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Channel: あおたけ 撮影記
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ONE-shot 166 和歌山の赤い鉄橋。

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PICK UP ONE-shot 166 和歌山の赤い鉄橋。

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今週は三日間ほど、
仕事の出張で和歌山に行っていました。 
 
和歌山という街は、
東側にJRの和歌山駅、
西側に南海電車の和歌山市駅があり、
私が宿泊したホテルは、
その両駅のちょうど真ん中らへんにあたります。
こう書くと、どちらへ行くにも便利な
好立地のようにも聞こえますが、
実はそのどちらへも歩いて30分近くかかるような
ハッキリ言うと鉄的には不便なところ。
おかげで、朝食時間を削って捻出した
わずかな「撮り鉄タイム」も、
JRと南海、どちらかを選ばねばなりません。
ホテルを背にして私が歩みを進めたのは・・・
西側、南海の方でした。
  
正直言うと、
個人的に車両はJRの方が魅力を感じるけれど、
しばらく市街地を走るJRの路線は、
駅のホーム以外に歩いて行ける撮影地が思い浮かびません。
いっぽう、南海の方はと言えば、
和歌山市駅を出るとすぐに北側で、
市内を流れる紀ノ川を鉄橋で渡ります。
私も何度かここを列車で通ったことがあるのですが、
これがなかなか立派な鉄橋で、
機会があれば一度、撮影してみたいと思っていました。
それがアタマのなかにあったのです。  
 
全長627メートルの南海本線・紀ノ川橋梁。
味のある煉瓦造りの橋脚に支えられた
美しい形のトラス橋は、
上り線が明治36年(1903)完成、
下り線が大正11年(1922)完成という、
長い歴史を持つ鉄橋です。
 
この日は朝から晴れているものの雲が多く、
マンダーラなどの撃沈を繰り返すなか、
時間的にラストチャンスとなった最後の一本。
雲間からの日差しに照らされた赤い鉄橋を、
短い二両編成の普通列車が
轟音を響かせて駆け抜けてゆきました。
 
▲14.11.27 南海本線 紀ノ川-和歌山市
 
 
 
 
・・・というワケで、和歌山出張のオマケ☆
 
今回は往復とも飛行機(羽田関空)で、現地の移動はクルマ。
スケジュール的にもタイトだったので、
鉄的な成果はあまり得られませんでしたが
(紀ノ川鉄橋で南海が撮れただけでも、じゅうぶんかな?)、
食の方はと言えば・・・
 
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和歌山ラーメンや・・・(゚д゚)ウマー!
 
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地魚や(煮付になっているのは、ホウボウくんです)・・・(゚д゚)ウママー!!
 
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さらには地ビール、地酒など (~∀~*)ウィ~、
存分にご当地グルメを満喫してきました。(゚∀゚)アヒャ☆
 
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そして、私が宿泊した部屋の窓からは、
なんと和歌山城が一望!w(゚0゚*)w オォー!
ココ、お城好きにはタマラナイ、
「キャッスル・ビュー」ホテルですね(笑)。
  
  

 
 
*出張中だったため、
前記事にいただいたコメントへの返信が送れちゃって、
ごめんちゃい。。。m(。・ε・。)mスンマソ-ン



銚子電鉄・・・惜別1002号 撮影記

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2014.11.22 銚子電鉄
キャベツ畑丸ノ内線!?
 惜別1002号 撮影記
 
  

前記事で触れた和歌山出張とその準備などでなかなか記事を書く時間が取れず、ちょっと鮮度落ちとなってしまいましたが、今回は先々週の土曜日(11/22)のお話となります。

このブログでは先日、東京メトロ(東京地下鉄)・千代田線の車両基地イベントをご紹介したばかりですが チヨダセソ!(*゚∀゚)=3ハァハァ! 、今回お伝えする記事も地下鉄の車両・・・いや、正確にいうと「元・地下鉄」の車両です (・o・*)ホホゥ。
都市圏の大手私鉄などで活躍した車両が第一線を退いたのち、地方のローカル鉄道(中小私鉄)へと譲渡されて第二の働きを見せるのはよくあることで、最近では元・地下鉄の車両も地方路線で目にする機会が増えました。そのなかのひとつが、千葉県の銚子市を走るローカル私鉄・「銚子電鉄(銚子電気鉄道)」。この鉄道には現在、元・京王帝都電鉄の車両が二本(二両編成の2000形)と、元・営団地下鉄の車両が二両(単行の1000形)在籍し、かつての古巣で活躍していた時代を知るファンたちを懐かしませています (*´ω`*)ナツカシス。しかし元・地下鉄車両の方は、車体の老朽化と運行ダイヤの見直し(平たく言えば運転本数の削減)により、最近は出番が激減。ついに近日をもって、二両中の一両が引退することとなりました (´・ω・`)ショボーン。その当該車両には惜別の記念マーク(ステッカー)が貼り付けられ、この三連休は22日の土曜と24日の月曜(勤労感謝の日の振り替え休日)に終日運行されるとのこと。そこで、かねてから一度はじっくりと銚子電鉄を撮影してみたいと思っていた私は、この機会に同線を訪れてみることにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。天気予報によると終日運行される二日のうち、土曜のほうがいい天気になりそうです。


11月22日(土)

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銚子へ向かうのに、千葉から乗車するのは総武本線。
千葉駅は路線ごとにホームが分かれており、
基本的に総武本線は7・8番線から発車します。
入線してきたのは、もうすっかりお馴染みの209系。
▲総武本線 千葉

今旅のスタートは千葉。最近はいすみ鉄道へ向かうために同駅から外房線を利用する機会が多かった私ですが、今回は久しぶりに総武本線の列車へと乗り込みます オヒサァ♪(*´∀`)ノ。銚子電鉄が走っているのはその名の通り、千葉県の最東端に位置する銚子。都心を起点とした場合、お世辞にもアクセスしやすいとは言えないこの地へ手っ取り早く行くには、東京駅から銚子までダイレクトに結ぶ総武本線の特急「しおさい」か、もしくは高速バスを利用するのが便利で一般的かと思われます (・o・*)ホホゥ。しかし乗り鉄派である私は、高速バスをあまり好みません σ(・ω・`)ウーン…。ならば、特急「しおさい」に乗ろうかとも考えたのですが (゚∀゚)オッ!、この日のお目当てとなる銚子電鉄の地下鉄電車は終日運転。つまり一日中ずっと運転されているわけですから、それほど急いで行く必要もなさそうです。だったら特急券代がもったいないし (´д`;)セコ…、久しぶりに乗る総武本線ですから、ゆっくりと車窓風景やその土地の空気感を味わいたいもの。というわけで、私が選んだのは普通列車です。都心から三時間、千葉からでも二時間と、特急や高速バス利用の倍近い時間を要しますが、そのぶん旅情は深いと思います ( ̄△ ̄ )ハア。

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成田線との分岐駅である佐倉を過ぎると
車内はガラガラになったので、
朝食兼昼食として、千葉駅で買ってきた
「トンかつ弁当」をさっそくいただきます (゚д゚)ウマー!。
この「トンかつ弁当」は知る人ぞ知る名物駅弁で、
なんと500円というコストパフォーマンスの高さ!
w(゚0゚*)w オォー!!
トンカツで豚のコックというシュールな掛け紙も、
昔から変わりません ( ̄(∞) ̄) ブヒ。☆☆☆☆・

え? 元・通勤電車(京浜東北線)で、そのチープな造りから「走ルンです」などと揶揄された209系の普通列車に、旅情など感じられるわけがないって? いやいや意外とこの209系、その軽やかな車体が奏でるジョイント音が車内に響き、のどかな房総や北総台地の風景とマッチして、なかなかいい雰囲気なんです。ボックス席にて駅弁など広げれば、もう旅情満点 (´ー`)マターリ。今回、千葉から銚子まで乗り通してみて、個人的にこの209系はすっかり房総ローカル(千葉を起点とする房総半島各線の普通列車)に馴染んだなぁ・・・と感じました ( ´_ゝ`)フーン。正直、撮り鉄として見た時には、まったく面白味のない電車なんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。そんな209系にのんびり揺られて、目的地の銚子に到着。

新宿0727-(中央628T)-御茶ノ水0736~0740-(総武緩行618B)-錦糸町0748~0750-(総武快速659F)-千葉0824~0839-(総武333M)-銚子1017

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銚子に着いた総武線から降りると、
すぐ目の前に銚子電鉄の改札がありました。
お!さっそく赤い電車の姿が見えますね・・・。
▲総武本線 銚子

銚子ではJRの改札口を出ず、私が乗ってきた列車が到着したホームの東端にあるのが、銚子電鉄の(連絡)改札口です。次の銚子電鉄の発車は6分後と接続がよく、電車はすでに銚子電鉄専用ホームに待機していました。その電車というのが、まさに今回のお目当てである、この懐かしい車両です (゚∀゚)オッ!。

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銚子電鉄ホームに停車していたのは、
元・営団地下鉄2000形の現・1000形。
この1002号の赤い色は、
かつての丸ノ内線(方南町支線)時代を復刻した塗装です。
▲銚子電鉄 銚子

マルノウチセン、イタ━━━ヽ(´∀`)ノ━━━ッ!!
何を隠そうこの電車こそ、かつて営団地下鉄の銀座線や丸ノ内線で活躍していた2000形車両で、現・銚子電鉄の1000形です (゚∀゚*)オオッ!。営団2000形は、銀座線用として1959年から63年までの間に104両が製造。長らく同線の顔として走り続けてきましたが、後継となる01系への置き換えを理由に営団からは93年に引退。その後、両運転台化、さらには架線集電方式への変更(パンタグラフの取り付け改造など)が施されたうえで上、94年と96年に二両が銚子電鉄へと譲渡されました (・o・*)ホホゥ。

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営団地下鉄 銀座線時代の2000形(右。左は後継の01系)。
この姿に懐かしいと感じる方も多いのではないでしょうか。
。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス…
銀座線や丸ノ内線は上空に張られた架線からの集電方式ではなく、
軌道脇にある第三のレールから集電する第三軌条方式だったため
同車を銚子電鉄へ譲渡する際には、集電装置等の変更が施されました。
ちなみにwikiさんによると、
パンタグラフは日比谷線用の3000系で、
台車は富士急モハ5700形(元・小田急2200形)の台車を
流用したらしい。
▲93.7 営団地下鉄(当時)銀座線 渋谷

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銀座線からの引退が近づき、
惜別のヘッドマークが掲げられた2000形。
サイナラ~(´;ω;)ノ~~~
銀座線から引退した2000形は銚子電鉄のほか、
茨城県の日立電鉄(常北太田~鮎川)へも譲渡され、
同鉄道が廃止となる2005年まで活躍していました。
▲93.7 営団地下鉄(当時)銀座線 渋谷

ところで、銀座線時代の2000形は思い浮かぶけれど、丸ノ内線は違う車両じゃなかったっけ? σ(゚・゚*)ンー… と、思われる方も多いと思います。そう、たしかに丸ノ内線で主に使用されていた赤い電車は、サインウェーブ(∞∞∞こんなやつね)が特徴の500形でした。しかし丸ノ内線のなかでも、途中の中野坂上から分岐する方南町支線(中野坂上~方南町)では、この2000形が使用されていて、まさに今、私の目の前にいる赤地に白帯という出で立ちで活躍していたのです (´ε`)フ~ン。

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残念ながら私は丸ノ内線(支線)時代の2000形を
撮ったことがありませんでした。
これは銚子電鉄の仲ノ町駅に掲げられてあった、
丸ノ内線時代の写真です。

そんな元・営団2000形の現・銚子電鉄1000形は、二両在籍するうちの一両(1001号)が銀座線カラーのオレンジ色に、そしてもう一両(1002号)がこの丸ノ内線カラーの赤色に復刻されており、先に引退が発表されたのは丸ノ内線の方。銚子に停車していた1002号の正面には既報通りに惜別のマーク(ステッカー)が貼られていました。

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運転室の窓下に貼られた「ありがとう」マークのステッカー。
過去の同車が纏った塗装がイラストで再現されています。
ちなみに現在の丸ノ内線カラーが復刻されたのは、2011年から。
▲銚子電鉄 銚子

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助手席側に設置されている行先方向幕も、
惜別ステッカーと同デザインのものが入った、
特別仕様となっていました。
これも一種の「レア幕」? (゚∀゚*)オオッ!

お目当ての車両を目の前にして、ついつい興奮気味に写真を撮りまくっていると パシャ!バシャ!【◎】]ω・´)パシャ!バシャ!、車掌さんから「まもなく発車しますよ~ (」´0`)」オーイ! 」との声がかかります。そういえば、わずか6分の接続だったっけ・・・テヘ☆(;^┰^)ゞ。あわてて車内へ入ります。連休初日で晴天にも恵まれたこの日、単行電車の車内は犬吠埼などへ行くと思われる観光客で賑わっており、ギリギリに乗り込んだ私は席へ座ることができずにドア横に立っていましたが、そこで目に留まったのがコレ (゚∀゚)オッ!。

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ドア横の壁に設置されている非常灯。
もちろん今では非常時にしか点灯しないと思われますが、
これを見て懐かしいと思われる方もいるハズ。

何ともレトロな非常灯。実はこの装置、銀座線で使用されていた時代には、集電する第三軌条のレールが途切れるポイントなど(一種のデッドセクションね)を通過する際に室内の電気が一瞬消えて、この非常灯のみが点灯するといった現象が日常的に見られたのです。これも2000形を語る上では、欠かせないエピソードのひとつですね (*´ω`*)ナツカシス。

私を乗せた外川(とかわ)行きの電車は定刻に銚子を発車。当地の名産品である醤油の工場などをかすめながら、ゆっくりと銚子の街中を進みます。銚子電鉄はJR総武本線の銚子を起点に、犬吠埼灯台に程近い犬吠(いぬぼう)を経て、漁港の町・外川までを結ぶ、全長わずか6.4キロの短いローカル私鉄です。半島の突端に位置するものの車窓からは海が見えず、市街地や田畑のなかを淡々と走るだけの地味な路線なのですが、銚子電鉄と言えばなんといってもその名を広く知らしめたのが、赤字と資金不足により電車の整備が行えず、その費用を同社で製造・販売している「ぬれ煎餅」で賄ったという話 ( ̄△ ̄ )アア…アッタネ。この話題はメディアなどでも多く取り上げられて「ぬれ煎餅」は大ヒットとなり、無事に車両の整備費を確保。そして「ぬれ煎餅」は今も同鉄道の代名詞とも言える名物になっています センベードゾー(・∀・)つ◯。そんな銚子電鉄を私が訪れるのは、今から五年前にたまたま仕事で銚子へ来た際、ついでに銚子の街中(仲ノ町付近)で引退間際の旧型車をちょっとだけ撮ったことがありましたが、乗車ともなると実に20年ぶりのこと。ホントはこんな葬式鉄・・・もとい、おくり鉄ではなく、以前からずっと撮影に訪れたいと考えていた同線なのですが、都心から三時間という銚子までのその遠さと、お目当ての1000形が確実に動いているのかどうかがわからず(ふだんは元・京王車の2000形が主力として使われています)、なかなか撮影に行く踏ん切りがつきませんでした σ(・ω・`)ウーン…。

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今から五年前、
クルマで来た仕事のついでに立ち寄って、
ちょこっとだけ撮影した銚子電鉄。
この時は1000形よりもさらに古い、
700形(元・近江鉄道)や800形(元・伊予鉄道)が
まだ走っていました。
▲09.7 銚子電鉄 観音-仲ノ町(上)/仲ノ町(下)

さて、今回の銚子電鉄撮影では、どうしても撮りたいと思っていた撮影地が一カ所あり、そこだけはあらかじめ調べてきたのですが、そのほかは全くのノープラン。午後が順光となるお目当ての撮影地へ行く前に、どこかもう一カ所くらい立ち寄りたいところです。銚子電鉄に乗ったのが20年ぶりなので、沿線風景などはかすかにしか覚えてないけれど、たしか海鹿島(あしかじま)っていう変わった名の駅近くに、撮りやすそうな抜けのよい場所があったよなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー…などと、うろ覚えの記憶を頼りに乗り続けていると、たしかに列車は海鹿島と君ヶ浜の間で広い畑へと出ました (゚∀゚)オッ!。その農道にはカメラを向ける同業者の姿が見られます 【◎】]ω・´)パチッ!。ちょうど今の時間帯(午前遅く)の光線状態が良さそうなので、私もここで撮ることを決め、次駅の君ヶ浜で下車。

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私が降りたのは、ホームの床が石畳風の君ヶ浜。
外川へと向かう丸ノ内線を見送ります。
▲銚子電鉄 君ヶ浜

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なんだか不思議な形の君ヶ浜駅・・・ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ? 。
実は、海に近いこの駅は
もともとイタリア風(?)をコンセプトにして造られ(改装)、
ホームの床は石畳っぽく、そして入り口には立派な
白亜のアーチゲートが建てられていたそうなのですが、
老朽化と安全上の理由から上部のアーチ部を撤去し、
柱だけが残されてこうなったらしい・・・(´д`;)トホホ…。
▲銚子電鉄 君ヶ浜

銚子1023-(銚電17)-君ヶ浜1038

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車窓に見えた広大な畑は、駅から歩いてすぐでした。
畑に整然と並ぶこの農作物はキャベツです。

駅から海鹿島方向へ5分も歩くと、すぐに車窓から見えた畑へと出られました。見渡す限り一面に広がるこの農作物は、当地の温暖な気象条件と土壌によって育まれたキャベツで、その名も銚子名産「灯台キャベツ」です (・o・*)ホホゥ。ちょうど農家の方がいらっしゃったので、近くの農道から電車の撮影をしてもいいかと尋ねると、畑に入らなければOKとのこと (*`д´)b OK牧場! 。ちなみにオジサンからは「こんなトコ、大したモノが来ないだろ? 電車撮るならいすみ(鉄道)に行ったほうがいいよ。ヾ( ̄w ̄*)」なんて言われてしまいました。同じ千葉県内とは言え、いすみ鉄道のことなどよく知っていらっしゃいますね (^^;)ゞポリポリ。でもここはここで、いすみ鉄道にはない魅力がたくさんあります。もちろん狙いの元・地下鉄車両もそうですが、この広大なキャベツ畑こそ、銚子電鉄ならではの素晴らしい情景と言えるでしょう。な~んて、ホンネ半分、ゴマスリ半分で話していたら、オジサンは笑っていましたけれどね。そんなやり取りをしていると、やがて先ほど君ヶ浜で見送った丸ノ内線こと1002号が、外川で折り返して戻ってきました (゚∀゚)オッ!。ちなみに、先ほど車窓から見た同業者さんは撤収してしまったらしく、私一人で撮影です。

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キャベツ畑をかすめて走る、丸ノ内線カラーの1002号。
銚子に来て20年が経つ地下鉄電車は
もうすっかりのどかな風景に溶け込んでいました。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜(後追い)

キャベツ畑を行く丸ノ内線が撮れました~ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
快晴の青空、緑のキャベツ畑、そして赤いボディの単行電車。もともと丸ノ内線時代を復刻したというこのカラーリングですが、赤い電車がのどかな風景に映えていいですね!(・∀・)イイネ! なんだか可愛らしさすら感じます。幸先よく、一発目からいい画が撮れました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。次の列車は、銚子で折り返して45分後に戻ってくる同車です (゚∇゚;)エッ!?

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今度はタテ位置でキャベツ畑を多く入れてみました。
地下鉄時代にはなかった前パンを振りかざす姿が
凛々しくも見えます。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜

も一度、丸ノ内線が撮れました~ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ ♪
・・・って、ここでお気づきかと思いますが (`ロ´)ハッ!、実は現在の銚子電鉄は日中の運行ダイヤが一運用のみ(朝の通学時間帯は二運用)。つまりこの日は終日、1002号だけが銚子と外川の間を行ったり来たりするだけです (^^;)ゞソーナンダ…。以前は日中も二運用で30分間隔のパターンダイヤが組まれていたそうですが、利用率低迷による運転本数の削減で、現在は一運用のみで一時間に一本(間隔不均一)となってしまいました。運用に就いている1002号がお目当ての車両ではあるけれど、他の車両が動いているところを全く見られないのは、ちょっと寂しい気もしますね 。できればこの機会に銀座線カラーの1001号や、元・京王車の2000形なども撮りたかったところです σ(・ω・`)ウーン…。そんなワケで、結果的には同じ電車ばかりの撮影となるので、少し撮り方に変化をつけてみましょう。

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直線上に姿を現した赤い電車・・・(゚∀゚)キタッ!。

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引き付けて・・・
古参電車が醸し出すシブい表情をアップで狙います。
傍らに立つ木製の架線柱もいい脇役となりました。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜

南北にまっすぐと線路が敷かれているこのあたり、正午近くの時間帯は両サイドに光がまわらない、いわゆる「面順(列車の正面だけが順光)」状態だったので、思い切ってアウトカーブから望遠レンズで列車の顔だけを狙ってみました。半世紀以上もの長い活躍を物語る、ウェザリングの効いたその表情は迫力満点!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜掲げられた「ありがとう」ステッカーや特別仕様の方向幕もしっかりと写ったことで、いい記録にもなりました。

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さらに折り返しを、
今度はキャベツ畑が見下せる高台から狙ってみましたが、
まだ手前サイドまで光がまわりませんでした・・・(゚ペ)ウーン…。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜(後追い)

さて、お昼の面順時間帯が過ぎ、これからは徐々に車体の西側へと光が当たりはじめます。そこで、午後が順光となるあらかじめ調べてきた撮影地へ、そろそろ移動することにしましょう 。本来その撮影地へ行くには、私が今いる君ヶ浜よりもひとつ先(外川寄り)にある犬吠が最寄駅なのですが、次の下り列車は40分後。君ヶ浜と犬吠の駅間はわずか一キロ程度なので、列車へ乗らずに歩いて向かうことにしました ε=ε=ε=┌(*・ω・)┘テクテク。犬吠駅から撮影地まではさらに一キロで合計二キロの道のりですが、徒歩鉄にとっては大したことありません。でも、急げば40分後の列車がそこで撮れるかも・・・(*゚0゚)ハッ!! と、無理に早歩きをしたせいで、思ったよりもキツく感じることになってしまいました。そもそもお目当ての場所は高台にあるので、道のりの後半は急な上り坂だったんですよね・・・ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ...。息を切らせながらも、なんとか電車の通過10分前にたどり着いたのは、こんな撮影地・・・というより、こんな施設でした。

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私がやってきたのは、
その名も「地球の丸く見える丘展望館」
(入場料・大人350円)。
ちょっと面白い名前の施設ですが、
いったいどんなところなのでしょうか? σ(゚∀゚)マルク?

銚子で一番高いところ、愛宕山の頂上にある有料展望台「地球の丸く見える丘展望館」は、施設の屋上(展望台)から雄大な太平洋の海景色や屏風ヶ浦などが一望できる、銚子観光の人気スポット。そして私がやって来たことでもわかるように、ここからは麓を走る銚子電鉄も眺めることができるのです (゚∀゚*)オオッ!!。しかも背景には海が大きく広がるという絶好のロケーションですから、俯瞰撮影好きの私としては、ずっと訪れてみたいと思い続けていた場所でした。さっそく入館して屋上に上がります o( ̄▽ ̄o)ワクワク。

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屋上にある展望台からの景色は、
東西南北どの方向にも海が見えます。
(視界360度中、330度までが水平線の大パノラマ!)
ぐるりとまわりを海に囲まれたこの情景は
半島の突端に位置する銚子ならではのもので、
遠くの水平線を眺めていると、
まさに“地球が丸い”という事を実感できます。
(四分割の写真は、左上から右下にかけて、
東西南北それぞれの眺望です。)

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東側には銚子のシンボル、犬吠埼灯台の姿も見えます。

おお~!これはまさに期待通りのダイナミックな眺望です!w(゚0゚*)w オォー!  青い空、青い海が気持ちいいっ!キモチ(・∀・)イイッ!・・・んですが、ハテ?線路はドコにあるのだ? (「゚ー゚)ンン? あまりにも雄大な景色のなかで、か細い銚子電鉄の線路が見当たりません。海の方に望遠レンズを向けてキョロキョロしていると <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ、観光客の方からは「何が見えるんですか?ひょっとしてクジラですか? c(゚.゚*)クジラ? 」などと尋ねられちゃいました(笑)。そんな紛らわしさを見せてしまったなか、そろそろ電車の通過時刻を迎えるので、とにかく風景のなかを動く「赤いモノ」に注意していると・・・アカ(@_@*)アカ お!見えたっ!(゚∀゚)オッ!

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海を臨む高台からとらえた、赤い・・・あれ? (゚ω゚=)ンン?

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あ、違った。(゚∀゚)アヒャ☆

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消防車の数分後・・・
今度こそ、海を臨む高台から
赤い電車の姿が確認できました。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜

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赤い電車を目で追いながら、
いちばん抜けのよいところでシャッターを切ります。
キャベツ畑の向こうに、森を隔てて広がる青い海・・・
そんな銚子らしい風景のなかを
赤い電車はのんびりと走ってゆきました。
▲銚子電鉄 君ヶ浜-犬吠

海バック俯瞰で、1002号が撮れました~!ワ━━ヽ(*≧∇≦*)ノ ━━イ ♪
一瞬、消防車に惑わされたのもご愛嬌。まさに思い描いていたようなスケールの大きな画を撮ることができました。やはり赤い電車の存在感はハンパなく強いですね!(o ̄∇ ̄o)スンバラスィ! 私の念願だったここからの俯瞰撮影は、普段の運用に就くことが多い元・京王車の2000形だとボディカラーが緑(2001F)か白(2002F)なのであまり風景に映えず、できれば赤い丸ノ内線(1002号)か黄色い銀座線(1001号)をここで撮りたいな・・・と思っていたので、このカットはそれが叶ったような本当に嬉しい一枚です。引退前にココから撮ることができてよかった ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。。

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屋上からの眺望がメインの
「地球の丸く見える丘展望館」ですが、
館内には他に銚子の名産品を紹介・販売するコーナーや
軽食がとれる喫茶ラウンジなどもあります。
ちなみこれは、館内に展示してあった過去の観光ポスター。
銚子と言えばやっぱり「澪つくし」ですよね~(^^)

展望台からの撮影で満足のいく結果が得られたので、これで終了してもよかったのですが、雲のない快晴が続いていることだし、それに先ほどの君ヶ浜のキャベツ畑にちょっと良さげなアングルがあったので、最後にもう一本だけ撮ってゆくことにしました。再びキャベツ畑ポイントまで二キロの道のりを歩いて戻ります ε=ε=ε=┌(*・ω・)┘テクテク。次の電車は15時半。今の時期ではだいぶ日が傾いてきてきました。この光線をウマく活かせることができるかな? σ(゚・゚*)ンー

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穏やかな晩秋の午後。
キャベツ畑の中にある小さな踏切を、
西日に照らされた単行電車が横切ります。
▲銚子電鉄 君ヶ浜-海鹿島

ギラリ、キタ━━━(゚∀゚)━━━ッ!!
実はこの付近へ最初に来た時から目に留まっていたのが、キャベツ畑のなかにある小さな第四種踏切(遮断機も警報機もない簡素な踏切)。このアイテムを何とか絡ませたいなと考えて、光がまわる時間帯(午後遅く)に戻ってきたのです。たしかにのどかないい雰囲気のカットが撮れました。でも、車体がギラリと光るタイミングと架線柱の位置がどうも気になってしまい、ちょっと中途半端な構図になってしまったようにも思います (゚ペ)ウーン…。ここはギラリを捨ててでも、もう少し列車を踏切り寄りに引きつけるべきだったかな・・・と。やっぱりこういう画はアングル選びが難しいですね (^^;)ゞポリポリ。

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同じ列車をすぐに振り返って形式撮り。
赤い電車が夕方のエロい光に照らされて、
いっそう赤く見えました。
▲銚子電鉄 海鹿島-君ヶ浜(後追い)

ゆっくりと目の前を横切る1002号。振り返って後追いを撮る余裕もあったので、こちらはビシッとした形式写真風に狙ってみました。斜光が単行電車のごっちゃりとした足回りをきれいに浮かび上がらせて、なかなかいい感じです (・∀・)イイネ。ここではむしろ踏切カットよりも、こちらの形式写真の方が大きな成果だったかもしれません 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。去りゆく赤い電車を見送って、撮影は終了です。

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キャベツ畑のなかの第四種踏切。
もう少しウマく画にしたかったな・・・σ(・∀・`)ネー。
また撮影に来ようっと。

ところで、銚子へ向かう上り列車は、今撮影したのが行っちゃったばかりで、次は50分待ち (・ε・`)シャーナイネ。でも先述したように銚子電鉄は一本の電車がピストン運転する一運用体制ですから、今度の上り列車は次に来る下り列車の折り返しということになります(なんだかややこしい言い方だね (´∀`;)ハハ)。ならば、せっかく乗り降り自由の一日乗車券を持っていることだし、ここはとりあえず次の下り列車へ乗り、いったん終点の外川まで行ってから、銚子へと戻ることにしました。

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次の下り列車までも30分以上の待ち時間があったので、
君ヶ浜から犬吠まで歩いてきました ε=ε=ε=┌( ・_・)┘テクテク。
無人駅で簡素な君ヶ浜に対して、
犬吠の方は土産物店やギャラリーなどが駅に併設されていて、
待ち時間を適度に潰すことができます。
▲銚子電鉄 犬吠

0039.jpg

あ、犬吠駅にはレンタサイクルがあったのか ( ̄。 ̄;)ア…。
知っていればこれを借りて、
君ヶ浜と展望館の往復も楽だったのになぁ・・・(・ε・`)チェ。
次に来ることがあれば、ぜひ活用したいところです。

0042.jpg

銚子電鉄の「鉄道むすめ」(イメージキャラクター)は、
「外川つくし」サン。
外川の駅名と「澪つくし」から来ているのね・・・(・ェ・*)ナルヘソ。
でも、個人的には「澪」って名の方が萌えたかも
(ね、たじまーるさん(笑))。

0041.jpg

君ヶ浜から犬吠まで歩いて来たのには、
時間つぶしのほかにもう一つの理由があります。
実は銚子電鉄の一日乗車券「弧廻手形(¥620)」を持っていると
犬吠駅の売店で、名物の「ぬれ煎餅」が一枚もらえるのです。
センベードゾー(・∀・)つ◯ヽ(´▽`*) ワ~イ ♪
そのほか今回撮影に利用した
「地球の丸く見える丘展望館」の入場料も、
一日乗車券に付いている割引券で一割引きとなります。

0043.jpg

かろうじて残る西日を受けて、
犬吠のホームに下りの外川行きが入ってきました。
コレに乗って終点まで行きます。
▲銚子電鉄 犬吠

犬吠1600-(銚電27列車)-外川1602

0046.jpg

犬吠から終点の外川まではひと駅 (・ω・)トウチャコ。
こぢんまりとした味のある木造駅舎は、
大正12年(1923)の開業時に建てられたものです。
ここは、先ほどの展望館で当時のポスターを見かけた、
朝ドラ「澪つくし」のロケ地で、
そのことを伝える看板が駅前に立っています。
▲銚子電鉄 外川

0045.jpg

外川の構内には、
すでに引退した800形(801号)が
今も留置(保存?)されています(右) (゚∀゚)オッ!。
この801号は1950年製で、
59年製の1002号よりも9歳年上です。
▲銚子電鉄 外川

0047.jpg

朝の往路では混雑していて
撮ることができなかった1002号の車内を
あらためて撮影。
営団時代とほぼ変わらない様子で、
懐かしさを感じます。
床材は譲渡時に張り替えられたのかな? σ(゚・゚*)ンー

0048.jpg

車内にも貼られた「ありがとう」ステッカーと、
営団2000形(2040号)時代からの製造銘板。
「昭和34年 日立」の文字があります。

0049.jpg

この列車の車掌さんは、リアル鉄道むすめさん。
1002号の引退記念に
一枚撮らせていただきました (^_[◎]oパチリ。
(引退とは関係ないって? ^^;)

運行ダイヤの都合による時間潰しのためだけに行ったような外川でしたが、その折り返し時間を利用して、久しぶりに銚子電鉄の名所ともなっている古い木造駅舎を眺め、さらに1002号の車内などもじっくりと記録することができたので、決してムダな時間ではなかったように思います(硬券きっぷを買い忘れたのが心残り・・・^^;)。そして折り返しの上り列車、私が降りたのは終点の銚子・・・ではなく、そのひとつ手前の仲ノ町 ( ̄△ ̄)エ?。実はこの仲ノ町には銚子電鉄の車両基地(仲ノ町車庫)があり、ホームからもそこに留置されている車両などを臨むことができるのです (・o・*)ホホゥ。そして、ここでのお目当てというのがコチラの電車 (゚∀゚)オッ!。

0052.jpg

仲ノ町の側線に留置されていたのは、
銀座線2000形を復刻した、
オレンジ色の1000形・1001号。
私が乗ってきた丸ノ内線カラー1002号との
並びが見られました。
▲銚子電鉄 仲ノ町

ギンザセン、イタ━━━ヽ(´∀`)ノ━━━ッ!!
そう、今日一日撮影してきた1002号の僚機で、銀座線復刻色の1001号。往きの車内から仲ノ町の側線に留置されているのを見かけて、帰りに立ち寄って撮ろうと考えていたのです。冒頭で銀座線時代の写真を紹介しましたが、やはり個人的に2000形はこのオレンジ色の方が印象深くて、より懐かしさを感じます 。゚(つ∀`゚)゚。ナツカシス…。現在はこちらもあまり運用に就く機会が多く無いようなのですが、できれば引退前に走っているところを撮りたいものですね。ちなみに来年の元日に運転される初詣臨では、この1001号と1002号が連結運転されるとのこと (゚∀゚*)オオッ!。撮りに行きたいところだけれど、元日かぁ・・・(^~^;)ウーン…

外川1609-(銚電28列車)-仲ノ町1628

0051.jpg

銚子電鉄の車庫が隣接する仲ノ町駅。
外川同様に開業時からの木造駅舎で、
駅としての機能のほか、
銚子電鉄の本社もこの駅舎内にあります。
▲銚子電鉄 仲ノ町

0053.jpg

仲ノ町車庫に佇んでいたのは、
同鉄道のマスコット的存在である
日本一小さな電気機関車・デキ3形。
その後ろは現主力の元・京王車、2000形です。
ちなみに仲ノ町車庫は、
仲ノ町駅の入場券で構内の見学が可能になっています。
▲銚子電鉄 仲ノ町

丸ノ内線カラーの1002号が引退するということで、久しぶりに訪れた銚子電鉄。この日は一日じゅういいお天気に恵まれて、広大なキャベツ畑や雄大な海バック俯瞰などの銚子電鉄らしいロケーションで1002号の撮影を楽しむことができ、さらに動いてはいないものの銀座線カラーの1001号も見られて、銚子電鉄を存分に満喫することができました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。初めは懐かしい昔の丸の内線に会いに来たという感覚だったのですが、一日の撮影を終えたころには、もうすっかり「元・地下鉄」というよりも、「銚子の赤い電車」というイメージの方が強くなっていたように思います。それだけこの1000形という車両が、銚子電鉄のロケーションに違和感なく馴染んでいたということでしょう。銚子の赤い電車こと1002号。引退は残念ですが、最後にいい思い出作りができました。

銚子を前に仲ノ町で途中下車してしまった私ですが、仲ノ町と銚子の駅間はわずか0.5キロ。一時間後の上り列車を待つよりも歩いて向かった方がずっと早いです ε=ε=ε=┌( ・_・)┘テクテク。ただ・・・夕暮れの街中を歩いていた私は、銚子駅へたどり着く前に赤提灯の誘惑に負けてしまい (゚∀゚)オッ!、結局、銚子の街をあとにしたのは、日がとっぷりと暮れたあとでした(笑)。

0055.jpg

せっかくなので、帰る前に銚子の街で一杯。
銚子沖で穫れたイワシを刺身でいただきます (゚д゚)ウマー!。
合わせるお酒は、地酒「銚子の誉」。
ちなみに「銚子」という地名は、
利根川が海に出る河口部分が酒器の「お銚子」に
似ているからという由来があるそうです。(~▽~*)ウィッ

0057.jpg

さらにお品書きを見て、どうしても食べたくなってしまったのが、
今が旬で私の大好物である、金目鯛の煮付け (゚¬゚)ジュルリ…。
今年は伊豆でなく、銚子でいただくことができました。
う〜ん、たまらん!大将、お酒もう一本!(*`∀´)ノ ツイカ!

0058.jpg

帰りは特急「しおさい(16号)」で新宿まで一直線・・・
などと考えていましたが、
特急券代は金目鯛に化けてしまいました ヾ(@~▽~@)ノ ホヘェ~?。
なので、帰りも「走ルンです」のドンコー列車です。
▲総武本線 銚子

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千葉に着くと、東京方面の総武快速線が
トラブル(人身事故・・・)で止まっていたため、
やむなく緩行線(各駅停車)を使います (・ε・`)チェ。
でも、そこに待機していたのが「チーバくん」ラッピングで、
ちょっとテンションが上がりました (゚∀゚*)オオッ!!
「ゆるキャラ運」降臨!?
(結果的に「しおさい16号」も、抑止がかかったらしい)
▲総武本線 千葉

銚子1734-(総武378M)-千葉1930~1935-(総武緩行1909C)-御茶ノ水2028~2034-(中央2059T)-新宿2045

ONE-shot 167 理想と現実。

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PICK UP ONE-shot 167 理想と現実。

1207.jpg
先週末、関東の撮り鉄にとっていちばんのネタと言えば、
土曜日(6日)に中央線で運転された
189系「グレードアップあずさ色」ではないでしょうか
(゚∀゚*)オオッ!!。
これは一時期の特急「あずさ」に塗られていたものを復刻した
ちょっぴり懐かしいカラーリングで、
今回が復刻後初のお披露目運転(団体列車)です。
もちろん、私も撮影に行くつもりでした o('∇')oワクワク 。
 
ところが、
前日になって仕事に重大なトラブルが発覚
Σ( ̄ロ ̄lll)ガビーン。
急きょ土曜は朝から出勤しなくてはならない事態となり、
「グレードアップ色」の撮影は
断念せざるを得なくなってしまいました (´・ω・`)ショボーン。
  
無事にトラブルを収束させて帰宅後、
ネット上にアップされた皆さんの撮影成果を羨ましく眺めていると、
この日は「グレードアップ色」の直前に通過した
「ホリデー快速 富士山」の方にも、国鉄色の189系が登板したとのこ
(゚∀゚)オッ!

そこで翌日の日曜日、「グレードアップ色」は走らないけれど、
せめてこの「国鉄色・富士山」くらいは撮ろうと思い、
私は多摩川の河川敷へ向かいました。  
 
快晴の青空に美しく映える伝統の国鉄特急色。
やっぱり国鉄型の189系にいちばん似合うのは、この色ですよね
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。 
 
・・・などと、強がりを言ってみましたが、
 ホントは復活した「グレードアップ色」の一発目を、
こんな感じで撮るのが理想だったんだけれどなぁ・・・
σ(・∀・`)ザンネン。

 
14.12.7 中央本線 立川-日野
 
 
9000.jpg
ちなみに、これが今回復刻された「グレードアップあずさ」色。
このカラーの思い出話などは、いずれ復刻色が撮影できた時にまた・・・

88.7 篠ノ井線 松本
 
=====鉄ネタはココまで=====

 
 
 
そしてこの日(日曜日)、今年もあの「運命の一戦」が行なわれました。
もうこのブログの常連さんで、サッカーファンの方ならお解りでしょう。
そう、Jリーグ「J1昇格プレーオフ」の決勝戦です。
今年、我が「ジェフユナイテッド千葉」はJ2の3位という立場で、
4位「ジュビロ磐田」を破って進出してきた、
6位「モンテディオ山形」と対戦することになりました。
決戦の舞台は中立地の東京・味の素スタジアム。
 チバ(*`Д´)っ乂c(`Д´*)ヤマガタ
 
0001.jpg
千葉にとっては三年連続となるプレーオフ進出。
一昨年は大分に、そして昨年は徳島にJ1昇格を阻まれましたが、
今年こそ、まさに文字通り三度目の正直で、
J1への切符をなんとしても勝ち取ってもらいたいところです。
p(`・ω・´)qガンバレ!
 
0002.jpg
ちなみにこのプレーオフのルールは以前にも書きましたが、
90分間の試合を行なった結果、
引き分けだった場合には延長戦やPK戦は行なわれず、
年間順位の上位チームがJ1昇格となります。
つまり今回は3位・千葉と6位・山形の対戦ですから、
ぶっちゃけ、千葉は引き分けでも昇格が決まります。
しかし、これがなかなか難しいところで、
「引き分けでもOK」のチームと、
「絶対に勝たなくてはならない」チームとの対戦は、
心理状態に少なからず影響を及ぼします。
実は過去に二回行われているプレーオフですが、
引き分けでもOKとされる上位チームは、
いずれも決勝で敗れているのです。
そして今年も・・・( ̄△ ̄;)エ…
 
0004.jpg
先制点は「勝たなくてはならない」山形。
Σ( ̄ロ ̄lll)ヤラレタッ!
あくまでも個人的に見た試合内容はというと、
どちらのチームも前にガンガン攻め入るというよりは、
相手のいいところを潰すような感じで、
ジリジリとした試合展開でした。
一発勝負のプレーオフにしてはシュート数も少ないし (゚ペ)ウーン…。
こうなると流れのなかで相手を崩すのが難しくなります。
そんな展開で大きなチャンスとなるのがセットプレー
(コーナーキックやフリーキックのことね)。
千葉がセットプレーでのチャンスをモノにできず、
なんとなくイヤな予感がした30分過ぎ、
逆に相手へコーナーキックを与えてしまいます。
そのプレー自体は危なげなく跳ね返したのですが、
こぼれ球を拾われて再びゴール前へ上げられると、
マークは付いていたものの競り合いに負けて失点。
前半を1点ビハインドで折り返すこととなってしまいました
(-"-;*)ウググ…
 
8000.jpg
それでもまだ時間はたっぷりあるし、
1点とって同点に追いつけば、昇格への道が開かれます。
しかし後半になっても、
相手を崩せない、クロスを上げられない、シュートが打てない・・・
見る見るうちに少なくなってゆく試合時間。
p(;´・ω・`)q ガ、ガンバレッ!
おそらくテレビなどで観戦していた他サポの方からは、
パワープレーでもっとゴール前へ放り込めばいいのに・・・
と思われたかも知れませんが、高さでは山形の方に分があります。
そして千葉は細かいパス回しから崩して点を取るというスタイルで、
今季は3位という位置にまで上がってきたこともあり、
それをここでも貫いていたように思います。
でも・・・終了間際にビッグチャンスはあったものの、
最後まで山形の牙城を崩すことができず、そのままタイムアップ。
結果は0-1の敗戦で、
千葉は今季もJ1へ上がることはできませんでした

。・゚・(ノД`)・゚・ウワアァァァン!!。
 
0005.jpg
もう、毎年の繰り返しですが、
やはり今年のこの試合も、一点が遠かった・・・。
今季はJ2に降格してから最高となる3位という成績を挙げ、
サポーターの期待も大きかっただけに、とても残念です
ε=(・д・`*)ハァ…。
でも、リーグよりもこのプレーオフだけを見ると、
昇格したいという気持ち、そして勢いは
山形の方が少し強くて、
それがあのゴールに繋がったのかな・・・とも思います。
辛いけれど、ジェフサポのひとりとしては
この現実をしっかりと受け止めなくてはなりません
 
最後に一言だけ、
この試合を実況(CS)したアナウンサーがタイムアップ直後に放った、
ジェフサポの気持ちを代弁したようなこの言葉を、私も叫びたい・・・
 
「千葉はいったい、どーやったら、
J1にあがれるのかっ!!!(T□T) 」

ONE-shot 168 あおいろ。

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PICK UP ONE-shot 168 あおいろ。

1203.jpg
クリスマス・イルミネーションで、
いつもの駅前が幻想的な青い世界に。
トーヨコセンの銀色電車も、
今日はちょっぴり青色に染まりました (^^)。
 
 
青色発光ダイオードの開発でノーベル物理学賞に選ばれた
赤崎勇教授、天野浩教授、中村修二教授、
受賞おめでとうございます。
同じ日本人としてとても誇らしく、嬉しいことですよね
 
14.12.2 東急東横線 中目黒
 
 
 
今、何かと話題になっている
目黒川のイルミネーション「青の洞窟」です。
11月下旬の点灯開始直後に
たまたま電車の中からこのイルミネーションを見かけ、
さらにソネブロ仲間・gardenwalkerさんの記事にも刺激を受けて、
先日、撮影に行ってきました (^_[◎]oパチリ

 
大変な混雑が問題だとマスコミには取り上げられていますが、
私が行ったとき、写真を撮った駅の南側は、
ご覧のようにそれほどでもありませんでした。
まあココからの眺めは、駅があるせいで
両岸からの枝が覆い被さってできる「洞窟」のような情景にはならず、
撮り鉄ではない一般の方からしたら、
ちょっと物足りないのかも知れませんが・・・(^^;)

 

吾妻線・・・代替新ルート乗車記

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0000.jpg
2014.12.14
吾妻線
吾妻線訪問、最終章!?
 代替新ルート乗車記
 
  

あっ Σ(゚O゚;)アッ!・・・という間に、今年も師走。あと半月ほどで2014年という一年が終わろうとしています ハヤイネ(´ー`)シミジミ。 鉄的にやり残した事はないだろか・・・と振り返ってみると σ(゚・゚*)ンー、「撮り鉄」として今年撮り漏れた列車は数え切れないくらいありますが σ( ̄~ ̄;)アレモコレモ…、それよりもまず真っ先に思い浮かんだのは「乗り鉄」の方。私にはずっと乗らなきゃと思いつつ、つい先延ばしにしていた路線・・・というか、区間があります (゚ー゚*)ドコ?。それは今年の10月に代替ルートの新線へと切り替えられた、吾妻(あがつま)線の岩島~長野原草津口間 Σ(゚∇゚;)ハッ!。このブログでも何度か撮影記をご紹介していますが、群馬県を走るJR吾妻線(渋川~大前)の一部、岩島から長野原草津口までの区間は、沿線の八ッ場(やんば)ダム建設によって将来的に水没してしまうため、やむなく該当区間を高台の代替ルートへ移転させる事に決定。既存の旧線は今年の9月24日をもって営業を終了(廃止)し、一週間の切り替え期間を経て、10月1日に新線へと移行されました (・o・*)ホホゥ。そのルート変更が実施されてから早二ヶ月あまり・・・。この区間は新規開業や延伸ではなく、あくまでも既存路線の付け替えですから、たとえ乗らなくとも過去の吾妻線完乗記録が未乗になってしまうわけではないでしょう(と、私は思っている)。でも、まがいなりにも「JR旅客全線完乗」のタイトルホルダーである私としては、やはり乗っていない区間が実際にあるというのは、なんともモヤモヤした気分です (≡"≡*)モヤモヤ…。まあそんなことを言い始めると、同じく10月に路線の付け替えが行なわれた信越本線の脇野田付近や、さらには高架化や地下化などが実施された路線も乗り直さなくてはならなくなってくるのですが、今回の吾妻線の場合は変更された区間の距離が長く(11.5キロ)、しかもその代替ルートも既存区間(旧線)から大きく離れた位置に新設されたという事から、やはりこれは個人的に乗り直してスッキリとしたいところ。それもできれば路線変更が行われた本年中に片付けたい・・・(゚ペ)ウーン…。ということで、週末は代替ルートへの切り替え後初となる、吾妻線を訪れる事にしました。久しぶりに「撮り鉄」ではなく「乗り鉄」がメインの旅です。なお、ここからは代替ルートを「新線」、廃止となった旧ルートを「旧線」と表記させていただきます。


12月14日(日)

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夜が明け始めた早朝、
まずは赤羽から高崎線へ乗車。
▲東北本線 赤羽

都内から高崎線の下り普通列車に乗って、一路群馬を目指します。今回使用する乗車券は、もうお馴染みの「青春18きっぷ」 (゚∀゚*)オオッ!。実は吾妻線の新線には切り替えられた直後くらいにも訪れようと考えたのですが、都内から吾妻線へ普通乗車券で行くには決して安くなく、金銭的につい躊躇してしまったのです (゚ペ)ウーン…。普通列車だけで行ける範囲ならば、「18きっぷ」が使える期間(12/10~1/10)まで待つべきかと・・・。訪れるのが二ヶ月も経ったこの時期になってしまったのには、そんなセコい理由もあるのでした (´∀`;)セコイネ。ちなみに都内から長野原草津口までの普通運賃は片道3020円で、「18きっぷ(一回分・2370円)」を使うと片道だけでもじゅうぶんにモトが取れてしまいます。しかも乗り放題の「18きっぷ」ならば吾妻線だけでなく、さらに行動範囲を広げる事も可能・・・σ(゚・゚*)ンー。そこで私は、本来の目的である吾妻線へ行く前に、ちょこっと別路線へも立ち寄って行く事にしました ヨリミチ…((((o* ̄-)o。

0002.jpg

高崎で接続したのは115系の普通列車。
果たしてこの電車は何線でしょう?
水上方面の上越線?
横川方面の信越本線??
それとも伊勢崎方面への両毛線???
ちなみに本来の目的である吾妻線を含め、
115系は上記の路線すべてで使用されています。
▲信越本線 高崎

0003.jpg

そんな車内で食べる朝食は、
高崎駅で朝に100食のみ限定販売されている
「上州の朝がゆ(¥450)」
なんとも珍しいお粥の駅弁は、
しらすが混ぜられたお粥にエビと栗が乗せられた、
優しいお味です (゚д゚)ウマー。☆☆☆・・
忘年会続きで二日・・・いや、三日酔い気味だった、
この日の私にはピッタリの駅弁ですね (^^;)ゞポリポリ。

0004.jpg

私が下車したのはこの駅。
背景にチラッと見える物々しい「要塞」で、
ドコだかお解りになった方も多いでしょう (*゚0゚)ハッ
!

高崎で普通列車を乗り継いで、私がやってきたのは信越本線の安中(あんなか)。ここは目の前にまるで要塞のような亜鉛の製錬所がある事で、最近では「工場萌え」の方達にも知られる駅です (・o・*)ホホゥ。でも私が立ち寄ったのは、その「要塞」を眺めるためではなく、ちょうどこの日に信越線での運転が設定されていた、臨時列車「DL碓氷」号を撮るのが目的。DD51形ディーゼル機関車(DL)が12系客車を牽くというこの列車(最後部にはC61も連結)、吾妻線ついでの「行きがけの駄賃」として撮るには、なかなか豪華なネタじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!。

赤羽0612-(高崎825M)-高崎0746~0806-(信越125M)-安中0818

0005.jpg

木造平屋の駅舎が佇む、信越線の安中。
長野新幹線の安中榛名とは7キロほど離れていて、
駅前からは連絡バスが出ています。
そういえば全然カンケーないけど、
今年は別の意味で「アンナカ」って言葉を耳にしたなぁ・・・
(なんて書くと、安中の人に怒られそうだね・・・^皿^;)
▲信越本線 安中

0006.jpg

駅前から眺めた「要塞」(亜鉛の製錬所)。
ここは夜に眺めるのがキレイで、
よく夜行列車の「能登」や「妙高」から眺めたっけ・・・。

0007.jpg

駅から歩く事20分ほどで撮影地に到着。
碓氷川をまたぐ鉄橋が高台から眺められます。
ちなみに右手前のガーダー橋が下り線で
奥のコンクリート橋が上り線。
上り線は壁で車体の下半分が隠れてしまうので、
基本的にここは下り線専用の撮影地です。

0008.jpg

まずやってきたのは、107系の普通列車。
できれば私が乗ってきたのと同じ
115系の方が撮りたかったのですが、
結果から言うと、
待ち時間中に来た二本の普通列車(127M・129M)は、
いずれも107系でした・・・。
ゲゲゴ、コネ━━━━('A`)━━━━…
▲信越本線 群馬八幡-安中

高崎と横川の間で運転される12系客車の臨時快速「DL碓氷」は、本来は人気のSLで往復牽引したいところを、横川駅の構造上からSLの方向転換ができないために、片道をDL(時にはEL)で運転せざるを得ないという事情から設定されたような列車で、ぶっちゃけSL列車「SL碓氷」号の送り込み的な存在 ( ̄- ̄*)フーン。以前は高崎から横川へ午前中に向かう下り列車がSL牽引で、同区間を折り返す午後の上り列車がDL牽引だったのですが、最近では逆に午前の下り列車がDL牽引となっているらしい。理由は解りませんが、時間帯や牽引機の違いによる集客の問題でしょうか? 私はあまりSLを撮らないけれど、信越線は下り方向が登り勾配になるので、以前のような運転スタイルの方が撮り鉄的には嬉しいんじゃないかな・・・σ(゚・゚*)ンー。そんな「DL碓氷」、DD51+12系(+C61)という組み合わせでもじゅうぶんに魅力的なハズなのですが、どうしてもSL牽引と比べられてしまうからかあまり人気がないらしく、お立ち台と称されるこの有名撮影地でも私が着いたときには先客がお一人だけ。最終的にも同業者は10人くらいしか集まりませんでした。かくいう私も吾妻線のついでに立ち寄ったのですが・・・。

0009.jpg

轟音を響かせて鉄橋を渡る「DL碓氷」号。
ベンガラ色のDD51に青い12系客車がよく似合います。
この日の担当はお召機の842号機でした (゚∀゚)オッ!。

842の「DL碓氷」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
ヘッドマークを誇らしげに掲げたデデゴがかっこええ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ついでとはいえ、DD51好きの私にとっては嬉しい収穫となりました。ただ、撮影地に着いた時には晴れて日が差していたのですが、待ち時間で徐々に雲が流れてきてしまい、通過時には曇り空となってしまったのは残念 (・ε・`)チェ。やっぱり「行き掛けの駄賃で・・・」なんて気持ちで臨むと、お日様も微笑まないのかもしれませんね (^^;)ゞポリポリ。ちなみにこの撮影地は陸橋の斜面から撮影しているので、後追いとなるSL側を撮ることはできませんでした。SL派の方、スミマセン・・・m(。・ε・。)mスンマソ-ン。これで信越線での撮影は終了です。

0010.jpg

安中に入ってきた高崎行きの上り列車は
先ほど鉄橋で撮った107系の折り返し。
hanamura師匠いわく、
107系の塗り分けは「ライダー2号」? σ(゚・゚*)ンー
▲信越本線 安中

安中1027-(信越138M)-高崎1039

0011.jpg

高崎で乗り継いだ上越線の吾妻線直通列車は、
検査上がりなのか、ピカピカの115系でした。
゚・。*ピカ(´∀`*)ピカ。・゚+
▲信越本線 高崎

安中から信越線の上り列車に乗って高崎へと戻り、今度こそ本来の目的である吾妻線の列車へと乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。先ほどの信越線同様に吾妻線の普通列車も115系と107系の二形式が使われており、どちらに当たるかは解らなかったのですが、待機していたのは115系の方 (゚∀゚)オッ!。これはラッキーです ∩(´∀`)∩ワァイ♪。というのも、115系がボックスシート(セミクロス)なのに対して、107系の方はロングシート構造。やはりローカル線を旅するならば、ボックスシートの方が好ましい。とくに新線区間初乗車となる今回は、じっくりと車窓からの景色を眺めたいし(眺めるほどの車窓かどうかはさておき ( ̄△ ̄;)エ…? )。

IMG_2636.jpg
余談ながらこの日は衆議院選挙の投票日。
115系の車内に掲げられていた中吊りには、
投票に行く「ぐんまちゃん」が・・・。
ぐんまちゃんにも投票権があるのね(^^)


私を乗せた長野原草津口ゆきの列車は高崎を出発後、渋川で上越線と分岐して吾妻線へと入ります。私が吾妻線を訪れるのは今年の5月以来、約半年ぶり。この二年間で四度目という事もあり、途中の岩島まではすっかり見慣れた車窓風景です。このまま岩島から先も、いつもの吾妻渓谷沿いに走ってゆくのではないだろうかと、つい思ってしまいますが、間もなくそれが過去の風景であったという事実を突きつけられることになるのです・・・。列車は乗降客のない無人駅、岩島を静かに発車。どんな路線でも初めて乗る区間に入るというのはドキドキで、乗り鉄としてはこの高揚感がたまりません ドキドキ(*゚v゚*)ワクワク。新生・吾妻線の車窓からはいったいどんな景色が見られるのか。それでは皆さんも写真を通して、車窓風景をご一緒に楽しみましょう!






0017.jpg

ゴ━━━━━━(・ω・`)ゝ━━━━━━ッ!!

・・・そう、実は代替新線の大半(77%)はトンネル。もう車窓から吾妻川の渓谷美を見る事や、日本一短いトンネルとして有名だった「樽沢トンネル」の通過も味わう事はできません。車窓には冷たいコンクリートの壁がひたすら続くのみ。事前に解っちゃいたことだけれど、これではまるで地下鉄です ε-(ーωー;)ハァ…。私は地元民ではないし、ダム建設や路線のルート変更にとやかく言う立場ではないけれど、あくまで一鉄道旅行好きとして、これはやっぱり味気ないなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン。 いちおうここで今一度、岩島発車時からの流れを写真で辿ってゆくことにします m9( ̄ー ̄)プレイバック!。

0006.jpg

まずはこれが吾妻線代替ルートの概略図。
ちょっと解りづらいですが、
下部に引かれた緑色の線が旧線で、
上部の赤い線が代替の新線。
水色はダムによる水没区域を表します。

0012.jpg

代替新線区間の起点となる岩島を発車。
岩島は昨年の秋に下車し、
ここから歩いて樽沢トンネルの俯瞰ポイントへ
向かった事が思い出されます。
▲吾妻線 岩島(車窓から)

0013.jpg

しばらくすると、列車は真新しい軌道上を走るようになり、
前方には立派なコンクリート橋(第二吾妻川橋梁)が見えてきました。
右端の方にかつての旧線跡が確認できます。
▲吾妻線 岩島-川原湯温泉(前方の車窓から)

0014.jpg

線路が剥がされた旧線跡 (っε・`*)サミシィ。
旧線はこの先、吾妻川に沿って敷かれていましたが、
新線は吾妻川を跨いで対岸方向へ伸びてゆきます。
▲吾妻線 岩島-川原湯温泉(車窓から)

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ちなみにこれは今年の5月に旧線の方から撮った同地点。
あれから半年、今まさにアッチの線路を列車は走っています。
▲14.5.10 吾妻線 岩島-川原湯温泉(車窓から)

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コンクリート橋を渡り終えると、
早くもトンネル(八ッ場隧道)の入り口が・・・
▲吾妻線 岩島-川原湯温泉(前方の車窓から)

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トンネルに突入。
ゴ━━━━━━(・ω・`)ゝ━━━━━━ッ!!
しばらく車窓はこの壁のみが続きます・・・(ーωー;)マックラ。
▲吾妻線 岩島-川原湯温泉(車窓から)

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やがて前方にトンネル出口の明かりが見えてきました。
その先にあるのが川原湯温泉駅です。
▲吾妻線 川原湯温泉付近(前方の車窓から)

景色の見えない長~いトンネルをようやく抜けると、そこにあるのが移設・・・いや、代替地に新設したと言った方が正しいような、川原湯温泉。今回の新線切り替え工事でもっとも大きな変化があった駅です。私はいったんここで途中下車してみることにしました。

高崎1049-(吾妻531M)-川原湯温泉1208

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真新しい川原湯温泉駅に到着。
旧線の川原湯温泉駅は対向ホームの二面二線構造でしたが、
新駅は島式ホームの一面二線構造です。
▲吾妻線 川原湯温泉

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ホームから見た岩島方向(上り方)。
すぐに八ッ場トンネルの入口があります。
( ̄△ ̄)トンネル…
▲吾妻線 川原湯温泉

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いっぽうの長野原草津口方向(下り方)。
こちらもすぐ先に川原湯トンネルの入口が見えます。
( ̄△ ̄)トンネルズ…
新しい川原湯温泉駅はトンネルに挟まれた格好。
▲吾妻線 川原湯温泉

0022.jpg

新たな川原湯温泉駅の駅舎。
立派な建物ですが、とくに売店などは併設されていませんでした。
駅同様に高台へ移転した川原湯温泉の新しい温泉街は、
駅から東へ500メートルほどのところにあります。
▲吾妻線 川原湯温泉

0107.jpg

こちらは旧線時代の川原湯温泉駅。
この味のある木造駅舎は取り壊されずに、
新駅付近へ移築保存される計画があるのだそうです。
▲14.5.10 吾妻線 川原湯温泉

新たな川原湯温泉駅は東京郊外の通勤路線にあるような感じ。良く言えばバリアフリーの整った便利な駅で、悪く言えば何の変哲もない駅です σ(・ω・`)ウーン…。過ぎ去ってしまったことを言っても仕方がないけれど、旧駅の木造駅舎は実に味があって、鉄だけでなく温泉へ訪れた観光客も、あの駅の佇まいに癒されて旅行気分がいっそう高められたのではないかと思われます。今の駅にそういう効果がまったく感じられなくなっちゃったのは、やっぱり残念・・・(´・ω・`)ショボーン。

そんな新駅舎を出て、次の列車まで少しだけ周囲を散策してみる事にしました テクテクε=ε=ε=┌(* ̄  ̄)┘。寒風が吹きすさび、路面に雪が残るなか {{(*+ω+*)}}サビッ、本来ならのんびりと温泉にでも浸かりたいところではありますが、私が向かったのは温泉街とは逆方向。その先に見えてきたのは・・・”あの” 不動大橋です (゚∀゚)オッ!。

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駅前の道を少し進むと
見覚えのある橋が見えてきました。

不動大橋こと旧称・湖面2号橋。そう、ここは切り替え前の旧線が営業運転されていた頃、いずれは湖面に沈んでしまう「悲運の撮影ポイント」として、多くの撮り鉄で賑わった場所です。私もこの不動大橋からの俯瞰撮影がどうしてもしたくて、旧・川原湯温泉駅から急坂を登り、40分もかけて歩いてきたものでした ε=ε=ε=┌(;´Д`)┘ハァハァ。ホント、今も橋を見るだけであの苦労が思い起こされます (´ー`)シミジミ。しかしなんとも皮肉な事に、今回移転開業した新線の川原湯温泉駅はこの不動大橋まで徒歩10分ほど Σ(=゚ω゚=;)ナヌッ!?。 難なくたどり着く事ができました (´∀`;)ハハ…。

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今も変わらぬ不動大橋からの雄大な眺め。
吾妻線の線路や架線柱もそのまま残っています。
しかしここを列車が通る事は二度とありません (っε・`*)サミシ。
手前の田んぼでは重機による整地が行なわれていました。

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ほぼ同じ位置から撮影した今年5月のカット。
走ってゆくのは651系の特急「草津」です。
このときの写真と今を比べると、
冬枯れの山々がいっそう寂しさを助長させますね・・・。
▲14.5.10 吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

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不動大橋の上から新駅の方向を臨んでみます。
ちょうど651系の「草津」が発車するところ。
撮れない事はないけれど、あまりいい画にはなりません。
ダム湖が完成したら、また見方が変わるのかな?
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

半年ぶりに橋の上から眺める旧線。切り替えからふた月ほどしか経っていない事を考えれば当然なのですが、列車が走ってこない事以外に大きな変化はなく、線路もほぼそのまま残されていました。ここを水没させてしまうという八ッ場ダムの完成予定は六年後、2020年のオリンピックイヤーです。そのときここから見る景色はどのように変わっているのでしょうね・・・。橋の上で新線を走る651系「草津」を一本撮ってから駅へと戻り、再び吾妻線の旅を続けます。

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次に乗る大前行きの普通列車も115系でした (゚∀゚)オッ!。
過去に撮影地で見かけていた経験などから
個人的に大前行きは107系で運転されている印象が強かっただけに
これは嬉しい誤算です ∩(´∀`)∩ワァイ♪。
▲吾妻線 川原湯温泉

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川原湯温泉発車後に車窓から見た不動大橋。
ダム湖が完成して整地されれば、
このあたりの車窓から湖面が見られるのかもしれません。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(車窓から)

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でも、またすぐにトンネル(川原湯隧道)のなか・・・
ゴ━━━━━━(・ω・`)ゝ━━━━━━ッ!!
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(車窓から)

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一瞬だけ、外へ出る区間がありました (゚∀゚)オッ!。
下を流れるのは吾妻川の支流かな?
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(車窓から)

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でも、またまたすぐにトンネル(横壁隧道)のなか・・・
ゴ━━━━━━(・ω・`)ゝ━━━━━━ッ!!
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(車窓から)

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やっと長いトンネルの出口が見えてきました。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(前方の車窓から)

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トンネルを抜けると右手から旧線跡が近づいてきて・・・。
▲吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口(車窓から)

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既存区間との合流点である長野原草津口に進入します。
▲吾妻線 長野原草津口付近(前方の車窓から)

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ちなみに同地点の後方を見るとこんな感じ。
右側が走ってきた新線で
奥のコンクリートトラス橋は第三吾妻川橋梁です。
中央に残る線路が剥がされた跡が旧線。
左側は長野原草津口の留置線です。
▲吾妻線 長野原草津口付近(後方の車窓から)

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長野原草津口に到着 (・ω・)トウチャコ。
ちなみに新ルートへの移設で吾妻線の営業距離は若干変更され、
岩島~川原湯温泉は旧線よりも0.6キロ長い6.5キロ、
川原湯温泉~長野原草津口は旧線よりも0.9キロ短い5.0キロで、
吾妻線全体(渋川~大前)では旧線よりも0.3キロ短い、
全長55.3キロの路線となりました。
▲吾妻線 長野原草津口

先ほどの区間(岩島~川原湯温泉)同様、乗車の感想を述べるのが難しい・・・いや、むしろ簡単なほど、ず~っと長いトンネルのなかをひた走り(外に出たのはほんの一瞬だけ)、ようやく外へ出たかと思ったら、もう既存区間との合流点である長野原草津口に到着。なんだかパッとしない乗り潰しではありましたが、とにかく吾妻線の代替新線ルート・11.5キロを完乗です (・0・*)シューリョー。これで私の目的は達成なのですが、せっかく「18きっぷ」でここまで来たことだし、ちょうど乗っている列車が数少ない吾妻線の末端部まで行く大前行きということもあり、このまま同列車へ乗り続けて終点まで行ってみることにしました。

0037.jpg

沿線に駅弁はおろか、売店も少ない吾妻線。
いつも食事に困るのですが、
今回は先ほど川原湯温泉で途中下車した際、
不動大橋のたもとにある道の駅で食料を調達して来ました。
五目いなりに合わせるのは、
地ビールの「吾つま恋し麦の酒」です。
いちおう、完乗タイトルの防衛に乾杯!口\(・∀・)カンパーイ
え?三日酔いぢゃなかったかって・・・? ( ̄▼ ̄;)ア…

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ちなみに瓶ビールの開栓には、115系の窓枠を拝借。
しゅぽーん☆って、王冠が豪快に飛んじゃったけれど
Σ(・ω・ノ)ノ ヌオッ!!、
この車内にほかの乗客はいませんでした

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万座・鹿沢口付近ではだいぶ積雪が目立つようになってきました。
私にとって今シーズン初の雪景色です。
▲吾妻線 袋倉-万座・鹿沢口(車窓から)

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吾妻線の終点・大前に到着。
数人いた下車客はみんな、
完乗目的と思われる乗り鉄さんばかりでした。
ナカ━(*゚ω゚)人(゚ω゚*)━マ♪
▲吾妻線 大前

川原湯温泉1257-(吾妻533M)-大前1323

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0043.jpg

無人駅の大前に駅舎はなく、
一面のホーム上に待合室があるだけの簡素な終着駅です。
ちなみに吾妻線の列車は
大半がひとつ手前の万座・鹿沢口駅で折り返してしまうため、
この大前までやってくる列車は一日わずか5往復のみ。
▲吾妻線 大前

先述したようにここ数年で何度か訪れた吾妻線ですが、大前まで来たのは吾妻線の完乗目的で訪れて以来、約20年ぶりのこと。当時の記憶としては一面一線の簡素な終着駅だったと言うことくらいしか覚えていませんでしたが、今見てもそんな印象だから、大して変わっていないということですね。こういう駅って意識しなければ次に訪れるときまでに、また20年くらい平気で経っていそうな気がするなぁ・・・(^~^;)ゞウーン

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折り返すまでの20分は、適度な滞在時間でした。
高崎行きとなった上り列車で大前をあとにします。
▲吾妻線 大前

新線への切り替え後初となった今回の吾妻線再訪。正直、失われた旧線の車窓風景や旧・川原湯温泉駅舎のことなどを思うと、あらためて残念に感じることの方が多かったのは事実です。では、訪れずにいつまでも旧線時代の風景をそっと記憶のなかに留めておいた方が良かったのかと言うと、そうではありません。吾妻線のルートが変更させられるに至った理由や経緯はどうあれ、実際に新線へ切り替わった以上、一鉄道趣味人としてはこれが現在の吾妻線だと受け止めるべきですよね。鉄道趣味ではない違う方面の方からはお叱りを受けるかも知れませんが、個人的にはダム建設によって鉄道路線がルート変更を余儀なくされ、そしてその旧線が水没するという歴史を眺められた・・・いや、今も眺めているというのは、ある意味光栄なことだと思っています。今回、吾妻線訪問の最終章とタイトルには付けましたが、本当のラストミッションは完成した八ッ場ダムの湖面を不動大橋の上から眺めることなのかもしれませんね。そんなことを考えながら、私は再び「八ッ場の地下鉄」を通って、高崎へと戻るのでした。

0046.jpg

渋川から上越線へと入り、高崎に到着。
往復ともに国鉄型の115系に当たった、
いい乗り鉄旅でした♪
▲信越本線 高崎

大前1344-(吾妻536M)-高崎1545~1612-(高崎2240Y)-新宿1802

ONE-shot 169 ブルートレイン「富士」

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PICK UP ONE-shot 169 ブルートレイン「富士」

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このブログにしては珍しく、撮影当日アップの速報記事です
(本来はブログって、そういうものなんだけれどね ^^;)
 
すでにニュースなどご覧になった方も多いかと思いますが、
今日、東海道本線に一日限りで、懐かしい名列車が復刻運転されました。
かつて東京と西鹿児島の間を20時間以上もかけて結んでいた、
寝台特急「富士」です。w(゚0゚*)w オォー!
 
これは東京駅の開業100周年を記念して設定された「イベント列車」で、
実際には現役時代と同じように九州まで運転されるわけではないのですが
(運転区間は東京から静岡県の伊東まで・・・^^;)、
単なる記念列車ではなく、かつての名列車を復活させるなんて、
なかなか心憎い演出ですよね (^^)。
私もこの列車だけはどーしても撮りたくて、
ちょっぴり会社を抜けて、撮影に行っちゃいました。
ε=┌(;´∀`)┘イッチャエ!!

 
今回復刻された「富士」は、
EF65(P)形電気機関車に丸いヘッドマークが掲げられた、
ブルートレイン全盛時(70年代)の姿を再現したもの。
まだ子供だった私にとって、この当時の「富士」という列車は、
一度でいいから乗ってみたいと夢見ていた、まさに憧れの存在でした。
。゚+.ノリタイ!(*`・∀・´*)゚+.゚。
それが今、記念のリバイバルトレインとはいえ、
ファインダーの向こうからあの勇姿が迫ってくる・・・。
 (°∀°;)ドキドキ
 
感激のあまり、シャッターレリーズを押す指が、
思わず震えてしまいました
 
14
.12.19 東海道本線 大井町-大
 
 
 
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憧れの名列車「富士」よ、永遠なれ・・・
 
 

ONE-shot 170 Xmas Express 2014

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PICK UP ONE-shot 170 Xmas Express 2014

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街の煌めきが消えてしまう前に、あなたのもとへ行きたい。
そんな想いを乗せて、聖夜の新幹線は走ります
 
今年もHAPPYなクリスマスになりますように・・・ ☆.。・:*:・゚
 
14.12.17 東海道新幹線 東京-品川

 
 
 

 
90年代に流れていた
JR東海「クリスマス エクスプレス」のテレビCM。
もしも、あのステキなCMが今でもあったなら・・・
と、勝手にイメージして、私が毎年この時期に撮影している
「Xmas EXPRESS」。
昨年はスノードームという小道具を使いましたが、
今年はもう一度、シンプルにイメージを伝えたくて、
街のイルミネーションと走ってゆく新幹線が
ウマく組み合わせられるアングルを探してみました
 
それにしても今年の撮影地、
狙いとなる東海道新幹線下り線の手前に、
山手線の内回り・外回り、京浜東北線の北行・南行、
東海道本線の上下線、さらに東海道新幹線の上り線と、
4路線7本もの線路が横切っていて、
スッキリと新幹線を抜くのに、苦労させられたなぁ・・・。
ムキー!ヽ(`Д´#)ノ カブリマクリ!!
 
おっと、せっかく楽しい画が撮れたのに、
こんな愚痴を言ってはいけませんよね (^^;)。
どうぞ皆様も、ステキなクリスマスをお迎えください♪

 

しかし、毎年のことながら、
この撮影をすると風邪をひくんだよなぁ・・・
(っ*`з´)っ・:∴クション。

  

高島貨物線・・・583系 撮影記

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2014.12.23
高島貨物線
今年最後の大俯瞰!?
 583系「鉄コン」団臨 撮影
 
  

前記事でご紹介した「Xmas Express」を撮影するのに、冷え込む夜の街を何時間もふらふらしていて、不覚にも風邪をひいてしまった私 (っ*`з´)っ・:∴クション。さすがに先週末の土日はどこへも出かけずにおとなしく家で静養していたものの、体調の方がちょっぴり回復した火曜日の祝日(天皇誕生日)には、早くもどこかへ列車の撮影に行きたくなってしまいました((o(゙ε゙)o))ウズウズ。ちょうどそんな日に運転されるのが、ちょっと面白い設定の「鉄コン」列車 (゚ー゚*)テツコソ?。いったい「鉄コン」とは何ぞや?というと、これは鉄道用語ではなく「鉄道コンパ」の略で、どうやら応募で集まった未婚の男女が専用の貸切列車内でお見合いをするらしい。最近はこういうのが流行りなんですね・・・ ( ̄、 ̄)ヘー。ま、そんな列車の企画概要はさておき、撮り鉄的に注目すべき点は、なんと今回の「鉄コン」に使用される車両が国鉄特急型の583系で (゚∀゚)オッ!、しかも同形式がめったに入線しないような路線で運転されるということ (゚∀゚*)オオッ!!。これは国鉄型好きの私としても目が輝きます!(☆∀☆)キラーン☆ そしてこのめったに入線しない路線の運転経路を聞いたときに、私はかねてから一度撮ってみたいと思っていた「とある場所」がアタマの中に思い浮かびました ( ゚o゚)ハッ!。きっとあそこならば、待ち時間に冷たい風が吹き付けることもなく、病み上がりの私にも優しいハズ・・・σ(゚・゚*)ンー。果たして、その撮影地とはいったいドコなのでしょうか?


12月23日(火・祝)

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都内から京浜東北線の南行電車に乗り、
最初に降りたのは鶴見。
川崎の隣駅ですが、ここは横浜市(鶴見区)です。
▲東海道本線(京浜東北線) 鶴見

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鶴見はご存知、
工場地帯を走るディープ路線、鶴見線の始発駅 (゚∀゚)オッ!。
無人駅(簡易改札)の多い同線では、
鶴見の乗り換え口に中間改札が設けられています。
でも今回は鶴見線には乗りません。
改札外から眺めるだけ・・・|ω・)チラミ。
▲鶴見線 鶴見

はじめに私がやってきたのは、京浜東北線の鶴見(神奈川県・横浜市)。第一目的の「とある撮影地」へ行く前に、まずはここでも一発、「鉄コン」列車こと583系を狙ってみたいと思います。というのも、今回の「鉄コン」列車の運転経路(往路)は、品川-(品鶴線)-鶴見-(東海道貨物線)-浜川崎-(東海道貨物線)-鶴見-(高島貨物線)-桜木町-(根岸線)-大船-(横須賀線)-鎌倉という、鉄でなければよく解らないような凝ったもので σ(゚・゚*)ンー、ふだんは旅客列車があまり通らない貨物線が多く組み込まれています (・o・*)ホホゥ。この複雑な経路により、場所によっては撮影者が次のポイントへ列車よりも先回りすることが可能になるのです ε=ε=ε=┌(;゚д゚)┘サキマワリ!。んで、私はまず品川~鶴見の品鶴線で撮影後、列車が東海道貨物線で浜川崎を往復している間に、高島貨物線の撮影地へ先回りする計画を立ててみました φ(゚ー゚*)フムフム。ちなみに「品鶴(ひんかく)線」っていう路線名称に聞き覚えがない方も多いと思われますが、品鶴線はその名のとおり品川と鶴見の間を新川崎(新鶴見)経由で結ぶ、東海道本線の支線の通称。もっと平たく言えば、横須賀線の品川と鶴見の間のことです ( ̄。 ̄)ヘー。そんな品鶴線の撮影地で比較的抜けがよくてキャパも広く、そして583系の通過時刻にちょうど順光となるのが、鶴見駅から川崎方向へ歩いて15分ほどのところにある鶴見川の鉄橋。

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横浜市と川崎市の境を流れる鶴見川。
この日は気持ちのよい快晴に恵まれて、
川面もスッキリとした青空を反射しています・・・が、
何やら鉄橋下では作業が行われている様子 「(゚ペ)アリ?。

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近づいてみると、
台船の両端にユンボ(ショベルカー)を乗せた形で、
川底を探って(いるように見え)ます。
いったい何の作業をしているんだろう・・・σ(・ω・`)ウーン…。

0006.jpg

この作業は鉄橋の真下で行われているため、
アングルに作業船が写り込んでしまいます。
鉄橋上をゆくのは、EF64が牽引する貨物列車。
▲東海道貨物線(品鶴線) 新鶴見(信)-鶴見

ここはスッキリと列車を撮ることができる、ガーダー橋・・・のハズなのですが (=゚ω゚=;)ンン?、なんとこの日に限って(?)、ちょうど鉄橋の真下では何やらユンボ(小型のパワーショベル)を乗せた台船による、工事作業が行われているではありませんか (ノo`;)アチャ。仕事をされている方にはホント申し訳ないのだけれど、ぶっちゃけ、画的にはちょっとゴチャゴチャしちゃうよなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。ユンボといえば今年の夏、「トワイライトエクスプレス」を撮りに訪れた米山海岸でも悩まされましたっけ。今年はユンボの当たり年なのか!? "o(-"-;*) ウゥム…。 でも583系の通過時刻まではあまり時間がないし、近くにほかの撮影地も思い浮かばないことから、仕方なくユンボには目をつぶってここでの撮影を敢行です (・ε・`)シャーナイネ。ところがウマい具合に、作業を一時的に中断したユンボが持場を離れたそのタイミングで、向こう岸から583系は現れてくれました (゚∀゚*)オオッ!!。

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青く澄んだ冬晴れのもと、鶴見川の鉄橋を快走する583系。
雪が降り続く秋田に所属する同車にとっては、
久しぶりにホッとできる運用なのではないでしょうか。

青空バックで583系が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
う~ん、やっぱり晴天順光下で見る583系のサイドビューはまた一段と美しい・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。実は今回の「鉄コン」列車、シブい583系にはちょっと似合わない(と個人的には思う)、ピンクのハートマークが掲げられているとの情報を事前に聞いていたので エッ? (;゚⊿゚)ノ マジ?、あえて正面のヘッドマークが解らないくらいの角度から狙ってみました 【◎】]ω・´)パチッ!。そして気にしていた鉄橋下の作業船ですが、黄色いユンボがアングルから離れてくれただけでも、少しはスッキリとしてくれたかな? σ(゚・゚*)ンー これで鶴見川での撮影を終え、急いで次の撮影ポイントへと移動します。...((((o* ̄-)o

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撮影後すぐに鶴見駅へ戻ると、
構内には先ほどの583系が停車中 (゚∀゚)オッ!。
ちなみに品鶴線の鶴見駅にホームはなく、
信号場のような扱いとなっています。
▲東海道本線 鶴見

0061.jpg

ハートのマークを掲げた583系「鉄コン」列車。
同列車はここからいったん進行方向を変えて、
東海道貨物線経由で浜川崎へと向かいます。
▲東海道本線 鶴見

冷たい川風が吹き付ける鶴見川の撮影は、病み上がりの体には少々キツいかとも思ったのですが、この日は風が穏やかで日差しも温かく、待ち時間もさほど苦にはなりませんでした ε-(´∀`;)ホッ。そして次に訪れる私が本命と位置づけていた撮影地は、なんと屋内。ここでも寒さに震えることなく列車を待つことができそうです ε-(´∀`;)ホッ。鶴見から京浜東北線の南行電車に乗り、私が次に下車したのは横浜の次駅・桜木町。

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鶴見から京浜東北線で四つ目の桜木町で下車。
所要時間は15分ほどでした。
▲根岸線 桜木町

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桜木町は横浜の新都心、
みなとみらい地区へのJRの最寄り駅。
この日も多くの観光客が利用されていました。
▲根岸線 桜木町

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そしてその桜木町の駅前にそびえ立つのが、
みなとみらい地区の中核を担っている超高層ビル
「横浜ランドマークタワー」。

駅を東側に出ると、お目当てのモノはすぐ目に飛び込んできました (゚∀゚)オッ!。高さ296メートル、地上70階建て、日本で二番目の高さを誇る超高層ビル「横浜ランドマークタワー」です(高層ビルの高さ第一位は大阪の「あべのハルカス」で300メートル)。このランドマークタワーの69階には有料の展望フロア(スカイガーデン)があり、俯瞰撮影好きの私としては以前からずっと、そこから見えるであろう鉄道路線の眺望が気になっていました σ(゚・゚*)ドーダロ。しかし地図を見る限りでは、眼下を走る根岸線(京浜東北線)はまだしも、横浜駅付近を走る東海道線や横須賀線などは駅周辺のビルに阻まれて、あまりスッキリとは見えなさそう。これは入場料の1000円(大人)を払ってまで上る価値(あくまでも鉄的に)はないかな・・・と思っていたのです (゚ペ)ウーン…。

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桜木町駅前から伸びる動く歩道を通って、
ランドマークタワーまで来ると、
展望フロアへの入口はすぐにありました。
ここから69階の展望フロアまでは、
日本最速のエレベーターに乗り(分速750m)、
わずか40秒です Σ(・ω・ノ)ノ ハヤッ!

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展望フロアの「スカイガーデン」からは、
港町・横浜の景色が一望 w(゚0゚*)w オォー!!。
やはり人気があるのは海が見える方向(南側)です。

0019.jpg

そんな展望フロアから見下ろした根岸線。
京浜東北線から直通の水色のE233系がやってきました。
ちなみにこの区間にはほかに
横浜線から直通してくる黄緑のE233系も見られます。
▲根岸線 横浜-桜木町

でも実は地図をよく見ると根岸線のほかにもう一線、このランドマークタワーからきれいに見下ろせそうな線路が存在しますσ(゚・゚*)ンー。それは横浜駅を通らず湾岸の方に敷かれている「高島(たかしま)線」。先ほどの品鶴線同様、鉄ではない一般の方にはあまり聞き覚えのない線だと思われますが、この高島線は鶴見で東海道本線と分岐して湾岸沿いの工業地帯へと伸びる貨物列車の専用線(いわゆる貨物線)で、通常は旅客営業列車が一本も運転されていません (・o・*)ホホゥ。そんな高島貨物線は工業地帯を抜けるとみなとみらい地区をかすめるように進み、最終的には根岸線の桜木町へと至ります。そのルートはまさにこのランドマークタワーのすぐ近くで、展望フロアからスッキリと見えるハズ。

9000.jpg

地図で位置関係を表してみました。
右上の鶴見から横浜方向へ引かれた
オレンジ色の線が東海道本線で、
途中で分岐する赤色の線が高島貨物線です。
横浜から桜木町方向へ引かれた水色の線は根岸線。
桜木町の駅前にあるのがランドマークタワーです。

ふだんはその名の通りに地味な貨物列車しか走らない高島貨物線ですが、ごく稀に臨時の旅客列車が設定されることがあり、私も過去に一度だけ「横浜ベイエリア号」という臨時列車で乗り通したことがあります ( ̄。 ̄)ヘー。そしてこの日は・・・そう、先ほど撮影した583系の「鉄コン」列車がここを通過するのです w(゚0゚*)w オォー!。貨物オンチの私、貨物列車しか通らない高島貨物線の俯瞰撮影は今まであまりそそられなかったのですが、583系が通るというのならば話は別 (`・ω・´)-3フンス!。渋っていた1000円の入場料を払い、エレベーターで一気に69階の展望フロアへと上がります。そこで待つことしばし・・・

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眼下に広がる大パノラマのなかに、
583系の姿が見えてきました。
▲東海道貨物線(高島線) 東高島(貨)

高島線をゆく583系を俯瞰で撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
空気の澄んだ冬空のもとで、遠くは東京・新宿のビル群まで見渡せる雄大な眺望。いや~これは・・・ヾ(´Д`;)チョチョチョ、チョット待テ! ・・・え?

ナニヨ?(* ̄▲ ̄)(・д・`*)ドコ?

ナニガ?(* ̄▲ ̄)(・д・`*)583…

ワカンナイノ?(*´・д・)(・д・`*)ワカンナイヨ!

ホラ、アソコニ…m9(・ω・`)(-“-;)ンン??

0015.jpg

583系がよく解らないという方のために、
上写真をトリミングして拡大してみました。
東高島貨物駅に入ってきた583系です。
左にはEF210の貨物列車も見えます。

ナ!(* ̄▼ ̄)(-_-メ)…

;'.・(゚ε゚(O三(゚Д゚#)ワカルカ!!

う~ん、少しでも横浜らしさを表したいと思って右の方の運河まで入れてしまったのですが、たしかにこれだと引きすぎて列車はおろか高島貨物線がどこにあるのかも解らないですよね。撮った本人でさえ、さすがにいくらなんでも列車が小さすぎだろって思います (^^;)ゞポリポリ。ならば今度は同じ位置から縦アングルで、もう少しスッキリとまとめてみました。

0016.jpg

湾岸の情景をカットして、
583系のいる東高島貨物駅付近をクローズアップ。
このほうがまだ583系が解りやすいですね。
高島貨物線内唯一の中間駅である東高島では、
運転停車により列車の交換などが行なわれます
(高島貨物線の東高島~桜木町は単線)。

このぐらいならば、列車の俯瞰撮影と言っても通用するでしょう (´∀`*)イイジャン。横浜らしい湾岸の景色はカットしちゃったけれど、奥に新宿の高層ビル群が入ってくれて、なかなか面白い俯瞰カットになりました。ちなみによく見ると、583系の左上の方には京浜東北線の東神奈川駅付近も入っていて、京浜東北線や横浜線のE233系の姿も確認できます  (「゚ー゚)ドレドレ。ぜひ写真をクリックで拡大して、じっくりとお楽しみください。583系は東高島貨物駅でしばらく運転停車したのち、再び桜木町方向へと動き出しました。その様子をずっと追うことができるのも俯瞰撮影の醍醐味です (゚∀゚*)オオッ!。

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運河に架かる鉄橋を渡って、
583系がみなとみらい地区へと入ってきました。
ランドマークタワーから見た高島貨物線は、
このあたりでいちばん抜けがよくなります。
ちなみに583系の手前にチラッと写っているグラウンドは、
Jリーグ・横浜Fマリノスの練習グラウンド「マリノスタウン」。
▲東海道貨物線(高島線) 東高島(貨)-桜木町

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そして高島貨物線は桜木町駅の手前で根岸線と合流。
ビルとビルの合間から、583系の姿が見えました。
▲東海道貨物線(高島線) 東高島(貨)-桜木町

高島貨物線を走ってきた583系が根岸線へと乗り入れたところをビルの合間から撮って、583系の撮影は終了です。ランドマークタワーの展望台から眺めた高島貨物線をゆく583系は、まさに豆粒みたいな写り方。なかには貴重な583系をこんな撮り方しちゃってもったいない σ(・∀・`。)モッタイナイ・・・と思われる方もいることでしょう。これはもう自己満足以外の何ものでもありません。でもきっとこの雄大な俯瞰撮影の面白さを共感してくださる方もいらっしゃるハズ(どーですか? 元祖・俯瞰フェチのゆるキャラさん)。これからも私は機会があればどんどん高いところへ上って、列車を見下ろしてみたいと思っています(煙とナントカは高いところが好きだからね~ (゚∀゚)アヒャ☆)。

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せっかく有料展望台へ上がったので、
高島貨物線以外の眺望も少しご紹介しましょう。
まずは新横浜通りを跨ぐ京急2100系。
赤い京急の電車は遠景でも存在感があります (゚∀゚*)オオッ!。
▲京浜急行本線 戸部-横浜

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建物に阻まれて、
やはりスッキリと見えなかったのは、
東海道線・横須賀線。
横須賀線のE217系を撮ってみましたが、
ステンレス電車は目立ちません σ(・ω・`)ウーン…。
▲東海道本線 保土ヶ谷-横浜

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上写真と同じ位置をゆく、
E259系「成田エクスプレス」。
やっぱり色の付いた塗装車の方が目立ちます。

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さらに同じ付近では相鉄線も見えます。
8000系・・かな? σ(゚・゚*)ンー
アルミにクリア塗装を施したこの電車も、
遠景にはあまり映えません。
相模鉄道本線 西横浜-平沼橋

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高島貨物線のある北側とは逆の南側には、
いかにも横浜らしい景色が広がります。
真ん中に写っている新港地区は、
コスモワールドやワールドポーターズ、
さらには赤煉瓦倉庫などがある人気の観光スポットです。

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赤煉瓦倉庫の向こうにある大桟橋には、
大きな客船の姿も見えました(飛鳥Ⅱ ?)。
さらにその奥の斜張橋は横浜ベイブリッジ。

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その新港地区の方向に桜木町駅前から伸びているのが、
昔の貨物線(臨港線)の廃線跡を利用した遊歩道で、
その名も「汽車道」。
当時のトラス橋がそのまま残され、
さらに道には線路が埋め込まれていたりして、
ここを歩けばちょっとした列車気分になれるかも!?

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真下に目をやると、
保存されている帆船・日本丸が
ちょっとG〇〇gle Earthっぽく眺められます(笑)

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東京都心方向には、
かすかに東京スカイツリーの姿も確認できました。
来年はぜひあそこからの俯瞰撮影をしてみたいなぁ・・・。
(スカイツリーは過去に一度上ったことがあるけれど、
まだオープン前の段階だったので、
あまり自由に動き回れなかったんです・・・)。

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そして西側には雄大な富士山のお姿が!
快晴のこの日はクッキリときれいに見えました(^^)

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横浜でお昼ゴハン・・・と言えば、
やっぱり「おいしいシウマイ」の崎陽軒。
名駅弁「シウマイ弁当(¥800)を、
横浜駅の売店で買って、待合室でいただきました。
この駅弁には安定したウマさがあります。
チョー(゚д゚)ウマー! ☆☆☆☆☆

さて、今回の583系「鉄コン」列車は最終的に横須賀線の鎌倉(回送で横須賀)まで行き、夕方に品川へと帰ってくる行程となっています(貨物線を使った往路に対して、復路は単純に横須賀線(品鶴線)経由で鎌倉~品川を走行)。その後、使用された583系は所属する秋田へと返却されるわけですが、回送列車は18時ごろに山手(貨物)線を通るとのこと ( ̄。 ̄)ヘー。夜の山手線で583系・・・と言えば、私にはこの機会にぜひともリベンジしたいカットがあります (゚ー゚*)リベンジ?。それは今年の9月に一度チャレンジして失敗に終わった、583系とライトアップされた東京スカイツリーの組み合わせです (*゚ロ゚)ハッ!!。あの時は慎重に通過時刻を調べて行ったものの、京浜東北線で起きた人身事故の影響を受けてダイヤが乱れてしまい、結果として山手線にカブられてしまいました (´・ω・`)ショボーン。

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今年の9月にトライした
583系とスカイツリーの組み合わせ。
しかし山手線にカブられて、
ホームの明かりは583系に届かず・・・。
▲14.9.5 山手線 大塚

あの悔しい撃沈劇から三ヶ月・・・思いのほか、リベンジの舞台は早々にやってきました。今度こそ583系とライトアップされたスカイツリーをスッキリと撮りたい (`・ω・´)-3フンス!。しかもこの583系が運転される12月23日のライトアップは、クリスマスの期間限定バージョンです。そんな特別ライトアップと583系が一緒に撮れる機会なんて、そうそうあることではありません (゚∀゚*)オオッ!。ひょっとすると、これが最初で最後のチャンスとなるかも・・・。そんな貴重なシーンをしっかり押さえるべく、私は9月同様、もう一度慎重に583系と山手線内回りのダイヤを確認  φ(゚ー゚*)フムフム。どちらも定時運転ならば、カブることはなさそうなのですが・・・。

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クリスマスバージョンのスカイツリーライトアップ、
この日はキャンドルの炎をイメージした、
赤い「キャンドルツリー」です。
583系の通過を待つ間には、
東京駅100周年の記念ラッピング車、
「レンガの山手線」もやってきてくれました。
そういえば去年は「みどりの山手線」で、
このカットを撮りましたね。
▲山手線 大塚

スカイツリーがライトアップされる時間帯を見計らって、いつもの大塚駅前跨線橋へとやってきました …(((o*・ω・)o。583系の回送列車が通過するまで約一時間。ベストポジションの場所取りも考えて少し早めに来たのですが、結果的に同業者は一人も現れませんでした (・ε・*)ナーンダ。まあ、山手線とスカイツリーの組み合わせでも撮りながら、気長に583系を待つことにしましょう。ところが・・・撮影を始めてから10分後、大塚駅に到着した山手線の電車が、いつまでたっても発車しません (=゚ω゚=;)ンン?。なんだかとってもイヤ~な予感がして、スマホで運行情報を見てみると・・・(;¬_¬)ウーム…

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山手線で人身事故が発生・・・orz
ちなみに人身事故=自殺と考える人が多いようですが、
実は原因の半数近くが泥酔や不注意で、
ホームから転落したり、列車と接触したりするものらしい。
この時期はとくに注意したいところですね・・・。

なんと品川駅で人身事故が発生して、山手線は全線で運転を見合わせているというではありませんか!Σ(゚□゚(゚□゚*)ナナナ、ナニーッ!!  ああ、これぞまさに9月と同じパターンで、悪夢が蘇ります・・・il||li _| ̄|◯ il||l。なんで私が583系を山手線で撮るときに限って、人身事故が起きるんだ・・・ε-(´∞`;)ハア…。しかも583系の通過まで一時間を切った時点で・・・(´Д⊂ モウダメポ。止まっていた山手線は約30分後に運転を再開しましたが、もうこれでカブるか、カブらないかは、運次第になってしまいました 八(゚- ゚) タノム!!。もちろん、ホームの光が山手線に遮られず583系のみがスッキリと撮れるのがベストですが、万が一山手線がホームに停車していても、かろうじて583系の顔にはホームの光が当たります。いちばんサイアクなのは、前回のように動き出した山手線がちょうど583系の顔の部分とすれ違ってしまうこと。どうにかそれだけは避けてほしいものですが、果たして結果はというと・・・(°_°;)ドキドキ…

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秋田へと戻る583系と山手線が大塚駅で離合。
その向こうにはスペシャルライトアップのスカイツリーが
赤く輝いていました。

並んだよ (・ω・)…。運転再開直後で列車の間隔が詰まっていた山手線内回りは大塚駅で時間調整を行なっており、そのタイミングで583系はやってきてしまいました ヽ(´д`;)アア…。でも、583系の顔にはなんとか光が当たってくれたし、前回の完全カブりよりはずっとマシ。何よりもクリスマス色のスカイツリーと583系の組み合わせが撮れたことで、もうじゅうぶんに満足の結果です ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!。583系には不似合いだと言っていたハートの「鉄コン」マークも、赤いスカイツリーとは意外とマッチしているかも知れませんね モエモエ~(≧∇≦*)キュン♡。ま、とりあえず583系とスカイツリーのリベンジは達成・・・かな?  大塚駅前の飲み屋でリベンジ達成の祝杯をあげたいところではありますが、夜風で風邪がぶり返さぬよう、私は寄り道せずに家路へとついたのでした (´w`*)ドツカレサン。


みなさま、よいお年をお迎えください!
来年もヨロシクお願いいたします☆


ONE-shot 171 謹賀新年

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PICK UP ONE-shot 171 謹賀新年

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新年あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

  

2015年元旦 あおたけ

   

    

2015年の「お年始 ONE-shot」は、
今年の三月に北陸新幹線が開業し、
まもなく大きく様変わりしてしまう北陸本線から、
489系で運転されていた急行「能登」を選んでみました
(2010年に定期列車廃止。写真は07年のもの)。
 

  

特急などの優等列車が頻繁に運転されていることで
かつては「特急街道」と呼ばれ、
さらに近年では、古い国鉄型車両最後の聖域として
ファンを楽しませてきた北陸本線。
しかし新幹線の開業により、

3月14日以降は金沢以東がJRから分離され、
趣味的にちょっと寂しくなっちゃいますね。
そんな北陸へ、

「撮り鉄」としては新幹線開業前の記録をしに、
そして「乗り鉄」としては開業後の新幹線を乗りつぶしに、
ぜひとも訪れたいところです。 
  

  

もちろん北陸地方以外にも、
撮りたい列車 (^_[◎]oパチリ、
乗りたい路線 【 】((・∀・*))ゝガタンゴトン、
食べたい駅弁 ≠( ̄~ ̄ )モグモグ
飲みたいお酒 ∪ヽ(>∀<*)クゥーッ!!
・・・などが、全国に山ほどあります。
そんな鉄道趣味に今年もこの拙いブログを通して、
お付き合いいただけたらと思っています。 
  

07.8.2 北陸本線 高岡-西高岡

冬休み01・・・山陰本線381系 撮影記

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2014.12.28~29
冬休み01
そうだ、京都へ国鉄色を撮りに行こう。
 山陰本線381系 撮影
 
  

年末年始は一週間ほどの休みが取れました。年越しの慌ただしい時期ではありますが、なんとか二泊三日くらいの旅には出かけることができそうです (゚∀゚*)オオッ!。振り返ってみると今年(2014年)の私は、春先に「ゾーゼーマエ(増税前=消費税が5%から8%へと上る前の駆け込み購入)」という言葉に踊らされ(?)ゾーゼィ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノゾーゼィ♪、思い切って愛機のデジタル一眼レフカメラを買い換えてしまったことから、趣味に賭ける金銭的な余裕が乏しくなり ε-(=ω=。)ボンビー…、例年に比べると遠征撮影の回数が少なかったように思います (´д`)ソウカ?。ちょこちょこ出かけているように見えて、実は出張鉄(出張ついでの鉄道趣味活動)以外での純粋な泊りがけ遠征は、わずか三回のみ(4月の宮城、7月の松本青森。まあ出張鉄では、盛岡札幌福井長野大阪和歌山へ行っているんだけれどね・・・^^;)。できれば年内にもう一回くらい、遠出をしたいと考えていました σ(゚・゚*)ンー。そんな一年を締めくくる鉄道旅、今回の旅には二つの目的を立てました。ひとつは、いつものように私の大好きな「とある国鉄型車両(もうタイトルに答えが出ているけれど)」を撮ること (゚∀゚*)オオッ!。そしてもうひとつは・・・それは旅を進めていく過程で、お教えすることとしましょう エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。はたしてその目的とは何なのか、そして旅先はいったいどこなのか、いつものごとくマニアックな鉄道旅行記ですが、気楽にお付き合いいただければと思います。


12月28日(日)

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まだ夜が明けきらぬ東京駅。
ホームに停車しているのは6時ちょうど発の
「のぞみ1号」博多行きです。
▲14.12.28 東海道新幹線 東京

東海道、東北、上越、長野の各新幹線が集う東京駅、今旅はここから朝イチの東海道新幹線「のぞみ1号」へ乗って、西へと向かいます バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。この冬休みは北陸新幹線開業前最後の長期休暇ということもあり、同僚や友人の多くから「今度の休みは、やっぱり北陸?それとも信越? ヽ(゚∀゚)デショ? 」と私の旅先を勝手に予想されたのですが、「やっぱり」などといかにも定番っぽく言われちゃうと、むしろひねくれて違う方向へと足を向けたくなるもの o( ̄^ ̄o)彡プイッ。安易に行先が予想できちゃうような旅はツマラナイしね。たしかに激動を迎える北陸地区の鉄道は気になるけれど、この冬休みに訪れるのはやめておこう・・・と、早々と旅先の候補から外しました ( ´_ゝ`)フーン。「のぞみ1号」は北陸本線との分岐駅となる米原をスピード落とすことなく通り過ぎ、まもなく京都へと到着。私はここで新幹線を降ります。

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帰省ラッシュ真っ只中となったこの日、
私は何とか座席を確保できましたが、
自由席は通路までびっしりの大混雑でした。
(´д`;)人大杉…

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そんな「のぞみ1号」を、私は京都で下車。
朝日を浴びて発車してゆくN700系を見送ります。
▲14.12.28 東海道新幹線 京都

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新幹線から在来線ホームへと続くコンコースを歩いていると、
目に入ったのはホームに停車している奈良線の103系 (゚∀゚)オッ!。
関東人からすると、ちょっぴり懐かしさを感じる電車です。
▲14.12.28 東海道本線 京都

東海道線(JR京都線・琵琶湖線)、湖西線、山陰線(嵯峨野線)、奈良線、近鉄線など、さまざまな鉄道路線が乗り入れている京都。新幹線改札を抜けるとさっそく出迎えてくれた、奈良線の103系や湖西線の117系にちょっと心を動かされつつも σ(・∀・`)ノリタイ、それらの路線が発着するホームをコンコースで一気に跨ぎ、私がやってきたのはいちばん端っこにある山陰線ホーム。そう、今回の目的路線はこの山陰本線です (・o・*)ホホゥ。

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京都駅の西端にある山陰線ホームは、
行き止まりの頭端式。
ホームの番線も30番台が充てられています。
ちなみにここにある「34番線」は
日本で一番大きな数字の旅客ホームです。
▲14.12.28 東海道本線 京都

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私が乗るのは32番線から発車する
園部行きの普通列車。
転換クロスシート装備で乗り心地のいい、
221系が待機していました。
▲14.12.28 東海道本線 京都

乗り継いだ園部行きの普通列車は定時に京都を発車。ちなみに山陰本線の京都と園部の間には「嵯峨野線」という愛称が付けられているのですが、ここでは山陰本線(山陰線)に呼称を統一して、話を進めてゆきましょう。

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山陰線の列車は京都を出て少し進むと、
梅小路機関車館の脇をかすめます。
旧・二条駅舎を移築した資料館の脇には、
新たな
京都鉄道博物館が建設中。
▲14.12.28 山陰本線 京都-丹波口(車窓から

山陰本線は京都から、福知山(京都)、豊岡(兵庫)、鳥取、松江(島根)など、北近畿と日本海側にある山陰地方の各都市を経由して、最終的に山口県下関市の幡生(はたぶ)へと至る、全長673キロ(支線を除く)もの長大な路線です。といっても、今回訪れるのはそのなかのほんの「さわり」の部分 (゚ー゚*)サワリ?。山陰本線のうち、北近畿地区(北近畿ビッグXネットワーク)に含まれる京都と城崎温泉の間は電化されていて、特急列車が頻繁に運転されています。そしてその特急に使われている車両は大雑把に分けると新型と旧型の二種類。ここまで書くと賢明なこのブログの読者様ならお解りのことでしょう σ(゚・゚*)ンー。そう、その旧型と言うのが私の好きな国鉄特急型の381系なのです (゚∀゚*)オオッ!。この381系、北陸新幹線開業後には北陸本線を走っていた681・683系の一部を直流化して置き換えるなんてウワサがあり(あくまでもウワサね)、一度はキッチリと撮っておきたいと思っていました。北近畿ネットワークの国鉄型特急列車は、三年前の夏に福知山線で183系の「こうのとり」を撮影していますが、381系が運転されるようになってから訪れるのは今回が初めてです。

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景勝地・保津峡を高速で駆け抜けます。
かつてこのあたりの山陰線は渓谷沿いを通っていましたが、
高速化により今は大部分がトンネルとなってしまいました。
線路移設の理由や経緯は全然違うけれど、
先日訪れた
吾妻線と状況が似ていますね。
ちなみに旧・山陰線だった線路は現在、
嵯峨野観光鉄道として活用され、
保津峡沿いにトロッコ列車が運転されています。
▲14.12.28 山陰本線 嵯峨嵐山-保津峡(車窓から)

そんな381系がスッキリと撮れる撮影地を目指して山陰線を西へ。この日の京都府南部の天気予報は晴れのち曇りで、京都を出た時点ではスッキリとした青空が広がっていました (゚∀゚)オッ!。せめて午前中くらいはこのまま晴天が持ってほしいなぁ (・∀・`)ネー・・・と思いながら乗り続けるも、列車が保津峡のある愛宕山をトンネルで抜けて亀岡盆地に入ると、上空は一気に鉛色の曇り空に変わってしまいました (´д`;)アア…。天気ばかりは運のようなものだけれど、京都市内が晴れていただけにちょっとガッカリ (・ε・`)チェ。再び車窓に日が差すことがないまま、私が下車する園部に到着。京都から乗ってきた列車もこの駅どまりです。

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京都から45分ほどで園部に到着。
京都地区の山陰線の普通列車は
大半がこの園部で運転形態が分けられ、
嵯峨野線の愛称が付くのもここまでです。
▲14.12.28 山陰本線 園部

東京0600-(東海道新幹線 のぞみ1号)-京都0812~0844-(山陰235M)-園部0928

実は私の目指す撮影地は、この園部よりもさらにひとつ先に進んだ船岡の方が近いのですが、次の381系が使用される特急列車が通過するのは約30分後。園部で20分後に接続する下り列車に乗って船岡へ行き、そこから徒歩20分の撮影地へ向かったのでは到底間に合いません (゚ペ)ウーン…。そこで今回はここ園部から撮影地まで、タクシーを使うこととしました (゚д゚)ノ ヘイ!タクツー!。ちょっともったいないけれど、お目当ての列車に間に合わなくては元も子もないので致し方ありません。駅前から乗ったタクシーに告げたのは「コイケヤの工場まで」( ̄△ ̄)エ?。コイケヤ(湖池屋)とは、そう、あのポテトチップスで有名なお菓子メーカーです。というのも、撮影地はその工場の裏手にあり、目的地を示すいい目印なのでした (´∀`;)ナルヘソ…。園部駅から10分ほど、料金は1,200円。

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コイケヤの工場脇を通る山陰線。
やってきたのは園部で接続予定だった
下りの福知山行き普通列車で、
二連の223系です。
▲14.12.28 山陰本線 園部-船岡

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上写真と同じ場所から下り方向を見るとこんな感じ。
田園風景が広がり、スッキリと列車を撮ることができます。
▲14.12.28 山陰本線 船岡-園部

タクシーを使ったおかげで、381系の通過前に余裕を持って撮影地へと着くことはできましたが、天気は相変わらずのドン曇りで風も冷たく、テンションがイマイチ上がりません ( ̄~ ̄;)ンーム。せっかくタクシーで時間のアドバンテージを得たのに、なんだかモタモタとアングルを決めかねている間に通過時刻となり (-ω- ,,)))モタモタ、傍らの踏切が鳴りだしてしまいました ( ̄△ ̄;)ア…。

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鈍色の寒空の下を国鉄特急色の381系が
颯爽と走り抜けてゆきました。
ヘッドマークが赤紫色の「はしだて」は、
京都と天橋立の間を結ぶ特急列車です。
▲14.12.28 山陰本線 船岡-園部(後追い)

381系の「はしだて」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
曇り空は残念だったものの、やっぱり国鉄色の特急列車はカッコイイ。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ふだん(通常時)の北近畿特急は4連が基本なのですが、多客の繁忙期には中間に2両増結されて6連となります。わずか2両でもその差は大きく、だいぶ見栄えが変わるもの。その6連の姿が撮りたくて私はこの時期を選んで来たのでした ( ̄。 ̄)ヘー。ただ、下り列車の「はしだて1号」は後追いとなるため、あまりテールランプを目立たせたくないとの思いから標準レンズでやや引き気味に撮ってしまい、結果として曇り空が大きく入ってしまうお寒いアングルになってしまいました σ(・ω・`)ウーン…。時間的にここで撮れる381系はもう一本、今度は正面から狙える上り列車の「きのさき10号」です。次は望遠レンズでビシッとした編成写真を決めたいところ (`・ω・´)-3フンス!。曇り空で下がっていたテンションに自ら気合を入れなおすと、それが天に届いたのか、雲間から若干ながら薄日が差すようになりました (゚∀゚)オッ!。そして迎えた「きのさき10号」・・・。

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京丹波路を力強く突き進む381系。
マークが青紫色の「きのさき」は、
京都と城崎温泉の間を結ぶ特急列車です。
▲14.12.28 山陰本線 船岡-園部

381系の「きのさき」も撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
バリ晴れとまではいかないけれど、どうにか通過時に薄日が当たり、国鉄特急色の美しさを引き立たせてくれました。画的にはあまり面白味がないオーソドックスな車両メインのカットですが、記録として一枚でもキッチリと381系の編成が解るもの(編成写真)が残せたことは個人的に満足です ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。これで「コイケヤポイント」での撮影は終了。場所がポテチ工場のウラとのことで、ひょっとすると香ばしい匂いが漂ってくるのかと思っていましたが ( ̄・・ ̄)クンクン、まったくそんなことはありませんでした(^皿^;)ゞヒヒ。来るときは園部からタクシーを利用したこの場所、今度は園部よりも近い船岡の駅まで歩きます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。

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船岡へ向かう途中、
ちょっと気になる高台があったので
ためしに上ってみました (「゚ー゚)ドレドレ。
ちょっとコイケヤの工場が目立つけれど、
なかなか見晴らしのいい俯瞰ポイントです (゚∀゚)オッ!。
二本あった381系のうち、
どっちかはここで撮ってもよかったかな・・・。
走ってゆくのは新型の287系が使われた、
特急「はしだて・まいづる3号」。
「まいづる」は京都と東舞鶴の間を結んでいます。
▲14.12.28 山陰本線 園部-船岡

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地図を見ながら船岡駅前まで来たけれど・・・
はて、駅はどこ? <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ

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住宅に挟まれた路地を抜けると、
そこに船岡駅の入り口はありました。
ちなみにコレ、裏口とかではなく、
駅の入り口はここ一カ所です。
▲14.12.28 山陰本線 船岡

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船岡へ入ってきた普通列車は223系。
ワンマン列車なので、
一両目の後ろ扉から乗車します。
▲14.12.28 山陰本線 船岡

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船岡から乗った普通列車は途中の胡麻(ごま)で
381系の「きのさき3号」を退避。
できればこれも沿線の撮影地で撮りたかったところですが、
うまくスケジューリングできませんでした…(・ε・`)チェ。
列車内からほぼ「見る鉄」。
▲14.12.28 山陰本線 胡麻(後方の車窓から)

船岡から再び山陰線の下り普通列車に乗って、次の撮影ポイントへ向かいます。京都への通勤圏となる亀岡から園部にかけての車窓は新興住宅街が目立っていましたが、船岡より先へは進むにつれて次第に山々が迫り、だいぶ自然豊かなところを走るようになってきました。そこで今度はそんなのどかな情景のなかを行く381系を撮ってみたいと思います。私が次に降りたのは船岡から四つ目の下山(しもやま)。

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山あいの京丹波町にある下山。
小さな無人駅でひとり下車した私を、
駅前の立派な松の木が出迎えてくれました。
▲14.12.28 山陰本線 下山

船岡1150-(1131M)-下山1215

ちょっとした高台にある下山駅。しかし撮影地へ向かうのに使う国道はその高台から急坂を降りた谷底のようなところにあり、しかも撮影地となるのは駅とは反対側の山の上。単純に歩くだけでも30分くらいはかかりそうな距離があるのに、さらに急坂や斜面を上り下り(正確には下って上るんだけどね)しなくてはなりません ε~ε~ε~((((lll′□`)ノ ヒイイィィ...。幸い、次の381系が通過するまでにはまだ二時間もあるので、焦らず慌てずマイペースでの歩きを心がけます。しばらく国道を進んだのちに小さな集落を抜けると、撮影地へのアプローチとなる山道がありました (゚∀゚)オッ。

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集落を抜けたあたりから見た風景。
正面に見える赤い鉄橋が山陰線です。
ここでもいい感じに撮れそうなのですが、
もうちょっとだけ高さを稼いでみます。

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んで、結局こんなところを登ることに。
なぜ山に登るのかと問われれば、
そこに鉄道の俯瞰ポイントがあるからだ (`・ω・´)-3フンス!。

獣道に少し迷いつつも、木々をかき分けてひたすらに斜面を上ってゆくと ハァ...ハァ...(;;´Д`) ゼエ...ゼエ...、やがて視界がパッと開けるところに到達。そこから見下ろした景色は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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眼下に広がる雄大なパノラマ。
左に見える赤い鉄橋上を
223系の普通列車が渡ってゆきました。
▲14.12.28 山陰本線 下山-和知

おお~!なかなか壮大な眺めではないですか! w(*゚o゚*)wオオー! 山あいの集落と山陰線の線路が一望できます。しかも視界には左右に二つの赤い鉄橋が確認できて、走りゆく電車を目で追っているとまるで鉄道模型の世界です (´¬`)タノスィ。せっかくの雄大な俯瞰ポイントなのに曇り空なのは残念ですが、元々晴れると午後は逆光っぽいので、まあよかったのかも・・・と前向きに考えましょうか (´ω`)ソウ…ネェ。さっそくカメラをセッティングしてアングルを調整します。

0024.jpg

望遠レンズでガーダー橋の部分
(先ほどの写真の左側)に寄ってみると、
鉄橋上にKTR8000形で運転されている
特急「はしだて5号」がやってきました。
▲14.12.28 山陰本線 下山-和知

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上写真のガーダー橋を渡り終えた下り列車は、
ほどなくして今度はトラス橋の方に姿を見せます。
ここは一粒で二度おいしい俯瞰ポイント!? (゚ー゚*)グリコ?
▲14.12.28 山陰本線 下山-和知

持参の時刻表をサクッと確認すると、次に通過するのは381系のチェックを入れていない特急「はしだて」だったので、てっきり287系だと思っていたら、やってきたのは北近畿タンゴ鉄道(KTR)のKTR8000形でした (゚∀゚)オッ!。「はしだて」のなかでも、非電化区間を走る宮津・豊岡発着の列車には、このKTRのディーゼル特急車が使われています ( ̄。 ̄)ヘー。アングルは初めに撮った二つの鉄橋を入れた「鉄道模型アングル」では、さすがにちょっと列車が小さくなりすぎてしまうので、ガーダー橋の方とトラス橋の方をそれぞれに分けて狙ってみることとしました。今度の381系は上り列車の特急「きのさき16号」で、先にトラス橋の方へ姿を現すことになります。トラス橋にレンズを向けて待つことしばし、山あいに列車の走る音が聞こえてきました (゚∀゚)キタッ!。

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山あいの赤いトラス橋を渡る特急列車。
モノトーンのような冬枯れの情景に
国鉄特急色の存在感だけが際立ちます。

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続いてガーダー橋へ躍り出た381系。
小さな集落に鉄橋を渡る列車の轟音が響き渡りました。

俯瞰ポイントで381系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
遠景で撮っても風景によく映える国鉄特急色。一度は撮ってみたいと思っていたこの俯瞰ポイントから、381系が撮れたことは満足です。ただ、やはり冬枯れの時期の山景色は画に彩りがなくて寒々しい・・・ σ(・ω・`)ウーン…。今度はぜひ新緑か紅葉の時期に訪れてみたいものです。これでここからの撮影を終えて下山します オリヨ...((((o* ̄-)o 。

次の381系は今の列車が京都から折り返してくるもので、約二時間後の「はしだて7号」。本来はこれをまた別の俯瞰ポイントで撮ろうと考えていたのですが、移動している途中でポツポツと雨が降り出してきてしまいました  ヽ`、┐( ̄o ̄;)アメダ…。とりあえず俯瞰ポイントのアプローチ付近までは行ってみたものの、その頃にはけっこうな本降りとなってしまい ザアアァァ…:il!:il|Y_(´д`;))!l|il:|;、ぬかるんだ斜面を登らねばならない撮影地は安全性を考えて断念。雨によって気温も一気に冷え込んだこともあり、仕方なく雨宿りをするために戻った下山駅の近くで、「はしだて7号」を撮ることにしました (・ε・`)シャーナイネ。

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冷雨を突いて下山駅を通過する特急「はしだて」。
ヘッドライトが濡れた軌道を光らせます。
▲14.12.28 山陰本線 下山付近

面タテで381系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
駅前の線路に沿った道から、長タマ(望遠レンズ)で正面気味に切り取るという、ちょっと苦し紛れの力技みたいな撮り方でしたが、意外と迫力があって悪くはないかも (・∀・`)イイジャン。ちなみに相対式ホームの下山ですが、当駅で交換する列車がない場合の通過列車は、上下線関係なく駅舎側の1番線(本線)を通ります。実は2番線(副本線)を通ってくれると、きれいな編成写真が撮れたんですけれどね・・・ま、いっか。雨天の4時過ぎで、あたりはもうだいぶ薄暗くなってきました。これで本日の撮影は終了とします (*´w`*)ドツカレサン。ところで、「そうだ、京都へ国鉄色を撮りに行こう。」という某広告をパクったタイトルを見て、京都の市内観光だと思われた方、スミマセン m(。・ε・。)mスンマソ-ン。いちおうこの日の381系の撮影は、すべて「京都府内」での撮影でした (゚∀゚)アヒャ☆。

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下山に入って来た下り普通列車の福知山行き。
先ほどと同様に下山のひとつ手前の胡麻で
特急「はしだて」を退避したため、
わずか5分後の続行でやってきました。
撮影地を駅前に変更したため、
予定よりも一時間早い列車に乗れちゃった。
▲14.12.28 山陰本線 下山

せっかくの遠征も曇りや雨で天気が優れず、あまりパッとしない結果となってしまった山陰本線の381系撮影。ちょっとモヤモヤの残る一日でしたが ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、園部の「コイケヤ裏」で撮った「きのさき」に薄日が当たってくれたのがせめてもの救いでしょうか。それでも、遠征に出て久しぶりに訪れる路線の「乗り鉄」「撮り鉄」はやっぱり楽しいもの。そして旅の醍醐味と言えばもうひとつ・・・(゚¬゚)ジュルリ…。今宵の宿は下山から乗り込んだ普通列車の終点・福知山に取っています。到着後、私はさっそく夜の街へと繰り出すのでした エーンカイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノエーンカイ♪。

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下山から普通列車に揺られること40分で福知山に到着。
京都府北部に位置する福知山は、
山陰本線のほかに福知山線や北近畿タンゴ鉄道宮福線が乗り入れる、
「北近畿ビッグXネットワーク」の中心駅です。
▲14.12.28 山陰本線 福知山

下山1622-(1139M)-福知山1703

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福知山の南口駅前にはSLのC11 40が、
転車台にのせられた姿で保存されています。
これは現役時代を彷彿とさせるいい保存方法ですね (^^)
▲14.12.28 山陰本線 福知山

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街中でテキトーに見つけた赤提灯へ入ります。
まずは大将のオススメだと言う、寒ブリで一杯。
脂がのっていてとろけるようなウマさです!(゚д゚)ウマー!
合わせるお酒は福知山線の市島にある、
山名酒蔵の「奥丹波」。
香りのいい飲みやすいお酒でした ∪ヽ(>∀<*)クゥーッ!!。

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雨で冷えきった体を温めるため、
湯豆腐を頼んじゃいました。
いわゆる「ぼっち鍋(ひとりぼっちの鍋)」ですが、
それもまた一興です。(゚д゚)アツー!
湯豆腐は別に福知山の名物ではないけれど、
暮れの寒い日にこの街で温かい湯豆腐を食べたという
思い出が、私のなかに残りました。
お酒は同じものをおかわり (~▽~*)ウィッ。


明日は晴れるといいなぁ・・・ (・∀・`)
つづきます。

ONE-shot 172 撮り初め。

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PICK UP ONE-shot 172 撮り初め。

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新年の撮り初めは、
富士山バックの「ホリデー快速 富士山」
 

この日の本来の目的は「甲斐の開運」っていう
縁起のいい名前の酒をお年始に持って行こうと思い
お店のある河口湖へ列車で向かっていたのですが、
あまりにもクッキリと富士山が車窓に見えていたので
以前にネットで見かけて気になっていた撮影地へ
立ち寄ってみました
 
初夢に富士山は出てこなかったけれど(鷹も、茄子も)
撮り初めでこんなにきれいな富士山を拝めたのですから、
今年もいい一年になりそうです(^^)
 
15.1.3 富士急行 寿-三つ峠(後追い)

冬休み02・・・ 山陰本線 余部橋梁 撮影記

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2014.12.28~29
冬休み02
カニ、食っべいこう〜♪ ≧[゚∀゚]≦
 山陰本線 余部橋梁 撮影
 
  

冬休みを利用した年末の鉄道旅、前回からの続きです。
今旅は東京から東海道新幹線に乗って西へ向かい、京都を起点とする山陰本線を訪れています。初日は京都市郊外の園部や、山あいの町にある下山で、国鉄特急色の381系で運転されている特急「きのさき」「はしだて」を撮影 【◎】]ω・´)パチッ! 。残念ながら曇りのち雨と、あまりお天気には恵まれませんでしたが、編成写真や俯瞰撮影などを楽しむことができました。その後は福知山で一泊し、迎えた二日目です。


12月29日(月)

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旅の二日目は福知山からスタート。
まだ日の出前の早朝ですが、
前日同様、あまり天気はよく無さそう・・・ σ(・ω・`)ウーン…。
ちなみに駅前に停車しているバスは、
ここ福知山と、前日に撮影で訪れた園部を結ぶ、
JRバスの園福線(園部行き)。
けっこうな長距離の路線バスですね。
▲14.12.29 山陰本線 福知山

前回もちょこっと触れましたが、福知山は山陰本線、福知山線、北近畿タンゴ鉄道(KTR)・宮福線の三路線が乗り入れる「北近畿ビッグXネットワーク」の中心駅 (゚ー゚*)エックス?。「X」の文字を使って説明すると、向かって右下(京都)から中心点(福知山)を通って左上(城崎温泉方面)へ抜けるのが山陰線、左下(大阪)から中心点までが福知山線、さらに中心点から右上(宮津・天橋立)へ伸びるのがKTRを表し、前日の私は山陰線に乗って、右下の京都から中心点の福知山へとやって来たことになります (・o・*)ホホゥ。そして二日目に私がまず乗ったのは、Xの左下の路線である福知山線。

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改札を抜けてホームに上がると、
私が乗る列車はすでに入線していました。
福知山線の丹波路快速・大阪行きは、
新型の225系です。
▲14.12.29 山陰本線 福知山

福知山線は大阪と福知山の間を宝塚、篠山口経由で結ぶ路線(正式な路線区間は尼崎~福知山 106.5 km)で、乗車したのも直通の大阪行きでした。と言っても、私がこの列車に乗るのはわずか一駅だけ。福知山の次駅・丹波竹田で早くも下車します。せっかくの新型車(225系)も、乗り心地をじっくりと味わう間がありませんでした。

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福知山からの列車を降りたのは、次駅の丹波竹田。
わずか一駅区間ですが、
県境を越えて京都府から兵庫県へと入りました。
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田

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丹波竹田は交換設備のある無人駅。
ちなみに、同じ兵庫県内にあることから、
近年「天空の城」として一躍人気スポットとなった
「竹田城跡」の最寄り駅である播但線の竹田駅と、
勘違いされることがあるのだとか・・・。
オシロ…<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ ドコ?
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田

福知山0659-(福知山2724M)-丹波竹田0707

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竹田城の最寄り駅ではありませんが、
この丹波竹田の町も、
土蔵や古民家などが街道沿いに立ち並んでいて、
なかなかいい雰囲気です (・∀・)イイネ。

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杉玉発見!杉玉発見!杉玉発見!(Ⓒ.hanamura師匠)
そう、実は上写真の立派な古民家は酒蔵で、
丹波の地酒「小鼓」などを造る西山酒造さんです。
気になるけれど、残念ながらもちろんまだ開店前・・・。
この市島町には、前夜に私が福知山で飲んだ
「奥丹波」の山名酒造さんなど、多くの酒蔵があります。

駅から街道沿いに立ち並ぶ古民家などを横目に見つつ、足早に歩みを進めます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。なかなか風情のある丹波竹田の町並みですが、もちろん私の目的は町歩きでなく、目指すは福知山線の撮影地。駅から南へ20分ほど歩いて住宅街を抜けると、やがて開けた田園地帯へ出ることができました。

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田園風景に伸びる福知山線の線路。
緩やかなカーブの内側から
スッキリとした編成写真を撮る事ができます。
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田-市島

ここでの狙いは、大阪と城崎温泉の間を結ぶ、福知山線の特急「こうのとり」です。この「こうのとり」も、前日の山陰本線で撮った「きのさき」や「はしだて」同様に国鉄型の381系と新型の287系が使われており、次にやってくる上りの「こうのとり6号」は381系の運用 (゚∀゚*)オオッ!。そこで午前中に順光となるハズのこの場所へとやって来たのですが・・・上空は厚い雲が広がり、雨は降っていないもののドン曇り。薄暗くて気分的なテンションもカメラの露出も上がりません ε-(´∞`;)ハァ…。今旅はお天気がダメダメだなぁ・・・ (´・ω・`)ショボーン。それでも撮影地へと来てしまったワケだし、お目当ての列車は間もなく通過します。無理矢理にでもテンションを上げないとイージーな撮影ミスをしそうなので、たとえ曇り空でも6連の381系が撮れる貴重な機会だぞと自分に言い聞かせてファインダーに集中 (`・ω・´)-3フンス!。しばらくして国鉄色の381系は定時にカーブの奥から現れました。

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雨上がりでしっとりとした冬雲りの朝。
黄色いマークを掲げた特急「こうのとり」が、
大阪へ向けて丹波路を走り抜けます。
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田-市島

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すぐに振り返って後ろ姿も。
長い直線に6連の381系が収まりました。
▲14.12.29 福知山線 市島-丹波竹田(後追い)

381系の「こうのとり」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
緩やかなカーブをゆく国鉄特急型がカッコイイ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。まあ、曇天下の編成写真なので、撮っていても、今写真を見返しても、正直あまり面白みは無いのですが、国鉄色381系の「こうのとり」を撮ったという最低限の記録は残せました。これで前日の「きのさき」「はしだて」と合わせて、いちおう現在の381系で運転されている北近畿特急はコンプリートです(通常、「まいづる」には381系の運用がありません)。走り去る381系の後ろ姿を見送って、撤収。駅へと戻ります モドロ...((((o* ̄-)o。

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丹波竹田に223系の普通列車が入ってきました。
乗るのは・・・あれ?福知山行き? (・_・*)オヨ?
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田

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福知山の手前で車窓右手に見えるのは福知山城。
その下の高架線は山陰本線です。
▲14.12.29 福知山線 丹波竹田-福知山(車窓から)

丹波竹田からは、さらに先へ進む大阪方面の上り列車・・・ではなく、私が乗ったのは下りの福知山行き普通列車 ( ̄△ ̄;)エ?。実は二日目の旅程、まずは手ごろな時間に381系の「こうのとり」が運転されていたので、とりあえず丹波竹田へと撮影に向かいましたが、この日のメインは福知山線の撮影ではありません。もちろん福知山線での381系「こうのとり」撮影も国鉄型好きとしては捨てがたい選択肢ですが、それ以上に私の気を惹いた「とある魅力的なモノ」があったのです エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ?。福知山から列車を乗り継いで、山陰本線を北上。国鉄色381系以上に魅力的なモノとはいったい、どんなに貴重な車両なのか o('∇'*)oドキドキ♪、いや、どれだけ素晴らしい風景の撮影地なのか o('∇'*)oワクワク♪ ・・・と言えば、なんと私の目的は、コレ! ∑(゚∇゚;)エッ!?


 
 
 
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カニ!≧[゚∀゚]≦

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カニっ!!≧[゚∀゚]≦

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カニ━━━≧[゚∀゚]≦━━っ!!!

そう、今がまさに旬である冬の味覚の王様「松葉ガニ」!≧[゚∀゚]≦カニ? この冬枯れの時期にあえて私が山陰本線を訪れた目的は、今まで撮影してきた381系のほかに、この山陰名物の松葉ガニがあったからでした w(゚0゚*)w オォー!。いや、むしろ381系の方がオマケのようなものかも・・・。というのも、実は今旅のキッカケはクリスマス前に行われた商店街の福引きにありまして、その特賞が何を隠そう「松葉ガニ」だったのです (゚Д゚)ハァ?。私は決してクジ運のいい方ではないけれど、今年(2014年)は抽選制の車両基地公開などに当選したこともあり、なんだかツイている気がする・・・そう思って手元の抽選券5回分のガラガラをまわしてみたところ ク-ル…(゚∀゚;)キットクル~…・・・、結果はポケットティッシュ4ケと300円の商店街お買物券が一枚 コネ━━━━('A`)━━━━…。カニは当たらなかった ≧[゚∀゚]≦)))…ヽ(´д`;)アア…。まあ、私のクジ運などこんなもんなのですが、この一件でアタマのなかにすっかり「松葉ガニ」が刷り込まれてしまった私は カニ…v(゚-、゚)vカニ…、今冬の旅先を思い切って松葉ガニの食べられる山陰本線へと決めたのでした m9(`・ω・´)ケテイ!。これが今旅の冒頭(前記事)に挙げた、二つの目的のうちの二つ目です ( ´_ゝ`)フーン。

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ここで、カニにたどり着くまでの行程を
ちょっちプレイバック。
福知山で乗り継いだ山陰線の豊岡行下り普通列車は、
緑一色(抹茶色)の113系二連 (゚ー゚*)マッチャ?。
この列車で「X」の中心点から左上へ向かいます。
▲14.12.29 山陰本線 福知山

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豊岡からの浜坂行きは、
気動車(ディーゼルカー)のキハ47 (´▽`*)キハキハ~♪
山陰本線東部の電化区間は、京都から城崎温泉までです。
▲14.12.29 山陰本線 豊岡

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城崎温泉の次駅・竹野を過ぎると、
車窓から日本海が臨めるようになります (´▽`*)ウミ~♪
お、雲間から少し日が差してきたか?(゚∀゚*)オッ!
▲14.12.29 山陰本線 竹野-佐津(車窓から)

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福知山から二本の列車を乗り継いで二時間、
目的地の香住に到着。
広い視野を持つ某画伯の影響を受け(?)、
雪深い地域のしっかりとした屋根の骨組みに、
思わず目が行ってしまいました (・∀・)イイネ。
国鉄キハが似合う、なかなかいい屋根ですよね。
▲14.12.29 山陰本線 香住

丹波竹田0823-(福知山2527M)-0831~0839-(山陰427M)-豊岡0955~0957-(167D)-香住1040

そんな松葉ガニを求め、私が山陰線を乗り継いでやってきたのは、兵庫県北部の日本海側に位置する香美町の香住(かすみ)。香住漁港はズワイガニ(松葉ガニ)の水揚げ量が日本一という本場中の本場で、毎年11月6日に蟹漁が解禁されると町中が活気づくといいます (・o・*)ホホゥ。そしてこの香住の松葉ガニと言えば、私が敬愛する旅行作家の宮脇俊三氏がこよなく愛した味で、著書でもちょくちょくそのエピソードが綴られていました(代表的なのは「途中下車の味」に収録されている「一円電車と松葉ガニ」かな)。ズワイガニは北陸地方の越前ガニも美味しいし、松葉ガニならば山陰線をさらに進んだ鳥取県の各地でも食べられるけれど、私としてはこの香住に拘りたかったのです。

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松葉ガニの本場である香住は、
駅のホーム上にカニ爪が・・・(゚∀゚)オッ!。
▲14.12.29 山陰本線 香住

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さらに駅前にもカニ爪が・・・(゚∀゚*)オオッ!。
▲14.12.29 山陰本線 香住

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そして改札口上には「カニ(ン)迎」の
ディスプレイが見られました ≧[゚∀゚]≦カニゲー?。

とはいうものの、宮脇氏のように松葉ガニが食べられる民宿を事前に予約してきたわけではなく、私はほぼ行き当たりばったり。香住に到着したのは10時40分で、お昼時にはちょっと早い中途半端な時間ですが、はたしてカニを食べることはできるのかしらん・・・σ(゚・゚*)ンー…と、宮脇氏が旅をしていた時代にはほとんど普及していなかったインターネットという現代ツールでちょいちょいと検索してみると、駅から歩いて10分ほどのところにある市場近くの食堂は、何軒かが早い時間から営業しているとのこと (゚∀゚)オッ!。さっそくそのうちのひとつへ飛び込んでみました ε=(*`∀´)ノ チワッ!。そして、ビールでのどを潤しながら待つことしばし・・・ o('∇'*)oワクワク♪

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カニ!≧[゚∀゚]≦

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カニっ!!≧[゚∀゚]≦

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カニ━━━≧[゚∀゚]≦━━っ!!!

茹でたてで真っ赤に染まったカニが運ばれてきました!ε-(°ω°*)カニー! さすがに、大きくなオスの松葉ガニをまるまる一匹はそれなりにお値段が張るので、メインは小ぶりなメスガ二一匹とし、オスの松葉ガニは手足だけを注文。それでもこの陣容は私にとって夢のような豪華さです・:*:・(゚ノ∀`゚)゚シヤワセ・:*:・。ここで僭越ながら宮脇氏の言葉を借りると、「ひとがうまいものを食べた話など、読まれる方は迷惑だからこれ以上は記さないが」、最後はしっかりと甲羅酒まで堪能させていただきました (○~▽~○)ウィッ♪。ちなみに、これだけ飲み食いしても「一葉さん一枚」でおつりがくるのですから、本場は驚きの安さですよね (*´艸`*)クフフ。お目当てのカニを存分に満喫した私は、お酒も入っていることから上機嫌で旅をつづけます。ところが、カニを食べている間に天気は暗転。店を出て駅へと戻る途中で、大粒の雨が降り出してしまいました ヽ`、┐( ̄o ̄;)アメダ…。さっき香住に到着した時には日差しがあったのになぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。

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私が乗るキハの普通列車は、
雨を突いて香住のホームに入ってきました。
▲14.12.29 山陰本線 香住

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上の入線写真では解りづらいですが、
けっこう激しい雨です。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;
▲14.12.29 山陰本線 香住

しばらくはやみそうもない雨、これにはちょっと弱りました ε-(´∞`;)ハァ…。というのも、せっかく香住まで来たからには、このあとさらに下り列車でもう二駅だけ進んでみたいと思っています。そこが今旅の最終目的地。できることならばそこで少し撮影や散策を楽しみたいところなのですが、この雨では・・・"o(-"-;*) ウゥム…。

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雨に煙る車窓に見えるのは、
ホームから海が見渡せる駅、鎧(よろい)。
このいい雰囲気の駅は「青春18きっぷ」ポスターの
ロケ地にも選ばれたことがあります (・o・*)ホホゥ。
▲14.12.29 山陰本線 鎧(車窓から)

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鎧を出ると列車はトンネルへと入り、
次に明るくなったところで車窓に広がるのは、
この入り江を見下ろす雄大な景色!(*゚ロ゚)ハッ!!
列車は今、あの有名な橋の上を走行中です。
▲14.12.29 山陰本線 鎧-餘部(車窓から)

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香住から10分ほどで、目的の駅・餘部に到着。
同じ列車からは私以外にも
何人かの同業者と思われる方々が下車しました。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

香住1228-(171D)-餘部1239

雨のなか私が降り立ったのは餘部(あまるべ)。鉄道好きの方ならば、一度はこの駅名を聞いたことがあるのではないかと思われます σ(゚・゚*)ンー。かつてこの駅のすぐ東側(鎧方)にあったのが、トレッスル橋(橋脚がやぐら型に組まれた橋)として日本屈指の高さと美しさを誇った「余部(あまるべ)鉄橋」(゚∀゚*)オオッ!。そこを渡る列車から見下ろす車窓風景も、そしてその姿を外から眺めることでも、山陰本線随一の絶景として知られ、多くの鉄道ファンに愛された鉄橋でした(ちなみに読み方は同じ「あまるべ」ですが、駅名は「餘部」、橋梁名には「余部」の字が正式に使われます)。

1036.jpg

やぐら型に組まれた橋脚が集落を大きく跨ぎ、
まるで天空を列車が走りゆくようなシーンが展開された
かつての余部鉄橋。
この鉄橋を列車で渡ること、そして撮ることは、
私も鉄道ファンの一人として憧れたものです。
04.7 山陰本線 餘部-鎧

そんな名所・余部鉄橋ですが、完成から100年近くもの長きにわたり日本海から吹き付ける潮風に晒され続けるという過酷な条件で鉄骨の老朽化が進み、2010年に近代的なコンクリート橋(エクストラドーズドPC橋)へと架け替えられてしまいました。安全性や地域住民のことを考えれば丈夫で騒音の少ない新橋への架け替えはやむを得ないことですが、やはり鉄道ファンの一人としてはあの美しい鉄橋が役目を終えて解体されるという残念な気持ちの方が正直強く、私が最後に餘部を訪れたのは橋梁の架け替え工事が本格化する直前の2004年。それっきり、新橋梁になってからは一度も渡ったことがありませんでした。あれからちょうど10年。今旅の目的はカニがメインではあるけれど、そろそろ新橋梁の餘部を訪れてもいいかなと思えるようになったのです ( ´_ゝ`)フーン。

橋梁の架け替えに伴い、駅も若干のリニューアルが施された餘部。以前は下り列車の進行方向左側にあったホームは右側になっていました (・.・∂)アレ?。なんだかさっそく軽い違和感・・・いや、そもそも鉄橋の轟音が聞こえない余部橋梁を渡ってきた時点で、すでに違和感はあったか・・・。ここでは10年前に訪れた時の写真を少し交えながら、現在の餘部をご紹介してゆきたいと思います。

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橋梁の架け替えと同時に新装された餘部駅のホーム。
上り方の鎧方向を見ています。
ちょっと解りづらいですが、
手前に見える線路はモニュメントとして残された旧線で、
現在の列車は写真の右側(点字ブロックの奥)に入ります。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

1038.jpg

今から10年前に撮影した、
橋梁架け替え前の餘部のホーム。
列車は向かって左側に入っていました。
でも、ひとつ上の写真で旧線とホームの位置関係を見ると、
ホーム自体は以前と変わらず同じ場所なのかな? σ(゚・゚*)ンー
▲04.7 山陰本線 餘部

1040.jpg

今度は昔の写真から先にご紹介。
ホームから鎧方を臨むと、すぐ先に余部橋梁が見えます。
そして鉄橋の左に広がるのは日本海。
▲04.7 山陰本線 餘部

0700.jpg

こちらがほぼ同位置から見た現在。
バラストが敷かれてしっかりとした路盤は、
橋梁との境目があまりハッキリせず、
乗車していても音による変化は感じられなくなりました。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

0901.jpg
1039.jpg

ちなみに旧・余部橋梁は現在も一部分が残され、
日本海の景色が眺められる展望施設「空の駅」として、
整備されています。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

1043.jpg

全長310メートル、やぐら形の美しい橋脚が11基も立ち並び、
圧巻の迫力を誇っていた旧・余部橋梁。w(*゚o゚*)wオオー!
ひとたび列車が通過すると轟音が下の集落に響き渡りました。
ただ、その音に悩まされていた住民も少なくなかったとか・・・。
▲04.7 山陰本線 餘部

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これが現在の姿。
先述したように旧橋梁は餘部方の三基分が、
展望施設「空の駅」として残されています。
その向こうに見えるコンクリート橋が、新・餘部橋梁。
旧橋梁に比べると風情は無くなってしまいましたが、
騒音面ではだいぶ解消されたことでしょう。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

1048.jpg

橋梁の下まで降りてみました。
高台にある餘部駅と橋梁下にある集落との高低差は41メートル。
現在でも列車を利用するには、
この高さを階段で上がらなくてはなりません。
ε~ε~ε~((((lll′□`)ノ ヒイイィィ...
▲14.12.29 山陰本線 餘部

1050.jpg

集落を通る国道沿いには旧橋梁の橋桁が保存されています。
「余部橋りょう」の文字が入っていたこの桁は、
ちょうどこの国道178号線を跨いでいた部分の9番桁。

1051.jpg

旧・余部橋梁を横から眺めたカット、
橋上をゆくのはキハ181系の特急「はまかぜ」で、
右から二両目のさしかかっている橋桁が、
「余部橋りょう」の文字が入った9番桁です (゚∀゚)オッ!。
▲04.7 山陰本線 鎧-餘部

駅のホームなどを眺めたのちに、同駅の名物とも言える急な階段を下り、橋の下を通る国道のあたりまで行ってみました …(((o*・ω・)。当たり前のことかもしれないけれど、新しくなった橋梁や駅以外は10年前とほとんど変わっておらず、階段の途中から眺めた集落越しに見える日本海の情景には懐かしさも感じました (*ノ∀`*)ナツカシス。しかし、やはりこの餘部においては何よりも鉄橋の存在が大きく、ふと見上げた先にあるのが鉄橋ではなくコンクリート橋という事実には、今さらながらあらためて寂しさが募ります (・ω・`。)サミシ…。あくまでも一観光客としての感想に過ぎないのですけれどね。

1053.jpg

そして餘部へ来たからには、
ここに手を合わせて行かねばなりません。
1986年に同地で起こった列車転落事故の慰霊碑です。
鉄橋上を通過していた列車は日本海からの突風にあおられて転落。
回送列車だったので乗客はいませんでしたが、
橋梁の真下で落下した列車の直撃を受けた水産加工工場の職員5名と
列車の乗務員1名の合わせて6名が犠牲となりました。
この事故の衝撃は、今も私の記憶のなかに残っています。
そして奇しくも今回訪れた前日の12月28日は、
28年前の事故発生日でした。合掌

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こちらは旧橋梁時代の慰霊碑。
もちろん現在と場所は変わっていません。
新橋梁になっても安全を見守り続けています。

さて、餘部と言えばもう一カ所、撮り鉄として立ち寄りたい場所があります。それは駅裏にあった「お立ち台」(゚∀゚*)オオッ!!。お立ち台と言っても、単なる山の斜面をファンが勝手にそう読んでいただけなのですが、ここは余部鉄橋を渡る列車の姿を手軽に撮ることができるスポットとして、人気のあった撮影地です。私も過去に何度か訪れたことがあり、なかでもDD51が牽引するブルートレイン「出雲」を、憧れのこの場所で撮ることができた時は嬉しかったなぁ・・・(´ー`)シミジミ。

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餘部駅の裏手にある斜面からは余部鉄橋が一望できました。
写真はそのお立ち台から撮影した、寝台特急「出雲」。
東京と山陰地方を結んでいたこのブルートレインも、
余部橋梁の架け替え工事が本格化する直前の06年に廃止。
現在は伯備線経由の「サンライズ出雲」が残されています。
▲04.7 山陰本線 鎧-餘部

そんな思い出の駅裏撮影地は今どうなっているのかというと、新橋梁への架け替えで駅とともにきれいに整備され、どうやら本当の「お立ち台」となっているらしい (・∀・`)ヘー。さっそく駅から続く細い道を辿ってゆくと、そこには確かにそう呼ぶにふさわしい展望台がありました。

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以前はホーム脇の獣道から上がっていたお立ち台ですが、
現在はこのように整備され、立派な手すりも設置されています。
その先に見えるのは新たな余部橋梁。
▲14.12.29 山陰本線 鎧-餘部

もちろん、ここで新橋梁だけを眺めていたって面白くありません。ちょっと列車がやってくるのを待ってみたいと思います。次に通過するのは、浜坂行きの特急「はまかぜ1号」 (゚∀゚)オッ!。どうせならばここで普通列車よりも特急列車を狙いたいと思って、香住で先にカニを食べてから餘部へ来るという特急の通過時刻に合わせたスケジュールを立てたのですが、カニを食べている間に降り出した雨はここにきていっそう強くなってしまいました ザアアァァ…:il!:il|Y_(´д`;)!l|il:|;。う~む、ひょっとしてこれは私に食べられたカニのたたりか? ≧[`∇´]≦ ウケケケケ そんな雨が容赦なく打ち付けるコンディションのなか、余部橋梁上に姿を表した特急列車・・・。

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日本海を臨みながら余部橋りょうを渡る、特急「はまかぜ」。
コンクリートの新橋梁にステンレスのキハ189系は、
お似合い・・・・か?
▲14.12.29 山陰本線 鎧-餘部

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こちらは10年前の同ポイントで撮った「はまかぜ」。
このころはまだキハ181系が使われていました。
▲04.7 山陰本線 鎧-餘部

余部橋梁で「はまかぜ」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
お天気はイマイチ・・・どころか、サイアクですが、お立ち台から眺めた新橋梁の情景は、過去の思い出にとらわれずに見てみると、日本海の海景色をバックにしてスッキリと列車が撮れる、なかなかいい撮影地です (・∀・)イイネ。きっと晴れた日には透明度の高い海の青さが際立って、さらにきれいなことでしょう。本来は天気がよければ、もう一本くらいここで普通列車を待ってみたり、昔に訪れた余部橋梁を遠目から眺められるような撮影ポイントへも行ったりしたかったところなのですが、この「はまかぜ」一本を撮っただけでもずぶ濡れとなった私は、気持ちがすっかり折れてしまい、これにて撤収を決意 (´Д⊂ モウダメポ。ここにはいずれ、天気のいい日にまた再訪したいものです (´∀`;)ソレバッカ…。

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新旧の比較としては、こんなものまで撮っていました。
駅に設置されていた周辺の案内看板です。
こうやってみると、昔の看板は味がありましたね~。
「旅どころ香住は 美の町 味の町」・・・か。

ところで、今回は10年前に撮った写真を比較で載せてみましたが、実は昔の写真を見てから現在の写真を撮ったわけではなく、現地ではとくに意識せず適当にスナップを撮り、家に帰ってから10年前の写真を引っ張り出したのですが、意外にも過去と現在の写真がウマい具合にリンクしていたということに、ちょっと驚きました w( ̄▽ ̄*)wワオッ!。我ながら、列車だけでなくホームや案内板などをよく撮っていたなぁなんて、感心しちゃいます。でもウラを返せば、私の撮影スタイルが10年間ほとんど変わっていないということかも・・・(^^;)ゞポリポリ。

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撮影を終え、ホームで列車を待っていると・・・
▲04.7 山陰本線 餘部

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タラコ色のキハ47が入ってきました。
コレに乗って餘部をあとにします。
▲14.12.29 山陰本線 餘部

いちばんの目的が松葉ガニを食べることだったという二日目。もっとハードでコアな撮り鉄・乗り鉄を期待していた方には申し訳ないけれど m(。・ε・。)mスンマソ-ン、時には国鉄色の撮影よりもカニを優先する、これも私の鉄旅スタイルなんです。個人的には存分に魅力を満喫した、香住と餘部の旅でした。それにしても、今旅はお天気に恵まれないなぁ・・・(・ε・`)チェ。2014年末を持って、もう「自称・晴れ男」の称号は返上か!?


もうちょっとだけ、続きます・・・。
ザアアァァ…:il!:il|Y_(´д`;)!l|il:|;。

ONE-shot 173 山スカ、後追い。

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PICK UP ONE-shot 173 山スカ、後追い。

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週末に行なわれた115系豊田車の惜別運転。
今回ばかりは正面に掲げられた記念のヘッドマークを重視しようと、
列車のお顔がキッチリと狙える撮影ポイントを探します。
この日は雲ひとつない快晴で絶好の撮影日和。
でも、路線が東西に伸びる中央線に於いて、
午前に西へ下リ、午後は東へ上るこの列車は、
正面に光が当たるポイントが少ないんですよね・・・σ(゚・゚*)ンー…
 

そこで私が思い切って選んだのは、
列車を後ろから撮る「後追い」 m9(`・ω・´)ケテイ!。
正面が逆光ならば、当然後ろは順光です。
尾灯が点灯する後追いを嫌う方も多いですが、
私はあまり気にしないタチで、
光線状態などの条件が良ければ、後追いでも「OK牧場」(笑)
(もちろん、条件がよくて正面から狙えるのがベストだけれど)
 
尾灯を点灯し、走り去るスカ色115系。
その向かう先には山々の稜線がクッキリと見え、
「山スカ」の愛称で親しまれた同車の最期に、
花を添えてくれました
サイナラ…(´;ω;)ノ~~~

 
15.1.18 中央本線 鳥沢-梁川(後追い

 
 
 
ホントは光線状態がよさそうな
土曜日の富士急入線を撮ろうと考えていたのですが、
金曜日の新年会でちょっち飲み過ぎてしまい、
時間ギリギリに慌てて飛び起きて撮影地へと向かう列車に乗ったものの、
途中でカメラにメモリーカードが入っていないのに気付き、
撮らずに高尾で折り返して、家でふて寝していたのは
ここだけのハナシ・・・(^^;)ゞポリポ

 
金曜日に集まった「鉄仲間」の皆さん、お疲れさまでした。
楽しいひと時をありがとうございました。

冬休み03・・・播但線 乗車記

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2014.12.28~30
冬休み03
「青春18きっぷ」の鈍行旅。
 播但線 乗車
 
  

冬休みを利用した年末の鉄道旅。初日に山陰本線の電化区間で国鉄型381系の北近畿特急などを撮影し 【◎】]ω・´)パチッ!二日目はさらに同線を北上。日本海岸の香住(かすみ)で今が旬の名物である「松葉ガニ」を堪能したのち ≧[゚∀゚]≦カニ!、かつては高い鉄橋のあったことで知られた鉄的名所・餘部(あまるべ)を10年ぶりに訪れました (´ω`)シミジミ。今回はその続き・・・になるのですが、実はこの旅行記の冒頭にも書いたように今旅の主な目的は二つ v(゚ー゚)フタツ。381系の特急を撮ることと、香住でカニを食べることで、それを達成した時点でこの旅は終わり。ぶっちゃけ、旅行記も前回までの二回にまとめるつもりだったのです ( ̄▲ ̄;)エ…。ところが、いつもの私の悪いクセでついつい記事が長引き (・・∂) アリ?、前回までで東京への帰路が収まり切らなくなっちゃいました アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。まあ、文末に乗車行程だけを載せてもいいのですが、せっかく多くの列車を乗り継いで行った遠征。できればその帰路もちょっとご紹介したい・・・σ(゚・゚*)ンー。そこで今回お伝えするのは、最終目的地となった餘部からの乗り鉄旅です。ただひたすらに列車へ乗っているだけの記事ですが、いっしょに乗車している気分でおつきあいいただけたらと思います。

 

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餘部から乗った上り列車は、
余部橋梁を渡ってトンネルへと入ります。
その様子を先頭車両の運転室越しにかぶりつき。
▲14.12.29 山陰本線 餘部-鎧(車窓から)

餘部が今旅の最終目的地であったことから、同駅で私が乗ったのは来た方向へと戻る山陰線の上り列車  モドロ...((((o* ̄-)o 。これで東京へと素直に帰るのならば、往路とほぼ同じようにこのまま山陰本線を乗り継いで、京都へ出るルートが距離的にも時間的にも最短になりますが、私が今旅で最初の新幹線(東京~京都)以外で使っている乗車券は、普通列車や快速列車のみが一日乗り放題となる、おなじみの「青春18きっぷ」。これで現時刻の13時過ぎに餘部を出発した場合、最短距離で普通列車だけを乗り継いで行ってもその日じゅうに東京へ帰着することはできず、どこかで一泊せざるを得ません(ちなみに、13時31分に餘部を発車する普通列車で東京方面へ向かうと、最短ルートでもたどり着けるのは、たぶん23時43分着の浜松までだと思われます)。ならば何も最短距離にこだわることは無く、別ルートを選んで適当なところで泊まってもいいわけです (・o・*)ホホゥ。要は二日間で餘部から東京へ普通列車で戻れれば、費用は一緒(泊まる都市によってホテルの値段は変わるけれど)。そこで私が選んだのは、山陰線の和田山から分岐する播但(ばんたん)線を通るルート (゚ー゚*)バンタン?。なんだか仰々しく説明したわりには、案外コレって普通のルートですよね ( ´_ゝ`)ナーンダ。 実はこの日の夜に私は大阪で現地の友人と会う約束を入れており、餘部から大阪までのルートにちょっと変化をつけたかっただけのことなんです (^^;)ゞポリポリ

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城崎温泉でさらに山陰線の上り列車に乗り継ぎ。
ここからは電化区間になるので、乗るのは抹茶色の113系です。
ちなみに温泉旅館でカニが食べられることで知られる城崎温泉、
この駅の列車接近チャイムは「カニ、食べいこう~♪」の
「渚にまつわるエトセトラ(PUFFY)」でした ≧[゚∀゚]≦ソーカニ。
ぜひカニの本場である香住にも採用してほしいところですね。
▲14.12.29 山陰本線 城崎温泉

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城崎温泉から一時間弱で播但線との乗換駅、和田山に到着。
ふたたび電車(手前)からディーゼルカー(奥)へ乗り換えです。
▲14.12.29 山陰本線 和田山

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和田山のホームには、
当駅を始発とする播但線の上り列車がすでに待機していました。
国鉄色を彷彿とさせるタラコ色のキハ41です
(´▽`*)キハキハ~♪
おや、よく見ると左端の方に
ちょっと気になるものが写り込んでいますね・・・(=゚ω゚=)ン?。
▲14.12.29 山陰本線 和田山

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ひとつ上の写真に写り込んだ味のある煉瓦造りの建物は、
1912年(明治45年)に建築された、
和田山機関庫(豊岡機関区和田山支区)趾  (゚∀゚*)オオッ!。
かつては播但線で活躍した蒸気機関車のC57や、
ディーゼル機関車のDD54などの姿があったそうです。
▲14.12.29 山陰本線 和田山

播但線は山陽本線の姫路から兵庫県の中央部を流れる市川・円山川に沿って北上し、山陰本線の和田山へと至る65.7キロの路線(起点駅基準)で、線名も前身である播但鉄道の時代より、旧国名の播磨(現・兵庫県南西部)と但馬(現・兵庫県北部)の頭文字を由来としています (・o・*)ホホゥ。そんな播但線へ私が乗るのはこれが三度目。一度目は同線自体の乗り潰しが目的で、西舞鶴と宮津を結んでいた宮津線とセットで訪れ、二度目はJRから北近畿タンゴ鉄道へ移管された宮津線を乗り直す目的で、そのついでに再び同線にも乗ったという、二度とも同じような経路を辿っています。そして今回も過去二回と同様、和田山から姫路方向の上り列車へ乗ることになりました。個人的に播但線経由で山陰や丹後へ入ると言う気にはあまりならないけれど、なぜか帰りには播但線を使ってみたくなるらしい ( ̄、 ̄)フーン。ちなみに播但線沿線での撮影となると、今から5年前に私としては珍しくレンタカーを使って訪れています。そのときのターゲットは、新型のキハ189系に置き換え間近となっていた、キハ181系の特急「はまかぜ」でした。

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乗り鉄のお供に駅弁を・・・と思ったのですが、
駅の売店にはシャッターが下ろされていました・・・orz。

上り列車の始発駅となる和田山には、ご当地名物の但馬牛を使った美味しい駅弁があったハズで、たしか最初に訪れたときに買って車中で食べています (゚∀゚*)オオッ!。ならば今回もと期待していたのですが、ホームの売店はシャッターが下ろされて営業していません (´д`;)アウ…。年末だから弁当屋は営業していないのかと思い、仕方なく改札脇のキオスクでビールとツマミだけを買って列車へ乗り込みます (・ε・`)シャーナイネ。あとから調べたところによると和田山の駅弁は現在、繁忙期の一部時間帯以外は駅の改札外にある喫茶店で販売されているらしい。う〜ん、これはちょっと解りづらいよね。せめてキオスク内に置けないものか・・・σ(・ω・`)ウーン…。

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仕方なく旅のお供はビールと些細なオツマミ。
それでも、ローカル線の旅でこれが手に入っただけマシか。

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車内はワンボックスに一人か二人程度の乗車率。
ちゃんと車端部にトイレも設置されていて、
これは飲み鉄するのに最適な環境?(~▽~*)ウィッ

私を乗せた播但線のディーゼルカーは、遅延していた山陰線下り列車の接続を待ち、数分遅れで和田山を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。ちなみに私は旅へ出てもメモなどの記録はいっさい取らない主義なので正確な時間は解りませんが、多分二、三分程度の遅れだったと記憶しています。発車後すぐに右へとカーブして山陰線と分かれ、進路を西へと向けた列車が次に停車する駅は、最近ちょっと話題の竹田。前記事で書いたように、私はこの日の朝に福知山線の丹波竹田で下車していますが、こちらがホントの「天空の城」や「日本のマチュピチュ」として知られる竹田城跡の下車駅です マツピチュ?(゚ー゚*)マチュピツ?。

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竹田城跡の最寄り駅・竹田。
山城である竹田城は海抜354mの虎臥山のてっぺんにあるため、
駅からは徒歩のみだと40分ほどかかります。
また、中腹の駐車場まではタクシーも利用が可能。
ちょっと解りづらいですが、
この写真の左上、山の頂上にあるのが竹田城で、
播但線の車窓からもその石垣を確認できます σ(゚・゚*)ンー…。
▲14.12.29 播但線 竹田(車窓から)

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播但線の車窓から見た竹田城跡 オッ!(゚∀゚*)ミエタ!。
上り列車だと竹田をでて少し進んだあたりで、
右上にスッキリと見ることができます。
そう言えば昨年夏の「青春18きっぷ」のポスターは
竹田城跡をバックにして走る播但線の列車でしたね。
▲14.12.29 播但線 竹田-青倉(車窓から)

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ちなみにこれは、
先述の「はまかぜ」をクルマで撮りに来た際に立ち寄った、
5年前の竹田城跡。
この頃はまだ観光客もまばらでした
(・・・というか、ほとんど人に会わなかった気がする)。

ガラガラの車内も竹田城跡を訪れた観光客がけっこう乗ってくるのかな・・・と思いきや、乗降客はほとんど無し (・・∂) アリ?。これもあとから調べたところ、どうやら現在の竹田城跡は史跡保全と事故防止のために冬期(12月3月)の入城を規制しているらしい。おかげで竹田発車後も車内は静かなままで、キハのエンジン音とレールのジョイント音だけが心地よく響きます。それを聞きながらぼーっと車窓を眺めていると、列車が南西方向へ進むに連れて上空には青空が見えてきました (゚∀゚)オッ!。日本海側が雨だったのに太平洋側は晴れ。この劇的変化がまさに山陰と山陽を結ぶ陰陽連絡線の醍醐味ですよね。撮影では曇りや雨で泣かされた一日でしたが、車窓を眺める乗り鉄的には最高の演出です (´▽`*)イイネ~♪

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ふと車窓から空を見上げると、
厚い雲が切れはじめて、青空がのぞくようになりました。
そんな夕暮れの播但路を列車はひた走ります。
▲14.12.29 播但線 青倉-新井(車窓から)

新井(にい)を過ぎると、やがて列車は上り勾配へとさしかかります。この先に待ち構えているのが最大斜度25パーミル(1000分の25勾配=1000メートル進むと、25メートル上がる)、播但線一の難所と言われる生野(いくの)峠。新井と生野の駅間距離は8.3キロながら、実に16分もの所要時間を要することからも、峠越えの険しさが伺えます (・o・*)ホホゥ

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上り勾配にさしかかり、徐々に高さを増してゆく車窓風景。
キハはエンジンを震わせて、峠越えに挑みます。
▲14.12.29 播但線 新井-生野(車窓から)

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じっくりと時間をかけて峠を登ってきたけれど、
サミット付近の車窓風景はイマイチ・・・か? (゚ペ)ウーン…
▲14.12.29 播但線 新井-生野(車窓から)

車窓風景を楽しむ乗り鉄的に峠越えと言えば、山岳路線のハイライト的なものであり、最高地点(サミット)からパッと眺望が開けるとテンションが上がるもの (゚∀゚*)オオッ!。しかしこの播但線の生野越えは、サミット付近でも山に囲まれていてあまり眺望が利かず、それどころか線路のすぐ脇を高速道路(播但自動車道)が並行していて、むしろ数ある峠越えの車窓風景のなかでも味気ない方かも知れません σ(・ω・`)ウーン…。脇をビュンビュン飛ばして行く高速道路のクルマを横目に、時速30キロ程度の鈍足でゆっくりと峠道を進んできたキハのエンジンがようやく落ち着くと、峠の最高地点に位置する駅、生野に到着。この駅で上下の列車は山登りを終え、あとはそれぞれに山を下ることとなります (´w`*)ドツカレサン。

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山を登り終えて生野に到着した上下の列車はここで小休止。
通常、列車は左側通行で交換しますが、
生野は右側通行でホームに停車するちょっと珍しい駅。
これは構内の勾配や線形の都合上、
かつて蒸気機関車が左側通行で走行するのが困難だったためで、
それが現在にも継承されているのだそうです。
▲14.12.29 播但線 生野(車窓から)

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そんな生野はかつて、銀の鉱山町として栄え、
鉱山が閉山した今も生野銀山の坑道は、
史跡として残されています。
機会があれば訪れてみたいところ。
▲14.12.29 播但線 生野(車窓から)

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生野を出ると並行していた高速道路が離れて、
少し山深い雰囲気のところを走るようになり、
車窓からは市川の流れを眺めることができます。
▲14.12.29 播但線 生野-長谷(車窓から)

生野から先は下り勾配となるため、列車の足取りは軽やか スイスイ〜ε=ε=ε=(  ̄3 ̄)。高速道路が離れた車窓には、代わって市川の渓谷が味わえるようになりました (゚∀゚)オッ!。播但線はこの市川に沿って走るあたりの景色がいちばんキレイで、コレをゆっくりと眺めながら峠越えに挑む下り列車の方が、雰囲気がいいかも知れませんね。もし四度目の乗車機会があれば、今度は下り列車へ乗ってみようかと思います。生野からの峠道を下り切ると、まもなくこの列車の終点・寺前。播但線は今まで乗って来た和田山と寺前の間は非電化でしたが、この先の寺前から姫路の間は電化されており、ここで運行体制も大きく分けられます(現在の播但線を全線にわたって直通する定期列車は、特急「はまかぜ」のみ)。姫路へ向かう私も、ディーゼルカーのキハ41から直流電車の103系へと乗り換えなくてはなりません ε=┌(*・ω・)┘ノリカエ!。

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寺前は電化と非電化の境界駅。
向かって左のキハから、右の電車へ乗り換えます。
一路線で電化と非電化が混在する駅の光景って、
個人的に結構好きです
(八高線の高麗川とか、豊肥線の肥後大津とか)。
▲14.12.29 播但線 寺前

比較的本数の多い電車で運転されている寺前より先の区間は、今までののどかな情景から一変し、沿線には住宅地が目立つようになりました。乗り換えた車両的にも、103系に個人的な懐かしさはあるけれど、ロングシートの通勤形電車では車窓を眺めるのに不向きです σ(・ω・`)ウーン…・・・と、まあ言い訳っぽいことを書いていますが、実は寺前から乗った電車が部活帰りと思われる学生などで混雑しており、さらに日暮れで車窓もだいぶ暗くなってしまったことから、もう写真で記録するのを辞めてしまったんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。でもローカル線好きの私としては、日暮れ前に非電化区間の寺前まで楽しめたことで、じゅうぶんに満足した播但線の乗り鉄でした ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。寺前から103系に揺られること45分、車窓の右手に白鷺城の別名を持つ真っ白な姫路城が見えてくると、列車は終点の姫路に到着です。

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このぶれっぶれの写真はいったいナニかというと (-"-;*)ナニコレ、
播但線の車窓から見た姫路城です。
夕景に真っ白な城がきれいに映えていたのですが・・・
さすがにオートのコンデジで撮るにはムリがあったか (^^;)ゞ。
▲14.12.29 播但線 野里-京口(車窓から)

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日が暮れた頃、終点の姫路に到着。
いちばん北側の1番線は播但線ホームですが、
1~4番線は一つの島式ホーム上にあり、
大阪側の2番線は播但線の切り欠きホーム、
岡山側の3番線は姫新線の切り欠きホームになっています。
(1・4番線はスルー式)。
▲14.12.29 山陽本線 姫路

餘部1331-(山陰174D)-城崎温泉1431~1443-(438M)-和田山1536~1548-(播但238D)-寺前1642~1646-(5652M)-姫路1731

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車窓からのぶれぶれ写真だけだと
お城好きの某お方に怒られそうなので(笑)、
姫路到着後にちょっくら歩いて姫路城へ行ってみました。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
2014年に「平成の大修理」を終えて、
真っ白な美しい姿が公開された姫路城。
でも夜だと、本当に白いのか、
ライトアップの光でそう見えているのか、
よく解りませんね・・・(^^;)。

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駅へ戻って姫路から乗るのは、
山陽本線と東海道本線を直通する、
長浜行きの新快速。
転換クロスで乗り心地がよく、韋駄天の新快速は、
関東人にとって羨ましい存在です。
σ(・∀・`)イイナァ…
▲14.12.29 山陽本線 姫路

播但線を乗り終えた私は、姫路でちょこっとお城を眺めてから山陽本線の上り新快速列車に乗って、友人との約束がある大阪へと向かいます。本来なら缶ビールでも買って乗り心地のいい新快速の走りを一杯やりながら楽しみたいところですが (σ´∀`)σイイネ、この日は仕事を終えてから会ってくれる友人のことを思うと、ちょっとガマン (`ω´*)ガマン!。合って乾杯してから、グイッといきたいところです(まあ、私は播但線で飲んじゃっているんだけどね (^^;)ゞ)。19時半に着いた大阪駅にはすでに友人が迎えに来ており、私たちは改札を抜けたその足で赤提灯を目指すのでした ヤアヤア (*゚∀゚)乂(゚∀゚*) オヒサ~。

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姫路から新快速で一時間、大阪に到着。
今年(2014年)は仕事で何度か関西へ来る機会がありましたが、
大阪駅へ立ち寄るのはかなり久しぶりのことです。
リニューアルしてからは初めてかな?
▲14.12.29 東海道本線 大阪

姫路1826-(山陽3318M)-大阪1928

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大阪在住の友人が連れて行ってくれたのは、
大阪名物の串揚げ屋さん (゚д゚)ウマー!。
ソースは「二度づけ禁止」がキホンなんですよね(笑)。
ちなみに、いつもながら飲み会になると写真を撮らなくなる私。
今回もこの最初の一盛り(写真は三人前)くらいしか、
写真は残っていませんでした。

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飲み会のあと、
非鉄の友人たちを(無理矢理に)引っ張って、
いったん大阪駅へ戻ってきました。
私の狙いは新型車両の投入が決定している
大阪環状線の電車です。
まずやってきたのはブラックフェイスの201系。
▲14.12.29 東海道本線 大阪

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車内吊りのポスターでも告知されていた、
大阪環状線に投入される新型車両。
そのシャープなデザインもさることながら、
今までの4扉車から3扉車への変更が、
いちばん驚かされました w(゚0゚*)w オォー!。
2016年に予定されている、実車のデビューが楽しみですね。

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そして、
「どれでも一緒じゃん!早く二軒目に行こうよ!」ヽ(`ε´*)ノ ブーブー
という友人の言葉を尻目に、103系が来るまで待っちゃいました。
人( ̄ω ̄;) スマヌ
今回は夜の大阪駅でのチョイ撮りで済ませてしまいましたが、
いずれは日中の沿線で環状線を撮りたいですね。
▲14.12.29 東海道本線 大阪

これで、今旅の行程はほぼ終了。あとは翌日の三日目にひたすら普通列車や快速列車を乗り継いで東海道本線を東上し、東京を目指すだけです。国鉄型381系で運転されている北近畿特急の撮影と本場の香住で松葉ガニを食べるという、二つの目的を組み合わせた今回の鉄道旅。時期的に冬枯れの季節で、さらにお天気も曇りや雨だったことから、撮り鉄的にはあまりパッとしない結果になってしまいましたが (´・ω・`) ショボーン、久しぶりに訪れた山陰本線や播但線の乗り鉄、さらに香住で食べたカニなど、むしろお天気が悪かったぶん撮り鉄だけに偏らない旅になったようにも思います。たまにはこんな旅もいいかも知れません (´∀`;)マ、イッカ。ちなみに今旅に使用した「青春18きっぷ」は一日一回で、計三回分。実は初日の京都~福知山(正式には新幹線で使用した京都市内までの切符が無効となる保津峡~園部、船岡~下山、下山~福知山)では、18きっぷ一回分(¥2370)の金額に満たないのですが、二日目の福知山~餘部、餘部~大阪、二日目の大阪~東京のトータルでじゅうぶんにモトが取れたのですから、「18キッパー」としての面目は保った・・・かな?(笑)。 2014年暮れの旅でした m(_ _)mオソマツ。


12月30日(火)

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大阪~東京、東海道線乗り継ぎの旅。
一番手は大阪始発の快速の米原行きで、
車両は223系。
▲14.12.30 東海道本線 大阪

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米原より先はJR西日本からJR東海へ入ります。
乗るのは新快速の豊橋行き。
転換クロスシート仕様の313系でした。
▲14.12.30 東海道本線 米原

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ここで朝食にいただくのは、
前日に姫路で買っておいた「名代 あなご寿司(¥1350)」。
ちょっとお値段の張る駅弁ですが、
焼きアナゴの下に隠し味として敷かれた
椎茸煮のみじん切りと山椒の実が
絶妙な風味を醸し出す、素晴らしいお味です
(゚д゚)ウマー!
☆☆☆☆・
朝からお酒を飲みたくなっちゃいますね(笑)

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名古屋を素通りして、豊橋で乗り継いだのは、
浜松行きの普通列車。
この311系も転換クロスシート車です。
▲14.12.30 東海道本線 豊橋

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浜松では興津(おきつ)行きの普通列車へ。
今度はロングシートの211系で、
ここまではすべて違う種類の電車に当たっています (゚∀゚*)オオッ!。
ちなみに、私は座れましたが、
帰路の行程中でこの電車がいちばん混んでいた・・・。
▲14.12.30 東海道本線 浜松

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8000.jpg

浜松から乗った興津行きを途中の島田で降り、
そこから乗り継いだ普通列車は国府津(こうづ)行き。
JR東日本管内にある国府津までの直通列車とは珍しい (゚∀゚)オッ!
・・・と思ったら、JR東海の管轄である御殿場線経由でした。
車両は先ほどの米原から乗ったのと同じ313系ですが、
こちらはロングシート仕様の2000番台で、
気分的にはかろうじて違う車種?ヾ(´∀`;)オナジダロ
▲14.12.30 東海道本線 島田

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ロングシートに座って、対向の窓越しに見えたのは富士山のお姿。
こういう一日じゅう乗りっぱなしの日に限って、
いい天気なんだよなぁ・・・(・ε・`)チェ。
▲14.12.30 東海道本線 富士川付近(車窓から)

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御殿場線と分岐する沼津で、
国府津行きから熱海行きへ乗り換え。
待機していたのはロングシートの211系で、
これは先ほど浜松から乗った電車と一緒。
乗り換え時間がわずかなので、
みんなちょっぴり急ぎ気味です
ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!
▲14.12.30 東海道本線 沼津

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ここまではけっこう列車の乗り継ぎ時間が短くて、
朝のあなご寿司以外は食事ができませんでしたが、
東京近郊の熱海まで来たら
一本くらいは列車を見送ってもいいだろうという
気持ち的な余裕ができましたので、
駅そばスタンドで「きつねそば」を注文。
そう言えば、今旅はせっかく関西へ行ったのに、
昆布だしのそばやうどんを食べ損ねたなぁ・・・( ̄▲ ̄*)ア…。

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熱海からはJR東日本となり、
乗車するのはお馴染みのE231系。
西日本の223系や東海の313系は乗り心地がいいのですが、
なぜかE231系のカタいシートに座るとホッとします。
それだけオシリがこのシートに馴染んでしまったということか・・・(^^;)。
▲14.12.30 東海道本線 熱海

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同じE231系ですが、
最後に小田原で湘南新宿ラインの高崎に乗り換えて、
新宿に到着
ヽ( ´¬`)ノ ゴール!。
大阪から10時間の乗り継ぎ旅でした。
せっかく東海道を乗り継いで来たのに、
フィニッシュを東京にしないところが、なんとも私らしい(笑)
そう言えば、夏に東北本線を乗り継いで帰ってきた時も、
上野へ行かず、新宿着だったっけ・・・。
▲14.12.30 山手線(湘南新宿ライン) 新宿

大阪0621-(東海道702K)-米原0806~0825-(5316F)-豊橋1024~1042-(936M)-浜松1116~1129-(774M)-島田1213~1224-(2776M)-沼津1355~1400-(1452M)-熱海1420~1435-(866M)-小田原1456~1504-(3660E)-新宿1618

成田線・・・189系 成田臨 撮影記

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2015.01.11
成田線
 「グレードアップあずさ色」を初撮り!
 189系 成田臨 撮影
 
  

しばらく年末の山陰線旅をご紹介していたことから、ちょっと・・・いや、もうかなり鮮度落ちとなってしまいましたが (=゚ω゚)ノ スマヌ 、今回は一月の半ばに撮影へ行った「成田臨」の撮影記です リン♪(゚▽゚)リン♪ 。成田臨とは、千葉県成田市にある真言宗智山派の大本山、成田山新勝寺への初詣参拝客を輸送するために設定された臨時列車の通称で、この列車を撮ることは関東の撮り鉄にとって新春の恒例行事、まさに初詣のようなものです (・o・*)ホホゥ。ただ、数年前までの成田臨はその列車にふさわしい「初詣」のおめでたい絵幕を掲げて運転されていたのですが、それに使用されてきた車両(大宮の183系)が一昨年に相次いで引退や転属してしまい、後任となった車両(大宮の185系)には「初詣」の絵幕が入っていないことから、撮影の楽しみが半減 σ(・ω・`)ウーン…。昨年の成田臨は遠目に撮影した185系を「ONE-shot」で紹介するに留めてしまいました。

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一昨年に撮影した183系大宮車(OM101編成)の成田臨。
私にとってはこれが最後の「初詣」絵幕の撮影となりました・・・。
▲13.1.12 成田線 成田-下総松崎

では、情報誌に掲載されていた今年の使用車種はというと、やはり昨年同様に185系が中心。しかし日によっては185系だけでなく、豊田の189系での運転も設定されています (゚∀゚)オッ!。残念ながら同車にも「初詣」の絵幕は入っていないのですが、豊田の189系と言えば所属する三編成がすべて違う色に塗られており、そのなかでも今ファンの注目を集めているのが、昨年末に復刻色として塗り替えられたばかりの「グレードアップあずさ色(M52編成)」(ちなみに残り二本の編成色は「あずさ色(M50)」「国鉄色(M51)」)。そしてどうやらその注目編成が今年の成田臨にたびたび使われているらしい (゚∀゚*)オオッ!。「グレードアップあずさ色」に塗り変わってからまだ一度も撮影したことが無い私にとって、これは初撮りする絶好のチャンスです (*°ω°*)-3 ムフーッ!。何日か設定されていた同編成の運転日のうち、お天気が良さげな11日の日曜日に私は出撃を決めました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


1月11日(日)

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ウチの最寄り駅から成田へ、
JRは高いので今年も地下鉄や私鉄を使います。
まずは中央線から地下鉄東西線へ直通する電車からスタート。
乗るのは東西線直通用のE231系800番台です。
▲中央本線 三鷹

中央線沿線のウチから成田へ行くには、JRの中央線、総武線、成田線を乗り継いでいくのがいちばん手っ取り早いのですが、実はこの他にも様々なルートがあり、ちょっと乗り換えが不便でも私鉄をウマく使った方が料金的には安く済みます (・o・*)ホホゥ。ちなみに、私の定期券外となる新宿~成田のJR普通乗車券は片道1317円(2015年1月現在のIC使用)。過去には都営新宿線と京成を乗り継ぐルートを試してみて、同区間を片道967円(2015年1月現在のIC使用)まで抑えることができましたが、今回はそれよりもさらに安くなりそうなルートを選んでみました ( ´_ゝ`)フーン。

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東西線を西の端から東の端まで乗り通して、終点の西船橋へ。
西船橋は東京メトロ東西線の他にJR総武線、武蔵野線、京葉線、
そして東葉高速鉄道が乗り入れる一大ターミナルです。
ちなみに東西線は同駅を介して、総武線の津田沼までと、
東葉高速線の東葉勝田台まで直通運転を行なっています。
▲総武本線 西船橋

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ここで京成に乗り換えるのですが、
東西線やJRの西船橋駅と京成の京成西船駅は少し離れています。
その間は約500メートルで徒歩10分ほど。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク

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JRの西船橋駅と比べるとこぢんまりとした印象の京成西船駅。
かつて同駅は所在町名にちなんだ葛飾という駅名でしたが、
葛飾町が船橋市に合併されたこと、
さらに同線も通る都内の葛飾区と混同するなどの理由から、
87年に現在の駅名へと改称されました ( ̄。 ̄)ヘー。
▲京成本線 京成西船

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京成西船は優等列車がすべて通過し、停車するのは普通列車のみです。
特急列車を一本見送ったのち、
ホームに入ってきたのは3000形の普通列車、京成津田沼行き。
▲京成本線 京成西船

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京成津田沼で成田空港行きの特急列車へ乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
今度の車両は数少ない鋼製車体の3400形。
▲京成本線 京成津田沼

新宿の手前にある中野(ここも私の定期券内)から、まずは地下鉄東西線で西船橋へ。そこで500メートルほど離れた京成西船に徒歩で移動し ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、京成の普通列車と特急列車を乗り継いで成田へと向かいます。西船橋での乗り換えが少々面倒ではありますが、こうすることによって今回の運賃は片道843円(東京メトロ308円・京成535円 2015年1月現在のIC使用)。以前に試した都営経由よりも100円以上安く (゚∀゚)オッ!、さらにJRとの差はなんと474円! (゚∀゚*)オオッ! これは缶ビール二本分ですから、決して小さな額ではありません! w(゚0゚*)w オオォー!! ・・・と、なんだかとってもセコい話のように聞こえますが、こうやって安いルートや変わった行き方を模索するというのも、鉄としてはゲーム感覚で楽しいものなんです (^皿^;)ゞポリポリ。

中野0714-(東京メトロ東西線)-西船橋0804…京成西船0820-(京成本線普通)-京成津田沼0831~0844-(京成本線特急)-京成成田0916

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ちょっと遠回りしながらも、無事に着いた京成成田。
駅は成田山新勝寺への初詣参拝客でにぎわっていました。
駅舎の庇部分は成田山新勝寺をイメージしているのだと思われます。
▲京成本線 京成成田

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京成成田から徒歩数分のところにあるJR成田線の成田駅。
やはりこちらの駅舎も、
成田山新勝寺をイメージしたものになっています。
京成よりもちょっと立派? σ(゚・゚*)ンー
▲成田線 成田

JRの臨時列車を撮影するのに、皮肉にも私鉄を乗り継いでやってきた成田。ここからは歩いて沿線の撮影地へと向かいます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。成田山新勝寺への初詣客で賑わいを見せる東口とは対照的に、閑静な住宅街が広がる西口を抜けて15分ほど進むと、やがて成田線の線路をオーバークロスする県道の陸橋が見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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陸橋上から成田線を見下ろすことができる撮影地。
私が着いた時、ここにはまだ誰もいませんでした。
σ(゚・゚*)一番海苔?

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でも、陸橋下にある線路際の撮影ポイントには
すでに多数の同業者がセッティングされていました Σ(・ω・ノ)ノ ヌヲッ!。
お目当ての列車が通過するまでにはまだ二時間近くもありますが、
みんな早いなぁ・・・(´∀`;)オマエモナー。
▲成田線 下総松崎-成田

ここは一昨年にも成田臨を撮りに訪れた撮影地で、そのときはこの陸橋上から俯瞰気味に列車を撮影しています ◎】]ω・´)パチッ!。ならば今回は少し変化を付けて、もうひとつの撮影ポイントである陸橋下の踏切脇で撮ろうかとも考えたのですが、陸橋上からそちらの撮影地を見下ろすと(=゚ω゚=;)ンン!?、すでに多数の先客がありました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。今ならばまだポジション的に若干の余裕はありそうだけれど、何も混んでいるところへお邪魔することは無いし、陸橋上が空いているのならばそこでいいやと、結局私は一昨年と同じところにポジショニング m9(`・ω・´)ケテイ!。一昨年と代わり映えしないけれど、最終的に踏切脇はものすごい数(50人くらい?)になっていたので (´Д`;)人大杉…、まあここでよかったのかな・・・と。

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ここは成田空港に近いこともあり、
遠くに飛行機が飛んで行く姿を見ることができます (゚∀゚)オッ!。
一昨年の記事にもちょこっと載せましたが、
今年も列車が来るまでのヒマつぶしにヒコーキウォッチング。
この紺色の尾翼に赤いマークはアメリカのデルタ航空ですね。
ああ、本場のクラムチャウダーを食べに、
シアトルへ行きたいなぁ・・・σ(・∀・`)イイナァ…。
(トリミング済み)

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鮮やかな紺色のこのヒコーキはベトナム航空。
ああ、本場のフォーを食べに、
ホーチミンへ行きたいなぁ・・・σ(・∀・`)イイナァ…。
(トリミング済み)

天気予報通りの穏やかな晴天に恵まれ、成田空港から飛んでゆく飛行機の姿が澄んだ青空にクッキリ ⊂( ^ω^)⊃ ブーン!。この時期にしては気温も高くて、列車の待ち時間もさほど苦にはなりません (´ー`)マターリ。さて、この日にここを通過する成田臨は二本 v(゚ー゚)ニホン。一本目は、宇都宮と成田の間を東北線、武蔵野線、常磐線、成田線経由で結ぶ、快速「早春成田初詣号」(゚∀゚*)オオッ!。この列車には首都圏の波動輸送用としてすっかり定着した185系が使われています。個人的に183系や189系に比べるとちょっと魅力に欠ける185系ですが、これも立派な国鉄特急型。撮れるときにはしっかりと記録しておきたい形式です (`・ω・´)-3フンス!。

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まず成田臨の一本目に現れたのは、
湘南ブロック色の185系の「早春成田初詣号」。
立派な列車名はあるものの、
表示されていた幕は赤文字の「臨時快速」でした。
▲成田線 下総松崎-成田

185系の成田臨が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
朝着いたとき(陸橋上から踏切脇の同業者を撮ったカット)には、まだ列車の手前サイドまでまわっていなかった光線状態は、二時間ほどの待ち時間ですっかりキレイなバリ順(バリバリ順光)となりました。やっぱり晴天順光下で撮れると、気持ちがいいものです キモチ(・∀・)イイ!。ところで185系と言えば最近、特急「踊り子」などの定期列車に使われている10連や5連の編成はこの「湘南ブロック色」から、登場時の斜めストライプ色に順次戻されているとのことですが、この波動用の6連などもいずれは塗り変わるのかな?σ(゚・゚*)ンー ちょっと注目してゆきたいところです(「あまぎ色」のOM08も、近々塗り変わっちゃうみたいですね・・・)。

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次の列車までの合間に飛んで行ったのは、
ドイツのルフトハンザ航空。
ああ、本場のアイスバインを食べに、
ベルリンへ行きたいなぁ・・・σ(・∀・`)イイナァ…。
(トリミング済み)

今通過した185系の約30分後にやってくる二本目が、いちばんのお目当てとなる豊田の189系「グレードアップあずさ色」。この日は遠路はるばる吾妻線・長野原草津口からの団体さん輸送です。冒頭でも触れたように豊田の189系は三編成三色あって、どの編成が成田臨に使われるのか当日まで解らないことが多いのですが σ(゚・゚*)ンー、今回は長距離のため前日に高崎までの回送列車が設定されており、情報によるとその回送に「グレードアップ色」が入ったとのこと (゚∀゚*)オオッ!。これでこの日の成田臨は「グレードアップ色」で確定です ヽ(´¬`)ノ ヤタ~!。もちろんそのような情報を皆が得ているからこそ、踏切脇に50人、そして陸橋上に20人もの同業者が集まることとなったのでしょう (´∀`;)スゴイネ。そんな大勢のファンが固唾をのんで見守るなか、やがて私にとっては久しぶりに目にする色の189系が姿を現しました ε-(°ω°*)キタッ!。

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早春の成田線を行く、189系「グレードアップあずさ」色。
私にとって同色編成は復刻後の初撮りです。
冬枯れの雑木林に、特徴的な白いボディカラーが映えました。

グレードアップあずさ色が撮れました~!ヽ(≧▽≦)ノ ワ~イ♪
復刻色に塗り変わってから約ひと月。お披露目運転を逃し、さらには年末に臨時の特急「あずさ」へ同編成が充当された際も私は山陰線へ行っていたことで撮れず、今回ようやくこの色をカメラに収めることができました。う~んこの色、たしかに懐かしいなぁ・・・(*´ω`*)ナツカシス。
そもそもこの「グレードアップあずさ色」と呼ばれるカラーリングはというと、国鉄からJRへ転換された直後の87年、料金面で高速バスに利用客を奪われかけていた中央本線特急「あずさ」のテコ入れのため、従来から使用されていた国鉄特急型183系の内装を大幅にリニューアル。料金の安さではなくゆとりあるハイグレードな内装(座席のハイデッキ化や側窓の拡大、読書灯の設置など)で高速バスに対抗し、通称を「グレードアップあずさ」と命名。その際に外観の塗装を国鉄特急色から塗り替えたのがこの色でした ( ̄。 ̄)ヘー。しかし、この色が不評だったのかどうかは定かではありませんが、92年に「あずさ」用の車両が信州をイメージした爽やかなスカイブルーの通称「あずさ色」に統一される際、国鉄特急色とともにこの「グレードアップ色」も塗り替えられてしまいました。実質「グレードアップ色」の活動期間は、せいぜい5~6年程度だったのではないでしょうか。

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以前にもちょろっと紹介した
現役当時の「グレードアップあずさ」。
これは乗り鉄としての記録的なカットで、
このあとはコレに乗って東京へと帰りました。
あんまり記憶にないけれど、
グレードアップ色の「あずさ」に乗ったのは
この時の一度きりだったような・・・。
▲88.7 篠ノ井線 松本

ちなみに私は「グレードアップあずさ」の現役を知る世代ですが、正直この色は当時あまり好きになれず (´~`)ウーン、撮影もほとんどしたことがありませんでした o( ̄^ ̄o)彡プイッ。昔っから国鉄特急型にはやっぱり国鉄色がいちばん似合うと思っていましたし。そんな個人的に思い入れがあるような無いような「グレードアップあずさ色」。でも、復刻したからには一度は撮らにゃあなるまいというミーハーな気持ちで、今回は久々にこの色の列車へとカメラを向けてみました (*´∀`)ノ゙オヒサァ!。

185系と189系「グレードアップ色」の成田臨撮影、これで往路となる午前の撮影は終了です。折り返す午後の復路までは三時間以上の待ち時間がありますので、その間に成田山新勝寺などへ行って時間を潰したいと思います。そういや、一昨年も撮影する成田臨の往路と復路の間に、成田山をお参りしたんだっけ・・・。

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成田山新勝寺の山門。
成田山新勝寺は真言宗智山派の大本山。
本尊は不動明王で、家内安全、交通安全などを祈る
護摩祈祷のために訪れる人も多いのだそうな。
(この説明、一昨年のコピペです ^^;)

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一昨年に訪れた時はすんなりとお参りできた本堂。
でもこの日はお天気に恵まれたからか、ご覧のような大賑わい。
バチ当たりながらも並ぶのがメンドっちかったので、
遠目から一礼だけして失礼しました ( ̄人 ̄)スツレイ。

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成田山参道の名物と言えばウナギ。
歩いていると香ばしい匂いが漂ってきます (゚¬゚)ジュルリ。
なぜに成田の名物がウナギなのかと言えば、
江戸時代に遠路から訪れる参拝客の疲れを癒すため、
近隣の利根川や印旛沼で取れたウナギを料理して提供したことが
今も伝統として引き継がれているそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
んじゃ、私も (゚∀゚*)オオッ!!・・・といきたいところですが 、
初詣客で鰻屋さんは大混雑(120分待ちだとか)。
それに、ウナギは決してお安くない・・・彡(-ω-;)彡ヒューヒュー

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そこで私は、屋台で売られていたウナギの肝焼きでガマン。
コレ、一本たったの200円也。
でもツマミとしては超一級品で、ウナギの風味は感じられます。
私にはこれでじゅうぶん。キモ(゚д゚)ウマー!

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そんな成田名物のウナギと
成田空港のヒコーキを組み合わせたのが、
成田のゆるキャラ「うなりくん」(゚ー゚)ウナリ?。
休日は参道にある観光協会にいることもあるそうですが、
私は今年も実物には会えませんでした・・・(・∀・`)ザンネン。

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うなりくんには会えませんでしたが、
成田駅に戻ってくると・・・あ!何かいる!!(゚0゚*)ハッ!

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成田駅構内で行なわれていた新春イベントにいたのは、
JR東日本・千葉支社のゆるキャラ「駅長犬」!
U・ェ・U ワンワン
これが今年一発目に出会えたゆるキャラとなりました。
でも午前中には、ここにうなりくんもいたらしい・・・。

成田山新勝寺(の本堂手前)でお参りをし、参道で名物のウナギ(の肝焼き)を食べ、さらに成田のゆるキャラ「うなりくん」(ではなく、千葉支社の「駅長犬」)にも会えて、短時間ながら成田観光を満喫(したつもり)(゚∀゚)アヒャ☆。時間も適度に潰れたところで、再び成田臨の撮影へと向かいます。ところで、この成田臨の復路撮影でいつも悩まされるのが、その運転時間帯。参拝や食事を終えた団体客を乗せて成田を出発するのが、だいたい15時半過ぎから16時台。始発駅の成田近辺ならばかろうじて日は持つものの、市街地では沿線にある住宅などの影がだいぶ線路に伸びてきてしまいます (゚ペ)ウーン…。冒頭で紹介した一昨年の写真を見ても、先頭には日が当たっていますが、編成の後方は住宅の影落ち。そこで今回は成田の市街地を避け、少し成田線に乗って郊外へ移動することにしました。

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成田から乗るのは成田線・・・ですが、
この成田は本線の上り千葉方面、下り佐原方面、
そして我孫子支線の我孫子方面、空港支線の成田空港方面と、
同一路線ながら四方向に線路が伸びる、ちょっと珍しい駅。
そのなかで私が乗ったのは当駅始発の我孫子支線。
常磐線快速と共通のE231系が使われています。
▲成田線 成田

成田線(我孫子支線)の列車は、成田を出てしばらくは市街地を走りますが、次駅の下総松崎(しもうさまんざき)を過ぎると車窓にはのどかな田園風景が広がるようになります。眺める車窓から抜けの良い場所に目星をつけ (゚∀゚)オッ!、私が下車したのは成田から二つ目の安食(あじき)。

成田1345-(成田862M)-安食1356

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成田市のとなり、栄町にある安食。
難読駅名として知られるこの駅は、
昔ながらの木造平屋造りの駅舎です。
▲成田線 安食

実を言うと車窓から見つけた撮影ポイントは、安食よりもひとつ手前の下総松崎の方がずっと近かったのですが ( ̄▲ ̄;)ア…、下総松崎へ戻る次の下り列車は約30分後。それならばちょっと遠くても、安食から歩いちゃった方が早く到達できそうな気がします σ(゚・゚*)ンー。列車利用の徒歩鉄が車窓から撮影地を探す場合には時おりこういうことがあって、下車駅の決定はなかなか難しいもの。ちなみに安食と下総松崎の駅間は4.1キロですが、地図アプリによるとお目当ての撮影地は安食から約3キロ地点。つまり下総松崎からは約1キロ・・・Σ(`ロ´;) ハッ! ついその場の勢いで歩いちゃったけれど、今になって冷静に考えると30分後の列車で戻っていた方がずっと楽で、到達時間もさほど変わらなかったような・・・βακα…_〆(・ω・`)。

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線路沿いの街道を歩いていると、
下総松崎方面へと走り去る電車に抜かれました。
あの電車に乗るべきだったのかな・・・(・ω・`)ゞウーン。
▲成田線 下総松崎-安食(後追い)

それでも30分以上かけて、なんとかお目当ての撮影地へと到達 ε-(´o`;A フゥ… 。ここは田んぼの真ん中なので日当り良好、建物の影を気にすることも無い (゚∀゚*)オオッ!・・・のですが、ここにきて空にちょっと雲が湧いてきてしまいました ( ̄▲ ̄;)エ…。当然ながらいくら抜けの良い場所でも、雲に遮られたら列車に日は当たりません。う~ん、今年初・・・というより新年早々、雲の流れにドキドキハラハラです ドキドキo(´・д・`;)o ハラハラ。試し撮りした一本前の普通列車は雲に陰られましたが、果たして成田臨はというと・・・まずは一本目の185系、快速「早春成田初詣号」。

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日が傾く頃、初詣参拝を済ませた人たちを乗せて、
成田から宇都宮へと向かう、快速「早春成田初詣号」。
運転される時間帯、距離を考えると、
飲み鉄をするのに、ちょうどいい列車かも知れませんね。
▲成田線 下総松崎-安食

雲間から日が当たってくれました〜!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
背景の空を見ても解るようにけっこう流れ雲が際どかったものの、通過前にはスッと抜けてくれて助かりました ε-(´∀`;)ホッ。でもこれで安心してはいられません。何と言ってもいちばんの本命は、さらに30分後の189系「グレードアップあずさ色」です。幸いにして185系通過後も太陽の方向に目立った雲は無く日差しが保たれているのですが、こういう時の時間経過ってスゴ~く長く感じるものですよね。次のまとまった雲が流れてくる前に列車よ早く来てくれ・・・八(゚- ゚) タノム!! と願ったところで、列車はダイヤ通りに走るもの。あとは運を天に任せると、やがて日が差す直線上にあの白い顔の189系が見えてきました  (゚∀゚*)キタッ!。

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西日に照らされた「グレードアップあずさ色」の189系。
白いボディがオレンジ色に染まりました。
ちなみに同編成はこちら側の先頭車のみ側窓の拡大が施されており、
「グレードアップあずさ」の現役時代をより忠実に
再現したようなスタイルとなっています。
今回は味気ない「団体」幕でしたが
やっぱりいつかは「あずさ」の絵幕で撮りたいところですね。

エロ光でグレードアップ色が撮れました~! \(≧▽≦)/ワーイ♪
日没間際の艶やかな光線(これを撮り鉄はエロエロ光線=エロ光と呼ぶ)が、「グレードアップあずさ色」を美しく浮かび上がらせ、さらには若干ながら顔(列車の正面)にも光がまわり、これは望んでいた以上のいい条件となりました。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ただ・・・実は撮った時はま
ったく気付かなかったのですが、後になってよ~っく見てみると (=゚ω゚=;)ンン!?、いちばん後ろの6両目に木(?)の影が落ちているではありませんか ∑(゚Д゚;ノ)ノ アアッ!。185系にはこの影が見当たらないとすると、30分の間にここまで伸びてきたってことですよね σ(・ω・`)ウーン…。でも、それを差し引いても余りあるこう光だったことだし、まあこのくらいは目をつぶるか・・・(・∀・`)マ、イッカ。これで今年の成田臨撮影は終了です。ちょっと流れ雲にヒヤッとさせられたけど、結果的に一日を通していいお天気に恵まれました ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。やはり新春恒例のこの列車を晴天のもとで撮ることができると気分がいいものです。年末の山陰線撮影で見放された晴れ運が、年を新たにして復活!・・・か? σ(゚・゚*)ドーダロ?

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帰りはもちろん安食ではなく下総松崎へ出ました。
下総松崎も木造平屋建てで、なかなかいい雰囲気の駅舎です。
▲成田線 下総松崎

1035.jpg

我孫子支線の下総松崎。
上り列車で我孫子まで乗り通し、
そこから常磐線経由で都内へ戻る方法もありますが、
私が乗るのは来た道を戻る成田行きの電車。
▲成田線 下総松崎

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成田からは京成の特急と普通列車を乗り継いで西船へ向かい・・・
▲京成本線 京成成田

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さらに西船橋で東西線に乗り換えます。
ホームに入ってきたのは東葉高速車の2000系。
往路と同じ最安ルートで東京を横断し、
私はウチへと帰るのでした (´w`*)ドツカレサン。
▲東京メトロ東西線 西船橋

下総松崎1621-(成田863M)-成田1628…京成成田1639-(京成本線特急)-京成津田沼1711~1715-(京成本線普通)-京成西船1726…西船橋1740-(東京メトロ東西線)-中野1822

 

 
☆オマケ☆

昨年末に復刻され、今回の成田臨で私が初撮影した189系の「グレードアップあずさ色」。本文でも触れたように、私自身はあまりこの色が好きではなかったことから現役当時は積極的に同色を撮影することは無く、乗車列車としての記録や何かのついで程度に撮ったものしかありませんが、それでも何枚か当時の写真を発掘することができたので、少しご紹介したいと思います。

6001.jpg

本文中にも紹介した松本駅での乗車前カット。
実は「あずさ」として撮ったのはこのときくらいで、
走行シーンなどは記録していませんでした。
左の381系「しなの」も今となっては懐かしいですね。
(*´ω`*)ナツカシス
▲88.7 篠ノ井線 松本

6002.jpg

ちなみに、オマケのオマケになりますが、
私がこのとき松本へ行った目的は、
松本電鉄(現・アルピコ交通)上高地線の乗り潰しでした。
当時使われていたのは元・東急5000系の譲渡車。
この一枚で、私もソネブロ仲間の「カエルくんブーム」に
乗れた・・・かな? (゚∀゚)アヒャ☆
▲88.7 松本電鉄上高地線 松本 (当時)

6003.jpg

当時の「グレードアップあずさ」編成は、
中央線の特急「あずさ」の間合い運用で、
東海道線の「湘南新宿ライナー」にも使われていました
(湘南新宿”ライン”ではありませんよ)。
表示されているヘッドマークは
現在の185系「湘南ライナー」と同じ
「かもめの水兵さん」マーク。
▲89.9 東海道本線 大船

6004.jpg
6005.jpg
6006.jpg

当時は「グレードアップあずさ」だけでなく、
「グレードアップあさま」や「グレードアップそよかぜ」、
さらには「グレードアップ・シュプール信越」なんてものも・・・
エエッ!?(゚∀゚;)マヂ!?
って、そんなことは無く、これは通常の「あずさ」から、
おそらく「回送」か何かに表示を換えている最中の
いわゆる幕回しの際にタイミングを合わせて撮ったもの
(´∀`;)ナーンダ。
あんまし記憶に無いのだけれど、
私ってば、こんなもんまで撮っていたんだなぁ・・・。
(^^;)ゞポリポリ
▲88.3 中央本線 新宿

今回の「グレードアップあずさ」復刻色は、私にとって89年以来25年ぶりの撮影となりました。たしかに久しぶりに見てちょっぴり懐かしさはあったけれど、でもやっぱり個人的に189系は国鉄特急色がいちばん好きかな・・・ σ(・∀・`)。


ONE-shot 174 今日の千代田線w

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PICK UP ONE-shot 174 今日の千代田線w

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営団地下鉄を表す「S」マークを掲げた千代田線6000系と、
かつて千代田線へ直通していた国鉄常磐線の103系1000番台。
そんな懐かしい並びを自室で再現!(゚∀゚*)オオッ!!
 
・・・って、私にしては珍しい鉄道模型ネタ (゚ー゚*)オヨ?。
何度かこのブログにも書いたように、
撮り鉄や乗り鉄などの鉄道趣味を持つ私ですが、
元来手先が不器用なことと、その商品が高価なことから、
鉄道模型の分野には手を出さないようにしています 乂`・д・´)ダメッ!。
では、この千代田線はいったいどうしたのかというと・・・
  
実は先週末のこと、
ソネブロでお馴染みの「sonicさん」の個展へ伺った際、
そこでお会いした同じくソネブロ仲間の「FTドルフィンさん」に
なんと写真左の営団6000系をいただいちゃったのです!(゚∇゚ノ)ノ エエッ!?
以前に私がお渡しした「ブリキの登山電車」のお礼にどうぞって。
でも、なんだか逆に申し訳ないですよ・・・ヾノ・∀・`)イヤイヤ
と、言葉では遠慮しつつも、
手にとった瞬間にもうヨダレだらだら (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
正直、「千代田線LOVER」の私にとってこれは、
すっごくすっごく嬉しいサプライズプレゼントでした。
O(≧▽≦)O ワ~イ♪ ♪
(「あおたけさんにお渡ししたいものがあります」と言われて、
思わず「お酒ですか!?」とこたえてしまった
ズブンが恥ずかしい・・・(゚∀゚)アヒャ☆)
 
 
この模型は本来、編成単位のセット販売が基本となっており、
それは値段的にもかなり高価なもの。
欲しくても私にはとても手が出せません σ(・ω・`)ウーン…。
ところが、いただいた車両は先頭車両の一両のみで、
これは通常の店舗ではバラ売りしないものを
メーカー直売の専門店(模型好きの聖地とも呼ばれる!?)で、
わざわざ探してくださったとのこと w(゚0゚*)w オォー!!。
車両があっても線路や動力源が無くて走らせられず、
眺めることしかできない私には、
ディスプレイモデルとしての先頭車でじゅうぶん
自室でこれを眺めながらチビチビやる一杯は、
もうたまりません(笑)Uヽ(>∀<*)クゥーッ!
ドルフィンさん、本当にありがとうございます!
 
ちなみに右の103系1000番台は、
ずいぶん前に私がつい衝動買いしてしまったもの。
モーター車込みの四両編成を持っていながら、
今までに一度も走らせたことがなく、
っと押し入れのなかで眠ったままでしたが、
久々に日の目を見た今回は、
6000系を引き立てるいい脇役となってくれました 。
(*´ω`*)ナツカシス
 
15.2.1 自宅にて
 
 
1002.jpg
いただいた模型で久しぶりに見た「S」マークの付いた6000系。
やっぱり世代的にこの電車は「東京メトロ」よりも、
「営団地下鉄」のほうがしっくりときますね(^^)

 
 
 
 

 
1004.jpg
そして週末の神保町、
sonicさんのステキな個展でお会いした皆さま、
楽しいひと時をありがとうございました m(_ _)m。
またお会いできることを楽しみにしています。

磐越西線・・・485系「あいづライナー」撮影記

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2015.01.24
磐越西線
これで見納め!?
 485系「あいづライナー」 撮影記
 
  

♪春はお別れの~、季節ですっ (* ̄0 ̄)θ~♪ ・・・って、また今年もこのシーズンがやってきました (゚Д゚)ハア?。そう、毎年3月に行なわれるJRのダイヤ改正。今年は何といっても、北陸新幹線(長野~金沢)や上野東京ライン(上野~東京)など、路線の延伸や新たな開業が話題の中心となりますが、そのいっぽうで例年のごとく改正を機に引退する車両や廃止となる列車も多々あります ( ̄。 ̄)ヘー。北陸新幹線の延伸開業で現・信越本線や北陸本線の特急列車などが廃止や見直しされる事はある程度予想がつきましたが (゚ー゚*)フム 、そのいっぽうで私にとっては予想外だった引退発表もありました Σ(=゚ω゚=;) ナヌ!?。そのひとつが磐越西線の快速列車「あいづライナー(郡山会津若松)」の運転取りやめ(廃止) ( ̄ロ ̄lll)ガビーン。「あいづライナー」と言えば私もたびたび撮影に訪れていて、このブログでもすっかりお馴染みとなっていますが、今や貴重な国鉄特急型の485系が使用されている列車です。しかし廃止の理由がそもそもその485系の老朽化にあり、磐越西線にはそれに変わるような新たなイベント列車の投入も計画されているとのことから、安全性やサービス面を考えると残念ながら廃止は仕方の無いところか・・・(´・ω・`)ショボーン。そうなると485系「あいづライナー」に残された時間は、ダイヤ改正までのひと月半 (;゚ロ゚)ハッ。しかもここにきて例のごとく、調子の悪い(とウワサされている)専用編成(東武色のA3/A4)に代わって、国鉄色の編成(A1/A2)が代走を行なっているというではありませんか (゚∀゚*)オオッ!。これは私が国鉄色「あいづライナー」を撮る最後のチャンスになるかも知れません。国鉄特急型好きの私は居ても立ってもいられず、週末に磐越西線へ出撃してしまいました  ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。


1月24日(土)

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郡山を起点とする磐越西線へのアプローチは東北新幹線。
朝イチの「やまびこ41号」はE2系です。
▲東北新幹線 東京

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郡山付近の車窓から会津方向の山々を眺めます。
晴天ですが、ちょっと上空の雲が気になるか?(゚ペ)ウーン…
ちなみに手前に見える車両群は郡山総合車両センターの留置車両で、
特急「いなほ」用のE653系(黄色いの)や、
3月の改正後から新潟〜上越妙高で運転が開始される、
特急「しらゆき」用のE653系(左下の白いの)などが
見られました (゚∀゚)オッ!。
▲東北新幹線 郡山付近(車窓から)

いつものように一本目の「あいづライナー2号」を沿線での撮影に間に合うよう、早朝の6時04分に東京を出発する東北新幹線「やまびこ41号」で郡山へと向かいます バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。時間的にはこのあとの「やまびこ201号(東京6:20発)」や「やまびこ203号(同6:40発)」に乗っても郡山で接続する磐越西線の列車は一緒なのですが(郡山8:31発の会津若松行き3231M)、今はスキーシーズンのまっただ中で猪苗代など沿線にスキー場のある磐越西線は混雑するのではないかと思い、ちょっと早めの新幹線を選びました。でも結果的には大した混雑が無くて乗客はほぼ座れ、これならばギリギリ接続の「やまびこ203号」でもよかったか・・・。けっこうこの接続で私は取り越し苦労になるケースが多い (^^;)ゞポリポリ。

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郡山で接続した会津若松行きはお馴染みの719系。
郡山に積雪はありませんでしたが、
列車にこれだけの着雪が残っているところを見ると、
磐越西線沿線は雪景色が期待できるかな?
▲東北本線 郡山

私が磐越西線の撮影に訪れるのは、昨年の10月以来となる三ヶ月ぶり。もちろんそのときのターゲットも今回と同じ485系の「あいづライナー」でした。冒頭でも触れたように、私は同列車の撮影にちょくちょく訪れていて、今さら葬式・・・もとい「おくり鉄」しなくても、もうじゅうぶんなのでは? と思われるかも知れませんが、実はまだ私が一度も撮ったことが無いシーンがあるのです σ(゚・゚*)ンー?。それは雪景色の中を行く姿。やはり東北地方を走る同線において、冬の雪景色は欠かせない情景のひとつと言えるでしょう (゚∀゚*)オオッ!。しかし、東京生まれ千葉育ちの都会っコ(死語? ( ̄▽ ̄;) )で、しかも徒歩鉄の私は雪中撮影にめっぽう弱く、今まではちょっと躊躇していたところがあるのです σ(・ω・`)ウーン…。何度か撮影している「あいづライナー」ですが、今まで冬に訪れたことは一度もナシ。でも、廃止を間近に控えて今シーズンがその雪景色で撮れるラストチャンスということを考えると、もう雪に弱いなんて言っていられません。いちおう雪晴れのシチュエーションを願って晴天予報の日を選んできたのですが、たとえ天気が急変して猛吹雪になろうとも一枚は撮って帰るぞ! (`・ω・´)-3フンス! と、鼻息を荒くして磐越西線の車窓を眺めます。

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車窓から眺める、磐越西線の沿線風景。
思っていたよりも雪が少ないぞ・・・
(゚ー゚*)オヨ?
▲磐越西線 喜久田-安子ケ島(車窓から)

前週は大雪に見舞われて、列車の運休も相次いだらしい磐越西線。しかしこの日は穏やか晴天で、郡山発車後のしばらくは積雪もほとんどありません (・_・∂) アレ?。これはちょっと拍子抜け・・・というより、期待はずれのガッカリか!? もともと晴天予報なので降雪は望んでいませんでしたが、せめて積雪は欲しいところです σ(・ω・`)ウーン…。以前に俯瞰撮影で訪れた磐梯熱海も雪の少ない冬枯れの状態で、今回は下車せずにスルー (´Д`)ダミダコリャ。列車はさらに進み、峠越えとなる中山宿(なかやまじゅく)のあたりまで来て、ようやく沿線風景が白い世界へと変わってきました (゚∀゚)オッ!。まあ、少なくとも猪苗代まで行けば積雪はあるだろうと思っていましたが、実際に雪景色をこの目で見てまずはひと安心 ε-(´∀`;)ホッ。積雪を見て喜ぶなんて、雪国の人が聞いたら怒られそうですが・・・。

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平野の郡山市と高原の猪苗代町の間にある中山峠。
そこを越えると、積雪が深くなってきました。
峠のサミット付近にある沼上信号場で
上り列車と交換です。
▲磐越西線 沼上信号場(後方の車窓から)

空の方は峠を越えても快晴のままで、雪の降る気配などはまったく感じられませんσ(゚・゚*)ンー。天気の急変による吹雪のなかを行くシーンなどは望めそうにありませんが、ここまでいい天気だと期待が高まるのは会津のシンボル「磐梯山」のお姿 (゚∀゚*)オオッ!。雪晴れの磐梯山バックで撮る485系なんて、最高のシチュエーションじゃないですか ソレ(σ´∀`)σイイネ~♪。猪苗代町に入って関都(せきと)の駅を過ぎると、やがて車窓にはその磐梯山が見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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車窓に映し出されたのは、雪原にそびえる美しい磐梯山。
その姿に他の乗客からも感嘆の声が上がります。
w(*゚o゚*)wオオー!
▲磐越西線 関都-川桁(車窓から)

山頂付近に若干の雲がかかっているものの、ほぼその全容が見えている磐梯山。まあ、このくらいの雲はそのうち流れるだろうと楽観視した私は、「あいづライナー」を磐梯山バックで撮ることに決め m9(`・ω・´)ケテイ!、猪苗代のひとつ手前にある川桁(かわげた)で下車。ちなみに過去の私の行動を振り返ってみると、磐梯山を背景に入れることができるこの近辺での撮影では、猪苗代でレンタサイクルを借りて自転車移動することが多かったのですが、さすがにこの積雪のなかを自転車で進むわけにはいきません ヾノ´д`)㍉㍉。そこで今回は猪苗代でなく、駅から徒歩移動できる範囲で磐梯山バックが手軽に撮れる、川桁を下車駅に選んだのでした。

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川桁は過去に猪苗代で借りた自転車で
駅前を通りがかったことはありましたが、
実は下車するのは今回が初めてです。
▲磐越西線 川桁

東京0604-(東北新幹線 やまびこ41号)-郡山0724~0831-(磐越西3231M)-川桁0905

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猪苗代町にある川桁駅。
かつてこの駅からは磐梯急行電鉄(沼尻鉄道)という
軽便鉄道が分岐していましたが、
1968年に全線休止、翌69年に廃線となったそうです。
私は過去に存在したことくらいしか知りませんが、
今も廃線跡などが残っているのかな?
▲磐越西線 川桁

駅から撮影地までの道のりはクルマが通る駅前通りこそきれいに除雪されていたものの、撮影地は雪原と化した田園の真ん中にある踏切脇で、深い雪をかき分けながらそこまでたどり着くのは一苦労 ε~ε~ε~((((*′□`;)ノ ヒイイィィ…。気を抜くとズボッと膝上くらいまで雪にハマります ミヽ(*゚ω。)ノ ヌオッ!。こういう時はカンジキとかスノーシューなどがあると歩きやすくて便利なのですが、徒歩鉄にとって持参する荷物が増えるのは悩みどころ σ(・ω・`)ウーン…。スノーブーツを履いてくるのが精一杯の装備です。雪にハマった足を抜きつつ慎重に前へと進み、どうにか撮影ポイントへと到達  ε-(´o`;A フゥ…

0009.jpg

撮影地付近の踏切は冬期閉鎖されていて、
そこへの道も除雪されていませんでした。
積雪は深いところで膝上くらいまであって、
自転車じゃ到底たどり着けませんでしたね・・・(^^;)

0010.jpg

撮影地付近から見た磐梯山。
ありゃ? 先ほどの車窓よりもちょっと雲が増えてないか?
(=゚ω゚=;)ンン!?

ところが、やっとの思いでたどり着いた撮影地から磐梯山を見上げると、山頂にまとわりついた雲は流れて消えるどころか逆に増えてきているではありませんか (”ロ”;)ゲゲッ!!。う~む、これだから山の撮影は難しい・・・(-"-;*) ウゥム…。かといって、狙いとなる「あいづライナー2号」の通過時刻が迫っていることから今さら撮影地を変えることもできず、ここで撮影を敢行 (・ε・`)シャーナイネ。いちおう山頂まで入れたアングルでカメラを構えますが、雲が抜けるのはちょっとキビシいかな? 程なくして雪原の向こうから列車の走行音が響いてきました。

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磐梯山を背にして雪晴れの会津路を突き進む
485系「あいづライナー」。
国鉄特急色に赤いヘッドマークが似合います。
▲磐越西線 猪苗代-川桁

雪晴れで「あいづライナー」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
念願の雪景色で捉えた国鉄色485系はまた一段とカッコイイ! 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。やはり残念ながら通過時になっても山頂の雲は取れませんでしたが、きれいな日の光が485系の顔を美しく照らしてくれただけでも満足で、ここまで来た甲斐があるというものです。まあプラス思考で見れば、逆に山頂までクッキリ見えて列車が雲で陰るよりかは、ずっといい結果だったと思いましょう (´ω`)ソウ…ネェ

今の「あいづライナー2号」はサイド(列車の側面)まで光がまわり切らないのでアウトカーブから正面気味に撮りましたが、次に折り返してくる「1号」の頃にはサイドに光が当たるようになります(ちなみに「あいづライナー」は号数(列車番号)が偶数となる上り列車からスタートするので、2号→1号→4号→3号…の順に運転)。そこで今度は、広大な雪原を活かした引きの画にしてみたいと思います (・o・*)ホホゥ。でもそれを撮るにはさらに雪原の真ん中付近まで行かねばなりません。再び積雪を掻き分けながらのラッセル歩行をし ハァ…ハァ…(((;´Д`) シンドイ…、抜けの良いところまで進んできました ε-(´o`;A フゥ…

0012.jpg

車体をキラリと光らせて雪原を走り去るのは、
ステンレス車の719系普通列車。
▲磐越西線 川桁-猪苗代(後追い)

まずは719系の普通列車で試し撮り ◎】]ω・´)パチッ!。ここでは順光で磐梯山をバックにできる下り方を狙うつもりなのですが、半逆光となる上り方も列車がキラリと光ってなかなかイイ感じです (゚∀゚)オッ!。手持ちで撮る引き画ならば、先頭を撮ってから後方に振り返る余裕はじゅうぶんにあるので、ここでは上り方と下り方の両方で「あいづライナー1号」を狙ってみたいと思います。鋼製車の485系はステンレス車の719系に比べると光の反射が鈍くなるけれど、少しくらいはテカってくれないかな・・・などと期待していたのですが、「あいづライナー1号」の通過が近づくに連れて上空にはさらに雲が広がってきてしまいました 「(゚ペ)アリャマ。これではテカりどころか列車に日が当たるかどうかも微妙な感じ `;)ウーン。果たして結果はというと・・・

0014.jpg

まもなく「あいづライナー」が通過するというのに、
空には雲が広がってきてしまい、太陽を隠します・・・(´д`;)アウ。

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「あいづライナー1号」として雪原に再び姿を表した485系。
雪景色のなかを行く国鉄色485系は、
かつて数多く運転されていた東北特急を彷彿とさせる勇姿です。
▲磐越西線 川桁-猪苗代

う~ん、日差しが薄雲に阻まれてコントラストが弱くなってしまい、ちょっとのっぺりしちゃいました・・・(゚ー゚*)ノッペリ?。この写真だけを見ると悪くない気もするのですが、その前に撮った719系のキラリが印象的だっただけに、見比べるとイマイチに思えてしまいますσ(・ω・`)ウーン…。でも、そもそもこの上り方のカットはその場で判断で撮ったオマケのようなもので、本命は順光となる下り方の後追い。でもこの雲の状況じゃ、どちらの方を向いても似たようなものだろう・・・と思いきや ミ(*゚ロ゚)ハッ!!、

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磐梯山の裾野を行く「あいづライナー」。
広大な雪原に国鉄特急色が鮮やかに映えました。
▲磐越西線 猪苗代-川桁(後追い)

485系に日が当たりました~!w(゚0゚*)w オォー!!
そう、振り返ると下り方は日が当たっていたのです。一歩間違えばマンダーラ(日当りと日影の境でまだらになること)で撃沈となるところでしたが、ウマい具合に雲間から日が差し込み、後追いながらもバリ順で「1号」を撮る事ができました ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。それにしても、やはり残念だったのは、雲に包まれてしまった磐梯山。今日はもうダメかなぁ・・・(´Д⊂ダメポ 。

「あいづライナー」のダイヤは、今の「1号」と次の「4号」の間で少し時間が開きます。一日かけて「あいづライナー」を撮影するファンの間では「2号」と「1号」を午前の部、「4号」以降を午後の部として、この間にランチタイムとする方が多いようです ( ̄。 ̄)ヘー。そこで私もお昼ゴハンにしようと思いますが、川桁の周辺には食事ができそうな店が見当たらないので、隣駅の猪苗代に列車で移動します ...((((o* ̄∇)o ゴハン♪ ゴハン♪。

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ランチタイムは下り列車に乗ってお隣の猪苗代へ。
なんだか午後の撮影が不安になる空模様だなぁ・・・
σ(・ω・`)ウーン…

▲磐越西線 川桁

川桁1224-(1227M)-猪苗代1227

0017.jpg

蕎麦どころで有名な猪苗代。
いつもは風味が損なわれない冷たいお蕎麦を好んで食べますが、
ずっと雪原に立っていたこの日ばかりは
温かいきのこ蕎麦を選んじゃいました
アッタカ━(´▽`*)━ィ!。

猪苗代1352-(1232M)-川桁1356

食事後も雲が広がった空は回復せず、むしろ曇っている時間帯の方が長くなってきました (・ε・`)チェ。もちろん磐梯山も山頂が見えないまま。いっそのこと雪でも降り出してくれれば気持ちを高めることができるものの、ただの曇り空ではテンションが下降気味です ε-(ーωー;)フゥ…。日が差さない事で寒さも増したように感じるし・・・{{{´д`lll}}} サムゥゥゥ。そんな私が次の「あいづライナー4号」の撮影地に選んだのは、午前と同様の川桁 ( ̄▲ ̄;)エ?。何も午後の列車まで同じところで撮ることは無いのですが、この空模様、そしてこのテンションでは正直、新たな撮影地を求めて雪道を歩きまわるのが面倒くさくなり つ´Д`)つタリー、次の「4号」は手軽な川桁駅近くで列車主体の編成写真を狙うことにしてしまいました (・∀・`)ゞ マ、イッカ。こう書くといかにも妥協案っぽく聞こえますが、編成写真を撮ることも立派な記録です ( ´_ゝ`)フーン。

0021.jpg

走り慣れた磐越西線を踏みしめるように進む、
485系「あいづライナー」。
春を迎えると、もうこの光景は
本当に見られなくなってしまうのか!?
▲磐越西線 猪苗代-川桁

編成写真もバッチリゲット~!ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!
待ち時間での日差しに一時は期待するも (゚∀゚)オッ!、やはり通過時には曇られてしまいました (´д`)トホー…。まあ、分厚い雲のドン曇りではなく、かろうじて薄日が当たっただけでもヨシとするべきか ε- (´ー`*) フッ・・・なんて、自分で自分を納得させて撤収しようとしたその時、なんと雲間から日が差しはじめたではありませんか! ∑(`□´#) ナニィィイイイ!!  本命列車の通過直後に天気が好転するというのはよくある話、いわゆる「撮り鉄あるある」のひとつなのですが (*゚▽゚)ノ ㌃㌃、やはりこれは何度経験しても歯がゆいもの (-皿-#)ギリギリ…。実は曇天のままで回復が見込めなかったら、もうこのあとの「あいづライナー3号」は撮らずに帰ろうかとも考えていたのですが、この人をおちょくったような空模様を見て、私は撮影続行を決意 (`・ω・´)-3フンス!。夕刻の16時過ぎにこの界隈を通過する「3号」は、今までに数々のドラマチックなシーンを見せてきた列車で、今度こそスッキリとした日当りを期待したいところです 八(゚- ゚) タノム!。それに備えて私は撮影地を変えることにしました。

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川桁から上り列車に乗って一駅の関都で下車。
私の他に乗降客はいませんでした。
▲磐越西線 関都

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簡素な造りの関都。
駅や線路を守る防雪林の向こうに、
西日が顔を覗かせます。
▲磐越西線 関都

川桁1542-(1234M)-関都1545

上り列車に乗ってやってきたのは川桁の隣駅、関都(せきと)。この駅から川桁方向へ進んだところが少し高台になっていて、以前からちょっと気になっていたのです σ(゚・゚*)ンー。ただしここは列車の編成全体が入らず、背景には高圧鉄塔が目立ち、さらに今の時間帯の光線状態は思いっきりド逆光 ( ̄▲ ̄;)エ…。

0025.jpg

関都駅から除雪された県道を歩くこと10分ほど。
私はこんな景色のところへやってきました。

そんな悪条件とも思えるようなところを、なぜ私が選んだのかと言うと・・・(=゚ω゚=;)ンン?? 写真好きの方なら上写真の情景を見てピンと来た方もいらっしゃることでしょう (*゚0゚)ハッ!!。そう、私がココで狙いたいのは逆光によるシルエット撮影。真っ白な雪原は言わば大きなレフ板のようなものですから、夕陽をきれいに反射してくれるハズです (゚∀゚*)オオッ!!。このシチュエーションは日が陰ってしまうと元も子もないのですが、幸いにして天気は完全に回復し、いい色の夕陽が雪原を照らしています (つ▽≦*)マブシッ!。さあ、この日のシメ・・・いや、ひょっとするとこれが私の撮る最後の「あいづライナー」になるかも知れません。タイミングを逃さぬように、気合いを入れてファインダーに集中します。そして・・・

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短笛の音とともにファインダーへ飛び込んできたのは、
黄金色の雪原に浮かび上がった名車のシルエット。
ファンを魅了し続けた485系の快速「あいづライナー」よ
今までありがとう・・・。
▲磐越西線 関都-川桁

夕陽にシルエット、キタ━*・゜゚・*:.。..:*・゜(゚∀゚)゚・*:..。.:*・゜゚・*━ッ!!
雪原にクッキリと浮かび上がったヨンパーゴ・・・事前に試し撮りできる列車は無く、まさに一発勝負でしたが、思い描いていたような画になってくれて大満足です ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。ああ、「4号」のあと諦めて帰らずに「3号」まで粘ってホントにヨカッタよ・・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。最後に晴れ運を引き寄せて、3月の改正で廃止される「あいづライナー」のラストを飾るような、いいメモリアルカットを残す事ができました。これにて撮影は終了です 。

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日が沈んでグッと冷え込んだ関都に、
私が乗る上りの普通列車が入ってきました。
一刻も早く温かい車内に入りたいっ!
ブルブル{{{{(*+ω+*)}}}}サムイッチャ
▲磐越西線 関都

いつものことながら次々に湧き上がる雲に悩まされ、磐梯山の山頂が一度もスッキリ見えることがなかったこの日。しかし思い返すと列車自体は上下で4本撮った「あいづライナー」のうちの3本が日差しに恵まれているので、決して悪くない結果となりました。とくにラストカットがいい光に恵まれると、気持ちよく一日の撮影を終えられるものです ヨカッタ(*⌒∇⌒*)ヨカッタ。撮影前には猛吹雪も覚悟の上だなんて意気込んでいましたが、やはり寒さに弱くて雪に不慣れな都会っコの私には、この日のような雪晴れの穏やかな日が最高の条件だったのかもしれませんね。暖房の効いた温かい車内で一日を振り返りながら、そう思うのでした。

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帰りの新幹線では、恒例の車内打ち上げ~!
今回選んだ駅弁は郡山の定番とも言える、
「小原庄助べんとう(¥1100)」
二段の重箱はそれぞれに白飯としめじご飯が盛られ、
鶏の酒粕味噌焼きや牛肉煮、大根のみそ漬け、にしんの甘露煮、
なめこそばの実あえ、ざくざく煮、豆みそなど、
ご当地の食材を活かしたおかずも豊富です。
☆☆☆・・
ちなみに商品名になっている「小原庄助さん」とは、
民謡「会津磐梯山」にうたわれた伝説の人で、
朝寝・朝酒・朝湯が大好きという道楽三昧なのに、
どこか憎めない人気者だそうです・・・σ(゚・゚*)シショー?。

関都1659-(磐越西1236M)-郡山1735~1739-(東北新幹線 なすの280号)-東京1916

磐越西線の快速「あいづライナー」は東京に住む私にとって、大好きな国鉄特急型の485系をちょっとしたプチトリップ気分で手軽に撮影へ行くことができた、貴重な存在の列車でした。今回の雪晴れの他にも、濃霧に悩まされたことや、山々の新緑が眩しい時期の俯瞰撮影、さらには晩秋に磐梯山の麓で見た夕陽に輝く姿など、いろいろなシーンが思い起こされます。そんな思い出深き「あいづライナー」が3月のダイヤ改正で廃止されてしまうのは、やはり寂しい限り (´・ω・`)ショボーン・・・って、ちょっと待った! ( ̄▲ ̄;)エ? 実はこの撮影日の直後にチェックしたJR東日本仙台支社発表の「春の臨時列車概要(PDF)」によると、4月から6月には週末や祝日を中心に「あいづライナー」と同形態の臨時快速「あいづ」を485系で運転するとのこと。と、いうことは、定期の「あいづライナー」が廃止されるのは事実だけれど、臨時でまだまだ磐越西線の485系を見られる機会はあるってことかな? σ(゚・゚*)ソーナノ?   使用編成や(A1/A2? それともA3/A4?)掲出されるヘッドマーク(A1/A2の場合だと「あいづライナー」と一緒?)、春臨以降の運転計画などの詳しい事は私には解りませんが、今度はゴールデンウィークあたりにまた、485系を求めて磐越西線へ行くことになりそうです (^^;)ゞポリポリ。

ONE-shot 175 鈍色のダイヤモンド

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PICK UP ONE-shot 175 鈍色のダイヤモンド

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「く」の字に折れ曲がった独特なデザインの先頭部が
まるでカットしたダイヤモンドのような形状であることから、
「ダイヤモンドカット」の愛称で親しまれた、東急7600系。
7200系として1967年に誕生して以来、
今までに数々の改造を施されながら活躍を続けてきましたが、
ついに今月(2月)中での引退が正式に発表され、
先週末(7日)には定期運用を差し替えての代走で、
惜別運転が行なわれました。

引退を控えて、
それまでの更新色(通称・歌舞伎塗装)から
登場時のスッピンに戻された「ダイヤモンドカット」。
シンプルなこの姿は、同車のデザインの良さを
より際立たせているように思います。
(´∀`*)シブイネ!
できることならばその愛称にふさわしい、
日の光でキラリと輝く姿を残したかったけれど、
この日はあいにくの曇り空。
最後の力走は鈍色の輝きとなりました
 
15.2.7 東急池上線 石川台-洗足池
 
 
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またひとつ、
「昭和生まれ」の電車が去っていった・・・

サイナラ…(´;ω;)ノ~~~
 
 
 

 
 
 
☆オマケ☆

 
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同じ東急沿線ということで、
石川台での撮影後には
池上線、大井町線、東横線を乗り継いで、
久しぶりにこのカレーを食べに行きました。
カリー(゚д゚)ウマー!
カレー好きの方・・・いや、
カレー好きな鉄ちゃんならば、
どこのお店かすぐにお解りですよね。
 
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そう、模型の汽車が席までカレーを運んでくれる、
あの祐天寺の有名店です (゚∀゚*)オオッ!。
この日に食べたのはヘルシーな野菜カレー。
でもボリュームは満点で、オナカいっぱいになりました。
マンプクプー (*´З`)=3
(残念ながらこの日は、駅員3さんの乗務日ではなく、
カワイイおねーさんが汽車を操作していました(笑))。
 

東海道本線・・・あまぎ色の「踊り子」撮影記

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2015.02.11
東海道本線
185系OM08編成
 あまぎ色「踊り子」 撮影記
 
  

私はこのブログでよく「鉄運」なんて言葉を使いますが d(・∀・*)Train Lucky 、撮り鉄を続けていると少なからず、自分との相性が良い車両、もしくは悪い車両があるように思います σ(゚・゚*)ンー。ここでいう車両との相性とは、鉄道撮影においての天候条件や車両運用の巡りあわせなどを主に指し、相性の良い車両だと撮影で思い通りの天気に恵まれたり (゚∀゚)オッ!、狙っていなくてもたまたま現れて (゚∀゚*)オオッ!、ウマい具合に撮影できたりするもの。しかし相性の悪い方を例えると状況はまさに真逆で、その車両を撮るときに限って天気が暗転したり (・ε・`)チェ…、綿密な撮影計画を立ててきたのに遅延などの影響で運用が差し替えられたり(´д`;)アウ… 、挙句の果てになぜかその車両はカブり率が高かったり・・・(_ _|||)ガクッ。そして皮肉なことに、より印象に残るのは相性の良い方よりも、悪い方だったりします (´`;)ウーン。私にとって、そんな相性が悪いと思われる車両のひとつが、185系「あまぎ色」のOM08編成。この編成(車両)は今からちょうど三年前の2012年3月に、かつて東海道本線を走っていた特急「あまぎ」の157系を模したカラーリングに変更された185系で、わずか一本のみの色という存在からレア編成としてファンの注目を集めています (・o・*)ホホゥ。同編成は私もこの三年間でちょくちょく撮影する機会があったのですが、その結果はというと・・・

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「あまぎ色」の初運転となった「上州踊り子号」。
東海道線らしい海を背景にして走るシーンが撮りたくて、
有名なお立ち台の石橋鉄橋を撮影地に選びましたが、
天気は生憎の曇り・・・orz。
▲12.3.3 東海道本線 早川-根府川

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特急「草津」運用に入った同編成を撮りに吾妻線へ。
この日は比較的いい天気だったにもかかわらず、
通過時には流れ雲で太陽が隠されてしまいました・・・orz。
▲12.5.5 吾妻線 川原湯温泉-長野原草津口

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特別マークを掲げて高崎線・信越線を走った
リバイバルの特急「そよかぜ」は、小雨模様・・・orz。
しかも裏カブり・・・orz。
▲12.7.15 高崎線 岡部-本庄

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どうせ曇りならば、上写真の復路(の回送)は
光線状態を気にしないで撮ろうとしたら・・・
今度は通過直前に日が差して、側面が黒くつぶれる始末 orz。
▲12.7.15 信越本線 群馬八幡-安中

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悔しくてブログに書きませんでしたが、
昨年の秋には「踊り子」運用に入った同編成を撮りに、
再び海バックの石橋へと行っていました。
しかしこの時も、ずっと快晴だったにもかかわらず、
ほんの数分間の流れ雲により撃沈・・・。
通過直後に日差しが回復しましたとさ orz。
▲14.9.13 東海道本線 早川-根府川(後追い)

・・・と、まあ散々たるもので、好条件とされるバリ順(バリバリの順光)の日差しで撮れたことは一度もナシ (´ω`;)トホホ…。さらに天気による撃沈だけでなく、以前に高崎線沿線で同編成の特急「あかぎ」を狙っていたら、対向の普通列車にドカブりされたこともあったっけ・・・|||(-_-;)|||ドヨーン(当然、その時の写真は撮れていません)。雲の流れなどは運のようなものとはいえ、さすがにここまで来ると相性の悪さを感じずにはいられません σ(・ω・`)ウーン…。そんな「あまぎ色」のOM08編成ですが、実は検査入場の時期が近づいており、ウワサによるとその際に他編成と同様の標準色(185系は入場の際に順次、登場時の白地に緑の斜めストライプに戻されていて、それが現在の標準色)に塗り替えられる可能性が高いとのこと Σ(=゚ω゚=;)マジ!? 。このままでは納得のいくカットが一枚も残せないままに「あまぎ色」が終わってしまいます (゚ペ)ウーン…。そこで私はもう一度、同編成が特急「踊り子」の運用に就くと思われる日に、撮影へ繰り出してみることにしました ε=┌(;゚д゚)┘アマギッ! 。はたして今度こそ好条件での撮影が叶って、相性の悪さを払しょくすることができるのでしょうか?

(ちなみに185系OM08編成に復刻された赤とクリームというツートンカラーは、このブログでよく485系や189系などの「国鉄特急色」として紹介しているものとほぼ同じなのですが、国鉄時代の185系はこの色ではなく白地に緑の斜めストライプ///を纏っていたため、ファンの間ではOM08編成の色を「国鉄色」ではなく、復刻の元となった「あまぎ色」や「157系色」などと呼ぶ方が多いんです ( ̄。 ̄)ヘー 。)


2月11日(水・祝)

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特急「踊り子」が撮れる撮影地を目指し、
東京から東海道本線へ乗り込みます。
たまたま選んだ熱海行きの普通列車は、
現在、同線で一編成のみが稼働している
E217系(F02+F52編成)でした(右)。
この編成も来月の改正前には同線から撤退する予定。
▲東海道本線 東京

首都圏(東京・新宿など)と伊豆半島の伊豆急下田、修善寺を結ぶ、東海道本線の特急「踊り子」。観光客利用の高い同列車には、185系「踊り子」、251系「スーパービュー踊り子」に加え、成田エクスプレス用のE259系を使用した「マリンエクスプレス踊り子(臨時)」や伊豆急2100系の「リゾート踊り子(臨時)」など、ニーズに合わせて様々な車種が使われていますが、冒頭で述べたように今回の私の狙いは「あまぎ色」の185系ですので、ここでは185系が使用されている「ノーマルな踊り子」に絞って話を進めてゆきましょう。
185系「あまぎ色」ことOM08編成を撮るには、特急「踊り子」をランダムに狙えばいいのかというと、実はそうではありません ( ̄▲ ̄ )エ?。基本的に定期列車の「踊り子」に使われる185系は、伊豆急下田発着の基本10連と修善寺発着の付属5連を連結した15連(もしくは下田発着のみの基本10連)で運転されています。では7連であるOM08編成が使われる機会はというと、現在(2/11時点)は土日・祝日のみに運転される、いわゆる「週末臨時」の「踊り子」に限られるのです (・o・*)ホホゥ。ちなみに今日は週のまんなか水曜日 マンナカ(・∀・*)モッコリ ですが、建国記念の日の祝日で臨時「踊り子」の運転日。7連の編成は全部で三本あるので、どの列車にどの編成が入るのか、撮影地へと向かう東海道線に乗りながらスマホで同業者のSNSをチェックしていると []o(・_・*)ドレドレ、臨時の「踊り子109号」の送り込みとなる回送列車(大宮車両セ〜東京 回8226M)にOM08編成が入ったとの情報が書き込まれました (゚∀゚)オッ!。ということで、今日のOM08編成の運用は「踊り子109号」と、その折り返しとなる「110号」で確定です (σ´∀`)σゲッツ!! 。

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この日は朝から青空が広がる快晴。
東海道線の車窓から見た富士山もクッキリです。
(カモレに並走されて、あまりキレイに撮れなかったけれど)
▲東海道本線 国府津-鴨宮(車窓から)

無事にお目当てとなるOM08編成の運転情報が掴めたところで、次に気になるのは撮影地の空模様ですが、この日の天気予報は関東の各地にズラリと晴れマークが並んでおり、実際に私が乗っている東海道線の車窓にも気持ちのよい青空が広がっています (゚∀゚*)オオッ!。これは少なくとも狙いの「踊り子109号」が通過する昼前までは曇られる心配など無さそう ε-(´∇`*)ホッ。そんな恵まれた好条件を活かすため、やはりきれいに日が当たる撮影ポイントを選びたいところです σ(゚・゚*)ンー。そこで初めは、茅ヶ崎と平塚の間にある馬入川(ばにゅうがわ)橋梁で日の当たるサイドを引き気味に撮ろうと考えていたのですが (・∀・)イイカモ 、降りる準備をして車窓からその橋の界隈を見てみると (=゚ω゚=;)ンン!?、なんとちょうど橋の真下に作業船が停留しているではありませんか ∑(゚m゚*)ナヌッ!?。そう、それはまるで昨年末に583系を撮ったときの鶴見川のような感じ。う~ん、できればこのゴチャゴチャ感は避けたいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。少し悩んだけれど、私は平塚で降りずにスルーしてさらに先へと進みます (・ε・`)シャーナイネ。でも、はたしてこの選択は正しかったのだろうか? ひょっとしたらローアングルなどで工夫すれば、作業船はかわすことができたのかも・・・ (゚ペ)ウーン…。そんな迷いがアタマのなかをよぎるなか、小田原を過ぎたあたりから徐々に目立ちはじめたのは、上空の流れ雲・・・( ̄▲ ̄ ;)エ…

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早川を過ぎると、
車窓から雄大な相模灘の海景色が臨めます。
でも・・・ちょっと雲が増えてきた?
▲東海道本線 早川-根府川(車窓から)

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そんな状況で私が下車したのは根府川。
雲で青空が見えにゃいよ・・・(・ω・`;)。
▲東海道本線 根府川

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高台に佇む根府川駅の木造駅舎。
根府川はホームから相模灘を臨めることで有名な
見晴らしのいい駅です。
▲東海道本線 根府川

東京0747-(東海道751M)-根府川0924

平塚で降りあぐねた私がやってきたのは、以前にも「踊り子」の撮影で訪れたことがある海沿いの駅・根府川(ねぶかわ)。この駅の近くにある撮影地で列車の背景に海を入れて撮りたいと思ったのですが、どうも雲が多めでスッキリとしない空模様です σ(・ω・`)ウーン…。平塚と根府川は30キロ弱の距離しか離れていませんが、平地の平塚よりも周りを山に囲まれた根府川は雲が湧きやすいのかもしれません。いずれにせよそのような気象条件も、ついOM08との相性の悪さに結びつけてしまいます。今回もやっぱり晴れないのかなぁ・・・ε= (´∞`;) ハァー。そんなモヤモヤした気分でみかん山へ伸びる農道を上り、駅から20分ほどでお目当ての撮影地へと到達。

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真っ赤なアンダートラスが特徴的な白糸川橋梁を
これまた派手なトリコロールカラーの
伊豆急2100系が渡ります。
この列車は臨時特急「リゾート踊り子」の送り込み回送。
▲東海道本線 根府川-真鶴(後追い)

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以前に訪れたときにも説明しましたが、
一枚上のアングルだと下り線は暴風柵に隠れてしまうので、
下り列車は正面気味に狙います。
鉄橋を通過するのは、斜めストライプの185系「踊り子」。
これは定期列車の「105号」で10+5の15連です。
▲東海道本線 根府川-真鶴

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ちなみに、下り列車のアングルも
もっと背景の海を広く入れたいところなのですが、
撮影場所はこのように木々のスキマから狙うような形で、
アングルは限られてしまいます・・・
|ω・)チラ。

上下それぞれのアングルで、まずは何本かの通過列車を試し撮りしてみます ◎】]ω・´)パチッ!。流れ雲で晴れたり陰ったりを繰り返していて、なぜか普通列車が通過するときは晴れていたのに、伊豆急2100系「リゾート踊り子」や185系「踊り子」はご覧のように陰られて撃沈 (´Д⊂ ドボジデ…。しかも背景の海には日が当たっているため、列車との露出差で海の色が飛び気味(露出オーバー)になってしまいました。ああ、雲が忌々しい・・・(-_-メ)ムカムカ。でも、いつものことながら、雲の流れなどは己の力ではどうすることもできない不可抗力ですから、後は本命の通過時に陰られないことを祈るのみ 八(゚- ゚) タノム!!。

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土日・祝日運転の「踊り子102号」は、
OM08編成と同じ7連である、
「エクスプレス色」のOM09編成が充当されました。
残り二本(あとは10連のOM07)となったこの色も、
近いうちに塗り替えられてしまうのでしょうか・・・。
▲東海道本線 根府川-真鶴(後追い)

撮影開始から一時間、ずっと陰りやマンダーラの撃沈が続いていたなか、「エクスプレス色(新前橋色)」185系のOM09編成が充当された「踊り子102号」には、ようやくスッキリとした日差しが当たりましたヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!。こちらの「エクスプレス色」も「あまぎ色」同様、標準色へ塗り替えられる前に撮りたいと思っていたので、 これは嬉しい収穫です v( ̄∇ ̄=)ラキー。この「102号」が通過した頃から流れ雲の間隔がだいぶ開いてきて、日の差す時間帯が長くなってきました。このいい流れのままに本命のOM08編成「踊り子109号」も迎えたいところです ハヤク(´∀`)コイコイ 。その相性の悪さ故に通過し終わるまでは気が抜けませんが、果たしてその結果はというと・・・(゚∀゚;)ドキドキ

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雲の流れに一喜一憂しながら待つことしばし、
やがて根府川駅を通過する
「あまぎ色」の185系が見えてきました (゚∀゚)キタッ!。

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轟音を響かせて白糸川橋梁を渡るOM08編成。
157系「あまぎ」をイメージした伝統のツートンカラーが、
眩しい日に照らされて、鮮やかに映えました。
▲東海道本線 根府川-真鶴

「あまぎ色」の晴れカットが撮れました~!ヾ(@⌒▽⌒@)ノワ~イ!!
ハナシのネタ的には、ここでやっぱり陰られて撃沈 orz・・・な~んて方が面白かったのかも知れませんが、念願だった晴天順光下、さらに海バックという最高の条件で「あまぎ色」のOM08編成を仕留めることができたのは、ホントに嬉しい。晴れていた平塚の馬入川をスルーして、雲が広がる根府川に降り立ったときには、正直、撮影地選びをミスったかとも思いましたが、結果的にはここで正解だったようです ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。OM08編成が現れるまでは、いつまた雲が流れてきて日を隠すのかとドキドキヒヤヒヤしていたのに、通過後に落ち着いて空を見渡すと、雲などほとんど見当たらないほどのバリ晴れとなっていました (´∀`;)ナーンダ。せっかくなので、同地でもうちょっとだけ撮影を続けます。

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撮影地の周辺にはこの地区の特産品である
ミカンやレモンなどの柑橘類がたわわに実っています。
今度はこれをウマく絡めてみることに。

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構図に悩んだけれど、思い切って背景の海を切り捨て、
画面いっぱいにみかんを入れてみました。
みかん畑の向こうを走り行く185系「踊り子」。
こんなカットも東海道線らしい情景と言えるのではないでしょうか。
▲東海道本線 根府川-真鶴(後追い)

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列車を待っていたら、
こんなヘリコプターが飛んで行きました。
コレって自衛隊のヘリ?σ(゚・゚*)ンー

185系「踊り子」をみかん畑と絡めて撮ったりして、ここでの撮影は終了。撤収して根府川の駅へと戻ります ...((((o* ̄-)o モドロ。次の狙いは、先ほど「踊り子109号」として伊豆急下田へ下ったOM08編成が折り返してくる、上りの「踊り子110号」です。そしてそれを撮る撮影地はと言えば・・・もうここまで来ておいて、しかも午後が順光になるとくれば、やはり「あの場所」しかありません (-`ω´-)ウム 。そう、OM08編成を私が過去に二度も曇りや流れ雲で撃沈した、石橋鉄橋俯瞰です。ここでのリベンジを達成してこそ、私はOMO8編成との相性の悪さを払拭できたと言えるでしょう (`・ω・´)-3フンス!。

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撮影地の石橋集落は根府川と早川の駅間にあり、
距離的には早川の方が近い。
そこで、列車で早川へ向かおうとしたところ、
根府川の駅前に小田原方面行きのバス停を発見 (゚∀゚)オッ!。
ひょっとしてこのバスが石橋集落を通るのではないかと
路線図を見てみると・・・(・_・ )ドレドレ。

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路線図には石橋の停留所名があります (゚∀゚*)オオッ!。
コレに乗って行けば早川から歩かなくて済むじゃないか!
ヽ( ´¬`)ノ ワ~イ !!

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・・・と思ったら、
土日・祝日の運行は一本もありません。
ズベッミ(ノ;_ _)ノ
ぬか喜びでした。
(平日に貨物撮影などでいらっしゃる徒歩鉄の方は
よろしかったら時刻を参考になさってください)

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結局、予定通りに上り普通列車で一駅進みます。
ホームに入ってきたのはE233系。
▲東海道本線 根府川

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小田原漁港が近く、潮風が香る早川駅。
先ほどの根府川といい、このあたりの木造駅舎は
なかなかいい構えをしていますね。
▲東海道本線 早川

根府川1300-(848M)-早川1304

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みかん山の上から眺めた石橋の撮影ポイント。
手前の線路が東海道新幹線で、
奥に見える海沿いの鉄橋が東海道本線です。
どちらもスッキリと撮れる、まさにお立ち台的な撮影地。
ちなみに鉄橋の正式名称は玉川橋梁なのですが、
集落内を流れる小さな玉川はもとより、
石橋集落全体を大きく跨ぐこの鉄橋は
通称の「石橋鉄橋」として呼ばれることが多いようです。
▲東海道本線 早川-根府川

東海道本線随一のお立ち台と言っても過言ではない、早川~根府川の石橋鉄橋俯瞰。このブログでの紹介は一年前となる昨年3月の583系の記事までさかのぼりますが、先述したように実際に私が訪れるのはOM08編成の「踊り子」を撃沈した昨年9月以来、約半年ぶりのこと。あの日も撮影ポイントに到着した時点では今日と同じようなスッキリとした青空が広がっていたんです (´▽`*)キョーモ、イイテンキ~♪。ところが、本命の通過の直前にどこからとも無く雲が流れてきて (゚∇゚;)エッ!?、イジワルされてしまいました (´;ω;`)イケズ…。数時間滞在していて日が隠されたのは、ホントにあの数分間だけだったんだよなぁ・・・ε-(ーωー;)ハァ…。そんなことを思い出しながら、私は前回とほぼ同じ位置でカメラを構えます。今のところ上空に目立った雲はなく、まあ今回こそは大丈夫だろうと安心しきっていると、不意にヤツは現れるもので・・・エッ!?( ̄△ ̄;)マサカ…

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これだけの快晴でも、一瞬の雲に陰られるという撃沈例。
しかもこれが普通列車ではなく、
特急「スーパービュー踊り子」のタイミングというのが、
なんだか怖いところ・・・ ヒィィィ(((lll゚Д゚)))ィィィィ。
▲東海道本線 早川-根府川

試し撮りの251系「スーパービュー踊り子」は見事に陰られてしまいました Σ(゚□゚*)ナニーッ!。これがもし本命のOM08編成だったらと思うとゾッとします (((。・´ω`・。)))コワ~。まさに半年前の状況はこんな感じでした・・・。でも、この一枚は撃沈例というか、シャレのつもりで載せたようなもので、再び上空に目立った雲は見当たらなくなりました ε-(´o`;)ホッ。高台から相模灘が一望できるこの場所、穏やかな晴天に恵まれればとても気持ちのいい撮影地です。

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相変わらず貨物列車には疎い私、
列車番号などは解りませんが、
EF66(100番台)が牽引する貨物列車には、
HD300のオマケがついていました (゚∀゚)オッ!。
なんだかちょっぴりラッキー な気分( ̄▽ ̄*)ラキー♪。
(ホントはそれほど珍しいことじゃないのかな?)

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「踊り子117号」は斜めストライプの185系。
一時この塗装は国鉄時代の復刻色として注目を浴びましたが、
最近はこれが再び標準色となり、見かける機会も増えました。
珍しさは無くなっちゃったけれど、
やっぱり185系にはこの塗装がよく似合いますね。

眼下を次々に通過してゆく列車を眺めていると時間は流れ、いよいよ本命のOM08編成「踊り子110号」の通過が近づいてきました。今一度・・・いや、もう何度も空を見上げるも チェック(・ω・´Ξ`・ω・)チェック、周囲に流れ雲、ちぎれ雲、はぐれ雲の姿はナシ (*`д´)b OK牧場! 。初撮影となった三年前の「上州踊り子」、そして昨年の「踊り子」、二度の撃沈を経て三度目のトライとなった石橋でのOM08編成。今度こそまさに「三度目の正直」となるのか!? (°_°;)ドキドキ…

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東京方に修善寺発の付属5連を連結した「踊り子110号」は、
斜めストライプ色と「あまぎ色」のコラボです。

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そして・・・
海を臨む鉄橋上に躍り出た「あまぎ色」のOM08編成を
暖かな初春の日差しが照らしてくれました。
このお立ち台から見る伝統のツートンカラーは、
ホントに見納めとなってしまうのでしょうか・・・。
▲東海道本線 早川-根府川(後追い)

バリ順の石橋でOM08編成が撮れました~!ワ━ヽ(*≧▽≦*)ノ━イ!!
真っ青な相模灘をバックに走るツートンカラーの「あまぎ色」・・・これぞずっと思い描いていたような光景です ・:*:・感(*ノ∀`*)激・:*:・。半年前のヨコ位置構図とは異なり、今回は海を大きく入れたタテ位置構図。実は前回も最初はこのようなタテ位置で狙っていたのですが、流れ雲でこの周囲だけ陰られたことにより、日が当たっている遠くの背景と露出差ができてしまい、やむなく通過の直前に海をカットしたヨコ位置に変えていたのです。そう言う意味で今回は列車の日当りそのものだけでなく、構図的にも満足のいく画になりました。ああ、なんとか「あまぎ色」が塗り変わる前にリベンジが達成できて、ホントにヨカッタ・・・ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。これでOM08編成を狙った今回の撮影は終了です。

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根府川と早川、
ずっとみかん山で撮影していた一日が終わりました。
普通列車に乗って早川をあとにします。
▲東海道本線 早川

なかなかいい条件に恵まれず、相性が悪いとさえ感じていた185系「あまぎ色」のOM08編成。復刻色としての登場から三年目にして、ようやくきれいな光線状態でその姿を撮ることができました。やっぱりこの色は日に照らされると、いっそう鮮やかで美しく感じます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。近いうちに塗り替えが行なわれるとのウワサがある同編成。今のところ私に真偽のほどは解りませんが、もしウワサが本当ならば、せっかく相性の悪さを払拭できたのにお別れだなんて、なんだか寂しい気がします。できればもう一度くらい、157系を彷彿とさせる大型マークを掲げて、「日光」や「白根」などのリバイバルも見たかったところです σ(・∀・`)ネー。

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お昼を食べそこなったこの日、
撮影後の帰りに駅そばでサクッと済ませます。
チョイスしたのはコロッケ蕎麦~♪

早川1553-(東海道878M)-小田原1556~1620-(3764M)-東京1735

ONE-shot 176 富士山と「あまぎ色」。

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PICK UP ONE-shot 176 富士山と「あまぎ色」。

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先週末、
中央線の高尾から伊豆急下田への直通臨時特急
「はちおうじ踊り子」の運用に就いたのは、
その特徴的な色の塗り替えが近いとウワサされている
185系「あまぎ色」のOM08編成
 
私的にこの「あまぎ色」は
前回お伝えした東海道線での海バックで、
じゅうぶんに満足のいくカットが残せたのですが、
どうやら今回の「はちおうじ踊り子」は
塗り替え前最後のお仕事(運用)となる可能性が高いらしく、
しかもこの列車は私の地元である中央線を通るということで、
やはり撮影へ行かずにはいられませんでした。
ε=┌(;゚д゚)┘アマギッ!!
 
そんな中央線での「あまぎ色」を撮りに、
私が向かったのは立川と日野の間にある多摩川橋梁。
ガーダー橋を走る列車がスッキリと撮れる有名な撮影地ですが、
私がここを選んだ理由はその背景にありました。
そう、空気が澄んだ冬場の朝は、
ここから富士山の姿が拝めるのです

(゚∀゚*)オオッ!

 
日の出直後の6時半過ぎ、
朝日を浴びた「あまぎ色」の臨時列車を、
富士山が見送りました。

 
15.2.21 中央本線 日野-立川 

 

 
 
 
(((
*゚ロ゚)ノ【 オ マ ケ 】ヽ(゚ロ゚*)))
 
前回と今回でお伝えした、157系を模したという185系の「あまぎ色」。私は世代的に60年代から70年代にかけて活躍した157系の「あまぎ」や「白根」を写真に撮ることは無かったものの、実は近年まで生き残った一両のみの「特別な157系」は何度か撮影する機会がありました ( ´_ゝ`)フーン。特別な157系と言えば・・・そう、かつては皇族の方が乗られるお召列車などに使われた、貴賓車・クロ157-1です (゚∀゚*)オオッ!。時代によってその牽引車を157系→183系→185系と変化させてきたクロ157-1、私が撮影したことがあるのはすべて185系時代の色のもので、157系の面影などあまり感じられませんが、ここでは私が唯一撮ることができた157系、クロ157−1をちょっとご紹介したいと思います(ホントは前回のオマケに入れるつもりだったのですが、ネガを発掘するのに時間がかかっちゃった・・・^^;)。
 
1000.jpg
ここは山手線の原宿駅。
現在は湘南新宿ラインや埼京線などが走る
当時の山手貨物線に姿を見せたのは、
特急「踊り子」などでお馴染みの185系。
しかし愛称幕、列車番号札はともに無地の真っ白です。
そしてこの位置にある分岐器を跨ぐ列車とは・・・σ(゚・゚*)ンー。
92.9 山手線 原宿
 
1001.jpg
その185系に挟まれる形で中間に連結されていた車両こそ、
貴賓車のクロ157-1。
そう、この列車は皇室の方がご利用された、
お召列車(御乗用列車)です w(゚0゚*)w オォー!。
ただし、このときの列車がどなたがご利用されたものなのか、
そして運転区間などはハッキリと解りません。
でも本運転の入線方向からして、伊豆の御用邸からのお帰りかな
 
1002.jpg
山手線ホーム前の分岐器を渡った列車が入線したのは、
原宿の宮廷ホーム。
今では同ホームに列車が入っているところなどまず見られませんが、
当時はけっこう頻繁に使われていました。
92.9 山手線 原宿(後追い
 
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特別扱いを嫌う天皇陛下(今上天皇)の意向などにより
平成になってから陛下が乗られるお召列車の運転は減少し、
晩年のクロ157-1は主に、
お体が不自由で車いすを使われる香淳皇太后さまの移動で
運転される機会が多かったと記憶しています。
92.9 山手線 原宿
 
1004.jpg
本運転ののち、所属する田町電車区への回送を、
品川へ先回りして撮影 ε=┌(;゚д゚)┘イソゲッ!
中央の菊の御紋は外されていましたが、
クロ157-1をじっくりと眺めることができました。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
92.9 東海道本線 品川
 
1005.jpg
こちらは別日の運転をカラーで撮ったもの。
このときも運転理由や運転区間、
どなたがご利用されたのかなどは解りませんが、
田町で撮影しているところをみると、
珍しく原宿ではなく、東京着だったようです。
90.8 東海道本線 田町
 
1006.jpg
振り返って後追いも・・・と思ったら、
タイミングよく185系の特急「踊り子」と離合 (゚∀゚)オッ!。
しかもよく見るとこの「踊り子」は
横帯(リレー号色)時代の200番台です。
右にチラリと写る新幹線は100系。
90.8 東海道本線 田町(後追い
 
1007.jpg
 
1008.jpg
そして東京から田町への回送。
手前サイドに光が当たっていませんが、
なんとかクロ157-1が組み込まれた編成であることが
解るかと思います。
90.8 東海道本線
田町
 
1009.jpg
いつも中間に連結されたところしか見たことが無く、
なんだかモヤモヤしていたクロ157-1のお顔ですが、
実は田町電車区の一般公開で展示されたことがありました。
185系に合わせた白塗りとはなっているものの、
こうやってみると、非貫通で高運転台だった157系よりも、
かつての153系に似たスタイルをしていますね。
88.4 東海道本線 田町電車区
 
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ついでに、クロ157-1が展示された田町区公開では、
165系、211系、185系も並べられました。
奇しくも185系が表示しているのは「あまぎ」。
あまり記憶に無いけれど、
リバイバルではない185系の「あまぎ」って、
現役で走ったことがあったんだっけ・・・? σ(゚・゚*)ンー
この田町電車区も同地の再開発により、
今や過去の風景となりました・・・。
88.4 東海道本線 田町電車区
 
貴賓車としての任務を後継のE655系に譲り、事実上の引退となったクロ157-1。今も現存して車籍も有しているものの、非公開の車庫(東京総合車両センター内の御料車庫)で保存車と同等の扱いとなっており、その姿を見ることはほとんど叶いません。しかし貴賓車という貴重な車両ゆえ、いつの日か展示や公開が行なわれることを願っています(TK公開などで、ロクイチとともに展示されたりしないかな・・・σ(・∀・`) )。
 
今回はいつもに増してマニアックな内容で、正直、非鉄の方はつまらなかったと思いますが m(。・ε・。)mスンマソ-ン、同世代のコアな鉄ちゃんにはけっこう喜んでもらえたのではないでしょうか。本編よりもオマケの方がメインになっちゃったね・・・(^^;)ゞポリポリ

 

 
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カレーブーム継続中!?
(゚д゚)ウマー!

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