというもの、一度はここで撮りたいと思っていたのです。今回は「みなかみ号」のついでという感じが否めませんが、それでもここで念願の国鉄色189系が撮れたのは嬉しい収穫となりました ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ。さらにこの日は、臨時の特急「かいじ183号」と「かいじ186号」も189系での運転です。まさに連休の中央線は国鉄型まつり マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪。しかも時間が経つにつれて、雲間から時おり日が差すようになってきました。もし日が当たるのならば、「みなかみ号」を撮った上の大俯瞰で撮りたいと思い、再び斜面を上ります コッチヘo(- ̄*o))))...。

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下りの「かいじ183号」は、
あずさ色の189系(M50編成)。
このカラーは一昔前の「あずさ」の印象が強く、
やはり山あいをゆく姿が似合います。
▲中央本線 相模湖-高尾(後追い)

あずさ色189系の「かいじ183号」は、かろうじて薄日があたった程度。それでもやっぱりドン曇りよりは幾分マシに見えます。そしてこのあとの「かいじ186号」は国鉄特急色。本日ラストのメインターゲットなので、できればビシッとした日当りを望みたいところ 八(゚- ゚) タノム!!。その期待に応えるかのように、通過直前にはこの日いちばんの眩しい日差し!(゚∀゚*)オオッ! ・・・となったのですが 、列車の姿が見えたと同時に雲の塊が流れてきて (´Д`;)アア…、結果はもう皆さんのご想像の通り。

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上りの「かいじ186号」は国鉄特急色の189系
(M51かM52のどちらかだけれど、この距離じゃ解らん)。
秋晴れの日差しを浴びて、国鉄色が山の緑に映えました!
って、言いたかったところなのですが・・・。
▲中央本線 相模湖-高尾

ああ、マンダーラ・・・il||li _| ̄|◯ il||li
この日はもともと曇り時々晴れの予報だったので、あまり日差しは期待していなかったけれど、せっかくの国鉄色189系がいちばん中途半端なマンダーラになってしまったのは、やっぱり残念無念 (´・ω・`) ショボーン。

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ちなみにスッキリ晴れるとこんな感じ。
秋晴れの日差しを浴びて、
「スーパーあずさ」が山の緑に映えました!

最後に一本、意地で晴れた状態の「スーパーあずさ」を撮って、山の上からの撮影は終了です。本命の「EL&SLみなかみ号」をはじめ、バラエティに富んだ数々の列車は楽しめましたが、やっぱり曇り空では不完全燃焼 ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…。この俯瞰ポイントにはいずれまた、スッキリとした晴天日に再訪したいと思います。でも、再びたどり着けるかな? ( ̄△ ̄;)エ?  実は下山で道に迷ったわけではないけれど、往復で同じ道を通ったハズなのに、登山口と下山口が違っていたんですよね・・・r(゚ー゚*)アリ?。

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下に降りると、線路端にコスモスが咲いていました。
ためしに一枚。【◎】]ω・)パチッ!
う~ん、自分で言うのもナンですが、
こりゃセンスの無い撮り方だね・・・(-"-*)ウウム。
▲中央本線 高尾-相模湖

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上の一枚だけだと、なんだか悔しいので、
ちょっとだけ撮影続行。
コスモス越しに列車を流してみました。
お!よく見りゃ、E257系のトップナンバーだ!(゚∀゚)オッ!

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もう少しコスモスのボリュームが欲しくて、
画面を傾けてみました。
コスモスの向こうを走り去っていったのは、
臨時で河口湖まで延長運転されている、
E259系の「成田エクスプレス」。
成田からダイレクトに富士山って、需要あるのかな?

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お昼は高尾名物のとろろそば。
その昔、高尾山へ登った参拝客の疲れを取るために、
滋養強壮によいといわれるとろろを
蕎麦にのせて出したのが始まりだと言われています。
まさにこの日の私にうってつけ!? ソバ(゚д゚)ウマー

結局、遠出することは無かった秋の連休。それでも、念願の俯瞰ポイントへ到達できたという成果だけでも大きく、いい週末となりました。ウチから片道500円弱で行ける近場で、この雄大な景色を拝めるのならば、それでじゅうぶん・・・というわけにはいかず、やっぱり久しぶりに旅に出たいという気持ちが疼いている今日この頃 ((o(゙ε゙)o))ウズウズ。そろそろ、旅の計画を立てようかなぁ・・・(そんなオカネないけど)。

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連休中に運転された189系の臨時「かいじ」。
せっかく絵幕(イラストマーク)が掲出されたのに、
高尾では遠景ばかりだったので、
翌日、所用ついでにちょこっと撮影してきました。
(ゆるキャラさんのお膝元へお邪魔しました~ ^^)
充当編成は前日と同様に、
上が「あずさ色(M50編成)」の「かいじ183号」で、
下が国鉄特急色(M51編成)の「かいじ186号」です。
▲14.10.12 中央本線 国立-西国分寺(二枚とも)

 

☆オマケ☆

ロクヨン+12系客車で運転された「EL&SLみなかみ号」。その姿には、かつて中央線を走っていた急行「アルプス」を彷彿とさせるような懐かしさを感じました。・・・と言っても、私の世代での「アルプス」と言えば、165系や183系を使用した電車急行のイメージが強いんです。でも実は、90年代のわずかな期間にも14系客車を使用した臨時の「アルプス」が運転されたことがありました。しかも座席車のみならず寝台車も連結され、先頭に立つロクヨンには臨時急行ながらヘッドマークも取り付けられたのです。今回はその写真を引っ張り出してみました(節約でモノクロフィルムを使っていた時代・・・^^;)。

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高架の複々線区間を通過する、
36号機牽引の急行「アルプス」。
ただし、営業運転は下りの夜行列車のみで、
この上りは回送列車だったと思います。
回送にもヘッドマークが付けられていたのは、
サービス・・・だったのかな?
▲91.5 中央本線 高円寺

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新宿駅に停車中の「アルプス」(回送)。
奇しくもこのときの牽引機は、
今回の「みなかみ号(初日)」を担当した39号機です。
ちなみに、前面下部のテールランプのところに見えるアザは、
現像ムラではなく、
この頃に行なわれたATS-P形設置工事の関係で
尾灯が従来の内ハメ式から外ハメ式へ取り替えられ、
その際にできた改造痕。
▲91.5 中央本線 新宿

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オマケのオマケ。
同じロクヨンつながりで、ついでにこんな写真も出てきました。
若番の3号機が牽引する営団05系の甲種輸送です。
当時はどうせPFだろ・・・なんて思っていたら、
ロクヨンだったので驚いた覚えがあります。
この3号機って、どこのカマだったんだろう・・・。
▲92.9 南武線 府中本町

ONE-shot 165 夜11時、天王寺。

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PICK UP ONE-shot 165 夜11時、天王寺。

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今週、出張業務で久しぶりに大阪へ。
今回は朝から晩まで、とてもタイトなスケジュールで、
いつものような(?)出張ついでの鉄道趣味活動、
通称「出張鉄」をする間などは、ほとんどありませんでした。
まあ、ふつーに考えればそれが当然なんですけれどね・・・
(^^;)ゞポリポリ。
一泊二日の日程で、唯一のフリータイムは初日の夜遅く。
それでも一枚でいいから大阪での記録を残したくて、
懇親会(・・・という名の飲み会)の解散後に
私がカメラを持ってやってきたのは、
大阪の南に位置するターミナル、天王寺。
 
大阪環状線、関西本線、阪和線が乗り入れる同駅。
なかでも頭端式の阪和線ホームは、
その頭上に覆いかぶさる大きな屋根(大天井)と相まって、
昔ながらの終着駅らしさを今も色濃く残しています。
さらにここを発着する阪和線の普通電車には、
関東では見られなくなった国電型の103系が現役で、
これが撮れれば、出張鉄の成果としてはじゅうぶんです。
 
ところが、たまたまそういう運用の時間帯なのか、
それとも私の鉄運が悪いのか、
大天井側のホーム(6・7番線)に発着するのは、
ステンレスの205系ばかりで、
なかなかお目当ての103系が入ってきてくれません
(大天井側ではない、8番線には来るんだけれどね)。
明日の仕事も朝早いことだし、
あまり深追いはしたくないんだけれどなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…
などと思いながらも、ひたすらに待ち続けること一時間半。
もう時間的に限界だと諦めかけたその時、
ようやく青い国電が一本、大天井の下へと滑り込んできました。
103、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 
気が付けば、時刻はすでに23時。
人影がまばらになった広い構内には、
国電の古めかしいアイドリング音だけが
甲高く鳴り響いているのでした。
 
1
4.10.15 阪和線 天王寺
 
 
 
 

☆オマケ☆
 
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古参電車に乗務する、
鉄道むすめのリボンバレッタに、ちょい萌え♪

八高線・・・八高線80周年記念号 撮影記

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2014.10.18
八高線
秋晴れの日の、ロロロ
 「八高線80周年記念号」撮影記
 
  

二週連続で台風の脅威に怯えるような週末が続きましたが (((lll゚д゚)))ヒイィィィ、ようやく秋らしい穏やかな晴天に恵まれた先週末 (*´∇`)-3 ホッ。そんな秋晴れの日を狙ったかのように、18日の土曜日には、ちょっとおめでたい「記念列車」の運転がありました。その名も「八高線全通80周年記念号」(゚∀゚*)オオッ!。
JR八高(はちこう)線は、東京の八王子から、埼玉の高麗川(こまがわ)、寄居などを経て、群馬の高崎へと至る、首都圏近郊の路線(正式な路線区間は八王子から、高崎の一つ手前の駅・倉賀野まで)。途中の高麗川を境にして電車が走る南部の電化区間と、気動車(ディーゼルカー)が走る北部の非電化区間に運転形態が分けられるような特徴はありますが、ふだんは普通列車のみが淡々と走るだけの地味なローカル線です (・o・*)ホホゥ。ただし、首都圏近郊では数少ない非電化路線であることから、時おりディーゼル機関車の訓練運転なども行われており、このブログでも過去に何度か、その撮影記をご紹介しています。
そんな八高線が1934年(昭和9年)10月6日に八王子~高崎(倉賀野)間で全線開通してから今年で80周年を迎えることとなり、それを記念して運転されるのが、DD51形ディーゼル機関車+12系客車というスペシャル編成の「80周年記念号」です。お天気ヨシ!、列車編成ヨシ!!とくれば、当然のごとく私も出撃決定 (`・ω・´)-3フンス!。
ところが・・・どうも数日前からクシャミとハナミズが止まらない (っ*`з´)っ・:∴クション.。これは、私にはあまり症状が出ないハズの「秋花粉」によるものなのか? それとも、大阪出張の際に夜遅くまで天王寺駅で撮影をしていて、ちょっと風邪でもひいたかな? 熱っぽさは無いけれど、何となく不安を抱えたままに記念列車の運転当日を迎えました ( ̄ii ̄;)ズルズル

10月18日(土)

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この日の行程は、中央線と西武線が接続する、
国分寺駅から始まります。
八王子を起点とする八高線の撮影へ行くのに、
乗るのは中央線ではなく、西武線?σ(゚・゚*)ンー?
▲西武国分寺線 国分寺

自宅の最寄駅から中央線の下り列車に乗って、まずは国分寺へ。 ここから西武国分寺線、東村山で西武新宿線、さらに所沢で西武池袋線と、短い区間で三つの西武線を乗り継ぎます ε=ε=ε=┌(;・_・)┘ノリカエ ノリカエ。東京に住んでいても、この辺の入り組んだ西武線の路線網は解りづらいのですが、今回私が目指している八高線の撮影地へ行くのにウチからだと、このような西武三路線を乗り継ぐルートが、距離的にも時間的にも最短になるのです ( ̄。 ̄)ヘー。最終的な下車駅は、池袋線の元加治(もとかじ)。

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途中、乗換駅の所沢でたまたま見かけたのは、
真っ赤な京浜急行の電車!? Σ(゚д゚;ノ)ノ ヌオォ!?
いえいえ、これは京急と西武のコラボ企画によって
京急色に塗り替えられた、西武9000系・9003F。
その名も「幸運の赤い電車(RED LUCKY TRAIN)」。
一本しか無い同車を偶然見かけると、
ラッキーなことがあるらしいのですが・・・どうだろ?
▲西武池袋線 所沢

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私が乗ったのは、ふつうの黄色い9000系で、
撮影地最寄りの元加治に到着です。
▲西武池袋線 元加治

国分寺0643-(西武国分寺線)-東村山0653~0701-(西武新宿線)-所沢0704~0717-(西武池袋線)-元加治0737

途中の所沢では、偶然見かけたらいいことがある・・・なんて、まるで「ドクターイエロー」的な謳い文句のついた、赤い西武線「RED LUCKY TRAIN」に出会えたけれど(゚∀゚)オッ!、相変わらず鼻はムズムズしているし (っ*`з´)っ・:∴クション.、それに、この日は記録用サブ機のコンデジを家に忘れてくるという失態をしてしまい (ノ_< ;)アチャ~…(大阪出張へと持っていったので、そのまま仕事鞄に入れっぱだった・・・。そんなワケで今回の記事でサイズの小さい記録写真は、スマホでの撮影です)、なんだかあまりツイているような気がしないんだよなぁ・・・"o(-ω-;*) ウゥム…。でも、天気は予報通りに青空が広がる快晴で、これだけでもラッキーなこと・・・と、考えるべきなのかも (´ω`)ソウ…ネェ

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快晴の空のもとに佇む元加治駅。
ここは西武池袋線の終点・飯能の一つ手前の駅で、
首都圏郊外ののどかな雰囲気が漂い、
周辺にはこの地の名物である狭山茶の茶畑なども見られます。
▲西武池袋線 元加治

元加治駅から西武線の線路を離れて、茶畑などを横目に見ながら南西の方向へしばらく進むと ε-ε-ε-┌(*・ω・)┘テクテク、やがてこのあたりを流れる入間川(いるまがわ)に突き当たります。そこには、歩いてきた道から続く道路橋と並行して、プレートガーダー方式の鉄道橋(ガーダー橋)が架けられており、これこそが今回の撮影ポイントとなる八高線の入間川橋梁です。

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元加治駅から徒歩15分ほどで到達した、
八高線の入間川橋梁。
鉄道橋と並行して架かる道路橋上が撮影地です。
私が着いたこの時点で、まだ同業者はまばら。

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まずはためしに一発、普通列車を撮ってみました。
やってきたのは4両編成の209系。
ここは八高線の駅でいうと金子と東飯能の間にあたり、
高麗川以南の電化区間です。
▲八高線 金子-東飯能

同じ鉄橋でも鉄骨がまわりを囲うトラス橋より、遮るものがなくスッキリと列車の姿を撮ることができるプレートガーダー橋(ガーダー橋)は、撮り鉄にもっとも好まれるスタイルの鉄橋と言っても過言ではありません。そのガーダー橋をいくつもの長い橋脚で支えている入間川橋梁の景観は、昔から八高線の名撮影地として挙げられてきました (・o・*)ホホゥ。八高線の80周年を祝う記念列車を撮るならば、やはりここしか無いでしょう!m9(`・ω・´)ビシッ!・・・な~んて、いかにも迷いなくスパッと撮影地を決めたかのように書いていますが、実を言うと、ディーゼル機関車のDD51が牽引する客車列車(客レ)は、上空に架線の無い、高麗川以北の非電化区間で撮るべきかとも悩んだのです (゚ペ)ウーン…。でも、非電化区間では過去に何度か訓練運転でDD51の客レ(旧客)を撮っていることから、今回は客レが滅多に入線しない、この入間川橋梁を選びました(やなぼーさん、スミマセン・・・^^;)。

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ちょっと引き気味で撮った最初の一枚目よりも、
個人的にはこのくらいの画角が好みなのですが、
これだとDD51+12系3両+DD51の計5両で運転される
記念列車の全編成は入りません。
意外とアングル決めが難しい・・・(゚ペ)ウーン…

そんな八高線随一の有名撮影地である入間川橋梁。さぞかし同業者も多く集まるのではないかと覚悟しながら、場所取りと試し撮りを加味して「記念号」が通過する二時間前(8時ごろ)に現地へ着いてみると、意外にも先客は少なくてちょっと拍子抜け (゚ー゚*)アリ?。やっぱしDD51の客レは、みんな非電化区間で狙っているのか? もしくは、せっかくの記念列車なので、正面のヘッドマークが解りづらいこの場所は、あえて避けているのかも・・・などと、余計な憶測をアタマのなかで巡らせていましたが σ(゚・゚*)ンー、「記念号」の通過まで一時間を切ったあたりから続々と同業者が集まり出して、結局、最終的には橋上を埋め尽くすほどの数になりました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。八王子発の「記念号」は、クルマでもこの場所へ追っかけが利くようなスジではないし、ただ単に出足が鈍かっただけなのかな・・・。そんな橋上に詰めかけた大勢のファンが固唾をのんで見守るなか、朱色のDD51に牽引された「八高線全通80周年記念号」は、遅れることなく定刻に姿を見せました (゚∀゚*)キタッ!

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私が到着した時の写真と見比べてみてください。
通過時にはこれだけ多くのファンが橋上に集まりました!
そのカメラの放列の先に現れたのが、
DD51+12系の「八高線全通80周年記念号」です。
意外とコレ、記念列車らしいイイ画かも(笑)

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秋晴れの青空を背景に、
入間川橋梁という舞台に躍り出た「記念号」。
朱色のDD51と青い12系のコンビネーションが、
風景のなかで鮮やかに映えてくれました(^^)。

入間川を渡る、「80周年記念号」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
う~ん、DD51+12系の組み合わせは、やっぱりシブいなぁ・・・(最近客レを撮ると、この感想ばっかし・・・^^;)。これが前後に機関車が付くPP(プッシュ&プル)スタイルではなく、DD51の単機牽引だったら、かつて山陰本線などで走っていた12系のローカル客レを彷彿とさせるような姿です ( ̄▽ ̄)ナツカシーネ。でも、今回はローカル客レのリバイバル列車ではなく、おめでたい「記念号」としての運転ですから、個人的にはPPでもアリかなって思っています(^^)。何より秋晴れのもと、順光ポイントでこの列車を撮れたことに大満足でした ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ

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未練がましく、去り際にもう一枚 【◎】]ω・)パチッ!。
タテ位置で後方のDD51と12系一両分を切り取ってみました。
こう見ると、かつてのローカル客レっぽい?
いや、場所が場所だけに、昔の「高尾臨」っぽいか・・・。

今回の「八高線全通80周年記念号」は、八王子から高崎まで片道のみの運転なので、これにて同列車の撮影は終了です (´0`*)シューリョー。でもまだ午前中で、せっかく晴天に恵まれているのに、このまま帰っちゃうのはもったいない気がします。とはいえ、今から他の路線へ転戦するには時間が中途半端すぎる・・・σ(゚・゚*)ンー。そこで思い浮かんだのが、「記念号」と同じく八高線80周年記念企画の一環として、かつて八高線を走っていた旧型車(キハ38)の復刻塗装が施された、非電化区間を走る普通列車・キハ110の存在 」(゚∀゚*)オオッ!。どうせならばこの機会に、それを撮りに八高線を北上しようかと考えます(・∀・)イイネ。ところが、いつものようにSNSなどの目撃情報で、さっそくその運用を掴もうとしたところ・・・どうも、この日の復刻色車は運用についておらず、高崎で行われているイベントで展示されているらしい r(゚ペ)アリャ。う~ん復刻色、走っていないのか・・・(・ε・`)チェ。高崎まで行けば展示されている同車を撮ることはできますが、やっぱり私としては沿線で走っているところを撮りたい。それに、高崎まで往復3000円以上かけて展示物を見に行くのも、なんだかもったいないし・・・(^皿^;)セコイネ。ならば、もっと近場で撮れるものとして次に考えたのが、やはりこれも八高線80周年記念企画である、ヘッドマーク付きの205系 (゚∀゚*)オオッ!。 同線の電化区間を走る電車の方にも一本だけ、80周年記念のヘッドマークが付けられており、こちらは先程の「記念号」を待っている間に走っているのを見かけています。ステンレス電車のニマゴ(205)など、ターゲット的にはちょっとショボいけれど、今日は自分のなかで「八高線Day」とし、これを狙ってみることにしました ( ´_ゝ`)フーン。今いる入間川橋梁よりも、もう少し正面のヘッドマークが解りやすい撮影地へと移動します。

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歩いて八高線の東飯能へと向かい、
そこからの八王子行きの上り列車へ乗ります。
ホームに入ってきたのは209系。
▲八高線 東飯能

本来ならばいつものように移動中も逐一、記録写真を撮ってご紹介したいところなのですが・・・先述したように、この日は記録用のコンデジを家に忘れてきてしまい、さらにはここまでその代役を務めてきたスマホも、「記念号」の待ち時間にブログ仲間の記事を閲覧していたり、復刻色の運用状況などを調べていたりしていたら、東飯能での209系撮影を最後にバッテリーが切れてしまいました (ノ_< ;)アチャ~…。なので、ここからは文章のみでの説明ですm(。・ε・。)mスンマソ-ン。 東飯能から八高線の上り列車に乗り、次に下車したのは終点の八王子。

東飯能1125-(八高1060E)-八王子1202

八高線は八王子とその手前にある北八王子の駅間で、浅川という名の川を渡ります。八王子駅から徒歩20分ほどで到達できる、その浅川橋梁が次の撮影地。先ほどの入間川橋梁に続く鉄橋、しかも同じガーダー橋での撮影ですが、この浅川橋梁は入間川橋梁ほどの高さは無く、橋のたもとにある踏切付近から同レベルで列車を見ることができるので、入間川橋梁とはだいぶ違った感じの画になります (・o・*)ホホゥ。望遠レンズで列車の正面が狙える位置にアングルを決めて、待つことしばし・・・、お目当ての記念ヘッドマーク付き205系は、一時間ほどの待ち時間を経て、鉄橋上に現れました。

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轟音を響かせながら鉄橋を突き進む、八高線の205系。
その顔には、全通80周年を記念するヘッドマークが、
誇らしげに掲げられています。
▲八高線 北八王子-八王子

ヘッドマーク付きの205系が撮れました~!ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!
最近の私は俯瞰撮影などの遠景が多くて、ひょっとすると接近戦が苦手なのではないだろうか・・・(;¬_¬) アヤシイ…と、思われていたかもしれません。それほどまでに列車をアップで撮るのは久しぶりだったように感じます。実際に私はあまり、顔アップや編成写真の接近戦が得意ではないのですが、今回はなんとかウマく狙い通りの画が撮れました。八高線の205系はすべて、中間車を先頭車化改造した3000番台ですが、こうやって見るとニマゴもなかなかカッコイイものです (^^)。ちなみに、先ほど入間川で撮った「記念号」に掲げられていたヘッドマークも、この205系に付いていたものと同デザインだったようです。

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205系を撮り終えて、撤収しようとしたら、
上空をこんなヒコーキが飛んでゆきました。
ヒコーキや軍モノに疎い私は、
遠目に見て自衛隊機かと思っていましたが、
写真を拡大してみると「U.S. Forces」の文字がありましたので、
これは米軍機なのですね。
近くの横田基地へ向かうものかな?σ(゚・゚*)ンー

これで撮影は終了です。いちばんのお目当てであった、DD51+12系の「八高線全通80周年記念号」、そして80周年記念のヘッドマークを掲げた205系、どちらも秋晴れのいい光線状態で記録することができました。機会があれば、この日は運用に就いていなかったキハ38復刻色のキハ110の方も、いつか撮りに行きたいと考えています。

ところで、この日クシャミが止まらなかった原因ですが・・・やっぱり季節の変わり目によって、少し鼻風邪をひいてしまっていたようです(っ*`з´)っ・:∴クション。翌日の日曜日には少しだるさを感じたので、撮影の予定を変更して一日静養にあてました。秋が深まるに連れ、とくに朝晩がグッと冷え込むようになった今日この頃、皆さまも体調を崩さぬよう、じゅうぶんにご留意くださいませ・・・(´∀`;)オマエモナー。

 


磐越西線・・・485系「あいづライナー」撮影記

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2014.10.24
磐越西線
秋の夕陽に挑む、一年越しのリベンジ!
 485系「あいづライナー」撮影記
 
  

10月最後の週末は、ど~しても外すことができない仕事上のイベントが土日に設定されており、私は休日出勤の要請をやむなく受けることとなりました (・ω・`)シャーナイネ。事前の天気予報によると、この週末は全国的に行楽日和の晴天になるとのことなので、本来ならばどこかへ撮影に行きたかったんだけれどなぁ・・・(・ε・`)チェ。そんな恨めしい気持ちでスケジュール表を眺めていたところ、その前日の金曜日は比較的、仕事に余裕があります σ(゚・゚*)ンー。これはウマく木曜日に調整をすれば、金曜日に休みを取ることができそうじゃないですか (゚∀゚*)オオッ!。土日に働くのだから、金曜に休んだって、後ろめたさは微塵もありません ψ(`∇´)ψ ウケケケケ(・・・って、書いているところが、なんだか言い訳がましいんだけれどね ^^;)。
でも、問題はドコにナニを撮りに行くか。平日の金曜日だと、いつものような土日に運転される、臨時列車やイベント列車などは走りません。何か定期列車で目ぼしいものは無いかと、鉄道情報誌やネットなどを検索してみると・・・σ(゚・゚*)ンー… 目に留まったのは二つの485系。ひとつは、新潟と金沢の間を走る特急「北越」で、どうやら運用の流れ的に国鉄色の編成(K-1)が充当されそう。これを信越線の海沿いで撮ろうかなぁ・・・(・∀・)イイネ。そしてもうひとつは、磐越西線の郡山と会津若松の間を走る、快速「あいづライナー」。コッチもちょうど、国鉄色の編成(仙台のA1/A2)で、代走運転が行われているとのこと。これを磐梯山バックで撮るのもいいなぁ・・・(・∀・)イイネ。海と山のヨンパーゴ、どちらにしようか悩んだけれど ウミ?(゚Д゚≡゚Д゚)ヤマ?、突発的な運用変更などがなく、確実に国鉄色485系が撮れるという理由で、私は「あいづライナー」の方を選びました m9(`・ω・´)ケテイ! 。それに、今の時期の「あいづライナー」といえば、私にはどうしてもリベンジしたいと思っていた課題が、ひとつありましたし・・・(・・? リベンジ?。
そんなワケで、今回は平日の金曜日に訪れた磐越西線「あいづライナー」の撮影記です。


10月24日(金)

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郡山から分岐する磐越西線を目指すため、
まずは東京駅から東北新幹線へ乗り込みます。
仙台行きの「やまびこ203号」はE2系での運転。
▲東北新幹線 東京

今回のターゲットである磐越西線の快速「あいづライナー」は、もう、このブログで何度もその撮影記をご紹介しているお馴染みの列車で、最近では今年の5月にも同列車の撮影へ訪れています(快速「あいづライナー」の詳細や、車両変更(代走)の経緯などについては、過去の同列車記事を参照してください)。なぜにこうも頻繁に撮影へ行きたがるのかと言えば、それはやはり何と言っても、今や貴重な国鉄特急色の485系を自然豊かな沿線の四季と絡めて撮れることが、同列車の最大の魅力です(国鉄色が撮れるのは、代走の時だけだけれどね)。前回の5月は新緑の眩しい時期でしたが、今はもう秋(トワ・エ・モア?)。おそらく紅葉には、まだちょっと早いかと思われますが、はたしてどうでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。そんな紅葉のことなどを気にしながら、北上する東北新幹線の車窓を眺めていると、やがて列車は白河の関を越えて東北地方へと入ります。すると、そこに広がっていた景色は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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トンネルを抜けると、そこは白い世界・・・。
▲東北新幹線 那須塩原-新白河(車窓から)

なんと、濃い霧に包まれて、車窓が一面真っ白ではありませんか! Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! 濃霧と言えば思い出されるのが、ちょうど一年前の苦い記憶・・・ (((( ;゚д゚))))アワワワワ。そう、読者のなかにも覚えている方がいらっしゃることでしょう。実は昨年の同時期(11月)にも私は「あいづライナー」を撮影に訪れているのですが、その時に悩まされたのが、景色を真っ白に包み込んでしまった濃霧  エッ?(゚Д゚;≡;゚д゚)エッ?。もう、数十メートル先も視界が利かないような状態で、これにはほとほと困り果てました ヤレヤレ ┐(´~`;)┌ マイッタネ。

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濃霧の中で撮影した昨年秋の485系「あいづライナー」
この時はホントに参りました・・・(^^;)。
▲13.11.16 磐越西線 翁島-猪苗代

今、新幹線から見ている景色は、まさにその時と全く同じような状況  ┛)"0"(┗ オーマイガーッ!! 。しかもこの濃霧、白河あたりからずっと晴れることなく、在来線(東北線)でいうところの須賀川あたりまで続いていました。市街地の郡山に入ると霧は晴れて青空になったものの、高架上の新幹線から会津方向の山々を臨むと、やはりモヤっているように見え、先行きがかなり不安です σ(・ω・`)ウーン…。もしもまた、磐越西線沿線が真っ白だったらどうしよう。やっぱり「あいづライナー」ではなく、信越線の「北越」に行けばよかったかな・・・なんて、早くも後悔が頭の中をよぎります ε-(´∞`;)ハァ…。

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郡山で接続した、磐越西線の会津若松ゆき。
ここでは霧が晴れて日差しがありましたが、
この先の磐西沿線ではどうなることやら・・・。
▲東北本線 郡山

新幹線から乗り継いだ磐越西線の快速列車は、定時に郡山を発車しましたが、次駅の喜久田では交換する上り列車に若干の遅れが出ているとのこと 「(゚ペ)アリャ。遅れの理由については放送されませんでしたが、これは濃霧の影響によるものなのかもしれません(あくまでも憶測ですが)。スマホで気象情報を見ても、やはり会津地方には濃霧注意報が発令されています。今回、私の目指す磐梯山が見える猪苗代周辺の撮影ポイントは、すぐ近くに霧の発生源となる大きな湖(猪苗代湖)があるため、状況的にはかなりキビシい感じ・・・(-"-;*)ウウム…。昨年の二の舞となるのは、もうゴメンです イヤ!(>_< )Ξ( >_<)イヤ!。そこで私は急きょ予定を変更し、猪苗代まで行かずに途中の磐梯熱海で下車。峠越えの手前となる磐梯熱海では霧の影響はなく、青空が広がっていました。そういえば、たしか昨年もこのあたりまでは晴れていたんだよな・・・σ(゚・゚*)ンー…。

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私が列車を降りたのは、
当初予定していた猪苗代ではなく、
手前の磐梯熱海。
霧ではなく、青空が広がっています。
▲磐越西線 磐梯熱海

東京0640-(東北新幹線 やまびこ203号)-郡山0821~0831-(磐越西3231M)-磐梯熱海0845

磐梯熱海は今年の5月にも訪れたばかりなので、できれば今回は磐梯山の見える猪苗代周辺を撮影地に考えていたのですが、もし猪苗代が昨年のような霧に包まれていたら、磐梯山はおろか列車の姿だってよく解らないかもしれません (´Д`;)アウ…。だったら、たとえ前回と同じ場所だとしても、晴れている磐梯熱海で撮った方がずっといい (・∀・`)シャーナイネ。ちなみに列車利用の徒歩鉄の場合、猪苗代まで行ってダメだったから、磐梯熱海へ戻るというようなことは、「あいづライナー(2号)」の撮影を考えると時間的にムリ。

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5月にも下車した磐梯熱海。
今回もやはり前回同様、駅に併設された観光案内所で、
自転車(レンタサイクル)をお借りします。
▲磐越西線 磐梯熱海

まあ、ここまで来てしまった以上は撮らないわけにいかないし、この磐梯熱海の周辺にだって、いい撮影ポイントはたくさんあります。とりあえず効率よく動けるように、いつもの観光案内所で自転車を借りて、撮影地への移動を開始 …((((*・o・)ノ Go!Go!。 さて、どこで撮ろうかと考えながら自転車を走らせていると、目に留ったのは沿道の紅葉した木々 (゚∀゚)オッ!。まだ早いかと思っていましたが、意外といい色づき具合です (´▽`*)キレイ♪。

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駅近くの遊歩道や付近の山々は、ちょうど紅葉が真っ盛り。
色鮮やかな秋の情景です。

紅葉しているのならば、ここはやはり山へ向かうべきでしょう。新緑のころに撮った、山上の俯瞰ポイントを再び目指してみることにしました。もちろん、まだまだ紅葉のピークにはほど遠いけれど、少しでも色づいていればいいなぁ・・・σ(・∀・`)ドーカナ? と、期待して、斜面を駆け上がります。初めて訪れた前回はかなりキビシく感じた山道ですが、今回はそれほどでもなかったのは、二度目という心の余裕から来るものかな? 駅から30分ほどで、前回撮影したポイントへと到達。さて、紅葉具合はと言えば・・・(「゚ー゚)ドレドレ

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5月に訪れた前回と同じ場所から、眼下の線路を臨みます。
山はまだまだ青い・・・。

う~ん、まだまだ・・・というより、ぜんぜん色づいてないや・・・(´∀`;)ハハ…。途中で見かけた紅葉した山と、さほど気候や高さ的には変わらないと思われるのですが、日当り具合や木々の種類などによって、色づく時期が異なるのかも知れませんね。やっぱりこの場所のピークは11月の上旬ごろかな? いずれにせよ紅葉していないのならば、ココで前回と同じように撮っても代わり映えしないので、今回はもう少し頑張って、さらに上の方へと登ってみます ε-(´o`;A))))フゥ… 。上段の方はキャパがかなり狭いけれど、平日の今日ならば大丈夫でしょう。むしろ誰もいないかと思っていたくらいなのですが、たどり着いてみると、そこにはお一方の先客がいらっしゃいました (。・ω・)ノ゙チワッス♪。でも、二人分ならばまだキャパ的に大丈夫。ご挨拶して私も横で構えさせていただきます スツレイ(o*。_。)oシマツ…ヽ(・∀・*)ドゾォ。足場の悪い斜面にへばりついて待つことしばし、今日最初の「あいづライナー」が、山あいを縫うように向かってくるのが見えました。遠くの方から列車の存在が確認できるという高揚感も、俯瞰ポイントの醍醐味ですね (゚∀゚*)キタッ!。

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木々の葉が色づきはじめた山あいをゆく
国鉄特急色485系の「あいづライナー」。
紅葉の本番はこれから迎えます。
▲磐越西線 中山宿-磐梯熱海

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続いて、山裾へと姿を現した同列車。
紅葉前の深緑に国鉄特急色が鮮やかに映えました。
▲磐越西線 中山宿-磐梯熱海

俯瞰で国鉄色485系が撮れました~! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
流れ雲にちょっとヒヤッとさせられたけれど、通過時には無事に日が当たってくれて、ホッと一安心 ε-(´∀`;)ホッ。最初の一枚目は、かろうじて紅葉し始めていたあたりをタテ位置で切り取ったもので、ちょっとは秋らしいカットになったかな? そして、前回よりも高い位置から狙ってみた二枚目は、山のボリューム感は増すものの、ここまで来るとちょっと列車が小さすぎるかも知れませんね。好みにもよると思いますが、個人的には前回ぐらいの高さがちょうどいいかも・・・σ(゚・゚*)ンー…。

今の「あいづライナー2号」を撮ったのちに、先客の同業者さんは下山されてゆきました ヾ(*'-'*) ンジャッ!。 私はというと、前回は急いで下山して別の撮影ポイント(安子ケ島方面)へと向かいましたが、今回は山の上に留まって、一時間後に折り返してくる「1号」を待ちます。正直言うと、予定していた猪苗代から、前回も撮影した磐梯熱海に急きょ撮影場所を変更したことで、どうも撮影地を移動するほどのテンションが上がらないんですよね・・・(・ω・`)ゞウーン。とはいえ、同じアングルのカットを量産しても仕方ないので、周囲(山の上)で別のアングルを模索してみます o(- ̄*o))))ウロウロ((((o* ̄-)o。しばらくウロウロしていると、今度は先ほどの方とは別の同業者さんが、息を切らせながら山を登られてきました ...(((;;´Д`) ゼエ...ゼエ... ヽ(・∀・;)ダイジョブカ?。その方は猪苗代の周辺で「2号」を撮影してから(クルマで)ここへ来たとのことで、「ボクがいたところは晴れて、磐梯山も見えましたよ」とのこと エッ?(=゚ω゚=;)マジ?。な~んだ、霧に悩まされず、猪苗代でもスッキリ撮ることができたのか・・・。う~ん、どうも私は以前のトラウマから、ちょっと霧に対してナーバスになりすぎていたのかも知れません (^^;)ゞポリポリ。しかしこの貴重な晴れ情報を得たことで、午後は不安視すること無く、猪苗代へと移動することができます。でもその前に、まずは間もなくやってくる「1号」を 【◎】]ω・´)パチッ!。

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走りゆく国鉄色の「あいづライナー」を見送るのは、
収穫を終えた田んぼに残された「はざかけ」たち。
このはざかけも、秋の深まりを感じさせる風物詩です。
▲磐越西線 磐梯熱海-中山宿

結局、大したアングルは見つけられず、半分苦し紛れで眼下に見えた「はざかけ」と組み合わせてみましたが、これだったら俯瞰するよりも、下山して撮った方がいい画になったように思います (゚ペ)ウーン。なんだかテンションの低さが写真に現れちゃっていますね。貴重な国鉄色485系なのに、これじゃあイカンなぁ・・・"o(-"-;*)ウウム…。ちょっと煮え切らなかったけれど、午前の一往復(2号~1号)を終え、これで下山します。ちなみに同業者さんは、先ほど私が「2号」を撮った場所から狙っておられました。

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自転車を返して、再び普通列車(左)で移動。
磐梯熱海ではトロッコ風オープンキハの
「びゅうコースター風っこ」の回送が停車していました。
週末に磐越西線でイベント運転でもあるのかな?
▲磐越西線 磐梯熱海

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中山峠のサミット付近では、
磐梯熱海よりもだいぶ紅葉の色づきが進んでいました。
乗り鉄的に車窓から眺める紅葉はいいですね~ (´▽`*)キレイ♪
▲磐越西線 中山宿-上戸(車窓から)

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磐梯熱海から30分ほどで猪苗代に到着。
たしかに霧はなく、青空が広がる快晴です。
▲磐越西線 猪苗代

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ロッジ風の外観が特徴的な猪苗代駅。
休日には猪苗代湖や裏磐梯などへの観光客が多く訪れますが、
平日のこの日は人影もまばらです。
▲磐越西線 猪苗代

磐梯熱海1202-(1227M)-猪苗代1227

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駅の近くから眺めた磐梯山。
その雄大な山容を拝むことができました。
中腹あたりはちょうど紅葉がピークのようですね。

磐梯熱海から下り列車に乗り、ようやく予定していた猪苗代へとやってきました (*・ω・)トウチャコ。現地は真っ青な空が広がる快晴で、磐梯山もクッキリ (゚∀゚*)オオッ!。午後の一往復(4号~3号)は、この界隈で撮影したいと思います。では、さっそく撮影地へ・・・と、その前に、今はちょうどお昼時。次の「あいづライナー4号」の通過までは、まだ二時間以上も時間があることだし、ここでランチタイムとしましょう (*'p')ハラヘター 。私が「あいづライナー」の撮影に訪れると、お昼は地元の名物であるお蕎麦にすることが多いのですが、今回はもうひとつの名物である「ソースカツ丼」にしてみました (゚¬゚)ジュルリ。実は冒頭にも書いたように、この猪苗代の撮影では、どうしてもリベンジしたいと思っている課題があり、カツ丼はそれに向けての縁起担ぎです (`・ω・´)-3フンス!。

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猪苗代駅前のモミジも、鮮やかに色づいていました。
(今回は花ではなく、葉っぱで緩衝ね・・・^^;)

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この日のお昼に選んだのは、ボリューム満点のソースカツ丼!
ソースカツ丼というと、福井や長野の伊那が有名ですが、
ここ会津地方でもカツ丼というと、ソースなのだそうです。
ちょっぴり甘めのソースに浸したロースカツと千切りキャベツが、
ゴハンによく合って、ウマいっ!(゚д゚)ウマー!
ちなみに来月(11/15.16)には、
全国カツ丼サミット」なるものが、会津若松で行なわれる模様。

カツ丼で存分にオナカを満たし ( )´З`)=3 プフーッ!、あらためて撮影地へと向かいます。ここでもいつものように、駅前の自転車屋さんで自転車をお借りしました。この日二度目のレンタサイクルで、線路沿いの道を西の翁島(おきなじま)方面へ進むと、右手には青空に映える雄大な磐梯山のお姿。これだけしっかりと山容が見えていれば、どこから撮っても画になりそうです ♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン 。リベンジの対象となるのは夕方の「あいづライナー3号」ですが、その前の「4号」も一発、磐梯山バックで撮影したいと思います。

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猪苗代から自転車でやってきたのは、
磐梯山がスッキリ臨める、翁島駅近くの田園地帯。
いちおう右端に二連の719系が写っているのですが、
ステンレス車はあまり目立ちませんね・・・。
▲磐越西線 翁島-磐梯町

磐梯山バックで撮れるいくつかの候補地の中で私が選んだのは、翁島駅の西側に広がる田園地帯。ここでは磐梯山だけでなく、その麓に広がる集落の家々なども入れて、少し人の生活感を出したいと考えて決めた場所なのですが、思ったよりもちょっとゴチャゴチャしているかなぁ・・・。ステンレスの719系など風景と同化してまったく目立ちませんでしたが、国鉄特急色の485系はどうでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。今の719系と、すぐ近くの更科信号場(翁島~磐梯町の中間点)で交換した「あいづライナー4号」は、まもなくやってきました。

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裾野の紅葉で秋色となった磐梯山。
その麓を国鉄色の485系が走り抜けてゆきます。
磐梯山と485系の組み合わせは、
国鉄時代の特急「あいづ」から引き継がれてきた
磐越西線を象徴する光景です。

快晴の磐梯山バックで、国鉄色485系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
やっぱり全塗装の車両、しかもこの国鉄特急色の存在感は、ステンレス電車とは比べ物にならないくらい強く、磐梯山の麓で鮮やかに映えてくれました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。背景の家々については、個々の好みによって賛否の意見が分かれるところだと思いますが、個人的には意外と悪くないと思っています。いちおう撮り鉄的なこだわりとして、先頭車(画面左の最後部)のアタマ部分には家が重ならないよう、慎重にシャッターを切りました。

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去りゆく485系を追って、もう一枚。
私はあえてメインカットで背景に集落を写し込みましたが、
少し立ち位置を変えてウマくフレーミングをすれば、
家を入れずにスッキリとした磐梯山バックが撮れるかも知れません。
▲磐越西線 翁島-磐梯町(後追い)

さあ次の狙いは、いよいよ私がリベンジに挑む、夕方の「あいづライナー3号」です (`・ω・´)-3フンス!。でも、いったいどんな理由でリベンジを期すことになったのかというと・・・それは、先ほどから再三のように出てくる、昨年11月の話。午前中は濃霧に悩まされたこの日でしたが ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、午後には徐々に霧が晴れてきて、昼過ぎの「あいづライナー4号」は今回と同じように、スッキリとした磐梯山をバックに順光で撮影をすることができました (゚∀゚*)オオッ!。そして続く夕方の「3号」、これはやはり磐梯山を背景に、西日を受けてギラリと光る瞬間の国鉄色485系を狙おうと考えていたのです ソレ(σ´∀`)σイイネ~。磐梯山にも、夕日にも、かかる雲はいっさいなく、これはイケると思いました。ところが、浅はかな私の読みは甘かった ( ̄△ ̄;)エ…。まさに秋の陽はつるべ落としのごとく、お目当ての「3号」が通過する前に、あえなく日は沈んでしまったのです ヽ(´Д`;)アア…。結局、日没後に通過した「3号」は、かろうじて残照を受けた顔を流し撮り。それはそれで悪くはないカットにはなったけれど、やはり夕日にギラリと輝く485系が撮りたかった・・・(´・ω・`) ショボーン。そして、そのときのブログには、「惜しくも20分ほど日が沈むのが早かった。ここで夕日ギラリの「あいづライナー3号」を狙うとしたら、10月の終わりぐらいじゃないと撮れないみたい・・・」と書いています。そう、今はまさに、その10月の終わり (*゚0゚)ハッ!!。今度こそ念願の夕日ギラリをモノにしたい! これが、私の一年越しとなるリベンジです(今思えば失敗は、単なる私の下調べ不足が原因なんですけれどね (^^;)ゞポリポリ)。ただし、昨年とは少し場所を変えて、私がやってきたのは猪苗代の川桁(かわげた)寄りにある田園地帯。ギラリが撮れそうな場所をさらに吟味した結果、こちらの方が山の形が美しく、日当りも良さそうだったのです。

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列車が日を受けてギラリと光る条件は、半逆光。
それが撮れる撮影地へと移動してきました。
先ほどは風景と同化して目立たなかったステンレスの719系が、
今度は同じ車両とは思えないほどのインパクトを残して、
走り去ってゆきます。
▲磐越西線 猪苗代-川桁

試し撮りしてみた719系の普通列車(1234M)は、いい具合にギラってくれました w(゚0゚*)w オォー!!。でも、まだ本命の「あいづライナー3号」の通過までには一時間近くもの時間があり、当然ながらその間にも太陽は動いて、車体がギラリと光る位置は微妙に変わってきます σ(゚・゚*)ンー…。この撮影場所、順光側には何人かの同業者が見られましたが、半逆光側の私のまわりには誰もおらず、これは好都合。というのも、決して同業者がまわりにいるのを嫌っているワケではなく、太陽の動きにあわせて立ち位置を変えることが、気兼ねなくできるからです。おそらく順光側にいた方達からしたら、ジリジリと少しずつ動く私を見て ( ̄ー ̄;)))ジリジリ…、落ち着きの無いヤツだと思われたことでしょう(笑)。さあ、果たして狙い通りに、ギラリと光った485系を撮ることができるのか、一年前のリベンジ・・・というより、一年前は不戦敗に終わった、勝負の再戦です (`・ω・´)-3フンス!。 西日がいい具合に傾いたころ、「あいづライナー3号」の接近を知らせる踏切の音が鳴りだしました (°_°;)ドキドキ 。

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紅葉で真っ赤に染まった山々を背にして走り行くのは、
西日に照らされて紅く染まった国鉄色485系。
▲磐越西線 川桁-猪苗代

エロ光で485系が撮れました~!ヽ(*≧∇≦*)ノ ワ━━イ!!
紅葉した山をバックにして、最高の光線を受けた485系。もう、このシーンだけでも鳥肌モノです・・・が、興奮を抑えつつ、すぐに振り返って (ω・。)彡クルッ、もう一枚 【◎】]ω・´)パチッ!。

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雄大な磐梯山のシルエットに抱かれて、
国鉄特急色がギラリと輝きました。
う~ん、美しい・・・。
▲磐越西線 猪苗代-川桁(後追い)

ギラリ、キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━ッ!!!
磐梯山をバックに夕日を浴びてギラリと輝く国鉄色485系。これこそ、私がずっと思い描いていた画です!(*゚∀゚)=3ハァハァ! 手前の先頭車(列車で言う最後部)には、なるべく国鉄色の色を残したいので、ギラリのハイライトは二両目にと考えていましたが、まさにドンピシャ p(`・∇・´)q ヨッシャァァァ!。エロ光(エロエロ光線=夕方の艶っぽい光を表す、撮り鉄用語)でとらえた順光側は、ファインダーを覗いて思わず鳥肌が立ちましたが、ギラリの方では、シャッターを押す指が震えてしまいました ((((;゚∀゚))))ブルルッ!。それほどまでに、このシーンで魅せた国鉄色485系は美しく、心に残るものだったのです (*゚ー゚)ジーン。これはもう、一年前のリベンジというには、補ってなお余りある結果だったと言っていいでしょう。ああ、ホントに来てよかった・・・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・

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走り去る485系は、その姿が見えなくなるまで、
美しく輝き続けていました。
思わずそれに向かって、
「ありがとう!」と言いたくなります(笑)

これで休日返上分の平日休みに訪れた、磐越西線「あいづライナー」の撮影は終了です。朝の新幹線で見た濃霧で必要以上にナーバスとなり、急きょ予定を変更した磐梯熱海俯瞰では、紅葉具合がまだまだ中途半端な状態。なんだか煮え切らないままに撮影を進めてきましたが、最後には磐梯山バックの485系ギラリという、大満足の結果を得ることができました。このリベンジ達成、ひょっとしてカツ丼の効果が利いたのかな?(笑)

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撮影を終えて駅へ戻る頃には、
自転車を漕ぐ私の影がこんなに長く伸びていました。
今回お借りした自転車は、
磐梯熱海が駅前の観光案内所のもので、
料金は電動アシスト付きで、最初の一時間が500円、
加算料金は一時間100円です。
猪苗代が駅前にある塩田輪業さんで、
料金は一時間300円で加算料金も同額。
一日だと1500円です。

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日が暮れた猪苗代に郡山行きの列車が入ってきました。
さあ、これに乗って帰りましょう (´w`*)ドツカレサン。
▲磐越西線 猪苗代

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郡山からは当駅始発の「なすの280号」に乗車。
昨年に乗った同列車はE2系でしたが、
今はE5系になっていました。
▲東北新幹線 郡山

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そんなE5系「なすの」で車内打ち上げ~! 口\(・∀・)カンパーイ
今回選んだ郡山の駅弁は、
秋限定「ふくしま路 おとなの秋ごはん」(¥1000)
栗や銀杏、松茸が添えられたしめじゴハンに、
えびの磯辺揚げ、舞茸の天ぷら、里芋の素揚、つくねや椎茸の煮物と、
秋の味覚が満載の楽しいお弁当です。☆☆☆☆・
お供は★の「冬物語」。もうそんな時期なのね・・・。

猪苗代1652-(磐越西1236M)-郡山1735~1739-(東北新幹線 なすの280号)-東京1916

上越線・・・旧型客車「上尾市民号」 撮影記

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2014.11.03
上越線
錦秋の諏訪峡を行く、旧型客車
 団体列車「キラリ上尾市民号」撮影記
 
  

文化の日を含む三連休。各地で紅葉がピークを迎えた今、本来ならばどこかへ泊まりがけの遠征にでも行きたいところです (・∀・)イイネ。でも・・・事前の予報によると、あまり天気が思わしくなく、どこもかしこも傘マークだらけ σ(・ω・`)ウーン…。これじゃあ、とても出かける気にはなりません ε-(-ω-;)フゥ。もちろん、決して雨だといい写真が撮れないというのではなく、雨に濡れてしっとりとした雰囲気の紅葉なども魅力的な情景なのですが、徒歩鉄である私はその撮影地まで雨の中を歩かねばならないことを考えると、やはり出撃意欲は萎えてしまいます。そんなワケで、ダラダラと過ごしていた土日 つ´Д`)つタリー 。録画分も含め、この二日間で20試合近くもサッカーの試合をテレビで見ていました(松本山雅、J1初昇格おめでとう! ☆゚・*:.ヾ(゚▽゚*)ノオメ!・・・σ(・ε・`。)イイナァ…)。

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三連休前に発表された天気予報。
これを見る限りでは、
一部を除いて全国的に晴天は期待できなさそう。

ところが実際に三連休の天気はというと、関東地方は思ったほど大きく崩れず、初日の土曜こそ雨模様の一日だったものの、日曜などほとんど雨は降らずに日差しがあったくらい (゚ー゚*?)アリ?。そして翌日の月曜(文化の日)は、当初の雨から晴れへと予報が大きく変わりました (゚∀゚*)オオッ!!。連休最終日の一日だけではありますが、貴重な晴れ日。これをムダにはできません (`・ω・´)-3フンス!。しかもこの日には、ちょっと魅力的な列車の運転情報が私の元へ入っていました(教えてくださった情報主さん、いつもありがとうございます アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ )。その名も「キラリ上尾市民号」(゚∀゚*)キラリ?。

上尾(あげお)市は埼玉県の中東部、さいたま市の北側に位置する市で、JR高崎線の上尾駅がその中心にあります。ぶっちゃけ、私は上尾市とは何の縁もゆかりもないので詳しい事は解らないのですが、どうやらその上尾市が何かの記念行事で団体貸切列車の運転を行なうらしい ( ̄。 ̄)ヘー。市町村などの自治体が企画する団体列車はさほど珍しいものではないものの、この「上尾市民号」の驚くべきは、その使用車両。なんと、高崎の旧客(オハニ36やスハフ42などの旧型客車)を、EF64形電気機関車(ロクヨン)がPPスタイル(プッシュ&プル=前後に機関車が付くこと)で牽引するというではありませんか!∑(=゚ω゚=;) マジカ!? これは単なる「市民号」にしては(鉄的に)豪華すぎる、まさにイベント列車級の編成です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかも、運転区間が上尾から上越線の水上(みなかみ)までで、今の時期の水上付近はちょうど紅葉が鮮やかな見頃を迎えているハズ (゚∀゚*)オオッ!!。この列車の情報をいただいた時から、運転当日の天気を気にしていましたが、晴天予報とくれば出撃決定です (((/*´∀`)o レッツラゴー♪。


11月3日(月・祝)

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高崎線の普通列車に乗り、
都内から一時間半の岡部で下車すると、
そこには気持ちのいい青空が広がっていました。
(´▽`*)ワ~イ♪
▲高崎線 岡部

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埼玉県深谷市にある岡部駅。
木造平屋建ての素朴な駅舎です。
長ネギの産地として有名な深谷市ですが、
最近ではゆるキャラ「ふっかちゃん」の頑張りで、
メジャーになりつつある・・・か?
Y(o0ω0o)Y フッカチャソ
▲高崎線 岡部

赤羽0650-(高崎831M)-岡部0804

前日の予報通り、見事に晴れ渡った文化の日。私は高崎線を北上して、周囲にネギ畑の広がる(・・・というと、某市民の赤い方に怒られそうですが ^^;)岡部へとやってきました。件の「上尾市民号」に使われる旧型客車編成は、営業運転の前に車両基地のある高崎から始発駅の上尾まで回送されるので、まずはその回送列車を狙うべく、岡部駅近くの撮影地へと向かいます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。駅からは単純な一本道で、ネギ畑を横目に見ながら深谷方向へしばらく歩くと、やがて線路をオーバークロスする陸橋が見えてきました。撮影地となるのはその陸橋上。ここに来るのは今年の三月にソネブロ仲間のtwingo583さんにクルマで連れて来ていただいて以来のことです。

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陸橋上から俯瞰気味に
高崎線の上り列車を狙える撮影ポイント。
ネギやハクサイなど、畑に整然と植えられた農作物が、
縞模様のようになっていてキレイです。
手前のハクサイ畑に落ちた人々の影で、
この撮影地の賑わいが解るかな?(笑)
▲高崎線 岡部-深谷

私が撮影地に着いたのは、お目当ての列車が通過する40分ほど前で、すでに多くの先客がスタンバイ (。・ω・)ノ゙チワッス♪。もう線路に近いベストポジションはほぼ埋まっており、私は比較的余裕のあったサイド気味の位置から狙うこととしました。たしかに線路から離れたサイドからだと、列車の編成写真としては迫力不足になってしまうのですが σ(゚・゚*)ンー、実はこの撮影地では、サイドにはサイドなりのちょっとした利点もあるのです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ!?。それは晴れていると、列車の背景に群馬の名峰・赤城山が入れられること (゚∀゚*)オオッ!。この日は山の方に若干の雲があるものの、その山容はハッキリと臨むことができました

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撮影地から見える赤城山。
赤城山は、榛名山、妙義山と並び、上毛三山の一つに数えられ、
日本百名山、日本百景のひとつにも選ばれている名峰です。
ちなみに赤城山は複成火山であり、複数の山頂の総称。
なので、この山全体が「赤城山」。

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そんな赤城山を背景に走り抜けたのは、
その名も特急「あかぎ」。
今年の春から高崎線で運転を開始した651系も、
だいぶこの景色に馴染んできました。

まずは、651系の特急「あかぎ」で試し撮りしてみます 【◎】]ω・)パチッ!。列車の編成を後ろまで全部入れず、中途半端なところで切ってしまっているのは、このあとにやってくる本命「上尾市民号」の編成長をつかむため。「上尾市民号」は旧型客車4両に機関車が前後に2台の計6両。今撮った画角に651系は7両がギリギリ納まっていますから、だいたいこの間隔(スパン)と感覚(フィーリング)で良さそうです (´ー`)コンナモンカ。そんなことを考えながらアングルを決めて待つことしばし、やがて先ほどの白い流線型の特急とは対照的な、茶色くて古めかしい列車が見えてきました (゚∀゚*)キタッ!

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白い帯が特徴のEF64 1001を先頭に、
茶色(ぶどう色)で統一された客車列車が、
深谷のネギ畑をかすめて走ります。

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引いてもう一枚。
空気が澄んだ秋晴れの空のもと、
レトロな列車の背景に、遠くの赤城山が収まりました。

赤城山バックで、ロクヨン旧客が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
茶色い二機のロクヨンに挟まれた旧客。もはや懐かしさよりも、コテコテのイベント列車って感じは否めませんが、それでもこの茶色で統一された編成はシブいなぁ~ (≧∀≦*)シブイッ!。列車の編成写真としては、後ろ(後補機)の37号機が架線柱に引っ掛かっていない、はじめのカットの方がスッキリとしているのですが、個人的には赤城山を入れた二枚目の方が、画に広がりがあって好みかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。日当り具合はちょっとサイドが弱いけれど、黒く潰れなかっただけヨシとしましょう。まず回送列車は、満足のいく結果が得られました。やっぱり天気がいい日の撮影は、気持ちいいっ! キモチ(・∀・)イイッ!

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撮影後に岡部駅へ戻って、下り列車を待っていると、
ホームに入ってきた高崎行きはE233系。
E231系よりも乗り心地がいい(と、私は感じる)E233系は、
当たるとちょっとラッキーな気分になります(^^)
▲高崎線 岡部

回送列車の撮影を終え、再び岡部から高崎線の下り列車へ乗り込みます。今しがた上っていった旧客編成は、上尾で団体客を乗せて折り返してきますが、私はそれよりも早い下り列車で先行し、さらに先の撮影地で待ち構えるという計画を立てました (・o・*)ホホゥ。そう、冒頭にも書いたように、次に目指すのは、今がまさに紅葉真っ盛りとなっているであろう、上越線の水上です (゚∀゚*)オオッ!。岡部から水上までは、普通列車を乗り継いで二時間ほどかかりますが、慌てなくても「市民号」の通過までにはじゅうぶんに間に合います。

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水上へ行くには、途中の高崎で、
高崎線から上越線へと乗り換えます。
その高崎に着くと、横断幕で熱烈歓迎!?
いや、それよりも気になるのは後ろの列車・・・
(*゚0゚)ハッ!!。
▲信越本線 高崎

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なんと、私が乗ってきた高崎線の反対ホームに停まっていたのは、
この日一日限り、両毛線で運転された臨時列車、
快速「EL・SLシルク号(高崎~桐生)」!
w(゚0゚*)w オォー!!
もちろんこの列車が運転される事は知っていましたが、
「上尾市民号」を優先した私には撮れないと思い、
運転時刻などはまったく調べてきませんでした。
なので、停車しているところを拝めたのは、まったくの偶然です。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
EL(電気機関車)側の牽引機はPトップこと、EF65 501。
▲信越本線 高崎

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「EL・SLシルク号」はその名のとおり、
往路がELで、復路はSLが牽引。
同列車の後ろ側にはSLのC61 20が連結されていました。
(゚∀゚*)オオッ!
撮り鉄なのに、あまりSLには熱心でないワタクシ、
実は三年前に復元されたこのC61を見るのは、
これが初めてだったりします (^皿^;)ゞポリポリ。
こうやって間近に見ると、やっぱりSLもカッコいいね。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
いつかはこのC61も撮ってみたいものですが、
できればSLはヘッドマークなどが付いていない
ノーマルな姿が撮りたいな・・・σ(゚・゚*)ンー。
▲信越本線 高崎

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そんなSLで賑わうホームの様子を横目に、
私はスタンドで名物の「たかべんカレー」をいただきます。
ちょっとお昼には早いけれど、
列車の乗り継ぎ時間が30分近くあり、
さらにこのウマそうな匂いが漂ってきたら・・・
(゚¬゚)ジュルリ
もうガマンできませんでした
(゚д゚)ウマー!

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高崎からの上越線水上行きは、お馴染みの湘南色115系。
車内は始発から終点まで適度に空いていて、
のんびりとボックス席から車窓の紅葉を楽しむ事ができました。
カレーじゃなくて、駅弁を買えばよかったかな・・・σ(・∀・`)ウーン。
▲上・信越本線 高崎/下・上越線 津久田-岩本(車窓から)

途中の高崎では、偶然にもEF65 501とC61 20がPPスタイルで12系客車を牽引する、両毛線の臨時列車「EL・SLシルク号」に偶然出会うというサプライズがあり w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、ちょっとそっちの方の撮影に誘惑されかけましたが、ここは初志貫徹 (`・ω・´)-3フンス!。やはりSLよりもEL派の私は、C61の「シルク号」ではなく、ロクヨンの「上尾市民号」を選びます。それにロケーション的にも今の時期は、平野を走る両毛線より、山あいを行く上越線の方が、紅葉した山の景色を期待できますしね。そんな上越線に乗って利根川沿いを北上し、車窓に周囲の山々がグッと近づいたように感じると、列車は終点の水上に到着 (・ω・)トウチャコ。目的の撮影地までは、駅から一時間に一本間隔で運転されている路線バスが便利なのですが、はたしていい時間にあるのか調べてみると、次のバスはわずか5分後という接続の良さでした ( ´¬`)ラッキー♪。

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水上温泉や谷川岳登山のアクセスポイントとして、
観光客でにぎわう水上駅。
基本的に現在の上越線の定期旅客列車は、
この水上を境にして、
群馬方面と新潟方面に運転体系が変わります。
▲上越線 水上

岡部0925-(高崎841M)-高崎0949~1031-(上越731M)-水上1135

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目的の撮影地までは水上駅から徒歩で30分以上もの距離がありますが、
ウマい具合に撮影地付近を通る路線バスが接続してくれました。
乗車するのは上毛高原駅行きの関越交通バス(左手前)。
▲関越交通 水上駅

水上駅1140-(関越交通バス)-諏訪神社前1147

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駅から10分足らずの諏訪神社前バス停で降りると、
撮影地となる諏訪峡大橋はすぐ目の前です。

水上駅からバスに乗ってやってきたのは、景勝地・諏訪峡の渓谷に架かる立派な橋で、その名も諏訪峡大橋。以前にも何度か訪れて紹介していますが、この橋の上や渡った先にある線路沿いの道など、周囲には渓谷と上越線の列車を絡めて撮れるようなポイントが各所に点在しています。そして秋の諏訪峡と言えば、沿線屈指と言われる紅葉の名所。さっそくその色づき具合を確かめるべく、橋を渡ると・・・σ(・∀・*)ドーダロ

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橋のちょうど真ん中あたりに立つと、
このような雄大な景色が広がります。
川の奥の築堤上に見えるのが、上越線の線路。
▲上越線 上牧-水上

お!なかなかいい感じじゃないですか (゚∀゚*)オオッ!!。よく見ると、まだ色づいていないものや、もうすでに散ってしまったものなど、木々によってバラツキが大きく、正直、息を飲むほどの鮮やかさ・・・って、まではいかないけれど、色の賑やかなところをウマく切り取れば、じゅうぶんキレイな画になりそうです。まずはホッとひと安心 (*´∇`)-3 ホッ。そしてさらにもう一カ所、橋を渡った線路沿いにある撮影ポイントの方も覗いてみる事に ...((((o* ̄-)oアッチ 。

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橋を渡り切って、少し線路沿いを進んだところにある撮影ポイント。
ここでも、鮮やかな紅葉を列車の背景に入れる事ができます。
▲上越線 上牧-水上

先ほどの橋の上は遠景で列車が小さくなるのに対して、こちらはカーブする列車を手前に大きく入れることができるポイント (・o・*)ホホゥ。最近ではこのポイントがいちばんの人気らしく、ここから撮られた写真を見かける機会が増えたように思います。橋の上からの遠景と、カーブの近景、どちらも紅葉が鮮やかで、甲乙付け難い素晴らしいポイントなので迷うところですが・・・σ(゚・゚*)ンー…カーブのポイントは、晴れると逆光で列車の手前サイドには日が当たりません。それに紅葉のボリューム感も、個人的には橋の上から撮る遠景の方がウマく表現できそうな気がします。そもそも近景よりも遠景のアングルを好む私。念のために両方の撮影地を確認したものの、やはり遠景が撮れる橋の上へと戻る事にしました コッチo(- ̄*o))))...。ただ、今回のターゲットは風景にあまり映えない茶色い列車の編成ですから、近景で撮る方が正解なのかも。そんな迷いも感じながら、私は橋の上でカメラを構えます 【◎】]ω・´)パチッ!。

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撮影地を決定して最初にやってきたのは、
107系の普通列車。
現在、上越線のこの区間で使用されているのは、
湘南色115系と、この白い107系です。
▲上越線 上牧-水上

まずは107系の普通列車で試し撮り。最初に橋の上から撮った写真を見ても解るように、ここからは川の流れも入れる事ができるのですが、あまりいろいろな要素を取り入れず、列車と紅葉を少しでも目立たせるため、あえて川の存在はフレームから外してみました ( ´_ゝ`)フーン。しかし、晴れるとご覧のように左側の山は影になってしまい、紅葉が映えないのはちょっと残念 σ(・∀・`)オシイ。

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ところで、上写真を撮ってちょっと気になったのが先頭部。
この位置まで列車を引きつけると、
伸びた枝が列車にかかってしまいます。
シャッターの切り位置は、もうワンスパン奥か・・・。
この名所も木々の生長によって、
だんだんとアングルが狭められているのかも。

とりあえずアングルは大体決まりましたが、本命の「上尾市民号」がここを通過するまでには、まだ二時間近くも余裕があります。実はこの列車、私が事前に教わったダイヤによるとかなりの鈍足で、とくに途中の高崎では30分もの停車時間が取られているのです σ(゚・゚*)ンー…。まあ、団体列車ですから、その間に弁当の積み込みでも行なわれるのでしょう(・・・などと、とくに気に留めませんでしたが、今にして思えば、その不自然な停車時間で気付けたハズ  ( ̄△ ̄)エ? ナニガ?)。 何にしても、ちょっと早く撮影地に着きすぎた? いやいや、そんなことはありません。せっかくこの紅葉の諏訪峡と言う素晴らしいロケーションへ来たのなら、私にはこの機会にぜひ撮っておきたい車両があったのです。それは、先ほど私が高崎から乗ってきた、普通列車の湘南色115系。今や貴重な存在となりつつある、この国鉄型車両もここでは立派なネタとなります (゚∀゚*)オオッ!!。ところが、一時間に一本間隔の普通列車のうち、最初の一本目はお目当ての115系ではなく、あまり嬉しくない107系でした (・ε・`)チェ。そして一時間後、次の普通列車はというと・・・

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鮮やかに色づいた秋の渓谷に、
みかん色の湘南電車が花を添えました。

ショーナンデンシャ、キタ━━(゚∀゚)ノ━━ッ!!
紅葉の諏訪峡を行く湘南色115系を、なんとか二本目で撮る事ができました。やっぱり昔ながらの国鉄色は、紅葉のなかに置いても映えるなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。ヨコ位置にした先ほどの107系から、今度は影となる右側の山をカットし、タテ位置で撮ってみました。晴れるならこのほうがムダな暗部が少なくて、アングルが落ち着くかも (・∀・)イイネ。しかし空模様は、晴れたり曇ったりを繰り返していて、まったく安定しません (-"-;*)ウウム…。もしも曇るのならば、コントラストが弱まって暗部とはならない右側の山まで入れたヨコ位置のほうが、紅葉のボリューム感が増します σ(゚・゚*)ンー…。そこで本命の「上尾市民号」は、晴れたらタテ位置で、曇ったらヨコ位置と、直前の状況で判断する事にしました。

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山の天気は変わりやすく、
晴れたり曇ったり、時にはポツポツと雨まで降ってきて・・・。
そんなとき、一瞬ですが紅葉した山に虹がかかりました。
条件的には困りモノですが、ちょっぴりラッキーな気分。
(´▽`*)キレイ♪

どちらかと言えば、やはり紅葉が鮮やかに写る、晴れを期待していたものの、「市民号」通過予定時刻の10分くらい前には、もうほぼ日差しの回復が見込めないような厚い雲が広がってしまい (´д`;)アウ…、結局、私はヨコ位置で撮る事を決意。周囲に同業者も増え始め、さあ、そろそろ本命がやってくる頃だとファインダーに集中していると、やがて山あいに「ボォ━━━━ッ!」という低い汽笛が聞こえてきました (゚∀゚*)キタ…カ? 。 え゛? ちょっと待て r(・x・。)アレ?、電気機関車のロクヨンならば、汽笛は「ボーッ」ではなく、甲高い「ピーッ」だろ!? でも今聞こえたのは明らかに「ボーッ」だったぞ!? ┐(°o°;)┌ ホワイ? 「ボーッ」って汽笛を鳴らすモノと言えば、モチロン・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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錦秋の舞台に颯爽と飛び出してきたのは、
もうもうと白煙を吐く真っ黒な機体・・・。
なんと、先頭に立っているのはSLではありませんか!

(゚д゚ ) ・・・

(つд⊂)ゴシゴシ

(゚д゚;) …!?

(つд⊂)ゴシゴシゴシ

Σ(゚Д゚;;)!!

工工工工エエエエエエエエェェェェェェェェ(゚口゚;ノ)ノェェエエエエ工工!で、でごいち!?
なんと、定刻に紅葉の向こうから姿を見せたのは、電気機関車のロクヨンではなく、蒸気機関車のデゴイチ(D51 498)ではありませんか! エッ!?(゚Д゚≡゚Д゚)ドユコト!?  私が教えていただいた「市民号」の情報には「EF64 37+旧客4B+EF64 1001」と、まさに朝の深谷で見た編成のみが書かれており、私はてっきり全区間がロクヨンの牽引だと信じて疑わず、突然現れた予想外のデゴイチには本当にビックリ w|;゚ロ゚|w ヌォオオオオ!!。そうか、高崎での長時間停車では、機関車の付け替えが行われていたのか・・・(゚ー゚;)ナルヘソ…。でも、だからといってガッカリというわけではなく、紅葉に染まった諏訪峡でデゴイチが牽く旧客編成が撮れるとは、これはこれでかなりオイシイ画です(ちなみに、通常の上越線で運転される「SLみなかみ号」の客車は特別な場合を除いて、青い12系客車が使われます)。では、落ち着いたところで、あらためて・・・コホンッ!(;-o-)o"

紅葉の諏訪峡で、デゴイチ旧客が撮れました~!ワ━━ヽ(*≧∇≦*)ノ ━━イ ♪
自称・晴れ男として、本来ならばこのようなドン曇りは黒星なのですが、しっとりとした雰囲気の紅葉は意外に悪くなく、SLが吐いた白煙も景色のなかでいいアクセントになってくれました (´▽`*)イイジャン。SLよりEL派を断言した私ですが、これはもうじゅうぶんに満足のいく結果です。ああ、ここまで来てヨカッタなぁ・・・*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。(ホンネを言えば、ロクヨンが撮りたかったんだけれどね。。。(^^;) )
ちょっとしたサプライズはあったものの、これで「上尾市民号」の撮影は終了です。本来ならばさらに一時間半後の、高崎へと回送される同編成(デゴイチ+旧客)まで撮っていきたいところですが、あいにくこの日の私は夜に都内で所用(っていうか、飲み会ね (゚∀゚)アヒャ☆)を入れてしまったので、残念ながらそこまでは待てません。でも最後にもう一枚だけ、先ほどの湘南色115系が間もなく折り返してくるので、それを撮ってから帰りましょう (^_[◎]oパチリ。

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唸るような力強いモーター音を渓谷に響かせて、
秋色の諏訪峡を行く、湘南色115系。
▲上越線 上牧-水上(後追い)

天気が悪くて撮影意欲が沸かず、ほとんどの時間を家でくすぶっていた三連休でしたが、ようやく最終日に秋晴れの赤城山バックや紅葉の諏訪峡といった、秋らしい情景を残すことができました。おそらく、この旧型客車で運転された「上尾市民号」の情報を教えていただかなければ、私がここまで気合を入れて撮影に出かける事はなかったと思います。旧客という貴重な列車の情報はもちろんのこと、素晴らしい秋景色を撮るキッカケを与えてくれたことへ、あらためて情報を提供してくださったお仲間さんに感謝です アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ 。それにしても、市民号をロクヨンPPとデゴイチの豪華リレーで運転するなんて、上尾市っていったい何なんだ!? (´∀`;)スゴイネ…

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水上駅までの帰りも、タイミングよくバスの時間に合いました。
今回利用した水上駅~諏訪神社前の運賃は330円。
▲関越交通 諏訪神社前

諏訪神社前1420-(関越交通バス)-水上駅1430

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「上尾市民号」の運転を終えた旧客編成が、
水上駅のホームに据え付けられてしばしの休息中。
大きな引き戸が特徴的な座席荷物合造車・オハニ36 11を
じっくりと眺めることができました。
このあと同編成は再びデゴイチの牽引で、
所属基地のある高崎へと回送されます。
▲上越線 水上

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そんな旧客編成を横目に、
私が乗る107系の普通列車が入ってきました。
水上で折り返し運転となるこの列車、
方向幕を回しながら入線してきたのですが、
思いがけず「中軽井沢」というレア幕を
見ることができました
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
たしか107系って、碓氷峠を越えたことは無い・・・よね?
▲上越線 水上

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今回はこの後に飲み会を控えているので、
車内打ち上げは、ワンカップで控えめに・・・。
ぐんまちゃん、ゆるキャラグランプリおめでとう!
(/ ̄▽ ̄)/‥∵:*:☆*゜★:*☆オメデトォー!!

水上1456-(上越744M)-高崎1559~1612-(高崎2240Y)-新宿1802

 

PICK UP …「CLAP SHOT」!02

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PICK UP …「CLAP SHOT」!
2014 Autumn

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芸術の秋。
今回の記事は、珍しく非鉄(鉄道趣味ではない)ネタがメインです。
いや、広義的に見れば、これもひとつの鉄ネタに入るのかも!?
 
・・・と、このようなフリで始まる記事と言えば、もうお解りの方もいらっしゃるかと思います。そう、それは私の知り合いの「とある画家さんw」が主催する、ご自身の作品展示を兼ねたライブイベント、「CLAP SHOT オープン工房  メカ好き集合!!」です。昨年秋、そして今年の初夏に続き、三回目の開催となるこのイベントに、私は今回もお邪魔してきました。
 
 
 
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イベント会場となる「CLAP SHOT(クラップ ショット)」は、茨城県笠間市ののどかな里山の一画にあります。オーナーさんの淹れるコーヒーがとても美味しいと評判で、いったいどんなオシャレなアートギャラリーなのかといえば・・・なんとそこは、クルマのレストアなどを行なう、いわゆる「板金塗装工房」。会場内には、ふだんの仕事道具であるドリルやバーナー、物々しいプレス機などが所狭しと並びます。実はこのイベントは、板金塗装工房の雰囲気をそのまま活かして、メカを題材とした作品の展示や作家さんのトークイベントなどを楽しむという企画なのです。ちなみに「メカ(=機械)」という括りのなかには、もちろん私の大好きな鉄道車両も含まれており、毎回どんな作品が見られるのか、とても楽しみ。

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前回この地を訪れた時は、新緑の眩しい初夏の頃でしたが、今は里山の風景もすっかり秋色となり、さらにこの日はあいにくの曇り空で、少々肌寒さを感じます。しかし、木の温もりがある工房へ一歩足を踏み入れると、そこにはメカを題材とした数々の作品が出迎えてくれ、寒さどころか私の中に宿る「メカ好き」の魂が一気に燃え上がりました。それでは、その熱い工房・・・いやギャラリーの様子を、少しご覧いただくことにしましょう (作品の作家さん、工房のオーナーさん共に、撮影&ブログへの掲載は承諾済みです)。
 

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作品はメカを題材にしたと言っても、クルマのエンジンや作業ロボットがストレートに描かれているわけではなく、ディーゼル機関車や軽自動車、さらには線路の終端部に設置された車止めなどがあり、どちらかと言うとメカニカルな仕掛けや構造よりも、そのメカが持つ役割や存在に、作家さんは惹かれているのかな・・・って、個人的には感じました。なので、メカを題材にしたというより、「メカのある風景」って印象。でも、そのような作品だからこそ、この板金塗装工房の「CLAP SHOT」という空間にウマくマッチして見えるんですよね。これがエンジンのアップを描いた作品などだったら、きっと工房内の無骨な雰囲気に埋もれてしまっていた事でしょう(偉そーにスミマセン、あくまでも個人的な感想です ^^;)
 

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このオープン工房では作品展示の他に、作家さんがその場の即興でお客さんの愛車を描く「似車絵(にくるまえ)」のライブイベントも楽しみのひとつだったのですが、この日はあいにくのお天気だったからかクルマを描いて欲しいという依頼は無く、実際に描いているところを見られなかったのは、ちょっと残念。ちなみに私の愛車は、近所の自転車屋で買った「中央快速線カラー(いわゆるオレンジ)のブリ◯ストン」なので、ここまで乗ってくる事はできません(笑)。作品展示には、そんな過去の「似車画」作品の数々も並べられました。
 

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作品を眺めていると、ほのかに漂ってきたのはコーヒーのいい香り。実は「CLAP SHOT」のオーナーさんは、板金塗装職人という本職の傍ら、自身が制作した移動販売車でコーヒーを販売することもあるという、ドリップコーヒーの達人なのです。前回に続き、今回のイベントでも、拘りのある美味しいコーヒーを淹れていただきました。ホッと一息。
 

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顔なじみの乗り物好きブロガーさんなどが集まり、コーヒーを片手に熱く語り合う「メカトーク」はいつまでも尽きる事無く、気がつけばあたりは真っ暗に。秋虫の音が響く夜の「CLAP SHOT」もいい雰囲気なのですが、そろそろ楽しかったイベントもお開きの時間です。名残惜しいけれど、一日限りのギャラリーだった「CLAP SHOT」は、再び元の板金塗装工房へと戻されました。(現地でお会いした皆様、楽しいひと時をありがとうございました m(__)m )
 
14.11.8 茨城県笠間市 「CLAP SHOT」にて。
*作品の詳細は、作者であるsonicさんのブログ「人の生活がある風景」でご覧いただけます。 
 
 
 

 

☆オマケで、この日の鉄分をちょこっとご紹介☆

 

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出がけに朝の三鷹駅でたまたま見かけたのは、
「黄色い山手線」!? Σ(゚Д゚ノ)ノ エエッ!?
・・・ではなく、山手線(東トウ)から総武・中央線(八ミツ)へ
帯色を変えて移籍してきたばかりのE231系500番台、
八ミツA520編成。
私にとってはこのときが初対面の新入りくん、
まだだいぶ違和感を覚えます・・・(^^;)
▲14.11.8 中央本線 三鷹


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「CLAP SHOT」の最寄り駅は常磐線の岩間。
そこへ向かう際、往路の列車で通ったのが、
この日の夜に架け替え工事が行なわれる予定の
旧・利根川橋梁(下り線)。
列車の撮影がしやすいガーダー部のあったこの鉄橋も、
翌日からはオールトラスの新橋(左側の一段高い鉄橋)となり、
事実上はひとつの撮影地が消えた事になります。
▲14.11.8 常磐線 天王台-取手(車窓から)


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今回、架け替えられる事になった、常磐線の利根川橋梁。
抜けの良い撮影地が少ない常磐線にあって、
ここはけっこう重宝していたんだけれどなぁ・・・。
 (´・ω・`)ショボーン
写真はジョイトレブームの頃に撮った、
EF81が牽引する仙台の和式客車「オリエントサルーン」。
▲88.9 常磐線 天王台-取手


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そして「CLAP SHOT」終了後の帰り道。
常磐線は件の利根川橋梁架け替え工事に伴い、
当日19時20分から翌日5時40分まで
我孫子~取手間の快速線がすべて運休に。
(運休時間帯の当該区間は緩行線を増発して対応)
土浦駅の列車案内板には、通常の上り列車では運転されない
「取手」の行先が表示されていました。w(゚0゚*)w オォー!
ちなみに、このレア表示が見たくて、
「CLAP SHOT」から都内までクルマで送ってくださるという
お仲間さんのご厚意を無にした変わり者が、約二名・・・
m(__)mスンマソン
▲14.11.8 常磐線 土浦


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んで、列車の方も「取手」行きのレア幕を期待したのですが・・・
残念ながら私たちの乗った列車の正面表示は「常磐線」。
「取手」は入っていないのかな・・・(・ε・`)チェ
▲14.11.8 常磐線 土浦


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でも、サイドにはしっかりと「取手」の表示が掲出されていました。
E531系の「取手」表示は新鮮です。


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レア幕に乾杯!・・・なんのこっちゃ?(゚∀゚)アヒャ☆


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そして、緩行線へ振替となる取手駅の先端では、
今まさに、快速線の線路移設工事がまっただ中。
現場を埋め尽くすほど、多くの作業員の姿が見られました。
夜を徹しての作業、お疲れさまです!(´w`*)ドツカレサン
我々はその様子を緩行線の車窓から眺めつつ、東京へと戻りました。
▲14.11.8 常磐線 取手



千代田線・・・メトロファミリーパーク見学記

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2014.11.09
千代田線
ついに、"アノ扉"が御開帳!?
「メトロ ファミリーパーク in AYASE」 見学
  

 

このブログで毎年のように見学記事を紹介してきて、すっかりお馴染みとなった(と、私は思っている)、東京メトロ・綾瀬車両基地の一般公開イベント「メトロ ファミリーパーク in ASYASE」。早いもので昨年の記事から一年が経ち、今年もその開催時期を迎えました ハヤイネ(´ー`)シミジミ。もともと沿線で育った縁から千代田線には人一倍思い入れのある私にとって、同線の車庫である綾瀬車両基地の一般公開は毎年欠かす事ができない一大行事です (`・ω・´)-3フンス!。とはいえ、このイベントは事前募集の抽選による定員制。15,000人という枠に当たらなければ入場する事はできません。抽選制となったここ三年間の結果は、一昨年だけがハズれて二勝一敗。はたして今年はというと・・・八(゚- ゚)オネガイ… なんと私の結果が判かる前に、意外なところから吉報が入りました (゚∀゚;)エッ!?。それはブログ仲間・・・というより、もはや鉄仲間と呼んだ方がふさわしい、お馴染みの画家「sonicさん」。sonic画伯と車両基地公開といえば、先々月にご一緒した三鷹車両センターの事が思い起こされます。実はその時に「今度はメトロ(綾瀬)ですね!当たったらまた一緒にいきましょう!」と意気込んでおられたのですが、どうやら彼女は見事に当選された様子で、喜びのメールが送られてきました (゚∀゚*)オオッ!!(画伯は同イベントの抽選は過去全敗だったらしく、今回が初当選! ☆゚・*:.ヾ(゚▽゚*)ノオメ!)。

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当選通知、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
見事にsonicさんが当たった、四人分のチケット。
しかも「車両洗浄乗車体験」付き!

いっぽう私の応募した分はというと、いっこうに通知は来ず コネ━━━━('A`)━━━━…、どうやら今年はハズれてしまったようです (_ _|||)ガクッ。そこで恐縮ながら、四人分が当選したsonic画伯の方へと便乗させていただくようお願いしたところ、快く「OK牧場 ☆.(○≧ω')bオケ!」の返事をいただけました。私のクジ運(鉄運?)は、三鷹の当選で使い果たしてしまったのかな・・・(^^;)ゞポリポリ。でも、なんとか今年もなんとか行く事ができるようでヨカッタ (*´∇`)-3 ホッ。これはホント、画伯に感謝しなくてはなりませんね アリガトォ<(_ _*)>ゴジャイマツ。ちなみにあとの二枚は、前記事でお伝えした「CLAP SHOT」イベントへ参加されたお仲間に画伯が声を掛け、一人はこちらもお馴染みのブログ仲間「hanamura師匠」、そしてもう一人は画伯のお友達が同行する事になりました (´▽`*)タノシミ♪。という事で、今年はブログ仲間さんと一緒に巡る、「メトロ ファミリーパーク in AYASE」です。それにしても、待ち合わせ時間が13時って・・・ちょっと遅くない!? σ(゚・゚*)ンー


11月9日(日)

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綾瀬で千代田線の本線から支線へ乗り換えて、
北綾瀬を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
北綾瀬支線で運用されている車両は、
今年の夏頃に従来の5000系・6000系(ハイフン車)から、
この05系に置き換えられました。
▲東京メトロ千代田線 綾瀬

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支線の終点、北綾瀬。
現在は三両編成の短い電車がピストン輸送を行なう北綾瀬支線ですが、
将来的にはこの北綾瀬駅のホームを拡張して10両編成対応とし、
本線との直通運転が計画されています ( ̄。 ̄)ヘー。
▲東京メトロ千代田線 北綾瀬

イベント当日、私は千代田線の本線と支線を乗り継いで、綾瀬車両基地の最寄り駅である北綾瀬(東京都足立区)へとやってきました (・∀・)トウチャコ。すでに駅の周りには同イベントへ向かうと思われる、鉄ちゃんや家族連れでごった返しています ( ̄▽ ̄;)オオッ 。イベントの開催時間は10時から15時まで。sonic画伯は、ご本人が主催された「CLAP SHOT」(&利根川橋梁架け替え工事による迂回体験?)で前日の帰りが遅く、ちょっとお疲れの事ご様子だし、hanamura師匠は、はるばる宇都宮からの参加(師匠は「北千住の隣の綾瀬なんて、宇都宮から東武ですぐじゃ~ん!」と言っていましたが、片道二時間はかかります・・・^^; )。それに、この日の天気予報はあいにく、一日を通して雨模様だと伝えられていたので、13時に北綾瀬集合というのは妥当なところでしょう (´ω`)ソウヨネ。しかし、人一倍「千代田線LOVE♡」の私は、一刻も早く会場へ行きたくて堪りません ワクワクo(´∀`;o三o;´v`)oソワソワ。そこで勝手ながら、私は一人で先に入場している旨をお二人に伝えました ε≡≡≡(((*゚∇゚)イッチャエ!。そんな私が会場へ到着したのは、当初の待ち合わせ時刻よりもちょっぴり早い、開門直後の10時過ぎ(笑)。

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北綾瀬駅から徒歩10分ほどで綾瀬車両基地の正門へ到着。
バルーンゲートをくぐって入場します。
自由参加の頃は、大行列に並ばなくてはなりませんでしたが、
事前申し込みの人数制限制となってからは、
スムーズに入場できるようになりました。
~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ
▲東京メトロ 綾瀬車両基地

私にとって車両基地公開のメインと言えば、何といっても各種が並べられた車両展示コーナーです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。同行したメンバーと一緒に入場した三鷹のイベントでは、いち早く展示車両を見たいという個人的な気持ちを押さえ、きちんと団体行動を守って順路通りに検修庫内へ並べられたパーツ(床下部品や冷房装置など)の展示からじっくり見学してゆきましたが、単独行動の今回はいつもどおり真っ先に最奥の車両展示コーナーへと向かいます ε=ε=ε=(ノ≧∇≦)ノワーイ!。気になるそのラインナップはというと、今年はこの三車種が並べられていました (「゚ー゚)ドレドレ。

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車両展示コーナーに並べられた車両たち。左から、
千代田線直通に対応した小田急のロマンスカー60000形「MSE」。
同じく千代田線直通に対応した小田急の通勤型4000形。
そして一編成のみが在籍する千代田線のレア車両06系。
今年はこの二社三形式によるラインナップでした。
▲東京メトロ 綾瀬車両基地

おお~!ロマンスカー「MSE」や希少車(レア車)の06系など、なかなかバラエティに富んだ豪華な顔ぶれ! (゚∀゚*)オオッ!!・・・ではありますが、東京メトロのイベントなのにメインの展示が小田急車二本とは、思わず「ここは海老名(小田急のイベントが行われる車両基地)かよ! ヾ(゚∀゚*)ォィ」と、ツッこみたくなります(笑)。これは「小田急LOVE♡」ではなく、「千代田線LOVE♡」の私からしたら、ちょっと物足りない!? いやいや、それでも「MSE」と06系が一枚のカットに収められる機会などそうそうあるものではなく、さらに千代田線直通の小田急4000形もちゃんとトップナンバー(4051F)を持ってきたあたりにこだわりが感じられ、じゅうぶんに満足の陣容です ヽ(´▽`)ノワーイ♪。ちなみに、お天気は予報ほどの雨は降らなかったものの、ほぼ曇り空。ところが昼前にほんの一瞬だけ雲間から日が差す時間帯があり、そこを逃さずに撮った上の写真は、この日唯一の晴れカットとなりました v('∇'*)ブイ!。とくにブルーメタリック(フェルメールブルー)の「MSE」は、日に当たるのと当たらないのではだいぶ色が変わってくるので、一枚でも晴れた状態で撮れたのは良かった。晴れ運、健在・・・か? (^^;)ゞドーダロ

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少し横から振って、ラインナップを撮影。
小田急60000形「MSE」(左)は、
千代田線に直通できるロマンスカーとして08年にデビュー。
平日は通勤時間帯のビジネス特急として、
休日は都心から箱根方面へダイレクトに向かう観光特急として、
また現在では御殿場線への直通特急にも使用されるなど、
「Multi Super Express」の名にふさわしい、
幅広い活躍を見せています。
09年に「ブルーリボン賞」を受賞。
(ところでsonicさん、曇った時に見る「MSE」の色って、
◯◯さんの愛車の色に似ていません?
「曇った時のMSE」って表現はイヤだろうけど・・・^^;)

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今度は逆振りから・・・
小田急4000形(中央)は、
「故障に強い」「安全性の向上」「環境にやさしい」
をコンセプトに持つ最新の通勤形車両で、
07年より1000形から千代田線への直通運用を引き継ぎました。
そして千代田線の異端児である06系(右)は、
93年に千代田線の輸送力増強(運用数の増加)が目的で、
その運用数に見合った一編成のみが新製。
以降はまったく増備されることなく、現在に至っています。
おや?よく見ると左端に小さく、
もう一本の電車が見えますね・・・(・ω・)ン?。

車両展示ブースに並べられた三車種を撮影していると、脇の方にチラッとシブい電車が写り込みました (゚∀゚)オッ!。実はコレ、今年のイベントの目玉とも言える車両で、”元”・北綾瀬支線用の5000系。この会場へ来る時にも利用した北綾瀬支線(綾瀬~北綾瀬)は、昭和40年代に製造された旧型の5000系と6000系試作車(通称・ハイフン車)が長い間使用されてきて、以前に私もその車両をブログの記事で紹介しましたが、ついに今年の5月末、後継の05系(行きに乗ってきたヤツね)に置き換えられて、5000系とハイフン車は運用を離脱。事実上の引退となりました (ノ_・。)サミシ…。その5000系が今回のイベントで、引退から約半年ぶりに公の場へと姿を表したのです。

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5月の引退後、初めて姿を見せた5000系(5951F)。
(*´∀`)ノ゙オヒサァ!
同車は1967年に製造されてから今年の夏に引退するまで、
実に47年もの長きに渡り、
東西線と千代田線(支線)で働き続けてきました。
ちなみに同車の引退は、たまに鉄ネタを扱う事でお馴染みのテレビ番組、
「タ◯リ倶楽部」でも取り上げられましたっけ・・・( ̄。 ̄)ヘー。

正式には展示車両としてではなく「構内乗車体験」の使用車として構内の短区間を何度か往復するのが、この日の5000系の任務。残念ながら乗車希望者が多すぎて私は乗る事ができませんでしたが、久しぶりに動く5000系を見られたのは嬉しいことでした 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。今後の処遇に着いては未定だと言う同車、できれば解体されること無く、盟友の6000系「ハイフン車」とともに、この綾瀬の基地内で保存してほしいものですね(個人的には今回の車両展示でハイフン車の展示を期待したのですが、姿が見えなかったのは残念 ^^;)。

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せっかく「動く5000系」が見られたので、
走行シーンを横から流してみました。
・・・って言っても、
時速10数キロ程度の超ノロノロ運転なので、
この程度しか背景は流れませんでしたが・・・(^^;)

車両展示コーナーの06系、構内体験コーナーの5000系と、ここまでは千代田線の希少車ばかりを見てきましたが、スタンダードな千代田線と言えば、やはり同線の顔である名車・6000系です (゚∀゚*)オオッ!。今回はメインの車両展示ラインナップに加わることはできませんでしたが、構内のいたる所でその姿を見ることができました。こう書くと、まるで脇役のような扱いですが、むしろ私にとってはこの6000系が今回のイベントで、いちばんの主役だったと言っても過言ではありません (・o・*)ホホゥ。それはこんなシーンの数々が見られたから・・・。

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メインの車両展示コーナーの脇に並べられた・・・
というか、ふつうに留置してあった三本の6000系 (゚∀゚*)オオッ!!。
左から第二次試作車でトップナンバーの6101F、
第一次量産車の6108F、第四次量産車の6122F。
ピーク時には、支線用の「ハイフン車」を除く、
最大35編成(350両)が稼働していた6000系ですが、
新型の16000系に置き換えられて、現在は19編成が在籍。
ただし16000系の製造はとりあえず一段落したので、
まだまだ当分の間は6000系の活躍が見られそうです。

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同イベントでは、毎年のように姿を見せてくれる、
二次試作車の6101F(手前)。
車体側面の裾部が長いことが同車の特徴ですが、
この部分が小田急の車両限界に抵触するため、
小田急へ乗り入れられないという運用制限があります。

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そして工場棟の検修庫内に佇んでいた6020号には、
1972年当時の「ローレル賞」受賞記念マークが掲げられていました!
w(゚0゚*)w オォー!!
今までのイベントでは見た覚えが無く、これにはビックリです!
こんな貴重なモノがちゃんと残されていたんだなぁ・・・。

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その隣では、6520号の中間運転台も見ることができました。
( ̄▼ ̄;)ウォーズマソ…
これはふだん見ることが無い、構内入換え用の設備です。

正式な展示ブースではない留置線に、三本もの6000系がズラリと並べられていたところも圧巻でしたが、驚いたのは検修庫内の6020号に掲げられていた「ローレル賞(鉄道友の会より、年間の新製車で優秀だとされる車両に贈られる賞。ちなみに最優秀は「ブルーリボン賞」)」の記念ヘッドマーク w(゚0゚*)w オォー!!。これは今から42年前の1972年に、デビューしたての同系が獲得した当時のもので、私も雑誌等の写真で見かけたことはありましたが、まさかこんなものが今でも残されていて、実際に目にできるとは思ってもみませんでした。当時の授賞式とは掲げられている位置が若干異なりますが(実際は正面の「ハートM」マークがあるあたりに掲げられた)、それでも千代田線ファンには堪らない凛々しいお姿です!(*°ω°*)-3 ムフーッ! そんな貴重なヘッドマークの興奮が覚めやらぬまま、私はさらに庫内の奥へと足を進めます 。すると、そこに見えてきたものは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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( ゚-゚)え?

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(; ゚ ロ゚)ええっ?

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( ; ロ゚)゚えええっ!?

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( ; ロ)゚ ゚ええええええええええっっ!

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なんとそこにいたのは、大きく口を開けた6120号!
6000系の特徴のひとつである、
緊急用の非常階段が公開されています!

w
(゚ロ゚)wオォー!!

ヒジョーカイダン、キタ━━(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)⌒Y⌒(。A。)⌒Y⌒(゚∀゚)━━!!
なんと、なんと、ヘッドマークを掲げていた6020号の相方(逆側の先頭車)に当たる6120号は、前面の非常用扉を開けた状態で展示されているではありませんか! これは私にとって、先ほどのヘッドマークサプライズを上回る、大きな驚きです ォォオオ━w(゚Д゚)w━オオォォ !!。いったい、何をそんなにも私は興奮しているのかというと、おっとその前に・・・そもそも地下鉄の車両には、狭いトンネル内で発生した緊急時に客室側扉からの外部避難が困難とされるため、車両の前面に非常用の脱出口となる貫通扉(非常用貫通扉)の設置が義務付けられています (・o・*)ホホゥ。それは地下鉄に乗り入れる直通車も例外ではなく、先ほどの小田急ロマンスカー「MSE」にも、よく見ると前面に扉があるのが解ります。

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地下鉄車両の非常用貫通扉。
これは以前に東京メトロ新木場車両基地で公開された、
有楽町・副都心線用の10000系が開いたところ。
10000系の非常扉は横にスライドするプラグドア方式で、
現在はこのタイプが主流のようです
(最終的にここへ脚立のような梯子が設置されて車外へ降りる)。
ちなみにその奥に見えるのは、6000系の兄弟形式である7000系。
▲06.9.30 東京メトロ 新木場車両基地

そんな非常用貫通扉は、だいたいがふつうに開くだけのただの引き戸や開き戸なのですが、この千代田線6000系と同車の流れを汲む車両(有楽町・副都心線用7000系、半蔵門線用8000系)は、なんと車両デザインに倣った「くの字型」の扉が前に倒れて、そのまま階段となるのです w(゚0゚*)w ワオ!!。このギミックは車両のデザインを損なわず、機能的にも優れた、実に秀逸な機能だと私は思っています(ただしこのスタイルは、運転室内からの視界確保に難があることや、高価なコスト面などであまり普及せず)。この6000系の非常階段の構造は、一昔前の雑誌や図鑑、さらには交通博物館(万世橋)の展示模型でも紹介されていて、それを子供の頃に見た私は一度でいいから、実際にこの扉が開いたところを見てみたいと思ったものでした σ(・∀・`。)ミタイナァ…。しかしこの機能はあくまでも緊急時の非常用設備ですから、通常は見られるはずが無く、逆にコレを使うようなところに遭遇したら、それこそ大変な事態です (´∀`;)ソリャソーダ。となると、チャンスは上写真の10000系のような車庫や工場の一般公開時。それで私は毎回、この「メトロファミリーパーク」へ参加するたびに期待をし、その様子を綴ったブログ記事でもお決まりのように「一度でいいから6000系の非常階段を見てみたい・・・」と書き続けてきましたが、ついに、ついに今年、念願の非常用貫通扉が「御開帳」です! ワーイ♪ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノワーイ♪  これはおーげさではなく、本当に子供の頃からの夢がひとつ叶えられた気分。ああ、本当にきてよかったなぁ・・・*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・今回当選してくれたsonic画伯、ホントにありがとう!画伯の鉄運に大感謝!!(・・・って、この時点でまだ御本人は会場に来ていなかったので、とりあえず「夢が叶いました!」という速報だけメールで送らせていただきました。でも、きっと受け取った側は「???」だったことでしょうね ^^;)。もう、私の血圧・・・もとい、テンションは上がりっぱなしっ! (*゚∀゚)=3ハァハァ! 同行メンバーが合流する前にこんな状態で大丈夫か!?

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私が一度は見てみたいと子供のころから思っていた、
6000系の非常扉解放。
ふだんは決してお世話になりたくない非常階段ですが、
このようなシーンが見られるのも、車両基地公開の醍醐味です。

念願の非常用貫通扉御開帳、なるべくイベントの参加者が写りこまないように記録したいと思って、じっとギャラリーが捌けるのを待っていたところ、この撮影だけで一時間近くが経過してしまい (´ι _` )アホカ…、気が付けばもうお昼時です。午後から合流するhanamura師匠たちは、お昼ゴハンを済ませてから会場へ来ると前日におっしゃっていた(ように思っていた)ので、私はひとり、会場内でいただくことにしました (*'p')ハラヘター。これは合流前のちょうどいいクールダウンになるかも・・・(^^;)ゞポリポリ。

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毎年、趣向を凝らした内容で楽しませてくれる、
同イベントの記念弁当ですが、今年はその名も「ぎんまる弁当」。
「ぎんまる」とは同社の銀座線と丸ノ内線のことで、
黄色いカレーピラフ(写真右側)が銀座線を、
赤いチキンライス(同左側)が丸ノ内線を表しています。
間違っても、緑がラインカラーの千代田線や、
水色の東西線がモチーフにならなくてよかった・・・(笑)
おかずもミートローフやカニ爪フライなど盛りだくさん!(゚д゚)ウマー!

お昼を食べ終わったころに、hanamura師匠とsonic画伯、そしてそのお友達が合流 (。・∀・)ノ゙チース♪。師匠は予定通りに食事を済ませてきましたが、画伯とお友達はまだとのこと。そこで、私も食べた記念弁当をおすすめしたのですが・・・どうやら私が購入した後のお昼のピークでお弁当は一気に売れてしまったようで、残念ながらすでにsold out (ノO`)アチャー。こんなことなら、前乗りした私がもっと気を利かせて、人数分を購入しておけばよかったですね・・・。弁当の代わりに焼そばを購入する画伯の寂しげな背中を見て、ちょっぴり反省 (_ _ ;)スンマソン…。食事後はメンバーで場内めぐりです。

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メンバー合流時間の13時に
ちょうど車体吊り上げの実演が行われました。
使用されたのは先ほどの、
「ローレル賞」マーク付き6020号。
宙に浮く鉄道車両の姿に、ギャラリーから歓声が起こります。
w(゚0゚*)w オォー!

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こちらは6000系の台車。
車輪が新しいものに取り換えられています。
でも、これを眺めていたhanamura師匠によると、
「東武の車庫で見学したときは、車輪を取り換えるだけでなく、
台枠もキレイに塗装し直していたっけなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー」と。
そんな師匠は「東武LOVE♡」。

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地下鉄のイベントなのに、バイクが展示してあります。
私一人だとスルーしてしまいがちな、
こういうところで足を止めるのも、師匠や画伯らしい。
ちなみにこれは、
災害発生時の現場状況をいち早く確認するため、
本社や車両基地に配備された緊急用のバイクで、
資料によると東京メトロ本社に4台、
中野と綾瀬の車両基地にそれぞれ3台、
深川と鷺沼の車両基地に2台が配備されているとのこと。
( ̄。 ̄)ヘー

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これは都内にある自動車教習所の協力で行われた、
クルマのシートベルト横転体験。
シートベルトをして乗り込んだカゴが、
外部からぐわんぐわん揺すぶられるという、
ちょっぴり絶叫アトラクション的なシミュレータです。
グルグル‹‹\(´ω` )/››‹‹\(  ´)/››‹‹\( ´ω`)/››グルグル
画伯はすごくやりたそうでしたが、混雑と時間切れで断念・・・。

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会場内ではこんなゆるキャラにも遭遇!!
ユルキャラ、イタ━━━━(´∀`)━━━━ッ!!
先ほどのお弁当同様、
銀座線をモチーフにした「ぎんちゃん」(左)と、
丸ノ内線をモチーフにした「まるちゃん」で、
この二体は「地下鉄博物館」のPRキャラクターです。
まるちゃんのオデコには、
丸ノ内線の車両にデザインされている、
サインウェーブが・・・(笑)。

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そして車両展示コーナーへとやってきました。
並べられた三形式を写す師匠 【◎】]ω・´)パチッ!。
「なで肩同好会」は、やっぱりカバンをたすき掛け(笑)

車両本体にしか目がいかない私に対して、やはりこのメンバーがそろうと、台車やパンタグラフ、さらには緊急出動用のバイクなど、細かい展示物ひとつひとつにまで気がまわります (・o・*)ホホゥ。それらをじっくりと眺めてから、最奥の車両展示コーナーへと到達。先述してきたように、私はもう午前中にさんざん展示車両の撮影をしてきたので、ここでは余裕のヨっちゃんイカです フフン(*´з`*)~♪。頼まれもしないのに展示されている車両をクドクド説明する、ちょっとウザいヤツになっていたかもしれません ベラベラ (* ̄▽)<<< (゚Д゚#)ウゼェェェ。そんな余裕をぶっこいていた私でしたが、メイン展示に続いて脇に留置されている6000系の方へ案内してきたところ、その様子を見て表情が一変 (゚∇゚ ;)エッ!?。

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朝にも撮った6000系の三本並びですが、
メンバーとともに再び訪れてみると・・・
先程とは行先表示が変更されていました!

急行 綾瀬! 準急 取手!! 急行 柏!!!
なんと、午前中とは表示されていた行先が変えられていて、通常の営業運転では見られない珍しい行先表示、通称「レア幕」のオンパレードではありませんか!!Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! これにはクールダウンして抑えていた私の「千代田線熱」が再燃!(炎◇炎)メラメラ! しかもこのレア幕の数々は私のみならず、嬉しいことに師匠や画伯にもその貴重さが解っていただけていたのです。それはなぜかというと・・・実は前日に行われた「CLAP SHOT」イベントで、一人一品お宝持ち寄りトークと言う企画があり、私がそこへ持ち込んだものこそが、かつて千代田線6000系で使用されていた、行先を示す「方向幕」でした。

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前日の「CLAP SHOT」で公開した、私のお宝(笑)
表示器のLED化に伴いお役御免となった、
旧式の行先方向幕です。

もちろんこれはまったくの偶然というわけではなく、前日の時点でこの綾瀬の車両基地公開へ行くことが決まっていた画伯や師匠へ予習(?)として見せるため、数ある方向幕コレクションの中から千代田線6000系のものを選んで持っていったのですが (´ι _` )アホカ…、まさか会場でも実際にレア幕が見られるとは思ってもみませんでした。というのも、例年の車両展示ではオーソドックスな行先表示で固定されることが多く、レア幕はあまり期待していなかったのです。今年も06系などのメイン展示は終日「綾瀬」表示のままでしたし。この6000系の並びも午前中は「多摩急行 唐木田」や「代々木上原」など、比較的オーソドックスなものでした。ところがここにきてまさかのレア幕表示・・・これに「千代田線LOVER」のテンションが上がらないワケがありません(ちなみに上写真の6000系レア幕のうち、右二つの「準急 取手」「急行 柏」は通常時では設定のない行先ですが、左の「急行 綾瀬」は実際に平日朝の二本だけ、小田急線からの直通運用で設定があります。ただし、この表示を出している6101Fは小田急線へ乗り入れることができない特殊編成なので、これはかなり貴重なシーンと言えるのです)。

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別角度からもう一枚。
こちらの6124F(右)が掲出したのは「準急 本厚木」。
かつてはオーソドックスな行先表示でしたが、
唐木田行きの「多摩急行」が設定されてからは、
レアな行先となってしまいました。
なので、当時を知るものとしてはちょっと懐かしい表示。
(*´ω`*)ナツカシス
ちなみに、現在でも平日朝に二本だけ千代田線からの
直通準急・本厚木行きはありますが、小田急車の運用で
基本的に使用されるのは小田急4000形です。

「ローレル賞」マーク、「非常用貫通扉」御開帳、そして「レア幕」のオンパレード・・・と、ついに持って行ったデジイチ用のCFカードをすべて使い切るまで、写真を撮りまくってしまいました パシャ!バシャ!【◎】]ω・´)パシャ!バシャ!。なので、ここからは予備機のコンデジで撮った写真になります。ここまででも、もうじゅうぶんにおなかいっぱい、胸いっぱいなのですが、最後にもうひとつ、我々には大きなイベントが残されていました。そう、それは申し込んで当選したsonic画伯ご本人が、もっとも楽しみにしていた「車両洗浄乗車体験」です(ちなみに上写真の「準急 本厚木」カットは、洗浄線体験者のみが通れる通路から撮影したもので、私的にも超ラッキー! (o ̄∇ ̄o)ラキー♪)。

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洗浄線体験に使用されるのは、支線用の05系。
何気にコイツも「北綾瀬」のレア幕表示です (゚∀゚)オッ!
(通常は行きしなに撮影した「綾瀬⇔北綾瀬」表示)

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車内へ乗り込むと、横には「MSE」の姿が。
思わず窓を開けて撮影しちゃいましたが、
洗浄線体験の車両で窓を開けることは厳禁です。
もし開けたまま洗浄機を通過したら・・・
|!l|il|(′∀`;)il|!i;i|ビッチョビチョダネ

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小さいお友達とともに、
画伯はしっかりとベストポジションをキープ (`・ω・´)-3フンス!
(もちろん、カバンはたすき掛けが基本w)。
ただしここは先頭ではなく最後部です。
やはり先頭かぶりつきは超カオスでした・・・。

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いっぽう、師匠は側窓から洗浄線体験を記録中。
大きなブラシが窓の外に迫ります。

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洗浄機の通過はほんの一瞬でしたが、
往復で二度の体験ができて
存分に満喫することができました。

洗浄線の体験乗車は洗浄機自体の通過はもちろんのこと、ふだんは絶対に乗ることができない、車庫の構内を列車で移動するところにも楽しみがあります (゚∀゚*)オオッ!。後ろの車掌室越しにかぶりついて洗浄機を通過したり、側窓から隣の留置車両などを眺めていたりしたら、あっという間に体験乗車は終了してしまいました。私としてはとても楽しかった体験乗車だったのですが、画伯はちょっぴり物足りない様子 (゚ペ)ウーン…。その理由は「体験車両にゆるキャラが乗ってこなかった・・・(・ε・`)チェ」とのこと。もともとそんな予定は無いのですが、画伯のアタマのなかには前回の三鷹で洗浄線体験にサプライズで乗ってきた「モモずきん」のことが印象深く残っていたようです (´∀`;)ナルヘソ。でも、体験車両には乗ってこなかったものの、そんな画伯の願いが通じたのか、最後の最後にこのコたちが我々を出場門でお見送りしてくれました (゚∀゚)オッ!。

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最後にお見送りしてくれたのは
東京メトロのゆるキャラ(?)、タヌキの「メトポン一家」

ユルキャラ、イタ━━━━(´∀`)━━━━ッ!
!
私は昨年の同イベントで、
子どもの「ポン太」には遭遇しましたが、
今年は一家そろってお会いできました(笑)

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ちなみに「メトポン一家」は、こんなところで活躍中です。

これで今年の「メトロ ファミリーパーク in ASYASE」の見学は終了です。毎年のように通い続けた同イベントですが、今年はとくに内容が濃く、例年以上に楽しむことができたように思います。それは念願の6000系非常階段を見ることができたということもあるけれど、やっぱりこういうイベントは一人で訪れるよりも同行者がいることで、いっそう盛り上がるものですね。あらためて、今回のイベントに見事当選してくれたsonic画伯、ありがとう! この日ご一緒した皆様、楽しい一日をありがとう!そして、よく解らないままに非常扉御開帳の感動を分かち合ってくれて、ありがとう! 鉄運万歳!! (゚∀゚)アヒャ☆ 今回の記事は書くのにえらい時間がかかった気がするけれど、でも、書いていて楽しかったな。やっぱり私は「千代田線LOVER♡」(笑)。

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今年は参加者に「ハートM」マークの入った、
エコバック(中央)が配られました。
私としては千代田線グリーンなのがまた嬉しい(^^)
そのほか「ぎんちゃん&まるちゃん」の自己紹介カードもゲット。
右上の「鉄道むすめ」のイラストは、
「東武LOVE♡」のhanamura師匠からいただいた、
東武むすめ「鬼怒川みやび」ポストカードです。

ところで、閉場とともに綾瀬車両基地を後にした我々。私はもうすっかりブロガーオフモードで、記録を残しませんでしたが、実はこんなところへと流れてゆきました。続きはこちらへ・・・(非鉄の内容ですが、興味のある方は矢印をクリック!)

 

☆オマケ☆

苦節ウン十年!?ようやく念願の6000系の非常扉御開帳を見ることができた今年ですが、過去に幾度となく私が訪れた綾瀬車両基地公開のなかから、今回はこんなカットをご紹介したいと思います。1993年、今から21年前の綾瀬車両基地公開。まだ東京メトロ(東京地下鉄)の前身である、営団地下鉄(帝都高速度交通営団)時代です。この時のメインは、デビューしたばかりの06系と、その兄弟車07系でした。

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デビュー当時のお披露目で、
ピッカピカの千代田線用06系(左)と有楽町線用07系。
本文のキャプションにも書きましたが、
06系はその後増備されることなく一編成のみの存在にとどまり、
07系は一次車・二次車合わせて6編成が製造。
当初は有楽町線用として配置され、
写真のような黄色い帯をまいていた07系ですが、
現在は青い帯に変更されて、活躍の場を東西線に移しています。
▲93.2 営団地下鉄 綾瀬検車区(当時)

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こちらはお馴染みの6000系(左)と支線用の5000系。
この6000系6111Fは2012年に廃車となり、
インドネシアへ譲渡されました。
おそらく今でも南国の地で活躍を続けていることでしょう。
支線用の5000系、今回展示された編成とは異なり、
この頃は千代田線生え抜きのステンレス車でした。

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さらに奥の方にはこんな車両の姿も。
有楽町線用の7000系(左)と東西線用の5000系です。
有楽町線と千代田線は路線同士が連絡線(短絡線)で繋がっており、
7000系の整備も綾瀬で行われていたため、
ここにいるのもそれほど不思議なことではないのですが、
千代田線と直接繋がっていない東西線の5000系がいたのには、
ちょっとビックリでした。
時期的に冷房化工事のための入場ではないかと思われますが、
そのためにわざわざJR線を甲種輸送してきたのでしょうか?

 

中央本線・・・「キッズばんえつ物語号」撮影記

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2014.11.15
中央本線
晩秋の中央線を走る、イベント列車!
 「キッズばんえつ物語号」撮影記
 
  

秋が深まり、紅葉前線も都心部まで到達してきました (○´ー`○)アキフカシ…。この時期になると私には、とあるひとつの「仕事」が課せられます。それは何を隠そう「柿の実」の収穫 (゚ー゚*)カキ?。というのも、千葉(柏)にある実家の庭には一本の立派な柿の木があって、それが毎年のようにたわわな実を成らすのです ( ̄△ ̄ )ハア。しかし今の実家には年老いた両親が二人暮らし。とても木に登って実を穫ることなどできません。そこで私の出番となるワケ。今秋もその収穫期を迎えました ( ̄‐ ̄〃)フーン。でも実を言うと、この収穫祭(?)が毎年悩みどころで、ウマい具合に熟れた柿の実の穫り時は、ちょうど関東近郊の紅葉がピークを迎える時期と重なります。しかも今年は「秋の山梨プレミアムキャンペーン」なるものが行なわれていて、なんと中央線に「ぷれみあむな列車(?)」が特別運転されるとのこと (゚∀゚*)オオッ!。これはぜひとも紅葉の山を絡めて撮りに行きたいところです (・∀・)イイネ ・・・が、かといって、収穫の方も放ってはおけない (゚ペ)ウーン…。(写真を)撮りに行くか、(柿を)穫りに行くか テツ?(゚Д゚≡゚Д゚)カキ?、迷った末に私は無理矢理その二つを一日で両立させることにしました (゚∀゚)アヒャ☆。つまり、山梨で「ぷれみあむな列車」を撮ってから 【◎】]ω・´)パチッ!、すぐに千葉へ向かって バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚Д゚)つ、実家で柿を収穫するのです シューカク(*´ω`)つ◯" 。山梨と千葉、一見すると簡単そうな掛け持ちですが、お目当てとなる列車の通過時刻や、日没までに収穫の方も終わらせなくてはならないことを考えると、なんとも慌ただしい一日となりました (ちなみに、昨年の収穫祭は第一回目の「CLAP SHOT」イベントと重なり、それで私は途中までの参加とさせていただいたのでした。今年は重ならなくて、ヨカッタ (^^;)ゞポリポリ)


11月15日(土)

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朝の八王子に入線してきた甲府行き普通列車。
車両は貴重になりつつある、長野の115系でした (゚∀゚)オッ!。
▲中央本線 八王子

秋晴れに恵まれて、絶好のおでかけ日和となった週末。8時過ぎに八王子を出た甲府行きの中央線下り527M列車は、ハイキングや登山へ向かうと思われる方々でかなり混雑しています。この列車に私が珍しく八王子から乗り込んだのは単なる勘違いによるもので、私はてっきりこの列車を高尾始発だとばかり思っていたところ、八王子のひとつ手前である豊田で待機しているのを目撃し ∑(・o・;) アッ。あわてて次の八王子で東京方面から乗り継いだのです ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。おかげで無事に座席を確保。もし高尾で同列車に乗り換えていたら、座れないところでした (*´∇`)-3 ホッ。ちなみに豊田始発の甲府方面行きって、この527M列車のみのレアな設定らしい。そんな普通列車に揺られて、私は一路中央線を西へと向かいます。

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車窓から眺める、秋色の山々。
紅葉はちょうどいい色付き具合・・・か? σ(゚・゚*)ドーダロ…
▲中央本線 初狩-笹子(車窓から)

今回のターゲットとなる「ぷれみあむな列車」とは、もともと磐越西線のSL列車「ばんえつ物語」号に使用されている展望室付き12系客車(略して「ばん物客車」)のことで、SL(C57 180)が定期検査を受けている今シーズンに限り同列車を運休とし、客車のみが他路線へと貸し出されて、出張興行しているのです (・o・*)ホホゥ。そのうちのひとつが、このたび中央線で運転されることとなった、快速「My Premium 山梨号 (甲府~小淵沢)」。正式に言うと、今回撮影するのはその送り込みを兼ねた、団体列車の「キッズばんえつ物語号 (立川→甲府)」なのですが、いずれにせよ「ばん物客車」が中央線を走るのは珍しく(今回が初入線?)、撮影にも気合いが入ります (`・ω・´)-3フンス!。本来はこのあとの予定(柿穫りね)を考えると、なるべく近場の撮影地を選ぶべきなのですが、できるだけ紅葉が鮮やかに色付いているところがいいな・・・σ(゚・゚*)ンー… などと考えながら列車に乗り続けていたら、私は大月の先にある甲斐大和までやってきてしまいました。

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私が下車したのは、甲斐大和。
この駅の手前にある長大な笹子トンネルを超えると、
車窓から眺めていた紅葉の色づきが変わったように感じました。
▲中央本線 甲斐大和

八王子0809-(中央527M)-甲斐大和0927

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甲斐大和は開業時から近年まで
初鹿野(はじかの)という駅名でしたが、
93年に現駅名に改称されました。
▲中央本線 甲斐大和

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甲斐大和の駅前に立つのは、
武田家最後の将である武田勝頼の像。
織田・徳川連合軍との戦いにおいて、
追われた勝頼一族はこの地(天目山)で自害したことから、
甲斐大和は「武田家終えんの郷」とされています (・o・*)ホホゥ。

目指すのは甲斐大和の駅から西へ20分ほど歩いたところにある高台で ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、山裾を走る中央線の列車が俯瞰撮影できる、スケールの大きな撮影ポイントです。私はここへ今年のGWにも臨時の189系「あずさ」を撮影しに訪れており、その時に隣り合わせた同業者さんが「ここは新緑もいいけれど、秋の紅葉がキレイだよ」と話されていたのを思い出して、今回の撮影地に選んでみました (・o・*)ホホゥ。はたして木々の色づき具合は、どんなもんでしょうか。息を切らせながら丘の上へと登ると、そこに広がっていたのはこんな景色 (「゚ー゚)ドレドレ。

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紅葉で色づいた山の麓を、
貨物列車がゆっくりと走り抜けてゆきました。
撮影の一発目が貨物だなんて、
貨物オンチの私にとってはサプライズ(笑)
いい加減、よく行く中央東線の貨物ダイヤくらい、
把握しておくべきですよね・・・(^^;)
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

おっ!なかなかいい感じの紅葉じゃないですか w(゚0゚*)w オォー!。まだちょっと色づきのピークには早いかなとは思うものの、これでもじゅうぶんに鮮やかでキレイです。何といっても、滅多に中央線を走らない「ばん物客車」をこのロケーションで撮れるのですから、あともう一週間遅ければ・・・なんて、贅沢は言いません (´∀`;)イッテンジャン。流れ雲が少し気になるけれど、快晴で絶好のコンディションです キモチ(・∀・)イイッ!。

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ためしに今度はアングルをタテ位置にしてみました。
列車はこのほうが目立つかと思いましたが、
やはり紅葉の山を大きく入れたいので、
個人的にはオーソドックスなヨコ位置の方が好みです。
やってきたのは、211系の普通列車 ( ̄△ ̄*)ニゲゲカ…。

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ちなみに以前にも書きましたが、
ここは上下線のセパレート区間なので、
定番アングルでは下り線を行く列車しか撮れません。
上り列車は、かろうじて駅付近をゆく姿が臨める程度。
E257系の「あずさ」が通過してゆくのが見えました。
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷(後追い)

ところで中央線の撮影と言えば、本命の「ばん物客車」以外にも、この機会に撮っておきたい・・・いや、撮っておかなくてはならない車両があります。それはここへ来る時にも乗ってきた、お馴染みの115系。もうこのブログでは中央線を撮影する度に何度も取り上げてきましたが、従来の普通列車に使用されてきた115系は現在、後継となる211系への置き換えが進んでいて、徐々にその数を減らしています。正式な置き換え完了時期(つまり115系の完全撤退)など私には判りませんが、ファンの間では中央線の紅葉と組み合わせられるのは今年で最後か?なんてウワサも・・・(゚ペ)ウーン…。なので「ばん物客車」のついでに、できれば115系も精力的に撮っておきたいところです。しかし、私がここで撮影を始めてから一時間のあいだに通過した下りの普通列車は、二本(531M・437M)続けて211系でした (・ε・`)チェ。やはり確実に115系が減っていることを実感させられます。このあとの私の予定を考えると「ばん物客車」以降の延長撮影はキビシく、それまでに撮れる普通列車はあと二本(533M・535M)。そのうちの一本(535M)は豊田車の運用なので確実にスカ色の115系がやってきますが、できれば紅葉バックで長野色の方も撮りたい σ(・∀・`。)トリタイ。そう考えると、長野車の運用である次の533M列車がラストチャンスになります。はたして今度こそ、文字通り三度目の正直になるのかというと・・・八(゚- ゚)オネガイ…

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山裾に現れたのは、お待ちかねの長野色115系。
白を貴重としたボディカラーが秋景色に映えます。
紅葉と115系の組み合わせを中央線で見られるのは
ホントに今シーズンがラストとなってしまうのでしょうか?
▲中央本線 甲斐大和-勝沼ぶどう郷

ナガノショクゲゲゴ、キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ッ!!
このあたりの普通列車は30分に一本程度の運転間隔ですから、待つこと一時間半。ようやく115系が一本やってきてくれました (゚ノ∀`゚)ヨカッタヨ。それにしても115系で「キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!」を使うようになるなんて・・・半年前まではこの電車が来ることがあたりまえだったんですけれどね (^皿^;)ゞポリポリ。そろそろ、ちゃんと当日の運用を調べてこなくては、捕まえられなくなるかも知れません(って、もうすでにその段階かも・・・ )。続いて、次の535M列車は先述した運用通りに・・・(゚∀゚)オッ!

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今度は、国鉄時代からの伝統色である「スカ色」を纏った115系。
「スカ色」とは横須賀色の略で、
もともとこの紺色とクリームは三浦半島を走る横須賀線の
海と砂浜をイメージしたカラーリングなのですが、
同線を走っていた車両(70系)の転出などによって各地に広まり、
海が無く山沿いを走る中央線のスカ色電車は
ファンから「山スカ」の愛称で呼ばれています。

山スカ、キタ━━━ヽ(゚∀゚)ノ━━━ッ!!
う~ん、やっぱり昔ながらの国鉄色は落ち着きがあっていいなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。211系による115系の置き換えは現在、長野車を優先的に進められていますが、豊田車持ちの運用範囲である富士急線などでも211系の試運転が始まっているようで、ひょっとすると豊田の「山スカ」も予断を許さない状況なのかもしれませんね (゚ペ)ウーン…。

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そろそろ本命の通過時刻なのですが・・・
ちょっと雲が増えてきた? ( ̄△ ̄ ;)エ…

さて、無事に二色の115系を撮ることができ、あとは本命である「ばん物客車」こと「キッズばんえつ物語号」の通過を待つだけとなりました。最初に撮った貨物列車の頃に比べると、上空にはだいぶ流れ雲が多くなってきて、ちょっとヒヤッとさせられましたが、幸いにも太陽を隠すことは無さそうです ε-(´∀`; )ホッ。高台から見下ろす集落に正午を知らせるチャイムが鳴らされてからしばし、やがて遠くからロクヨン(EF64)のブロア音が響いてきました ε-(°ω°*)キタッ!。ちなみに今回は予想外のSL牽引などということは無く、先頭に立つのは間違いなくロクヨンです(笑)

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紅葉に彩られた晩秋の中央線を優雅に進む、
シックな色合いの「ばんえつ物語」用12系客車。
その牽引を担当したのは同系色のEF64 1001で、
整った編成が美しい。

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タテ位置にして後方も一枚。
大きな窓が特徴の展望車から、
乗客は車窓に流れゆく秋色の風景を満喫したことでしょう。
(実は37号機とのPPだと勘違いしていたのは、
ここだけのハナシ ^^;)

紅葉の山をゆく「ばん物」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
車両の色が茶色っぽいので、ひょっとしたらあまり目立たないのではないかとの心配もありましたが、きれいな日の光に照らされたことで、しっかりとその存在感をアピール。見事に紅葉の山とマッチしてくれました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。それにしても、ネタガマ(特別な機関車)が牽く展望車付きの客車列車は、まるで90年代に多く活躍していた「ジョイフルトレイン」を思い起こさせるようで、個人的にはちょっぴりジョイトレブーム時代の懐かしさも感じることができました (´ω`)ナツカシス (遠目に見る「ばん物客車」は、ちょっと晩年の「タカB(高崎のお座敷客車「くつろぎ」)」っぽく見えた)。

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「ばん物客車」の5分続行に普通列車があったので、
115系を期待して待ってみましたが・・・
やってきたのはやっぱり211系でした。。。
ゲゲゴ、コネ━━━━('A`)━━━━…

続行の普通列車まで撮って、撮影は終了です。実家の柿穫りという先約が入っているなか、撮影に行こうかどうか直前まで迷っていた「ばん物客車」による「キッズばんえつ物語号」ですが、この時期らしい紅葉した山との組み合わせをどうしても撮りたくて、さらには晴天という好条件も後押しとなり、撮影を敢行 ε≡≡≡(((*゚∇゚)イッチャエ!。結果的に思い描いていたような画を撮る事ができて大満足です *:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。さらに今シーズンが最後かも?と言われる、115系と紅葉の組み合わせもいい収穫となりました。スケジュール的にはちょっと慌ただしいけれど、気分的にはこれでスッキリと柿の「収穫祭」へと向かうことができるというものです。山梨の甲斐大和から千葉の柏まで、四本もの普通列車を乗り継いで所要時間は二時間半。スマホの路線検索によると到着予定時刻は15時32分となっており、これならば日没までにすべての柿を穫り終えられる・・・かな?(笑)ε=ε=ε=┌(; ̄▽ ̄)┘イソゲッ!

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撮影地から急いで甲斐大和駅へ戻ると、
乗車列車はすでに入線していて、特急の通過を退避。
撮影地では一本しか撮れなかった長野色115ですが、
乗車の方は行きも帰りも当たりました。
嬉しいやら悲しいやら・・・(^^;)
▲中央本線 甲斐大和

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高尾で右の115系から、左のE233系快速電車へ
中央線同士の乗り継ぎです。ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲中央本線 高尾

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今度は西国分寺で中央線から武蔵野線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!!
中央線と同じオレンジ色の帯ですが、
武蔵野線の電車は205系です。
でも、行先が中央線と同じ「東京」で、
誤乗する一般客はいないのかな・・・?σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに西国分寺から東京まで、
中央線での所要時間は乗り換えなしの快速で約45分ですが、
東京の外周をぐるっと回る武蔵野線だと約1時間40分で、
一時間近くも多くもかかります (^^;)
▲武蔵野線 西国分寺

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最後に新松戸で武蔵野線から常磐(緩行)線へ乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!!!
入ってきた下りの我孫子行き電車は、
地下鉄千代田線から直通してきた東京メトロ6000系。
この6131Fは1985年に製造された第五次量産車で・・・
;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)モウイイワ!
▲常磐線 新松戸

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ようやくたどり着いた実家最寄りの南柏。(・ω・)トウチャコ!
何の変哲も無い、東京郊外のベッドタウン駅です。
▲常磐線 南柏

甲斐大和1255-(中央548M)-高尾1349~1400-(1484T)-西国分寺1421~1425-(武蔵野1451E)-新松戸1523~1527-(常磐1339S)-南柏1532

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そして、実家の庭で柿を収穫~♪
ホーサク♪ ホーサク♪ OOO⊂(*´∀`)つ◯"
撮影の成果に続き、こちらの方も豊作で、
今年も甘い柿がたっくさん穫れました!
全部で100個くらいあったかな?
(´w`*)ドツカレサン

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